沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

ひんぷん山羊料理2号店

2018-02-17 | やぎ料理


山羊を食べに、みどり街の2号店へ行ってきました。
以前より、店構えが明るくなった。
ヤギさんの絵も描いてもらったんだ。

店内には、おばあの姿はなかったけど、娘さんが厨房にいた。

「この間、新聞に載ってましたね」と声をかけると、「続報も出るんです」と言う。あの記事のままだとお店が本当に終わっちゃうと誤解されるかも。

琉球新報も取材があったらしい。
どんな記事が出るのか、楽しみだ。

日本ハムファイターズの名護キャンプが始まリ、街は賑やか。

店内にも、富山から来たというカップルがいた。
「ヒツジを食べたことはあるが、ヤギを食べるのは初めて」と言う。
山羊と羊 、漢字は似てるけど、肉の味は似てないと思う。ヒツジの定番料理のジンギスカンは肉の臭いを消す料理なので、ヤギも同様に臭うと想像しているのかもしれない。

それに、羊肉の刺し身って聞いたことがない。美味しそうには思えない。

そう考えると、山羊の刺し身を美味しそうに食べている我々を目の当たりにして、この人達はビックリしているのかもしれない。

そのお客様は、ヤギ汁を注文した。
「ヤギ汁って、飲んだことない」と女性がいう。
飲み物じゃないんだけど…。

それに、見た目は驚くほど悪いよ。

一人で来ていた地元のおじさんと話し込んでいたので、その後初めて見たヤギ汁が気に入ったのかどうかは、わからない。

我々も山羊汁を頼み、泡盛のボトルも入れた。泡盛はストレートでいただくと味がよくわかる。チェイサーの水は空いたビールグラスで十分です。

お孫さんも、途中で現れた。

二人で、山羊刺し身と山羊汁とビールに泡盛のボトル1本を入れてお代は4500円。
御馳走様でした。


ひんぷん山羊料理店(閉店の記事 2号店へ)

2018-02-14 | やぎ料理

本日の沖縄タイムスに「老舗ヤギ料理店に幕」という見出しが載った。

沖縄タイムスは、琉球新報と並んで沖縄県民の愛読紙だ。

名護市の「ひんぷん山羊料理店」の記事だった。

88歳の宮里さん のれん守り56年「名残惜しい」 とある。

緊張しているのか、おばあは笑顔を見せていないよ。

 

家の周りは、再開発工事が進み、取り壊されるのは、間近だ。

記事にはそのことは触れていないけど…。

 

一面の「沖縄タイムス」のタイトルの直ぐ下にある本日のトップ記事目次に、

この記事がカラー写真と要約つきで紹介される、重要ニュースだ。

 

「新しい名護市長が、首相と面談」という重大記事よりも、上に紹介されている。

異例の扱いだ。

全国にも、この店のファンが多いからなのだろうか。

おばあが作り上げ、守り続けた料理文化への敬意の表れと、お別れのメッセージなのだろうか。

ひんぷん山羊料理店は開発の立ち退きで閉店しますが、娘さんと孫が経営する「ひんぷん山羊料理2号店」に継承されています。

 

…ひんぷん山羊料理店には、何度も行きました。

お店に関するblog記事は、このblogのカテゴリー「名護市」に数多く掲載しています。

おばあの考え方や生き方も記事にしましたので、よろしければ見てください。


お風呂に入った。風邪か花粉症か

2018-02-12 | 沖縄のくらし

沖縄のアパートの浴室には、浴槽があるけど使うことはない。冬でも普通はシャワーで十分です。

しかーし、風邪なのか花粉症なのか、鼻炎が喉にきて、咳も出て夜も眠れず苦しい。

三連休なのに、何も出来ず、掃除片付けとコンビニとドラッグストアに出かけたくらいが成果だ。

シャワー浴びたら悪化しそうなので、1年ぶりに風呂にお湯を張った。カラダがポカポカ、やっぱお風呂はいいよね。
よく見たら、沖縄の風呂には追い焚き機能が無い。お湯を貯めるだけで、冷めたらどうしようもないのね。

カラダが暖まったらクスリを飲むのだけど、そもそも異常な寒波由来の風邪なのか、毛布のハウスダストなのか、原因がよくわからない。一応2種類買ってみた。

肩口が冷えるので、夜中に綿毛布を肩に巻くのだけど、なんか模様にムラがあることに気づいた。
コレって何?黄色い斑点模様がある。

翌朝、洗濯機に洗剤と少しの漂白剤を入れて、少しつけ置きして洗ってみた。汚れがきれいに落ちた。黄色いカビだったのか。毛布はあまり使わないので、一度も洗濯したことがなかった。

カビはハウスダストだから、コレが原因なら、花粉症のクスリだね。

パブロン、アレグラ、パブロン、パブロンで回復して来た。夕方から早寝したので、今大会初のメダルを見れなかったのは残念だったけど、三連休で回復して良かった。






世界からランの花が3万点

2018-02-08 | 本部町

沖縄国際洋蘭博覧会に行って来ました。
会場となる海洋博公園の熱帯ドリームセンターには、3万点のランが咲いています。



外国から約1万点が出展され、部門ごとの審査が行われています。

左から、農林水産大臣賞(切り花)、外務大臣賞(国外出展)、総理大臣賞(総合審査)、沖縄担当大臣賞(鉢物)の受賞作品です。

こちらは国土交通大臣賞(デスプレイ)。

海外から16の作品が、それぞれいろいろなテーマを表現していて、楽しめます。

文部科学大臣賞(フラワーデザイン)。

伊平屋島や伊是名島の小学生も出展しています。

自分としては、こういう地味なのもいいかと思いました。



卵が立つ!!

2018-02-04 | 沖縄のくらし

卵が立つわけがない、と思うかもしれないが、この写真を見て欲しい。

今日は立春。First Day of Spring
卵が立つ日だと、マレーシアの人が言う。
多くの人がチャレンジして、卵を立てた写真を、ラインなどで共有するらしい。

小さな子供が、卵を立てている写真を見せてくれた。
初めてチャレンジして、喜んでる人の写真を見せてくれた。

疑っていたが、試してみる価値もある気がしてきた。

コンビニで卵を買って.やってみた。
ツルツル滑る、滑らかテーブルでも、卵が立って。


「コロンブスの卵」では、ない。
本物の生卵が、殻を壊すこともなく、立つ!

凄くない?

教えてくれたマレーシアの人に写真を見せると、返事が来た。
Congratulations u made it😅
so now one egg one wish....you can make one wish ! May your wish comes true.
卵を一つ立てると、願い事が一つ叶うらしい。

閉店の夜

2018-02-01 | やぎ料理

ひんぷん山羊料理店のおばあから電話がかかって来た。
「今日で閉店するよ。何時に来るの。テビチもあるよ。友達誘って来てね。」

月曜日もお店に行ったので今週2回目だけど、最後だから、万難を排して行く。

お店の入り口には手書きで、閉店の挨拶が書かれていた。
89歳のおばあが、56年続いた店を閉じるのはどんな想いなのだろう…。

「一号店ができるまでは、二号店で営業しています!」
おばあは、まだまだ一号店として、新たな場所で続投する気力に満ちている!

自家製のテビチだ。
塩を加えて下ゆでして、脂を取ってから、みりん、料理酒、焼肉のたれで3時間煮込むという。
コラーゲンがたくさん含まれて柔らかくて美味しい。

こちらのオードブルやサラダも、サービスで頂いた。
今日は、お店にとっても特別の感謝の日なのだ。

おばあもお客さんが多いから忙しい。

山羊の刺し身に山羊汁。
生姜と酢醤油で美味しくいただきます。
皮に近い部分はコリコリ歯ごたえがあり、赤い肉は上等で柔らかい。

山羊は匂いがすると言う人がいるから不思議だ。この店の刺身も汁も、匂いが気になることはない。おばあも不思議がっている。

ご馳走に長居をしてしまい、気づいたら最後の客になっていた。
山羊料理を継承する、おばあと娘さんと孫が記念撮影をして、お別れしました。

長い間ありがとうございました。