琉球王朝最後の激動のドラマ、NHKのBS時代劇テンペスト(全10回)が始まりました。
1回目はワールドカップ女子サッカー決勝に備えて、早く寝たため見忘れておりましたが、昨日、NHK総合で再放送してくれたおかげで見ることができました。
教えてくださった方とNHKさんの心遣いに、感謝です。(上の写真もNHKさんのHP http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/tempest/ からの引用です。)
これまでも、当ブログではテンペストの舞台を、写真や図面で説明してきました(「琉球」を参照)。
*****テンペスト関係記事一覧*****
琉球処分(廃藩置県)によって450年続いた琉球王国はなくなりますが、日本が開国する前に、琉球には米国のペリーを始めフランス、英国など欧米の列強が次々と琉球を訪れています。
鎖国していた日本は、黒船来航から開国まで、政治体制の崩壊とともに明治時代へと時代が変わりましたが、琉球王国でも激動の時代を迎えていました。
阿片戦争で弱体化する中国と、開国前の薩摩の二重支配の中で、優れた外交能力を生かし独立国を保とうとする琉球役人の志を描くのか。
1429年に祖先が祖国統一を果たしながらクーデターで追われた第一尚氏の末裔である主人公が、琉球王国の危機に琉球を守り抜くために身を捨てて生き抜く姿を描くのか。
池上さんの面白い小説です。ドラマがどこに焦点を当てて、どんな展開になるのか、楽しみです。