沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

2019-08-25 | ハリー・ポッター


ハリーポッターシリーズのまとめです。

第7巻 ハリーポッターと死の秘宝
Harry Potter and the Deathly Hallows (UK)   197,651語 36章 607ページ

第6巻 ハリーポッターと混血(謎)のプリンス
Harry Potter and the Half-blood Prince (UK) 168,923語 30章 607ページ

第5巻ハリーポッターと不死鳥の騎士団
Harry Potter and the Order of the Phoenix (UK) 257,045語 38章 766ページ

第4巻 ハリーポッターと炎のゴブレット
Harry Potter and the Goblet of Fire (UK) 191,000語 37章 796ページ

第3巻 ハリーポッターとアズカバンの囚人
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban (UK) 107,253語 22章 468ページ

第2巻 ハリーポッターと秘密の部屋
Harry Potter and the Chamber of Secrets (UK) 85,141語 18章 251ページ

第1巻 ハリーポッターと不老不死(賢者)の石
Harry Potter and the Philosopher's Stone (UK) 77,000語 17章 223ページ
       
全7巻   1,084,013語 198章 3,718ページ

 

amazon usa で調べると、単語数やページ数が分かります。

現在では、改訂されているので、表紙のデザインやページ数は異なります。

それから気がついたのは、第1巻の題名を変えて出版していること。

米国では、Philosopher'sが分かりにくいので Sorcerer's(魔法使いの) に変えている。

Harry Potter and the Sorcerer's Stone


最も文字数が多いのは、25万語超えの第5巻。
38章もあって、大変な長編。
第4巻も19万語で約800ページになったため、第5巻以降は本のサイズが一回り大型化した。

裏表紙は、この話の概要と、新聞等に掲載された書評が並んでいる。
英国のペーパーバックスの値段も印刷されているいる。
第3巻が5.99ポンド。第2巻と第4巻が6.99ポンド。第5巻、第6巻が7.99ポンド。第7巻が8.99ポンド。
.99ってスーパーの値段みたいに安く感じるけど、お釣りが必要になるね。
1ポンドは130円くらいだから一冊千円前後だね。
日本で買うと輸送コストなどを加えて五割増し。

表紙の裏には、作者のJK Rowlingの写真。書斎で撮影したのかな。

献辞は、7巻それぞれ内容が異なるが、Jessicaは3回登場する。
第1巻では、Jessica,Anneがハリーポッターが大好きで、Diが最初に耳にする。
第5巻では、Neil,Jessica,Davidが魔法の世界を作る。
第6巻では、娘のMackenzieにインクと紙を捧げる。
そして最終第7巻では、献辞の相手は7人として、Neil,Jessica,David,Kenzie,Di,Anneの6人と最後までハリーポッターに夢中になった読者としている。

*********ハリーポッターの記事一覧***********

ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」


シリウスとベラトリックス

2014-12-16 | ハリー・ポッター

シリウス・ブラックとベラトリックス といえば、ハリーポッターにおける宿敵。

ヴォルデモートの目指す純血主義に追従するベラトリックスが、同族でありながら、マグル(人間)との混血ハリーポッターの後見人ゴッドファザーとなったシリウス・ブラックを憎み、殺人光線で殺してしまう。

 

冬の夜空を見上げると、オリオン座の中にベラトリックスが。

そして、左下に一段と輝く シリウス。

ベラトリックスには、女戦士という意味もあるらしい。しかり。

二人の戦いは、実は、決着がついておらず、互いに星になって、睨み合っているのかも。


ハリーポッターのテーマ(死)

2012-02-19 | ハリー・ポッター

ハリーポッター・シリーズの作者ローリングJ.K.Rowlingは、作品の中で「死」をテーマにしている。

不老不死の石、死の秘宝、分霊箱という死に関わる魔術を取り上げて、ヴォルデモートの考え方と、ダンブルドアやハリーとの考え方の違いを通して、読者の子供たちに死について伝えようとしている。

■不老不死の石 Philosopher's stone

第1話Harry Potter and the Philosopher's stoneは「ハリーポッターと賢者の石」と訳されているが、賢者の石とは、錬金術や不老不死の石のこと。

ヴォルデモートVoldermortは、ハリーの持つ不老不死の石を求めるが失敗し、ダンブルドアDumbledore校長は、「整理された心を持つ人にとっては、死は次の大きな冒険にすぎない。不老不死の石は素晴らしいものではない。After all,to the well-organized mind,death is but the next great adventure.You know,the Stone was really not such a wonderful thing.」と、石を破壊した。


■死の秘宝 Deathly Hallows

最終の第7話Harry Potter and the Deathly Hallowsは「ハリーポッターと死の秘宝」。死の秘宝とは、死神The DeathがペベレルPeverell3兄弟にそれぞれ与えた秘宝で、1)ニワトコの杖(最強の杖)the Elder Wand(Unbeatable Wand)、2)蘇りの石the Resurrection Stone、3)透明マントthe Cloak of Invisibility。

物語の秘宝は年月を経て散逸したが、この3つを集めた者は、「死を制する者Master of Death」になれるという伝説がある。Conqueror.Whichever term you prefer.

透明マントと蘇りの石(ダンブルドアから相続)を所有していたハリーは、マルフォイ家でドラコから杖を奪った時点で、偶然ニワトコの杖の所有権を取得し、ヴォルデモートとの戦いでも死なない「死を制する者」となっていた。

しかし、禁じられた森での戦いで「自分は死ななければならないことI must die,I must end.」を知り、戦い直前にハリーは蘇りの石を捨て、ヴォルデモートに殺される。結果的には分霊箱が死にハリーは生き延びたが、「Accident.」というヴォルデモートに対し、「母リリーのように仲間のために死ぬ用意ができていた。I've done what my mother did.」という。

■分霊箱 Horcrux

自分の霊魂を別の物体に分散させる闇の魔法で、本体が滅んでも分霊箱があれば死なない。在学中にヴォルデモート(Tom Riddle)はスラグホーンSlughorn教授から聞き出す。ただし分霊箱を作るためには誰かを殺さなければならなく、ボルデモートは7人も殺して分霊箱を7つ作っていた。

ヴォルデモートは、不老不死の石を求め、6つの分霊箱(7つ目は偶然)を作り出して安全な場所に隠し、最終話では自分の杖が効かなくなると、最強の杖を求めるなど、死から逃れるためあらゆる魔術を駆使している姿が浮かび上がる。 

一方、リリー、ダンブルドア、ハリーは「愛する者や皆のために自分の命を犠牲」にする。そしてダンブルドアやハリー達は分霊箱がどこにあるのか探し出し、ひとつずつ壊していく。

■天寿を全うすること

透明マントをもらったイグノタスIgnotusは、マントを被ることで死神の目を避け、透明マントを脱いだ時に死を友として迎えることができた。ハリーは、すべてが終わった後のダンブルドアとの会話で、「祖先のIgnotusのように自然に死を迎えることa natural deathができるんですね。」と語っている。

最強の杖をダンブルドアの墓に戻し、蘇りの石も森に捨てて、再び死を制する者にはなろうとはしない。

■命を大事にすること

ハリーポッターは敵との戦いで、殺人呪文Avada Kedavraをかけられても、「殺人呪文で対抗したら殺人者になるから。」と、気絶呪文Stupefyや武装解除呪文Expelliarmusで応酬した。そして、ヴォルデモートにさえも改心するようラストチャンスを与えている。

ヴォルデモートとの戦いで死ななかったのは、リリーの自己犠牲の防御呪文が効いていたため。ハリーの血を奪って蘇生したヴォルデモートにもリリーの防御呪文が効いていたが、ハリーにかけた殺人呪文を跳ね返され自爆した。リリーの防御呪文は、他者から身を守ることはできても、自分でかけた殺人呪文には効き目がなかったようだ。

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ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」

 


ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

2012-02-12 | ハリー・ポッター

ハリーポッターシリーズ第七話(最終話)「死の秘宝Part2」Harry Potter and the Deathly Hallows(Part2)の映画(DVD)を見ました。

最終話は、今までの謎をわかりやすく表現するために、若干変えているところがあります。原作(英語)と映画を比べて異なるところを、part1に引き続き、少し紹介します。

■GoblinゴブリンとGryfindorグリフィンドールの剣

Hufflepuffハップルパフのgolden cup がHorcrux分霊箱だと知ったHarryハリー達は、GringottsグリンゴッツのBellatrixベラトリックスの金庫に入るため、ゴブリンのGriphookグリフックに交渉する。ゴブリンはグリフィンドールの剣と引き換えに金庫まで案内する約束をする。

ゴブリンが剣をほしがる理由について映画では詳しい説明はないが、原作では、グリフィンドールの剣はゴブリンのRagnukが持っていたものがGodric Gryfindorに取られたもので、もともとはゴブリンの財産なのだとグリフックが話している。この「所有権」という考えは、Elder Wandにも共通する。

■ドラゴンに乗って脱出はハリー

カップを手にしたものの金庫に侵入したことが発覚し絶体絶命の状況で、金庫を守るため鎖につながれていたドラゴンを逆に利用して脱出を図るシーンがある。映画ではHermioneハーマイオニーが発案するが、原作ではハリーがRelashio!で足枷を外し、ハーマイオニーから"Harry,what are you doing?"と聞かれている。この機転はハリーよりハーマイオニーの方が似合っており、映画の方が分かりやすい。

■Arianaアリアナ、Aberforthアバーフォース、Dumbledoreダンブルドア

ダンブルドアの妹アリアナが病気になり死んだ理由、父がアズカバンに収容されたこと、弟アバーフォースが不死鳥の騎士団の一員でありながら兄ダンブルドアを憎んでいる理由は、映画では紹介されないが、原作にはアバーフォース、ダンブルドアそれぞれが説明している。

■ The lost diadem of Ravenclaw レーベンクローの失われたティアラ

ホグワーツ校に隠された分霊箱はレーベンクローに関するものに違いないと、レーベンクローの生徒たちに心当たりを尋ねる。映画では、LunaルナがハリーをGrey Lady灰色のレディに逢わせるが、原作ではレーベンクローの生徒であるChoが案内しようとするのをGinnyジニーが阻止しルナに案内させる。そして、グリフィンドールのゴーストである首なしニックからレーベンクローのゴーストである灰色のレディを居場所を聞き出す。

■Draco Malfoyドラコ マルフォイ とHarry Potterハリー ポッター

ドラコはハリーを何度か助けている。マルフォイ家の地下に幽閉されたハリーを、ハリーと認めなかったところは映画も原作も同じだが、the Room of Requirement必要の部屋でCrabbeがハリーを倒そうとするのを2度も止めていることは原作にはあるが映画には出てこない。それもあって、ハリーはドラコを救出している。

■CrabbeとGoyleが逆

必要の部屋でハリー達を邪魔するドラコの部下について、映画では、Goyleがハーマイオニーめがけて殺人呪文アバダ ケダブラを唱え、さらに部屋に火を放ち、最後は火の中に落ちて死んでしまう。Crabbeはロンが箒で救出している。一方、原作では、Crabbeがハリーやハーマイオニーに殺人呪文を唱え、放火して死んでおり、役割が入れ替わっている。GoyleはハーマイオニーのStupfyによって気絶させられ、ロンとハーマイオニーの箒に運ばれ脱出している。

■レーベンクローのティアラを破壊したのは

分霊箱の一つであるティアラを必要の部屋から探し出し破壊するが、映画ではハリーがバシリスクの牙で破壊した後に炎の中にけり出して破壊している。原作では、炎の中を脱出した後、Fiendfyre -cursed fire呪われた火がティアラを黒く焦がして壊したとなっている。分霊箱の破壊とは気付きにくく、映画の方が明快。

■ネビルに託す

自分は時期が来たら死ななければならない運命だと知り、ヴォルデモートの待つ禁断の森に一人で出かけるシーンがある。映画では、ロンとハーマイオニーに別れをして、自分が分霊箱だとうすうす知っていただろうとハーマイオニーを抱擁するシーンがある。原作では、ダンブルドアから分霊箱の秘密は3人といわれており、死ぬことになる自分の代わりはネビルに託そうと、ヘビのNaginiをチャンスがあったら殺してくれとネビルに頼み、ジニ-やハーマイオニー達には別れを告げずに森へ向かう。

■ネビルの活躍

ハリーが死んで、ヴォルデモートが残った生徒たちに服従を求めるシーンがある。映画ではドラコが最初に前に出て、次に出た組み分け帽子を手にしたネビルに対し、もっとまともな奴が現れるかと嘲笑する。その後に、ネビルの名セリフがある。

原作では、ネビルが前に出たことを、純血Pure-bloodの魔法族で勇気のある奴だとヴォルデモートは歓迎する。そして、Dumbledore's Armyダンブルドア アーミーだとして立ち向かうネビルに、Sorting Hat組み分け帽子が飛んでくる。ボルデモートに帽子を目深に被らされ、帽子を燃やされるが、現れた剣でヘビNaginiを倒す。

■Green jet of light 緑の光線とRed bolt of light 赤の光線

最後のヴォルデモートとの戦いは、 Avada Kedavraアバダ ケダブラのkilling Curses殺人呪文(緑の光線)に対し、ハリーはExpelliarmus武装解除の呪文(赤の光線)で戦う。映画では、戦闘中にネビルがヘビを倒し、それを知ったヴォルデモートが弱まり、ヴォルデモートは粉々に砕けて死ぬ。杖が空を舞いハリーのもとに飛んでくる。原作では、ヴォルデモートはハリーの呪文に負け、自分の殺人呪文がリバウンドしたため死に、杖はハリーのもとへ飛んでくる。

■Elder Wand最強の杖ーニワトコの杖

映画では、ニワトコの杖を手にしたハリーは、ロン、ハーマイオニーとともに橋の上に行き、杖の魅力に惹かれたロンの前で、杖を半分に折って川に投げ捨てる。原作では、ニワトコの杖の力でハーマイオニーが壊した杖を修復した後、元あった場所(ダンブルドアの墓)に戻すとしている。そうすれば、自分はIgnotusと同様に天命を全うし、自然に死ぬ、そしてニワトコの杖のパワーはなくなるとしている。

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ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」


LEGO Harry Potter : Years 1-4

2011-10-16 | ハリー・ポッター

iPad,iPhoneのアプリを探してたら、Harry Potterハリーポッターのゲームを見つけました。

5ドル(450円)と安価なので、買ってみたところ、なかなか面白く、これはお値打ちです。

原作の要所要所をゲーム化しているので、ハリーポッターシリーズ(第1話~4話)を再度楽しめます。英語ですがあまり気にしなくても進めます。

この場所は、King's Cross stationのPlatform 9 3/4 .

双子のWeasley兄弟が、9番線と10番線の間の柱の壁をすり抜けるところ。

こちらはNeville Longbottmの Remembrallを取って逃げる Draco Malfoyを、Harry Potterが追いかけるところ。画面の左上、顔の下にある鞄を開くといろいろ変更できます。Virtual D-Padの操作に慣れてくると、やっと捕まえられてクリア!(^^)!

原作では、Dracoが放り上げたRemembrallをHarryが地表すれすれでキャッチ。これがきっかけでMcGonagall教授にQuidditchチームにスカウトされる。

よく見ると、建物も人物もLEGOのブロック。

LEGOの積み木シリーズでもホグワーツ城などを製品化してるらしい。なかなかやるね。

Quidditchの試合中のHarry。この後、誰かがHarryに魔法をかけて…。

McGonagall教授とDumbledore校長。

授業では、様々な魔法を覚えていきます。

本や映画とゲームの決定的な違いは、簡単なことでも自分で解決しないと前に進めないこと。

見つけたり、覚えたり、練習したり、敵を倒したり、子供心に戻る必要があります!

Snape教授の魔法薬の授業。レシピがあったのに私には難しかった。

12フィートもあるTrollが棍棒を振り回して女子トイレに。ハーマイオニーを救いたいが、魔法も効かず、なすすべがない。暴れまわるTroll恐るべし。ハートがどんどん減って窮地に追い込まれる…。

"Wingardium Leviosa!" (注:英語を入力することはありません)

あれ、HarryがRonに替わってる。原作に忠実だね。

"Thank you for saving me."ハーマイオニーの喜ぶダンスがかわいい。

The Frantic Fluffy Chase:半狂乱の三頭犬の追跡

恐るべき三頭犬がすごい勢いで追いかけてきて、必死に逃げるところ。障害物を上手に避けないと三頭犬に襲われてしまう。やられた。原作ではこんなシーンはなかったのに。

Hermioneがフルート演奏で眠らせている間に無難に床下に逃げた場面ですが、面白い。

McGonagall教授が仕掛けたChessboard.こういう知識系は大人は得意だね。

原作ではRonが犠牲になって仲間を勝たせるところですが。軽くクリア。

このあとヴォルデモートとの戦いは、ちょいと難しいけど。

第1話のストーリーを終えたところで、達成率は22%。まだまだ未知の部分がありそうですが、先に進みます。

なお、第1話のタイトルは、Harry Potter and the Sorcerer's Stone になっています。

原作は、Sorcerer's Stone(魔法使いの石)ではなく、 Philosopher's Stone(賢者の石) 。

「賢者の石」には意味があって、卑金属を黄金に化する力があると錬金術師が探し求めたもの。

子供にはわかりにくいと考えたのか、USA出版の際に、タイトルを変えたらしい。LEGOもUSAだった。

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LEGO Harry Potter : Years 5-7

ハリーポッターのテーマ「死」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」

 


ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

2011-09-03 | ハリー・ポッター

ハリーポッターシリーズ第七話(最終話)「死の秘宝Part1」Harry Potter and the Deathly Hallows(Part1)の映画(DVD)を見ました。

第七話は、Part1,2に区分して映画化したため、原作を丁寧に反映していると感じましたが、原作(英語)と映画を比べて異なるところを、第六話に引き続き、少し紹介します。

■Voldemort ヴォルデモートの純血主義
冒頭に、Hogwartsホグワーツ魔法・魔術学校の Burbage教授がヴォルデモートに殺されるシーンがある。映画では、「魔族が人類と交わることを、教授が望んでいる。」とヴォルデモートがその理由を説明している。また、ベラトリックスは「ハリーを殺したい。」と発言し、殺人鬼のように描かれている。

原作では、Tonksトンクス(NarcissaナルシッサやBellatrixベラトリックスの姪)と狼男のLupinルーピンが結婚したことを挙げ、魔族の旧家でも純血が失われている状況を厳しく指摘し、身内を含め純血を保つための行動、すなわち粛清・殺人が必要だということをヴォルデモートが説いている。ベラトリックスは直ちに同意する(純血ではないハリーを殺したいとは言っていない)が、Draco Malfoyドラコ・マルフォイはこうした考えに即答できないでいる。

■ルーピンとトンクスの結婚
保護力が消える7月31日の17歳誕生日前に、ハリーを安全な場所に移動させるため、不死鳥の騎士団のメンバーがDursleyダーズリー家にやってくる。

映画では、トンクスが「いいニュースがある。」とハリーに話しかけるがMad-Eyeマッド・アイに遮られてしまう。原作では、トンクスが左手の指輪を見せ、ルーピン達の結婚を知ったハリーがお祝いを言いかけたところで、マッドアイに遮られる。

■Seven Potters 7人のポッター
ハリーを襲うDeath Eaterデス・イーター達の目を欺くため、Fred(Arthur),George(Lupin),Mundungus(Mad-Eye),Fleur(Bill),Ron(Tonks),Hermione(Kingsley)の6人がポリジュースでそれぞれハリーに変身し、()内の護衛役とともにハリーの家を脱出する。この作戦は仲間に危険をもたらすのでハリーは反対する。

ポリジュースを作るために必要な髪の毛は、映画ではハーマイオニーがハリーの髪の毛をちぎるが、原作では皆に説得されたハリーが自分で髪の毛をちぎってフラスコに入れる。

■Sirius's bike シリウスのバイクのサイドカー

ハリーは、Hagridハグリッドが運転するオートバイのサイドカーで脱出する。映画では、「小さいお前をこれで連れてきた。連れ出すのも俺の役目。」として、護衛の説明をしている。

原作では、「シリウス・ブラック(ハリーのgodfather後見人)のバイクなのか。」とハリーが尋ねている。さらに、ロンの父のアーサーがこのバイクを改造し緊急装置(dragon‐fire)を備えており、デス・イーター達との戦いで活躍することになるが、映画では説明がない。

なお、映画の翻訳では、godfatherを名付け親と訳していますが、Shell Cottage貝殻の家(海辺の家)で、ルーピンからトンクスの子供のTeddyのgodfatherになってくれ "You'll be godfather?"と、ハリーは頼まれます。既に名前はついているので、godfatherは「名付け親」と訳すより、「後見人」(両親に何かあった時に、財産管理や面倒を見る人)と訳した方が分かりやすいと思います。

■Green jet of light 緑の光線とRed bolt of light 赤の光線

原作では、空を移動中にKnight Busナイト・バスの車掌だったStanley Shunpikeスタンレー・シャンパイクに襲われるが、 Avada Kedavraのkilling Curses殺人呪文に対し、ハリーはExpelliarmus武装解除の呪文で対抗し、本物だとわかってしまう。お人良しだと言うルーピンに対し、「邪魔だから殺すのではヴォルデモートと一緒。」とハリーが反論する。

このやりとりは映画では出てこないが、デス・イーターたちの緑色の殺人光線に対し、ハリーはStupefyなど赤色のStunning Spellで対抗している。映画では魔法の光線の色が明確なので、ハリーたちが戦いの場面でも殺人光線を使っていないことがよくわかる。

■オールナイト・カフェでの格闘

映画では、ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人がカプチーノを3つ注文した後、入店してきた労働者風の2人(デス・イーター)が突然攻撃してくる。彼らが杖を構える姿にハリーが気付き奇襲を避けることができた。ウエイトレスにはハーマイオニーが危険だからと帰している。

原作では、ハリーがInvisibility Cloak透明マントを着ていたため、カプチーノの注文は2つで、敵の奇襲に対し透明マントを着たままハリーが応戦する。一人目のデスイーターをStupefyで気絶させたが、二人目は呪文が窓に反射してウエイトレスに当たってしまう。

 ■Umbridgeアンブリッジのlocketロケット

Horcrux分霊箱の一つであるロケットは、シリウスの弟のレギュラス(R.A.B=Regulus Arcturus Black)から処分を命じられたhouse-elf屋敷しもべのKreacherクリーチャーが処分できずにいたところ、マンダンガスに盗まれ、さらに行商中にアンブリッジに略奪される。魔法省の役人家族で純血以外の者を見つけ糾弾する裁判(いわゆる"魔女狩り"の逆)中に、アンブリッジが「自分が着用しているロケットは、自分の純血を証明するものだ。」と嘘をついたことにハリーは怒る。

原作では、透明マントの下からStupefyで倒すが、映画では、変身した姿のままで、「You must not tell a lie!」と叫んでアンブリッジを倒す。このセリフは、ホグワーツ校でアンブリッジ教授からハリーが何度も虐待されたセリフであり、映画の方が見どころがある。

■Wormtail ワームテイル(Pettigrew ペティグリュー)

マルフォイ家の地下に幽閉されたハリーたちの様子を見に来たワームテイルにハリーたちは奇襲をかけて取っ組み合いになる。ワームテイルの”銀の指”に首を絞められそうになったとき、”You're going to kill me? After I saved your life? You owe me.” というハリーの言葉にひるんだワームテイル。ヴォルデモートが与えた”銀の指”は、今度はワームテイルの首を締め始め、ハリーも止めることもできなかった。 映画ではこのシーンは出てこない。

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ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」


ハリーポッターと死の秘宝

2010-03-19 | ハリー・ポッター
Harry Potter and the Deathly Hallows(UK)
36章+エピローグ 607ページ。197,651語。
ハリーポッターシリーズ第7巻 これにて完結です。
作者のJ.K.Rowling の緻密な発想力と、世界中の読者の想像力が、コミュニケートした作品でした。

あらすじは、まだ読んでいない方の楽しみを奪ってしまうので書けませんが、うすうす予期していた部分と、そう来ましたかぁという部分が組み合わさって楽しめました。
作者は女性で母親なんだなあと改めて実感。

映画で、どのように表現されるのか、これからですが、それもまた楽しみです。

読み終えるのに2か月かかりました。途中から、ハリーポッターシリーズもこれで終わりなのか、と読書スピードが落ちました。
エピローグがなければ、続編ができるのに。


これまでに読んだ作品たちです。10か月かかりました。
Harry Potter and the Deathly Hallows (UK)   197,651語 36章 607ページ
Harry Potter and the Half-blood Prince (UK) 168,923語 30章 607ページ
Harry Potter and the Order of the Phoenix (UK) 257,045語 38章 766ページ
Harry Potter and the Goblet of Fire (UK) 191,000語 37章 796ページ
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban (UK) 107,253語 22章 468ページ
Harry Potter and the Chamber of Secrets (UK) 85,141語 18章 251ページ
Harry Potter and the Philosopher's Stone (UK) 77,000語 17章 223ページ
       全7巻   1,084,013語 198章 3,718ページ

ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

2010-01-25 | ハリー・ポッター

ハリーポッターシリーズ第六話「謎のプリンス」Harry Potter and the Half-Blood PrinceのDVDを見ました。原作だけではよくわからなかったことが、映画ではとても分かりやすく面白かったです。
原作とDVDを比べて異なるところを、第五話に引き続き、少し紹介します。

 ■ダンブルドアDumbledoreが迎えに来た場所は
原作では、バーノンVernon伯父さんの家にいたハリーをダンブルドアが迎えに来るが、映画では、旅を続けていたハリーが喫茶店のウエイトレスとデートするところに迎えに来る。母の姉ペチュニアPetunia叔母さんが、ハリーの安全を守るために果たしている役割を前作の映画では説明していないことや、今回は恋愛がテーマになっていることが理由で変えたのだろうか。

 ■列車の中でハリーを助けたのは
車内に倒れたままのハリーを、原作ではトンクスTonksが機転を利かして発車寸前に助けに来るが、映画では不思議なメガネをかけたルーナLunaが助けに来てくれる。

■トム・リドルTom Riddle
 トムをホグワーツHogwarts魔法・魔術学校に誘うため、ダンブルドアが孤児院のトムの部屋を訪れる場面。原作では本が置いてあるだけだが、映画ではカードが挟まった本、海岸の写真、窓辺に7つの石が並べてあった。

 ■魔法省
前作では、保身のためヴォルデモートVoldemortの復活を信じようとしない大臣や、大臣に忠実で権力を振り回すアンブリッジUmbridgeのせいで、ハリーにとって魔法省は信じるに値しない存在と化していた。クリスマス休暇でハリーたちがロンRonの家に帰ったとき、原作では魔法省新大臣Scrimgeourがハリーに会いに来てヴォルデモートと闘うために魔法省に協力するよう働きかける場面があり、ハリーの意思が明確に表現されるが、映画では出てこない。

 ■ロンの家が燃える
原作には無いが、映画では、クリスマスに休暇で滞在するロンの家がデス・イーターたちに火を放たれて燃えてしまう。燃えさかる炎の中をジニーが走りぬけるシーンは迫力あります。

 ■ジニーGinny
映画では、ハリーより少し背が高くなったジニーが、原作には無い存在感を示していました。クィディッチQuidditchの選手選抜で、ハリーに代わって皆に号令をかけたり、謎のプリンスの本を手放すように率先していました。原作では、ハリーが一人でやっていました。

 ■指輪Ringから飛び出すものは
原作には出てこないが、映画ではハリーがダンブルドアの持っていた指輪に触れると、蛇からトムが現れ、孤児院の部屋、海岸の写真、7つの小石、ヴォルデモートが次々と映し出される。

 ■ロケットlocketを手にするのは
洞窟のロケットを、原作ではダンブルドアが入手してローブrobesの中にしまい、後に地面に落ちていたロケットをハリーが入手するが、映画ではハリーが直接入手している。

 ■プリーズPlease
原作も映画も、スネイプSnapeに対し、ダンブルドアが”Please.”と言う重要なシーンがある。Pleaseは、「頼む」と「どうぞ」とがあって、「頼む」だと”Please, help me”で、「どうぞ」だと ”Please, kill me”のニュアンスが感じられ、原作ではどちらなのかよくわからなかった。しかし、映画の演技を見ていると「どうぞ」のように感じられたが、日本語字幕は「頼む」になっていた。この違いは、最終作を読まないと判らないけど。

 ■デス・イーターDeath Eatersたちとの闘い
原作では、前作同様にラストでデス・イーターたちと騎士団との壮絶な戦いがあるが、映画ではベラトリックスBellatrixが暴れるだけになっている。

 ■謎のプリンス
原作では、Half-Blood Princeが正体を明かした後に、バックビークBuckbeakに追いかけられ全速力で去っていくが、映画では、正体を明かした後、燃えさかる家の横を静かに去っていく印象的な風景となっている。謎のプリンスが誰だったのか、その驚きと劇的な結末を重ね合わせて、タイトルにふさわしい印象的なシーンにしている。

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ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」


ハリーポッターと謎のプリンス

2010-01-16 | ハリー・ポッター
Harry Potter and the Half-blood Prince(UK)
30章607ページ。16万9千語。2ヶ月かかりました。
今回は翻訳には目を通していないので、正直、サンドウィッチマンじゃないけど「ちょっと何言ってんだかわかんない」ところもありました。でも十分楽しめました。

ハリー・ポッターシリーズ全7話のうち第6話、ホグワーツ魔法魔術学校の6年生(16歳)となったハリーの1年間の出来事です。

Half-blood Prince とは誰なのか。「混血」を「謎」と訳すセンスがいいですね。
復活したVoldemortヴォルデモート。校内でも不穏な動きが起きている。
ダンブルドア校長とともに、ヴォルデモートの過去を明らかにしていく。そして、いよいよ危険を冒しながら宿敵に近づいていく。
身近で信頼できる大切な人々を次々と失って来たハリー。対決を前に、これ以上失いたくないが…。
ボルデモートを追い詰めることが出来るのだろうか。

次作は、いよいよ最終話。

…沖縄で高速バスの座席に読みかけの本を置き忘れてショックでしたが、新宿のブックファーストで、なんと7割引!バーゲン。最終話とともにゲット。よかった。

ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

2009-12-13 | ハリー・ポッター

ハリーポッターシリーズ第五話「不死鳥の騎士団」Harry Potter and the Order of the PhoenixのDVDを見ました。原作は登場人物が多く38章と長編ですが、映画では集約化しながら、テーマを明瞭化し、よくまとまっていました。原作・訳本とDVDと比べて異なるところもあります。第四話に引き続き、少し紹介します。

 ■ 吸魂鬼Dementorに襲われた時刻に、3時間の差
公園の帰り道でダドリーDudleyとハリーHarryがディメンターに襲われ、魔法で危機を脱して、急いで夜道を帰宅したハリーに、魔法省から退学通知が届く。学校外で使用禁止の魔法を使ったことが理由で、魔法使用時刻が記載されている。原作では夜の9時23分過ぎだが、映画では6時23分過ぎで、3時間も異なる。高緯度のロンドンは、7月の日没は午後8時21分。映画の6時23分では外は明るく、夜道を歩くシーンと矛盾する。原作の時刻が正しいが、20時過ぎまで外が明るいことや遊んでいることに疑問が湧くので変えたのかな。

■ ペチュニアおばさんAunt Petunia
ハリーの母親リリーLilyの姉であるペチュニア叔母さんは、原作では今までとは少し違った描き方がされ、ハリーを守るためにペチュニアだけが持つ役割が明かされるが、映画では省略されている。

 ■ 不死鳥の騎士団のメンバー The Order of the Phoenix
 ハリーを迎えに来た騎士団メンバーは原作では9人だが、映画では5人(ムーディMoody、トンクスTonks、キングズリーKingsley、ディグルDiggle、ジョーンズJones)。ルーピンLupinとドージDogeはブラック家で出てくるが、バンスVanceとポドモアPodmoreは原作の役割が映画にないので出番が省略。なお、映画では、ルーピンのセリフはムーディが代読し、ドージは会議室で後姿のみで登場。ウィーズリーWeasley夫妻、マクゴナガルMcGonagall、スネイプSnapeも確認できる。

■ 由緒あるブラック家The Noble and Most Ancient House of Black
原作では、魔法族の純血主義がテーマになっており、伝統を守りマグルMuggle嫌いのマルフォイMalfoy家、ブラック家、ベラトリックスBellatrixたちが、純潔だがマグルに理解があるウイーズリー家やシリウスSirius、マグルと結婚して生まれたトンクスたちを憎み対立する人間関係が描かれている。映画では、ネビルNevilleの両親を苦しめた悪人のベラトリックスが、悪を重ねるという構造に単純化しているようだ。

■ 不死鳥の騎士団創立時のメンバーOriginal Order of the Phoenix
ダンブルドアが設立した不死鳥の騎士団の創立時の集合写真。原作では、ムーディーがハリーに見せるだけだが、映画では、ホグワーツHogwarts行き列車の見送りに来たシリウスが、ハリーに渡している。ダンブルドアDumbledoreの弟アバーフォースAberforthが映っているが、これは今後の伏線だろうか。

 ■ 説明は無いけど原作に忠実な場面
トンクスがブラック家の会議室に入るとき、傘立てにつまづく。初対面のルーナLunaは雑誌クイブラーQuibblerを上下逆さまで読んでいる(汽車と馬車の違いがあるが)。薬草学が得意のネビルが登場するとき、サボテンを持っている。ハリーがキスするときヤドリギが下りてくる。ナーグルNarglesだらけって何だろう。

■  登場人物に役割集約化
ネビルの両親のことについて、ネビルのおばあさんが告白する役割を、映画ではネビルに集約。チョウChoの友達が告げ口することについて、映画ではチョウが魔法薬で自白を強要されたことに。ダンブルドア軍団の練習場所は屋敷しもべのドビーDobbyに教わるが、映画ではネビルが見つけている。

 ■  予言prophecyを壊したのは
原書では、ハリーがネビルを引っ張り上げた際、ネビルのポケットが破け、予言がこぼれ落ちて壊れてしまう。ハリーが壊した。映画では、デスイーターDeath Eatersに捕まった友を助けるためにハリーがマルフォイに予言を渡した後に、騎士団たちが現れ、戦いの中で壊れてしまう。マルフォイが壊したことになっている。

■  乗り移ったボルデモートVoldemortが逃げ出すのは
原書では、一体化する苦しみの中で名付け親のシリウスのことを思ったとき、ボルデモートは離脱していく。映画では、ハリーが愛や友情を持っていることがボルデ゛モートとの違いだと気づいたとき、離脱していく。映画では、ダンブルドア軍団による共闘など、友情をテーマにしており、テーマが明確化し、わかりやすくなっている。

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ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」


ハリーポッターと不死鳥の騎士団

2009-11-18 | ハリー・ポッター
Harry Potter and the Order of the Phoenix (UK)
38章766ページ。25万7千語。1ヶ月強かかりました。
前作より、難解なところが数多くあり、理解率はかなり下がった感じ。

ハリーポッターシリーズ全7話のうち第5話。ホグワーツ魔法魔術学校の5年生(15歳)となったハリーの1年間の出来事です。

前作の後半から話が重たくなってきて、最終章のタイトルは、The Second War Begins.
復活したVoldemortヴォルデモートやDeath Eaters デス・イーターたちとの本格的な戦いに向けて重たいまま話が終わったような。

真実を語ることが、魔法省、マスコミ、学校、他の生徒からも批判され、ハリーは追い詰められてワナにはまっていく。難解で話が重いので先に進まないよね。

沖縄の方からいただいた泡盛の古酒で、気持ちを切り替えましょうか。
映画は、どんな感じに仕上がっているんでしょう。

ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

2009-10-13 | ハリー・ポッター

ハリーポッターシリーズ第四話「炎のゴブレット」Harry Potter and the Goblet of fireのDVDを見ました。
複雑な長編を、分かり易く、楽しめました。原作は内容が暗かったけど、映画では偏らないようバランスよくまとまっていました。原作・訳本とDVDと比べて異なるところもあります。第三話に引き続き、少し紹介します。

■リドル家The Riddle Houseにいたのは何人?
話の冒頭、ハリーが夢を見ている場面。誰もいないはずのリドル家でボルデモートVoldemortとワームテールWormtailの会話を、番人のフランクFrankが聞きつけて近づき殺されてしまう場面。原作では、登場するのは2人だけだが、映画では、話の中心人物となる男が加わり3人。この男は、ボルデモートから闇の印を上げて仲間を呼び寄せることを任され、原作より映画の方が第三話のストーリーが明確になっている。

■物語はバーノンUncle Vernon家から
シリーズは毎回、新学期開始前にバーノン伯父さんの家でハリーが過ごしているところから始まる。今回も夏休みでバーノン伯父さんの家にいるハリーを、クイディッチQuidditchのワールドカップ決勝戦に招待するためウィーズリーWeasley一家が迎えにくるが、電気ストーブに置き換わって塞がれた暖炉から部屋に入ろうとして、居間を激しく破壊してしまい、バーノン伯父さんは怒り大爆発する。面白い場面だけど、映画では残念ながらカットされている。

■クラムKrumの活躍やバグマンBagman
ワールドカップ決勝でブルガリアのシーカーである18歳のクラムが活躍するが、映画では登場シーンだけ。また、魔法省に勤める元イギリス代表のバグマンやクラウチCrouchの屋敷しもべのウィンキーWinkyも映画にはでてこない。

■デス・イーターDeath Eaters
原作では、デス・イーター達がマグルMuggleであるキャンプ場の管理人ロバーツRoberts一家に対し「服従の呪文The Imperius curse」をかけ、空中で操るという残忍な場面がでてくるが、映画ではキャンプ場を焼け野原に破壊するだけである。

■ボーバトン校Beauxbatons
フランスから来たボーバトン校から男女十数人の生徒がきた(a dozen boys and girls)と原作にあるが、映画では女子ばかりで女子高のように描かれている。

■フランス人
Madame Maximeマダム・マキシーム校長はフランス人の特徴としてHの発音が難しいため、会話での表記が次のようになっている。
Hagrid⇒’Agrid.hope⇒‘ope.horse⇒‘orse.このほか、DumbledoreはDumbly-dorr.また、thがzになっている。the⇒ze.they⇒zey.this⇒zis.that⇒zat.with⇒wiz.

■磔の呪文The Cruciatus curse
闇の魔術に対する防衛術の授業で、教師のマッドアイ・ムーディMad-Eye Moodyから「許されざる3つの呪文」を質問され、ネビルNevilleが「磔の呪文」と答えるが、呪文に苦しむクモを見て気分が悪くなる。その理由は後に明らかになるが、ネビルの両親が磔の呪文で拷問にかけられたこと。原作では、さらに、両親が病院生活をしており、ネビルは祖母に育てられていることが明かされる。

■第一課題のヒント
ハグリッドが教えてくれるところは原作も映画も同じだが、原作では、ハグリッドから直接声をかけられるのに対し、映画では、ロンRonが伝言で「ハグリッドのところへ行け」とヒントをくれており、ロンとの仲直りの際に明らかにされる。

■第二課題のヒント
水中で1時間活動するのに必要な方法について、原作では、ハリーは競技ルールを守ってネビルに相談しないため、競技開始直前に、ドビーDobbyがスネイプの部屋から盗ってきてハリーに渡すが、映画では、図書館でハリーがネビルに尋ね、ネビルから教えてもらっている。

■クラウチの死
原作では、禁じられた森で、行方不明のクラウチを発見したハリーは、ダンブルドアを呼びに行っている間にクラウチがいなくなってしまう。しかし映画では、クラウチは「ある人物」の癖に驚きの表情をみせた後に、禁じられた森で死亡しているところをハリーに発見される。この癖は、映画独特のヒントになっている。

■クラウチの息子
アズカバンに収容されていたクラウチの息子が、なぜ現れたのか、映画では明らかにされていないが、原作では、死期が近いクラウチの妻がポリジュースPolyjuceを飲んで息子と入れ替わってアズカバンAzkabanで埋葬され息子は死んだことになり、クラウチの息子は父親に匿われながら生きていたことが明かされる。

■ワームテールの手
原作では、(人差し)指の欠けた「右手」を差し出し、左手の短剣で右手首を切断する。He stretched his right hand out -the hand with the missing finger. He gripped the dagger in his left hand,and swung it upwards.映画では、ワームテールの「左手」の薬指が欠けていた。

■直前呪文Priori Incantatem
ハリーと復活したボルデモートが決闘したとき、互いの呪文がからまって動かなくなった後、セドリックCedricやハリーの両親が出てくる。映画では説明が無いが、原作では、二本の杖が兄弟杖であるために起きた現象で、ボルデモートが直前にかけた呪文を、ハリーの杖が吐き出させたため、杖で殺された人の姿が逆戻しで現れたことが明らかにされている。

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ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」


ハリーポッターと炎のゴブレット

2009-09-27 | ハリー・ポッター
Harry Potter and the Goblet of Fire (UK)
面白かったです。通勤電車で、1ヶ月かかりました。
37章796ページ。19万1000語。
ホグワーツ魔法魔術学校4年生(14歳)になったハリーポッターの1年間の出来事です。
全7話のうち第4話。だんだん、本が分厚くなっていく。

表紙のように、覚えた魔法や技を駆使して、難題を解決していくハリーを十分楽しめました。
しかし、32章、ラスト100ページ辺りから、話が重たくなってきました。
作者のJ.K. Rowlingも、出版前から「シリーズ第4話は、これまでになく暗いストーリー」と予告していたようです。
第1話から続いた様々な出来事の背景が、次第に明らかになってきます。

ハリーポッターシリーズは、ハリーの魔法魔術学校の出来事や育っていく様子が、楽しく描かれるものと思っていました。
しかし、前作から本格化したボルデモートVoldemort復活という魔法世界の大きな問題の中心にハリーが置かれ、大人の世界へ巻き込まれ、役割や責任も大きくなっていく。

シリーズ全7話の第4話で、物語全体の中間点。
最終章が、The Beginningとあるように、転換点を迎えたと言うことでしょうか。
これだけ盛りだくさんの内容を映画にするには、大変なことだね。

ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

2009-08-29 | ハリー・ポッター

ハリーポッターシリーズ第三話「ハリーポッターとアズカバンの囚人」について、原作と映画の違うところ、第二話に引き続き紹介します。ネタバレにならないようになるべく配慮しています。

■怪物的な怪物の本を贈ったのはハグリッド
映画では、漏れ鍋の宿屋でハリーは新学年で使用する教科書一式を魔法省大臣からもらう。その中に、生き物のように部屋を動き回り、ハリーに噛み付こうとするThe Monster Book of Monsters 「怪物的な怪物の本」がある。
原作では、この本は新学期から魔法生物飼育学の授業を担当することになったハグリッドが、ハリーに誕生日プレゼントとしてあげたもので、ダーズリー家のハリーの部屋でハリーに噛み付こうとする。また教科書一式は、漏れ鍋に2週間滞在したハリーが自分のお金で揃えている。

■ウィーズリー一家のエジプトでの集合写真
新聞の懸賞賞金でエジプト旅行をしたウィーズリー家の集合写真が、新聞に掲載された。この新聞は誕生日プレゼントと一緒にロンからハリーに送られる。アズカバンに12年間収監されていたシリウス・ブラックも偶然この新聞を見て、あるものを発見して脱獄する。
映画では、このことに触れていない。

■ブラックが罪を犯した時の様子を聞いたのは、三人
「忍びの地図」でホグズミードヘ出かけたハリーは、ロンやハーマイオニーと合流し「三本の箒」というパブで、マクゴナガル教授、ファッジ魔法省大臣、ハグリッドたちの会話を偶然耳にする。シリウス・ブラックが、親友のジェームス・ポッター(ハリーの父親)を裏切ってヴォルデモートにポッター夫妻の居場所を教えたため、ポッター夫妻がヴォルデモートに殺されたこと、シリウスを追いかけてきた仲間のピーター・ぺティグリューを指一本だけ残して粉々に吹き飛ばし高笑いをしてつかまりアズカバンに収監されたことなどを聞く。
映画では、ハリーだけが透明マントで店の中に入り、この話を聞いている。

■エクスペクト・パトローナム
ルーピン先生とデメンターを倒す呪文の特訓をするが、呪文に必要な「楽しかったことの思い出」は、原作では①初めて箒に乗った瞬間、②グリフィンドールが寮対抗戦で優勝したとき、③自分が魔法使いとわかりダーズリー家を出て学校に行けるとわかった瞬間、である。
映画では、①初めて箒に乗った瞬間、②父と母の顔、となっている。映画の方が説得力がある。

■「忍びの地図」の作者
ホグワーツ校周辺の詳細な地図で、GPSのように各人の居場所を映し出す不思議なThe Marauders's Map「忍びの地図」の作者は、ムーニー(Moony:月のような)、ワームテール(Wormtail:虫の尾)、パッドフット(Padfoot:肉趾)、プロングス(Prongs:角)となっている。
映画ではそれぞれが一体誰なのか紹介されていないが、原作では、ムーニーはルーピン先生、ワームテールはピーター・ペティギュー、パッドフットはシリウス・ブラック、プロングスはジェームス・ポッターである。このあだ名には重要な意味がある。

■スネイプの説教
保護者であるダーズリーから許可をもらえずホグズミードに行けないハリーが、ハーマイオニーの制止にもかかわらず「忍びの地図」で再び秘密のトンネルでホグズミードに行くが、スネイプ先生に疑われる。「シリウス・ブラックからハリー・ポッターを守るために、魔法省大臣をはじめ皆がハリーの安全を心配しているのにもかかわらず、“有名な”ハリー・ポッターは自分自身が法律と考え、行きたいところに出かけ、どんな結果を招くか考えてもいない。」と説教する。
しかし、映画では、ハリーを説教しているのはルーピン先生になっている。「ハリーの命は両親の犠牲の賜物なのに、身勝手な行動をし、「忍びの地図」をシリウスに見つけられたらハリーの居所がたちまちわかってしまう。かばってあげられない。」と説教する。

■スネイプ先生がハリーを恨む理由
原作では、ポッターに対するスネイプの恨みが明かされる。クィディッチのヒーローであるジェームスを妬んでいた。ハリーの規則破りの行動やクィディッチのヒーローぶりも父親にそっくり。説教が高じて、命の恩人であるはずのジェームスの悪口を言うスネイプに怒ったハリーに対し、事実は、ジェームスたちが悪ふざけをして死に直面したスネイプを助けただけで、勇敢なことなどではない、と知らされる。この悪ふざけは、ルーピンに関することだと後に判明する。
映画では触れられていない。

■暴れ柳の下にあった「叫びの屋敷」
ロンが黒い犬に暴れ柳の根元の穴に引きずり込まれ、その先にある部屋が「叫びの屋敷」。暴れ柳はルーピンがホグワーツ校に入学した年に植えられたもので、ルーピンのために作られた屋敷だった。暴れ柳は近づくものを枝が暴れて遠ざけるが、入り口に柳がおとなしくなるスイッチみたいなものがある。ジェームスたち(実際はシリウス)がスネイプにした悪ふざけとはこのスイッチの操作方法をスネイプに教えたことで、中に入ったスネイプが死にそうになったというもの。
映画には、この部分は出てこない。

■5人は、同級生
ルーピン先生により、リーマス・ルーピン、ピーター・ペティギュー、シリウス・ブラック、ジェームス・ポッター及びセブルス・スネイプの5人は、ホグワーツ校の同級生だと明かされる。
映画では、こうした背景は出てこない。

■ピーター・ペティギュー
シリウス・ブラックの魔法によって指一本だけ残して粉々に吹き飛ばされたピーター・ペティギューが、「忍びの地図」に現れ、ホグワーツ校内の廊下でハリーに向かってくるというシーンが、伏線として、映画に出てくる。
原作には、そのような場面は無い。伏線としては、漏れ鍋でエジプトから帰ってから調子が悪いスキャバーズを魔法動物ペットショップで見てもらう場面がある。

■ピーター・ペティギューの指
原作では、彼が人差し指を失っており、中指で(ブラックを)指しているのをハリーは見た(Harry saw that he used his middle finger,because his index was missing.)とある。また、ファッジ魔法省大臣の話では、ピーターがシリウスを追い詰め魔法を掛けようと杖を取り出したときに、シリウスの方が早く杖を振りかざし、ピーターは指一本を残して粉々に吹き飛んだ、とある。
おそらく、杖を持っていたため、利き手の人差し指だけが残ったという意味だと想像するが、映画では左手の薬指が失われていた。
もし、故意に切断するのなら、利き手の人差し指は不可能で、左手の薬指が妥当と言うことなのだろう。その点は映画の方に合理性があるが、シリウスとの戦いで残った指がなぜ薬指なのか説明が難しく、原作の方に合理性がある。

■ハーマイオニーの活躍
真相解明に向けて、ルーピンとシリウスにハーマイオニーが的確な質問をするが、映画では出てこない。
その代わり、自分に向かって石を投げてダンブルドアたちに気づくよう合図したり、狼男に襲われそうになった時に鳴き声をあげて窮地を救ったりと、ハーマイオニーが活躍する場面が映画では出てくる。

■バックビークに乗る3人の順番
ハリー、ハーマイオニー、シリウスの3人がバックビークの背中に乗る順番は、原作ではハリーたちがバックビークから降りなかったため、前からハリー、ハーマイオニーの順で、一番後ろにシリウスがまたがっている。
映画では、二人とも一旦バックビークから下りたので、乗るときはハーマイオニーを先頭に、シリウス、ハリーの順となっている。

■ハーマイオニーを褒める
シリウスがバックビークで立ち去るときに、「ハリー、君は本当にジェームスの息子だ。」とハリーに対して言う。
映画では、さらに、ハーマイオニーに対しても「君は若いのに素晴らしい魔女だ。」と褒める部分が追加されている。

■ファイアボルト
漏れ鍋に滞在中、ハリーはクィディッチ専門店で最高級の箒であるファイアボルトに見とれる。ワールドカップに出場するアイルランドの代表チームが注文したと言うものだ。その後、ハッフルパフ戦で暴れ柳により粉砕されたニンバス2000の代わりに、見知らぬ人からファイアボルトをプレゼントされ、レーベンクロー戦及びスリザリン戦でファイアボルトを使ったハリーは大活躍する。
映画では、ハッフルパフ戦は出てくるが、その他の試合はなく、ファイアボルトをプレゼントされるところで終わっている。
原作では、その後の手紙でファイアボルトの贈り主が明らかになる。

■そのほか原作の見どころ
映画では登場人物の行動の背景説明までされないことが多いが、原作には緻密に計算された背景があり、たくさんの見どころがあります。
・「忍びの地図」を作ったのはなぜか。
・ルーピンの秘密と、ジェームス、シリウス、ピーターたちの友情とセベルス(スネイプ)
・シリウスが恐怖の収容所アズカバンに12年間も耐えられた理由
・姿を見られてはいけないのに、姿を見られてしまったこと
もし、映画だけの方なら、原作も読んでみてください。

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ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」


ハリーポッターとアズカバンの囚人

2009-08-22 | ハリー・ポッター
面白かったです。
読み終えるのに1ヶ月かかりました。
468ページもあり、1ページ読むのに2,3分かかるので。
単語数は10万7千語。通算150万語を超えました。やったねー(^^♪

この本は、22章からなる長編で、ハリーポッターがホグワーツ魔法魔術学校の3年生として過ごす1年間を書いています。
第1話が学校の1年生(11歳)、第2話が2年生、第3話のこの本は3年生。
ハリーポッターシリーズは第7話までで、ホグワーツ校は7年制の学校だから、1年で1冊と言うことなのだろうか。

この内容を映画にするのは、脚本家も監督も、大変だね。
映画はまだ見ていないけど、映画は映画で本とは別のまとめ方をするのかな。
ストーリーもいろんな展開があって、ある程度省略しないとまとまらないし。
といってもシリーズ物だから、後続の作品につながる部分は盛り込まないといけないし。
後半には、ハリーポッターシリーズの重要な謎も明らかにされる。

表紙の絵が、いつ出てくるのかと、不安に思いながら読み続けて445ページ。
驚かされること、たくさん。作者のJ.K.Rowlingさんに感謝です。

映画だけ見たと言う方も多いかもしれませんが、本も面白いですよ。
松岡さんの訳本は携帯版で1,000円で入手できます。こちらは639ページです。