沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

テンペスト(京の内)

2011-01-16 | 琉球・首里城

縁があって、急遽、沖縄へ行ってきました。

テンペストの舞台の首里城にも行きましたよ。

 

首里城は3つの空間(1政治・行政空間、2祭祀(さいし)空間、3国王の生活空間)に分かれていますが、現在開園されているのは1,2です。

首里城の祭祀空間は、京の内(きょうのうち)と呼ばれ、聞得大君(きこえおおきみ)が支配していました。

聞得大君は、琉球王国の神女(ノロ)の頂点として、国王や王国を守る存在で、王の親族が任命されています。

テンペストでは、主人公の敵役というか、かなり個性的な描き方がされていて、大丈夫かなと、心配ですが…。

聞得大君が支配する京の内。

入口から、中に入ると森が広がっています。

 まだ樹木の支柱が外れていませんが、時間の経過とともに、もっと大きな森に成長していくのでしょう。

奥には、神秘的な祠があります。もちろん、立ち入り禁止です。間違っても入ってはいけません。

この広場のような場所は、祭祀が行われたのでしょうか。

テンペスト第2話p269で、主人公の孫親方がうっそうと茂る原生林の祭壇に立ち、馬天ノロの勾玉を頭上に掲げ、琉球の大神キンマモンを降臨させた、とあります。

京の内は、神聖な区域ですので、城壁に囲まれています。

 

 ここを抜けると、京の内のアザナの物見台があります。

テンペストのラストシーンで、聞得大君だった真牛は、ここにやってきます(第4話p302)。

真牛は、この物見台から見る首里城正殿が好きだった。

正殿の屋根の龍が迫って見える、聞得大君だけが知る王宮の横顔。

目の前に広がる王国南部、自分の領地だった知念間切を望み、真牛は、この城壁から身を投げた。 

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2 コメント

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南国 ()
2011-01-20 07:57:26
沖縄行ってきたんですね^^
あったかいでしょうね

また、新しい写真みれて嬉しいでーす☆
祠跡もあったんですね 神聖な場所は好奇心よりマナー重視ですね!
森もあって美しいです☆
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杏さんへ (forever-green)
2011-01-21 01:07:24
最低気温が10度で、コートを着る人もなく、あったかい気候でした。しかし、沖縄の人は、寒い!と言っておりました(笑)
例年ですと、最低気温が15度を下回るのは2月の数日間だけなので、この寒さが続くとプロ野球のキャンプに影響が出ないか心配です。

首里城は大きな緑や庭園が風格を醸し出しています。育ってくれるといいですね。
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