アブラムシ科 クリオオアブラムシ
クリの木やブナ科のナラなどに付くアブラムシです。4mm前後の大きなアブラムシでこの色合いですから一寸不気味です。
まるでスターウォーズに出てくるダースベーダーの様な出で立ちです。あちこちにコロニーを作って細い枝などはほゞ真っ黒に見えるほどです。そんな中一頭が出産していました。胎生です。しかも逆子で生まれてきました。
親の体から見てもかなり大きな子供です。
先に生まれた子供たちも時々見に集まってきますが、見に来ているのではないでしょうね~~?
無事に生まれました。蜜を求めてきているアリたちもこの生まれたての子供を襲う事もしないみたいです。産み落とされてすぐから歩き始めます。
不思議に思ったことは生まれてすぐにこの様に母親の口元まで近づいたことです。まるで「ありがとう!!」とお礼を言っているように感じたのですが昆虫にそんな感情は無いでしょうね~~???ッと思うのですが、どうなんでしょう?冬越しは有翅のオスと交尾をして卵を産みその卵が越冬するようです。今生まれている胎生の子供はメスだけで出産です。摩訶不思議な生態を昆虫界は持っています。