ふれあいの森特派員

ながら川ふれあいの森で見つけた生き物たちや風景など盛りだくさんの情報をお届けします!ときどきチェックしてね(^_-)~♪

葉から樹木へ栄養のやり取りを行った痕です

2018-11-30 16:12:21 | 植物

                  ウコギ科 タカノツメ

タカノツメの葉の葉痕です。白い粒粒が分かりますでしょうか?その粒粒が維管束と言って葉から出来た栄養分や、地面から吸い上げた水を葉にやり取りするストローの様なものです。この数も樹木によってずいぶん違います。同定するときの基準にもなったりします。

こちらは幹に付いた葉痕後です。一番上に付いている葉痕後のU字型がタカノツメの葉痕の典型的な形です。その上にある丸い黒いものは春に葉が出る冬芽です。

ウコギ科 タラノキ

一方こちらはタラノキの葉痕です。粒粒が沢山付いていますね。

こちらは樹木側の葉痕です。案内人の仲間内ではクレオパトラのネックレスと呼んでいます。まさにそんな風に見えますね。

 

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風邪の季節です

2018-11-30 09:48:14 | 植物

                  キジカクシ科 ジャノヒゲ

全国の山野に自生している植物です。名前のジャはヘビではなく龍の事で、この草姿をリュウノヒゲに例えたようです。春に小さな薄紫色の花を咲かせますがこれだけ葉が茂っているのであまり目立ちません。

秋にはこんな綺麗な実を付けます。以前の仕分けではユリ科になっていましたが新仕分けはキジカクシ科になりました。やはり慣れていないせいかピンときませんね・・・田舎にいる頃はオナゴ竹で鉄砲を作りこの実がその玉でした。竹筒の中にこの実を入れ押し込んだら更にもう一個入れて押し出すのですが外皮が丁度いい具合に空気の漏れを抑えてくれます。ポンと言ういい音とともに最初入れた玉がはじき出されます。固い実なので当たると痛かった記憶が有ります。

こちらが実の核果です。すっかり外皮が見当たりませんがヒヨドリが外皮だけ食べて核果は捨てますのでこんな風にあちこちに溜まっています。漫画の鬼太郎のお父さん「目玉おやじ」にそっくりです。

こちらは根っこです所々に肥大した部分が見られますがこの肥大した部分が漢方薬の麦門冬(バクモンドウ)です。その昔は大阪周辺で生産されていたようですが今現在は中国からの輸入品のようです。

肥大した部分を切り取るとこんな感じです。この部分だけ切り取ってまた植えなおしておけば何回でも採集可能の様でとてもいい塩梅ですね。

真ん中の芯だけ外して干します。鎮痛、去痰、滋養強壮効果も有るようです。我が家は風邪をひくと医者に行き必ずこの薬麦門冬湯(バクモンドウトウ)を処方してもらいます。行きつけのお医者さんも咳き込んで見えたようで、かみさんがこの薬をお願いしたら「この薬効くんですかね~?」と尋ねられたとか・・・何だかな~~のお話です!(^^)!

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赤い実の成る樹木

2018-11-28 09:16:19 | 植物

                                             ミカン科 イヌザンショウ

殆どサンショウと変わらない感じに見えますがサンショウは赤い外皮が弾けると中から黒い実が顔を出します。

こちらはエンジ色した外皮から黒い実が出てきます。実も少し大きいように感じます。葉の香りはイヌが付いている通り爽やかな香りでは有りません。

サクラソウ科 カラタチバナ

ふれあいの森のヒノキ林に生えていますが昨年から間伐したせいか?今年はたくさんの実を付けてくれました。こんなに実を付けたところは初めて見ました。

別名百両と言います。この辺りの里山では一両から十両・百両・千両・万両と全ての実物を見ることが出来ます。そんな場所はそう簡単にはないはずです。

サクラソウ科 ヤブコウジ

こちらがその十両と言われているヤブコウジです。こちらも今年は実があちこちで見られます。条件が良かったのでしょうね~~。

 

 

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臭いのですがしもやけには良いようで・・・

2018-11-26 19:16:36 | 植物

               アカネ科 ヘクソカヅラ

名前が示すようにとっても臭いのです。それは花や葉だけではなくこの実の状態でも変わることはありません。臭いのです!!でもヒビやあかぎれには効果が有るとか?で一度臭いのを我慢して指に擦りこんでみました。臭いです!!ところがその匂いも10分程で消えてしまいます。後は指がツルッツルになりました。これなら塗っても良いかもしれません。ただ私はヒビ、あかぎれになったことないので効果のほどは実験できませんでした。

                  ツヅラフジ科 アオツヅラフジ

こちらは皮膚の薬では有りません。モルヒネに似た鎮痛作用のあるアルカロイドを含んでいるようです。漢方では鎮痛などに利用されていたようです。

青い外皮を剥ぐと中からこんな核果が出てきます。アンモナイトにそっくりだといつも思うのですが。何のためにこの形になったのでしょうね?理由が有るのでしょうね・・・

 

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成虫で越冬しますので気温が上がった時は真冬を除いて見ることが出来ます

2018-11-25 19:06:26 | 昆虫

              タテハチョウ科 ルリタテハ

自分の縄張りをしっかりと見まわりです。この時期低い所よりこのように高い場所にいることが多いように感じます。

これだけ表と裏が違います。落ち葉の上に止まっていたりしたら見つける事は至難の業です。

キタテハ

こちらはセイタカアワダチソウに吸密に訪れていました。秋のこの子は黄色の部分が鮮やかなように感じます。

こちらも表と裏は極端に柄が違います。成虫で越冬します。

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