今朝の英国メイ首相の演説に感銘。大いに共感。
難局に直面して「ともに前進しよう」という決意を表明した。
漠然と政治的理想を美しく語るのとは別次元の迫力があった。
そこには自らを含む人の生き方の提示が・・。指導者はこうあらねば。
前任者のキャメロンは証券仲買人の息子だった。
彼女は中産階級の出身で英国の保守党では異色の存在だ。
さりながら保守党を中産階級の党としてまとめ上げた。
演説を聞いていると労働党の党首とも言える庶民性があった。
今の労働党は分裂し一般国民から見放されている。日本と似ている。
ブレアの流れをくむ貴族的グローバリスト集団が一方に存在する。
しかし、党員の人気はインド系英国人のコービン党首に集まっている。
彼は鉄道の国有化など社会主義的改革を標榜する典型的左翼だ。
英国、米国、日本どこもグローバリズムへの反感が強まっている。
その一つが一部国民の左傾化。サンダースしかり、民進党しかり。
マスコミのグローバリズム礼賛も3国に共通している。
そしてもう一つ。国民経済の維持や復活を目指す動き。
私がメイ首相を評価するのは、徹底的なリアリストであるところ。
もともと残留派だったが、国民が離脱を選んだ以上離脱を貫く。
政治家としては当たり前だろうが、これがなかなかできないのだ。
国民を幸福にするために何でもする。チャーチルの再来と言えそうだ。