沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

テンペスト(日経新聞)

2011-09-27 | 琉球・首里城

本日(9月27日)の日本経済新聞の「春秋」(朝日新聞なら「天声人語」に相当する部分)に、池上永一さんの小説「テンペスト」が取り上げられていました。

主人公は頭脳明晰な美少女の真鶴。男装して名を孫寧温と改め、王府入りして、次々と難題を解決していく。奇想天外な物語だ。かのペリーの琉球来航も、巧みな外交術で上手にあしらってしまう。寧温が実在してくれたら…。読み進めていくと思わず、いまの沖縄の米軍普天間基地の移設問題と重ねてしまう。(略)

『どうか琉球を愛し続けてください。』

『日本に併合されたことを五十年後、百年後の民が心から喜べるように琉球を愛することを約束します。』

かの「テンペスト」の終章。真鶴と、互いに恋する日本の内務官僚の間にこんな会話がある。沖縄出身の池上さん、いや沖縄の人々の悲痛な願いのようにも、聞こえてくる。

(以上、2011年9月27日 日本経済新聞「春秋」抜粋)

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 ペリーとの外交については、過去の記事テンペスト(西のアザナ 寧温の巧みな外交)で触れています。よろしかったらご覧ください。

寧恩は実在していませんが、当時の琉球の役人の巧みな外交は事実だったようです。 

*****テンペスト関係記事一覧*****

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テンペスト(日経新聞)

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2 コメント

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ご無沙汰しました (小鳥沢)
2011-09-30 00:04:00
今晩は
BSテレビ「テンペスト」・・・見たいと思いながら、見ませんでした。
本では得られない映像は、さぞ美しかったことでしょう。
沖縄を知る上でも、惜しいことをしました。
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小鳥沢さんへ (forever-green)
2011-10-03 01:24:41
コメントありがとうございます。
テンペストのラストは、真鶴と浅倉の恋愛にまとめていました。原作ではいろいろなテーマがありましたが、わかりやすかったです。
「初めまして」はテレビの演出です。

きっと、いつか見れるチャンスがありますので、楽しみにしていてくださいね。
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