元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

朝ドラ・スカーレットの喜美子の名言「なんでも楽しむ」とは、非常に含蓄のあるせりふ!!

2020-02-13 10:42:33 | 社会保険労務士
  波乱万丈の人生がゆえに主人公喜美子(戸田恵梨香)のセリフが活きる「人生の名言」(職場にも通じるものありか)!!

  NHK朝ドラの「スカーレット」は、モデルとなる神山清子氏が陶芸家として成功(昔の信楽自然釉を再現)した半生を描いた、山あり谷ありの物語である。むしろ、物語の前半は山あり山ありで苦労ばかりが描かれている。やっと後半になって、穴窯の焼き物が成功し(※1↓)家の経済状態もようやく良くなったが、それと引きかえに夫の八郎(松下洸平)とも別れることになった。息子の武志(伊藤健太郎)もようやく進路が決まり、京都の美大の合格し武志は信楽の家から出ることになる。

 第109回はそんな武志との別れのシーンが描かれていた。ここで作者の水橋文美江氏は、主人公の喜美子に実に人生の示唆に富んだ名セリフを言わせる。

 武志、楽しむんやぜ。なんでも楽しむなさい。
 つまらんときは、つまらんことを、しんどい時はしんどい時を楽しむ。
 そして、おかあちゃんに会いたくなったら、会いたいなあという気持ちを楽しみなさい。


 そして、武志は大学にいかせてもらうことに礼を言う。

 喜美子のいままで生きてきた正直な気持ちが伝わってくる。家が貧乏であったため高校にも行かせてもらえず大阪にお手伝いさんにいって、「苦労」ばっかりしてきたが、喜美子は子供のころ習った「草間流柔道」の精神で人生常に挑戦の姿勢であったため、苦労を苦労と思わないようであったようだ。それが、このセリフに表れている。借金等(※2↓)をしてまで、データにデータを積み重ねて、穴窯での自然釉として、ついに7回目に成功させた。そんなときも、しんどい時はしんどいことを楽しんだ結果であろう。(※3↓)

 職場の人間関係等においても、思いどおりにならないこともたくさんある。そんなとき、なんでも楽しみなさい。人生どんな時もある。しんどい時はしんどい時を楽しむ。(※3↓)

 これって、第3者的に自分を見ている自分がいるってことなのかもしれない。
 
 作者水橋文美江氏の喜美子の口を借りて出た「名言」である。

 ※1↑ これが信楽自然釉であるが、釉薬を使わずに自然のままの色合いが出る。 
 ※2↑ 一時絶望とも思える「穴窯」(信楽自然釉)を、借金をして、また夫八郎の制止を振りきってまでも、ようやく7回目に成功させたのである。
 ※3↑ とは言っても簡単にそう思えるものではない。なんでも「楽しむ」の境地に達するには容易ではないが、彼女自身の経験がなせるわざであろう。しかし、われわれ普通に生きる者にとっても、そう考えることによって、少しは人生楽になるような気がする。
コメント
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