江別創造舎

地域文化振興活動・江別カルタ制作

ニチイの進出

2013年03月31日 | 歴史・文化

 時を同じくして、大阪に本社をおく大手スーパー・ニチイの進出が表明されました。
場所は、幸町の国道12号沿い、ちょうどイトーヨーカドーの斜め向かいでした。
 その進出の理由として、キーテナントとしての役割を強調しました。
 すなわち、札幌流出を地元にとどめ、地元商店街と共存共栄を図り、商業近代化の一助になるよう努めたい、というものでした。

 こうした相次ぐ大型店の進出、それに対する規制要望、あるいは進出歓迎などがある中で、53年3月、市は「江別市大型店舗出店指導要綱」を施行しました。
同要綱の骨子は、売り場面積が300平方メートル以上(増築により300平方メートル以上になる場合も含む)を新築する場合は、市にあらかじめ届け出ることを義務づけたものでした。
そして、事前に出店予定者と地元商店街と競技、不調の場合は商調協で調整するという、緩やかなではあるが、事実上の規制措置をとることになりました。

註:江別市総務部「えべつ昭和史」437-438頁.
写真:開店当時のニチイ江別ショッピングセンター(昭和53年11月)

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ヨーカドーの進出

2013年03月30日 | 歴史・文化

 昭和52年7月、大手スーパー・イトーヨーカドーが野幌の国道12号線沿い、市民体育館隣地に進出することが明らかになりました。

 ヨーカドーの進出は、地元商店街にとり、組合員対象の生協よりも大きな脅威でした。
レストランを経営する原利之は、『町の中が騒然となり、大きな打撃を受けることが予想された』と当時振り返っています。
まさに、死活問題でした。
市商連では、市、議会、それにヨーカドー本部に進出の白紙撤回を求める抗議文などを提出しました。同時に、市に対し、大型店進出帰省の条例制定を求めました。
すなわち、52年9月開催の議会にだされた大規模小売店舗等(基準面積未満)の進出に対する規制指導についてなど、2件の陳情でした。
いずれも、採択をみると共に、議会としても、地元中小小売業を保護する法律措置の要望意見書を、内閣総理大臣など関係方面に提出することになりました。

 江別の商業界と関係機関の危機感は増幅しました。
たしかに、江別、野幌、大麻(おおあさ)とも、それぞれが小さくとも個性的な店と魅力ある商店街を形成して対抗すべきであることは承知していました。
また、その努力はなされつつあったのです。
その最中への相次ぐ大型店の進出は、札幌市に3分の1の客をとられ、そのうえ大型店に吸収される、という不安と無力感を増幅させ、新たな近代化への投資の心理的伽となりました。

 また、既存商店街のいては、後継者難の問題がありました。
中央通りで菓子製造販売業を営む杉原満によると、『自分の世代で商売は終わり。後継者がいないので、いま資金をつぎ込んでも返済できないという人が沢山いる』といいます。
また、長い間、大麻(おおあさ)地区商店街のリーダー的存在であった土方昭三も、『後継者問題が、近代化や積極的経営の手枷足枷となっている』といいます。
その他、江別地区商店街においては『借地で商売しているため、お金をかけて改装できない』(杉原満)などと、商店自体に内包する桎梏も、投資への、近代化への大きなブレーキとなったことは否めません。

 大型店の進出に対し、商業界関係以外の市民の反応は、また別でした。
大麻(おおあさ)通勤者ユニオンなどが中心となり、生協誘致運動が展開されたように、消費者の大方は歓迎でした。
 昭和52年11月、江別地区同盟は、市長に対し、消費者の立場からみると、商店街の整備が遅れており、札幌に行かなければ満足な買い物ができない状況では、大型店の進出により、各種商品が揃えられ、サービスの向上が期待される、と事実上の賛成を表明しました。
そして、合わせて雇用対策、商店街近代化について施策の促進を申し入れました。
また、消費者協会の中島好枝は、『大型店は、ひとつの店で食料から日用雑貨のタオルまで、一度に必要なものを買いそろえることができるから便利で助かる』と、共稼ぎの多い現実的な視点で、消費者側の立場を明らかにしたのでした。

註:江別市総務部「えべつ昭和史」436-437頁.
写真:昭和53年11月オープンしたイトーヨーカドー江別店
 同上書436頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

生協の進出と厚別副都心

2013年03月29日 | 歴史・文化

 50年9月、江別商工会議所は、小売・卸売・製造業などを対象にアンケート調査を実施しました。

 各業種とも48年の石油ショック以降の不況を反映し、前年同期比生産・売上共減少したのが全体の40%を占めるなど、下降の傾向をみせました。

 こうした中、51年5月、札幌市民生協が野幌の国道12号沿いに野幌店を、また前後して一番町の同国道沿いに江別店を開くことを明らかにしました。
 6月、商工会議所は、大型店の進出にあたり、地元小売業者の意向を関係機関に反映させる商業活動調整協議会(商調協)を発足させ、生協を含め今後進出が予測される大型店対策に乗り出すことになりました。

 また、8月、商工会議所と市商店街振興組合連合会は、札幌市民生協に対し、(1)会員対象の無料買い物バスは運行しない、(2)テナント入居は、地元店を優先させる、(3)開閉店時間は午前10時、午後6時とする、(4)休みは、週1回とする、(5)市内商店からの従業員の引き抜きはしない、(6)地元商店街の催しに参加する、(7)売り場面積は、地元商店への影響を考慮して自粛する、などを申し入れました。
そして、9月、生協側からほぼ申し入れに沿った回答を受けることになりました。

 生協進出に踵を接し浮上する、52年度スタートの札幌市厚別地区副都心商業センター計画は隣接する大麻(おおあさ)商店街を中心に深刻な危機感を募らせました。
大麻(おおあさ)商店会連合会は、50年11月、市に要望書を提出しました。
 これに対し、12月、商工会議所は、市内商店主を集め、札幌副都心開発公社から計画の説明を受けるなど、今後の対応策について検討を開始することになりました。

 昭和51年11月、生協江別店、野幌店が相次いでオープンしまいた。
生協のオープンは、市内の人の流れを大きく変えました。
その端的な例が、翌年夏の恒例の全市連合商店街大売り出しの中止です。
無論、長引く不況で消費が冷えきっていたこともありますが、同時に、生協の進出が影を落としていたことも否めない事実でした。
しかし、大型店の進出は、もはや時代の要請であり、一大潮流となって商業界に地殻変動をもたらさずには止みませんでした。

註:江別市総務部「えべつ昭和史」435-436頁.
写真:昭和51年進出した生協
 同上書436頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

元江別近隣商業団地

2013年03月28日 | 歴史・文化

 市は、昭和46年大麻(おおあさ)公設小売市場の開設の他、49年元江別近隣商業団地を開発しました。

 元江別近隣商業団地用地は、昭和45年に株式会社江別振興公社が王子製紙株式会社から買収した約7万5千平方メートルのうちの約6万5千平方メートルで、元江別2番通りに面した市街地中央部の空き地としては唯一まとまったものでした。

 2番通りに面し、商店街を形成、中央に多目的公園を配し、残りを宅地分譲(93区画)しました。

 当時としては、ユニークなこの商業団地は、近接する共同店舗・元江別マートと王子サービスセンター・元江別店をキー・テナントとして、以降、この地区の商店街として地道な発展を遂げていきました。

 30年代まで一定の商圏を確立し、それなりに自足してきた感のあった市内の商店街は、40年代に入るとかってない危機的な局面に逢着しました。

 それらは、周辺環境を含め、あまりにも急激な都市化の進行に対応できない商店街の苛立ちであり、苦悩でありました。
それはなにも商店街だけのことではありませんでした。
この時代、市民生活の多極面において、都市化の狭間における苦悩、葛藤が多発しました。

註:江別市総務部「えべつ昭和史」422頁.
写真:昭和43年市内ではじめての共同店舗・元江別マート
 同上書419頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

江別を食べちゃいな祭開催のご案内!

2013年03月27日 | イベント

 このたび、江別を食べちゃいな祭開催のご案内をいたします!

 江別市農業振興課による江別を食べちゃいな祭開催のご案内をいたします。
江別市には、さまざまな特産品があります。
江別産小麦ハルユタカを原料としたパンやピザ、江別小麦めん、
その他江別産米を原料とした地酒彗星など、
多品種が勢揃いします!

大いに江別を味わってください!

なお、同日新酒発表会も開催されます。

 江別を食べちゃいな祭の日程は、下記のとおりです。
1.日 程   2013年3月28日(木)18:00~19:30
2.場 所   江別市民会館小ホール
3.参加費   500円
        *高校生以下は無料
4.連絡先   江別市農業振興課江別食べちゃいな祭実行委員会
        011−381−1025
        *事前申込大歓迎とのことです。

写真:北翔大学エクステンションセンター教養講座人が集えば文殊の知恵袋講座にて萩原氏がご紹介された江別小麦原料の製品たち

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

キー・テナントの配置

2013年03月26日 | 歴史・文化

 昭和41年4月の勧告の革新であったキーテナント(商業核)の配置は、その成果について商店街別に、また業種ごとに評価が分かれるところでした。

 その評価は別としても、さまざまな動きがありました。
昭和43年、2番通りの道路拡張(都市計画整備事業)に伴う4~5丁目間元江別商店街店舗の一部移転を契機に、市内で初の共同店舗元江別マートが完成しました。
 また、48年、本町通りに王子サービスセンター・王子店が開店しました。

 この王子店は、従来王子従業員の共済事業でしたが、47年11月江別一の規模のショッピングセンターとして新築か移転することになったのです。
移転先は、渡りに舟の感がありました。と、いうのは、本町通り商店街のキー・テナントとして、両手を拡げて迎え入れられたのでした。
これまで、既存の商店街では、こうした大型店の進出に対しては反対運動が起こるのが習わしでした。
それが、歓迎に転じたのは、とにもかくにも客の流れを引き寄せなければならない、そうした同商店街への顧客誘導の磁場として、期待されたのでした。

 その他、48年12月、大麻(おおあさ)東町商業協同組合で、同商店街のキー・テナントとして、協同組合東町ショッピングセンターを開設しました。
同商店街は、他の商店街に比べて小ぢまんりとしており、加えて大麻(おおあさ)公設市場のオープンで人の流れが薄くなりつつあったのです。
そのため、起死回生策がショッピングセンターであり、50年アーケード建設へと結びついたのでした。

註:江別市総務部「えべつ昭和史」419-420頁.
写真:昭和46年夏頃中央通り買い物公園
 同上書420頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

北翔大学短期大学部ライフデザイン学科インターンシップ終了のご報告!

2013年03月25日 | 教育・学校

 このたび、北翔大学短期大学部ライフデザイン学科インターンシップ終了のご報告をいたします!

 北翔大学短期大学部ライフデザイン学科は、地域密着型インターンシップを推進しています。
そして、本年(2013年)2月を皮切りに、札幌市、江別市、苫小牧市、石狩市にてインターンシップを展開し、昨日(3/24)全てのインターンシップが終了いたしました。

 本年度は、4市にまたがるインターンシップを実施し、各方面の多くの方々のご支援を賜りましたこと、深く感謝申し上げます。
ありがとうございました!

 インターンシップ各所を巡回させていただき、皆様の熱いご支援を強く感じました。
3週間程の長期にわたりインターンシップ生へご指導を賜りましたこと、厚く御礼申しあげます。
 インターンシップ生は、とても活き活きとした表情で活動させていただきました。皆様の温かなご指導のもと、多くのことを学ばせていただいことと思います。
今後は、報告会に向けての準備に入ります。
インターンシップ生を受け入れていただきました皆様には、ご案内をさせていただきます。また、当ブログにおいてもご案内をさせていただきます。
お世話になりました地域の皆様もぜひ報告会をお聞きいただければ、学生たちも大変喜ぶことと思います。

 一言で、地域密着型インターンシップと申しましても、簡単なことではございません。
受け入れてくださる方々の温かなご支援と、
その地域にいらっしゃる皆様のご支援なくして成り立たないのです。
 ご多忙の時節、インターンシップ生を受け入れていただき、ご指導を賜りましたこと、あらためて御礼申しあげます。
ありがとうございました!

 そして、今後ともご指導の程、よろしくお願い申し上げます!

写真:NPO法人ねおす いぶり自然学校でのインターンシップの模様 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

近代化・合理化への模索1-2

2013年03月24日 | 歴史・文化

 昭和43年3月、江別で初めて商店街振興組合が設立されました。

 この後、この振興組合化は、43年7月の中央通り銀座商店街、48年10月の大麻(おおあさ)中町商店街、49年4月の野幌商店街などと続きました。
いずれも札幌のデパートや大型スーパー、高度に専門化された商店街に対抗するためには、現在の自然発生的な商店群ではなく、近代的な商店街に再開発しなければなりませんでした。
 その危機感に裏打ちされた意欲の表れであったのです。

 こうした商店街の振興組合が進む一方で、大麻(おおあさ)団地においては、恊働組合化も進みました。
 44年11月、大麻(おおあさ)中町商業協同組合が結成されました。
中町商店街などの13店が参加、各店が30万円を出資、(1)ガソリン、暖房燃料の共同購入、(2)駐車場の共同購入と車庫の共同管理、(3)情報紙の発行、(4)経営者研修、店員講習会の開催、などを行おうというものでした。
 次いで、45年6月、大麻(おおあさ)銀座商店街、同7月、大麻(おおあさ)東町商店街が、それぞれ商業協同組合を結成しました

 この振興組合化、協同組合化により、それぞれの商店街でさまざまな近代化、合理化がなされました。

 昭和48年、大麻(おおあさ)銀座商業協同組合では、市内初のロードヒーティングを敷設する第1期工事として、同商店街の西側半分、約700m、200平方メートルを実施しました。
同じく、48年中央通り銀座商店振興組合では、3か年計画でアーケードの設置(3-5条間・247m)に踏み切り、51年6月に完成しました。

 また、50年には、大麻(おおあさ)東町商業協同組合でも鉄骨構造の斬新なイメージのアーケード(99m)を完成させました。

註:江別市総務部「えべつ昭和史」418-419頁.
写真:昭和51年6月中央通りアーケードが完成
 同上書419頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

近代化・合理化への模索1-1

2013年03月23日 | 歴史・文化

 昭和41年11月、キーテナント方式の勧告の内容実践のため、江別市商店街連絡協議会が結成されました。

 札幌流出を防ぐため、(1)近代化・合理化のあり方に関する講演会などの開催、(2)会員に対する情報および資料収集配布、(3)関係機関に対する要望、陳情、などを行うことになりました。

 同協議会は、以降51年3月、江別市商店街振興組合連合会(市商連)に発展的に再編されるまでの10年間、江別の商店街を代表する組織として難局に逢着した商店街の活性化に取組むことになりました。

 この間、43年3月、江別ではじめての商店街振興組合が設立されました。
それは、本町通り商店街です。
江別駅前から旧火力発電所方向へ一直線に伸びる市道・本町通りの両側に、105店舗が並ぶ江別地区の繁華街です。
これを札幌の狸小路をイメージし、魅力ある商店街に再生しようというものでした。
そのためには、従来の親睦中心の商店会から近代的組織への脱皮を図り、振興組合化によって国・道の融資を受け、ロードヒーティングなどの環境整備や、共同仕入など、急がれる近代化に着手することになりました。

註:江別市総務部「えべつ昭和史」418頁.
写真:昭和51年6月完成した中央通りアーケード
 同上書419頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。
 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

演劇「secret communication」公演のご案内!

2013年03月22日 | イベント

 このたび、演劇「secret communication」公演のご案内をいたします!

 札幌市内には、多くの演劇団体が存在します。
そのうちの1団体、シアターユニット(THEATERUNIT) YES & NO による初公演”secret communication"のあらすじをご紹介します。

 ある大学のSF研究サークル、
春休みを利用してメンバーの父親が所有する山奥の別荘で1週間の合宿を行いました。
その楽しい合宿中に招かざる客が!?
サークルメンバー5人が目の当たりにしたものとは!
客は、何のためにやってきたのか!
若者たちで挑む青春SFコメディ!

彼らは、フリーで活動する人たちが主流となり、
その中に、北翔大学短大部ライフデザイン学科で舞台芸術を学ぶ湊谷君も出演します。
若者たちで挑む青春SFコメディ、
どのように演じるか、
楽しみですね!

公演 "secret communication" の日程は、下記のとおりです。
1.期 間  2013年3月29日(金) 19時開演
           3月30日(土) 14時・19時 2回公演
           3月31日(日) 14時・18時 2回公演
         *いずれ日程上記開演時間より30分前が開場時間となります。
2.場 所  マルチスペース・エフ
        札幌市中央区南9条西3丁目1-6 彩木ビル4F
3.入場料  一般 前売1,200円・当日1,400円
       学生 前売1,000円・当日1,200円
  *なお、学生設定料金は、高校生以下対象となります。
4.申込方法
 公演観劇希望の方は、下記メールアドレスへご連絡ください。
 yes.and.no@outlook.com
 その際、観劇希望日時・一般か学生のどちらか・予約チケット枚数・代表者氏名をご記入ください。


写真:secret communicationチラシイラスト

コメント
この記事をはてなブックマークに追加