何かを得るために何かをして、得たもののためにまた何かを得て、それが続いていくと、結局終わりなく続いて、人は得ようとし続けるのだといいます。
最近「ヨガで美ボディを手に入れて、筋肉がついたから、その筋肉のためにたんぱく質をもっとたくさんとらなきゃ!」という文章をエッセイか何かでみましたが、常に「得る」思考だと、はじめ楽しめても、しんどくなってしまうかも…常に欲しいものを求め続け、維持することにエネルギーを使い、さらに追いかけて、物や結果に依存し、求め続けること、逆に、こうあるべき、と期待されることはしんどいことです。
そのしんどさからちょっと思考を転換してみたら、ちょっと楽になるんじゃない?というヒントが、ヨガなどの中にある気がします。
楽しく練習してたら、いつの間にか、身体が楽になってた〜!とか、ポーズが取りやすくなった〜とか、気楽に構えて大丈夫!
「今」を精いっぱい続けていれば、ある日振り返ったときに、いつの間にか身についていたものに気づくはず。「ないもの」よりも「あるもの」に目が向き、求め続ける忙しさから、少し距離を置けそうな気がします。
だから、ヨガをすると、ホッと肩の荷が降りるような気持ちになるのかもしれません。