陰陽クラスで伝えたいこと

 100%陽であることもなく、100%陰であることもない。陽がなければ陰は存在できず、陰がなければ陽は存在できない。

物事にも、ふたつの要素がある。

ポジティブにとらえられる部分と、ネガティブにとらえられる部分。起こったことはニュートラルでも、受け取りようによっていいようにも悪いようにもなる。

例えば、ひとつ用事が増えて、ちょっと遠回りで面倒で時間もかかることがあっても、その遠回りのおかげで、息を飲むようなきれいな桜が見ることができたとき、ポジティブにとらえると、ちょっと遠回りしたけど、きれいな桜を見られてよかった！と思うけど、ネガティブにとらえると、あぁ忙しかった、おかげで時間もなくなったし用事も増えて大変だった、と思う。

 最悪なことのなかでも、1%でも光の部分があれば、自分にとってよい風に選択していける。

でも、どうしても、悪いほうばかりを見てもっと落ち込んでしまうときは、少し疲れがたまっているのかも。人に合わせすぎて、自分のペースが保てなくなっていたり、他人を気遣いすぎて、選択の基準を自分ではなく人に合わせて、ほんとうの希望を抑えていたりすると、気持ちがすり減ったり、何かとイライラしやすくなってきたりします。そういうときに、つい、物事の悪いほうばかり見てしまう。

もし、疲れていることに気づいたら、そっと両手で目を包んだり、両腕で自分をハグするようにして丸まって、ひと呼吸したり、疲れたところにそっと手を当ててみたりして、いたわってみると、すり減った心や、ささくれ立った気持ちが少しおさまります。

いったん自分を真ん中に戻してから、目を開けて前を見ると、もっとよい方へ向かう選択肢がどんどん見えてくるかもしれません。