ある会合のあと、何人か連れ立って昭和通りと晴海通りの角に
さしかかりました。銀座3丁目に永年お店を構えていらっしゃる
あるご主人(御年76歳)の思い出話「昔みんなで魚河岸のところで
待ち合わせてね、ここをずうっと歩いて泰明小学校へ行ったんだけれど。
その頃には日劇(現在のマリオン)の表にね、『撃ちてし止まむ!』って
垂れ幕が下がってたよ。」お若い方々、この意味わかります?
「それでね、ある夏の日にあ~んまり暑いから、どうもだらけてしまって
気合が入らない。それで、俳優の加藤武さん、彼がみんなの兄貴分
だったんだけれども、彼に頼んで全員ビンタをやってもらって
シャッキリしようってことになったんだよね。で、一列に並んで
『お願いします!』って端から一気にバシバシバシ~~って!
いや~~、気持ちよかったね~~」
う~~ん、そういえば最近TVで、A.猪木さんにやってもらっている
タレントさんいたなあ。あんな感じかしら。
老舗の旦那衆とご一緒すると、いろんな時代の銀座のお話が聞けて
楽しいんです。
最近組合のサイトがオープンして、その中のコーナーで、こういうお話を
順次ご紹介していく、という企画が進行中です。初回は
「理事長の独り言」(おでん『やす幸』のご主人)で、組合の成り立ちや
そのころの銀座のことなどが載っています。
なんたって皆さん、銀座で何十年とお商売をしていらっしゃる方々ですから・・・。
それは耳よりな情報満載です。読み物として、ごらんになってみてくださいね。