ジョロウグモ科 ジョロウグモ
ジョロウグモ(女郎蜘蛛)と言います。色の派手さから女郎に見立てて付いたという説と、大奥の一番上の位の女中、上臈(ジョウロウ)から付いたという2説が有ります。個人的には色の派手さ説が好きですが・・・この画像の下にいる小さい方がオス(1cm前後)です。対して上にいる大(1.7~3cm)きな方がメスです。モテるメスの網にはオスが数頭たむろしています。
メスが捕まえた獲物を食べ始めました。交接はその時が一番のチャンスです。若しかしたら交接する場面を観察することが出来るかも?と、様子を伺いました。上にいた雄が網を細かく2秒ぐらい揺らします。それでメスが何の反応も示さないと分かると数歩近づきます。それを3~4回繰り返してメスのお腹まで近づいてお腹の真ん中へ。精子の入った袋をメスの生殖器に投げ入れて交接は終わりです。
これがその場面です。この直ぐ後にメスが気が付きオスを抱き込もうとするのですが、間一髪オスは逃げおおせました。この時に捕まるとメスの餌になります。命がけの子孫を残す行為です。
メス交接器
この画像のまるで囲ってある部分が交接器です。今月いっぱいぐらいは観察できると思いますので居たら見てやってください。