食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

安いレストランのふわとろ半熟オムレツは業務用加工品を仕入れ加熱するだけ/食品のカラクリ・鶏卵6

2015年10月14日 | 食肉・揚げ物・玉子
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ キューピー業務用オムレツ/鶏卵・玉子製品
安いレストランのふわとろ半熟オムレツは業務用加工品を仕入れ加熱するだけ
キューピーなどは質の悪い多種の冷凍玉子製品を飲食店に勧める悪質性

K36a41fzbmhmpgl 画像はひらけオムレツの包装状態
楕円状に入れられた半固体状の中身、下部は調理例の写真
周囲の文字は裏面の食品表示内容です


■解凍・加熱するだけの品なのにあたかも店で調理したように見せ掛ける
ふわとろの半熟玉子のオムレツ・オムハット、熱いハンバーグに乗った半熟の目玉焼き、サラダのスライス玉子、ベイクドエッグなどの玉子料理は、どれも美味しいそうです。でも安いレストラン・飲食店・コンビニ・弁当チェーンの多くは、親鶏から“ポコ”って産まれた純粋な卵を、そのまま調理しているのではありません。酷い飲食店は手っ取り早く、大手食品メーカーが販売する、質の悪い「冷凍液卵」(液卵の説明・ページ末)に、大量の食品添加物が加えられた業務用加工品を仕入れるのです。写真上が、飲食店専用に納められる食品です。この製品は解凍・加熱し、樹脂袋から取り出せばできあがりです。舐めているのは、店はあたかも厨房で調理したようなフレーズや見せ掛けをして客に出すのです。これら不健全で“怪しい玉子”の裏事情を、3回に渡り説明します。

「鶏卵冷凍加工品」と呼び、キューピー社では、“ひらけポンキッキ”ではなく、「とろっと名人 ひらけオムレツ」というふざけた製品名で業務販売しています。加熱し袋から取り出すだけで、日本橋・たいめいけんで見るような、割れてジュワっとふわとろの半熟オムレツに変化するものです。安いレストランに来たお客は、流れ出る半熟卵に感激するそうですが、まさか冷凍加工品とは知りません。投稿者はある雑誌から情報を入手したのですが、そこには「日本の加工食品の技術のすごさ」ということが書かれていました。それは全く筋違いで、原材料表のように添加物や食品添加物が過剰なのでお客の健康を蔑ろにしている、原価が極めて安いにも関わらず不当に高い料金を取るなど、お客への二重の騙まし討ちです

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原材料> (重量順)
・鶏卵 ・植物油脂 ・クリーム(脱脂粉乳加工品) ・食塩 ・砂糖 ・でん粉発酵調味料 ・乳たん白 ・ほたてエキスパウダー ・チキンブイヨンパウダー ・加工でん粉 ・トレハロース ・増粘多糖類 ・ピロリン酸ナトリウム ・乳化剤 ・カロチノイド色素 ・調味料(アミノ酸等)
*あなたがご家庭で作るオムレツに、こんなものが入っていますか?


■多くの飲食店はコスト削減・調理人を不要にするためこんなメニューを出す
もちろん、たいめいけんのふわとろオムレツはシェフの腕です。でもこの製品は、ゾロゾロと入っている、本来、不要な成分や食品添加物の“為せるワザ”なのです。多くのレストランや飲食店が喜び重宝がってこの製品を仕入れる理由は、低コストの他にも厨房で調理しなくてよいことです。つまり調理人が不要、技術がないアルバイトで済むからです。店の身勝手さに乗じたのが、キューピー社や大手食品会社が製造・販売する、一連の業務用加工品です。安さでレストランを選ぶと、こんな物を食べさせられます。家庭ではふわとろ半熟オムレツは作りにくいでしょうが、こんな不要な添加物と発ガン性のある食品添加物を摂らなくて済みます。

店によっては、ベースとなるチキンライス・味付けライスも業務用ライスかもしれません。炒め味付けされた鶏肉・ニンジン・玉ねぎなどの具材と、ご飯がいっしょになった業務用袋入り冷凍加工米も存在します。投稿者は初めての店でピラフを頼んだら、カウンター席だったので、店員がいきなり冷蔵庫から大手メーカーの業務用ピラフの樹脂袋を破って、そのまま炒めているのを見てしまいました。言葉通り、味気ない気持ちになりましたね。このようにオムレツ・オムライスに限らず、店で調理せず業務用製品を炒めたり、加熱するだけの店が多いのです。キューピーなどの大手食品会社は、こんな製品を出して飲食店を儲けさせ、大事な消費者を騙しているのです。大手食品会社ほど、「食への倫理観」がないのです。だから高収益が、保てるのです。そもそも多くのレストラン・飲食店が、こういうやり方について何とも思っていないことに呆れます。調理し味の勝負をしてこそ店の価値があるのに、そんな信念などないのでしょう。

■オムレツなど鶏卵冷凍加工品に使われる卵は冷凍液卵ばかり
玉子食品が好きな方は気を付けないと、毎回、玉子そのものを食べているつもりでも、身体に悪い成分を摂取することになってしまいます。写真下のプレーンオムレツも然りで、添加物と食品添加物が過多です。もう1度写真をよく見ると、100個と記載されています。業務用だけに、メーカーは100個単位の梱包箱で飲食店に納めるようです。それだけ、飲食店からの注文があるということでしょう(笑)。なおキューピー社のサイトでは、オムレツにも関わらず黄身を使わず、白身と加工でん粉にカロチノイド色素で黄色く着色しただけの、極めて悪質な製品をラインナップしています。理由は食品業界全体が黄身ばかりを使用し、白身はほぼ廃棄物なのです。そのため白身に着色した、原価がタダ同然のインチキ玉子製品が作られるのです。女性や子供は玉子製品が大好きだけに、健康やアレルギーが懸念されます。そうしたことから当内容をご覧になった方は、ぜひこの実態を多くの方にお知らせされて、身体を守るようお伝え下さい。

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解凍したプレーンオムレツ(付け合せは別) 同様に食品添加物過多です

もう1つの問題は、一連の「鶏卵冷凍加工品」は全て『冷凍液卵』が使われていることです。冷凍液卵の詳細は下記に記しますが、不健全性の点でかなり問題があります。これらが日本中を席捲し、多方面に渡る玉子の加工食品は、全て液卵が使われていると言い切っていいでしょう。今や飲食店の裏に、卵の殻のゴミを出す店は少ないと思われます。大手玉子料理店・有名出汁巻き店でも、液卵が使われています。話を戻し、キューピー鶏卵加工品の液卵使用例は、次号でお伝えします。
*当ブログでは生卵は「卵」、茹でたまごや加工・調理されたたまごは「玉子」と表記しております(固有商品名は除く)。

▽いつ削除・変更されるか分かりませんが、参考までにキユーピー/業務用製品のサイトを
ご参照下さい。サイト先の左サイドバーのオムレツ・茹卵類カテゴリが見物です。
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3回連載の2回目<次号>は、業務用目玉焼き・スライス卵・半切り卵です。

Sankoua
次号/安い飲食店の目玉焼きやスライス卵は液卵を使い卵の形に作り替えた成形品
有名店の厚焼き玉子やオムレツは2年前の冷凍液卵で作る
業務用玉子焼きに黄身は入っておらず白身を黄色く着色したもの

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