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江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

2018年感謝の言葉!

2018年12月31日 | その他

 本日、2018年12月31日(月)、除夜を迎えました

 2007年1月田口商店として発足した江別創造舎にとりまして、
 本年(2018年)という年は、10年の節目を迎えた年であり、
 江別創造舎発足当初の意志「地域文化振興活動を通じて社会貢献を果たす」が根付いた活動
 「個が生き、個が活かされる地域(まち)づくり」
 「地域が生き、地域が活かされる人づくり」を目指して、
 地道に、着実に、継続的に、活動推進できたことに対して、
 江別創造舎の活動に関わってくださった全ての方に
 深く、深く感謝申しあげます

 皆様、ありがとうございました

  来年度(2019年度)江別創造舎新たなスタートに向けて
 江別カルタのうたをご披露して締めくくりとしたいと思います。
 「江別カルタのうた」は、2015年に、江別市在住シンガーソングライター大谷木正隆氏作詞作曲していただいた楽曲です。
この模様は、江別創造舎Facebookにて動画をアップさせていただきました。
当ブログでは、動画をアップできないためfacebookからご覧くださいませ。


 江別カルタのうた」」で採用された句は、次の句です。
「え」   江別港  石狩汽船と  外輪船
「お」   岡田邸  レトロな姿  木の造り
「ぬ」   ぬかるみと  刈り分け道が  国道に
「ろ」   炉を染めて  歴史をつなぐ  赤レンガ
「な」   ナナカマド  赤い実のなる  江別の木

「い」   生き生きと  学ぶ喜び    文京台
「を」   大麻に    駅舎ができて  半世紀
「よ」   洋風の    モダン建築   石田邸
「ゆ」   緩やかな   大河に映る   石狩大橋
「な」   ナナカマド  赤い実のなる  江別の木


 皆様、1年間のご支援ありがとうございました
 そして、
 来年度も新たな企画をもって地域文化推進活動に取り組んで参りますので、
 何卒倍増のご支援、よろしくお願いいたします


写真:北海道神宮<12月31日撮影>
 

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申合規約

2018年12月30日 | 歴史・文化

 殖民社の成功については、いくつかの要因が挙げられます。

 以下代表例を挙げると、一つは、「聞き分けを中核とした互換約定書にあります。
また、一つは、長岡・六十九銀行の支持、中央の顕官(松方正義など)の情誼により、特別の詮議を取り付けたなど、諸説を聞きました。
それに、移住地野幌が札幌に近接し、しかも鉄道沿線に位置し、かつ兵村など周辺開発が先行していたことも否定すべくもない要因でした。

 入地した農民の力量を見落とすわけにはいきません。
 ここまで、幾度か現地野幌で指揮をとった三島・関矢・松川・平沢らについて触れました。
彼ら功大なるはこれ以上繰り返すまでもありません。それよりも忘れてならないのは、入植した大方の農民が勤勉であり、実直であり、良質であったことです。
彼ら農民もまた、故郷越後で選ばれた者でした。

 「務メト辛抱トニ堪ル者ヲ精選シタク、数多クモ懶惰人ニテハ初発村落ノ悪風ヲナシ、移ス者ト移サルル者ト、互ニ成立セサル状況ニ陥ラン」(『第2回北遊記』明治19年8月4日)。
移住希望者一人ひとりに面接した三島は、長岡で喰えぬ者は、北海道でも喰べていけぬと、厳しく釘を刺しています。
その「務メト辛抱トニ堪ル者」への具体的な行動指針が申合規約であり、普請之節心得、死葬之節心得、などです。
その基調は刻苦勉励、礼節を重んじ、節約を旨としています。
だから、の集合は、まずは何をさておいても節約の説法から始まります。

 一. 眼前ノ利ニ惑へ農業ヲ怠リ漁業雇、日雇稼等ニ決シテ他出スベカラザル事
 一. 食事ハ必ス米ト雑穀ヲ等分シテ常食トナスベキ事
 一. 衣敷ハ綿布ヲ常トシテ 絹類ヲ用ユベカラズハ勿論、些細ノモノタリトモ 猥リニ新調致間敷事
(申合規約第十条・抄出)

 31年翌年の成功検査を前に、殖民社ではあらためて節約規約を設けました。
移住後9カ年がたち、村風の色合いと、その欠点も集点化されてきたためでしょうか。
全9条の簡単なものです。
辛抱と節約の時代は、まだまだ続きます。

註 :江別市総務部「新江別市史」169頁.
写真:史跡 千古園



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自然観察会はじめてのかんじきウォーク参加申し込み開始のご案内!

2018年12月27日 | イベント

 このたび、自然観察会はじめてのかんじきウォーク参加申し込み開始のご案内をいたします!

 本日(12/27)より!
 自然ふれあい交流館主催!
 自然観察会はじめてのかんじきウォーク参加申し込み開始!

 対象は、スノーシュー初心者です。
 スノーシューを履いて、北海道開拓の村から瑞穂の池を目指して、冬の森を散策する企画です。
 北海道開拓の村集合・解散です。
 
 自然観察会はじめてのかんじきウォーク参加申し込みの概要は、下記のとおりです。
1.日  程   2019年1月26日(土)10:00ー12:30
2.集合場所   北海道開拓の村前
        *解散場所同様
3.対  象   スノーシュー初心者
4.定  員   先着10名
5.料  金   無料
6.申込み先   自然ふれあい交流館
        011ー386−5832


写真:北海道開拓の村前


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移民ト生命ヲ・・・

2018年12月26日 | 歴史・文化

 関矢孫左衛門は、三島と入れ替わるように野幌に駆けつけた時は、衆議院議員の職を投げ打っての決意でした。
「生ハ断然国会ヲ辞シ 終身開拓ノ業ヲ盡シ 野幌移民ト生命ヲ倶ニスルの覚悟無ルベカラズ 此亦国家ニ盡スノ本文也 何天下後世ニ塊ンヤ」(明治24年7月13日『北征日乗』)。

 関矢孫左衛門が都道の明治24(1891)年5月は、移住2年目の開墾正念場でした。
開墾は大約すると、①ヂャキ播(簡耕栽培=伐木し、笹を刈り、残った根株を避けて條をつけ、種を蒔く)、の順番となります。
順番は皆同じですが、誰しもが同じようにやれるものではありません。
例えば、同じ越後の民とはいえ、母村が山地と平野では、それまでの労働内容や生活慣行なども違います。
「平野出身者は知らず(中略)、彼らの中には農民と偽って入地した者もあり、何処から仕事を始めて良いか方法が付かなかった。」(『野幌部落史』)。

 人間の集まるところです。
呑み、打つ、喧嘩、夜逃げなどがなかったわけではありません。
関矢も亦、平沢政栄門、松川安次郎らの協力をえ、移民を集めての訓話、それに廻村などを重ね、人心の一統、生活各般の指導に腐心しました。
この労苦は、軍律が行動規範として日常生活までを律した兵村の元は別種の、力業でもありました。


註 :江別市総務部「新江別市史」168-169頁.
写真:明治30年代殖民社事務所から千古園方面を望む
 同上書166頁掲載写真3-17を複写・掲載いたしております。

 

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A Happy Christmas ❗️

2018年12月24日 | 地域

 A Happy Christmas 

 世界中が夢に包まれる時 

  A Happy Christmas

 素敵な夢を
 素敵なクリスマスを

 乾杯 

 

写真:ホワイトイルミネーション in Sapporo 2017

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夢工房トンデンファーム〜1年間ありがとう!セール開催のご案内!

2018年12月23日 | イベント

 このたび、夢工房トンデンファーム〜1年間ありがとう!セール開催のご案内をいたします!

 本日(12/23)から2日間!
 夢工房トンデンファーム
 一年間ありがとうセール開催!

 一年間の感謝を込めて
 通常のガーデンセール商品がセール価格が設定されています。

 また、お歳暮ギフトも揃っています。

 夢工房トンデンファーム一年間ありがとうセールの日程は、下記のとおりです。
1.期   間   2018年12月23日(日・祝)〜12月24日(月・振休)
          9:30〜17:00
2.場   所   夢工房トンデンファーム
          江別市元野幌968ー5




写真:夢工房トンデンファーム

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明日!えぞ但馬牛食肉直販のご案内!

2018年12月21日 | イベント

 このたび、明日!えぞ但馬牛食肉直販のご案内をいたします!

 明日(12/ 22)!
 江別ブランド牛〜えぞ但馬牛の食肉直販開催です!

 江別において、昭和43年市営牧野造成事業を手がけ、
翌年飼育試験の結果、黒毛和種の導入が最も適しているとことから
昭和46年、肉種の良い兵庫県産黒毛和種の種雄牛を初めて導入されました。

以後、減反による補完的収入源として、昭和51年より兵庫県但馬系の繁殖牝牛が導入され、やがて江別における但馬系黒毛和種の改良がされました。
そして、平成元年に江別産ブランドえべつ但馬牛を商標登録に至りました。
*以上江別創造舎ブログ2013年6月1日参照

 えべつ但馬牛食肉直販の日程は、下記のとおりです。
1.日  程   2018年12月22日(土)11:00~売り切れ次第終了
2.場  所   江別市民会館小ホール
3.主  催   えぞ但馬ビーフ・クラブ<道央農業協同組合畜産課内>
         011−370−1613

<ご参考>
 江別産ブランドえぞ担馬牛商標登録までの背景については、江別創造舎ブログ<2013年6月1日ブログ>をご覧ください。


 「江別市街化の勢いと農地の保全」については、江別創造舎ブログ2013年6月5日をご覧ください。



写真:平成元年江別産ブランドえぞ但馬牛の商標登録
   江別市総務部「えべつ昭和史」482頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。


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江別創造舎メンバー募集のご案内!

2018年12月19日 | 江別創造舎

 このたび、江別創造舎!メンバー募集のご案内をいたします

 江別創造舎は、
 2007年1月、地域文化振興活動を目的に発足した任意団体です。
 
 共に活動していただける方!メンバー募集中です❗️

 江別創造舎は、これまで地域文化振興活動を主体として、
 「個が生き、個が活かされる地域(まち)づくり」、
 「地域(まち)が活き、地域(まち)が生かされる人づくり」
 を目指して、江別創造舎は、活動を推進しております。

 具体的には、
 江別の文化・歴史を題材とした江別カルタの制作
 江別カルタを活用した江別市生涯学習協議会および江別市社会福祉協議会等、
 児童会や蒼樹大学等で毎年活用していただいております。

 市民講座としては、
 「市民・若者が主役!講師講座開講!」
 「江別カルタで辿る江別物語」<2013/2014/2015の3年間継続事業>
 「江別の文化・歴史を語る!つなぐ!語り部の記録」<2016/2017/2018の3年間継続事業>

 次なる発展を求めて、メンバーを募集いたします💖
 どなたでも!
 ご連絡お待ちいたしております

 江別創造舎発足10年、
 今後、新たな活動展開へと発展させていくことも期待されます!
 ぜひ!皆様のご支援をお願いしたいと考えています。

 ただいま!
 江別創造舎は、共に活動していただけるメンバー募集中!です!


 江別創造舎へのお問い合わせは、下記へご連絡ください❗️
 江別創造舎事務局<北翔大学田口研究室>
 E-mail   taguchi@hokusho-u.ac.jp
                       @マーク全角を半角にしてください。




写真:江別カルタ<江別創造舎制作>


 

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本日!北翔大学短大部ライフデザイン学科!江別の希少性高い名品販売のご案内!

2018年12月17日 | 教育・学校

 このたび、本日!北翔大学短大部ライフデザイン学科!江別の希少性高い名品販売のご案内をいたします!

 本日(12/17)!
 北翔大学短期大学部ライフデザイン学科キャリアデザインコース1年の学生たちによる
 江別の希少性高い名品!を販売する・・・・・
 「冬のスイーツ&ベジタブルフェア」開催します!

 本年度最後の営業です!

 ぜひ!学生交流しながら楽しいショッピングをしてください

 冬のスイーツ&ベジタブルフェアの日程は、下記のとおりです。
1.日    程    2018年12月17日(月)10:00ー16:00(商品なくなり次第終了)

2.場    所    北翔大学PAL<煉瓦造りの建物2階>展示室<ガラス張りのブース/エレベーター前>

3.取り扱い商品     (1)AmbitiousFarm様による野菜たち
               イモ類
               人参類
               キャベツ
            (2)まちのやおや様
               幻の玉ねぎ〜札幌黄<玉ね義>
            (3)Le Calme<ル・カルム>様
               シフォンケーキ各種<カット売り>
               添加物を使用していない美味しく!安心安全なシフォンケーキです

4.販    売    北翔大学短期大学部ライフデザイン学科キャリアデザインコース1年
            ビジネスワークショップ・プロジェクトメンバー




写真:北翔大学COLLEGE HALL PAL
          
 

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最初の冬

2018年12月15日 | 歴史・文化

 集団移民の結果、明治23(1890)年6月現在、以前から入植の徳島阿波出身者や独立移民関係などを加え野幌殖民社の現在戸数125戸、人口632人(他に越後村、月形村などを加え204戸)と、当面の難関は越えました。
次の障壁は、この冬を無事に越せるかどうかです。
最初の冬を乗り切ることが移住成功の第一歩でした。その思いは、皆同じでした。

 三島億二郎は、この時66歳でした。
「予カ両3年著シク老衰スル」(北遊記」)の自覚もあり、笠原文平に野幌の冬の管理監督を頼みました。
しかし、笠原の都合はつかず、関矢もまた、この年11月開会の国会の出席のため、野幌にとどまることは難しい。
ここに至り、三島は決断をしました。
「野幌ノ本年管理者ノ要用ハ 兼テ切論スル所ニシテ 今加比場合ニ迫ル苦労ハ論スヘキニ非ズ、及之諾ス」(同前)。
三島の言を約めると、この時彼は、決死の覚悟を固めたのでした。
 結局は、三島は松川、平沢らの協力を得て、この越冬期において、村固めと、抜かりなく春の準備をなしました。
例えば、同年12月26日午後3時に年番(組長)を召集し、当面注意すべき点を諭しました。
「第一、移民一般、明後年ハ作物・収穫物ニテ糊口スベキナレバ 少ナクトモ明年ハ弐町歩ノ作付スベク 弐町歩スルニハ 雪中伐木 消雪早々笹刈根堀ヲ急グヲ要スルナレハ、無油断雪中伐木ヲ動ムルベシ 然ラザレバ扶持窮迫スベシ」(『北国日記』)云々です。
文字通り、微に入り細をうがち、巧みに脅かしを交えながら実践躬行を促しました。その他、渡し米の支給方法や寺院建設、教育所のあり方など、三島の残した日記類から、移民生活の万端に渡り目を配り、足を運び、ゆったりと、しかも厳しく指導している様が目前する思いです。
この間、三島は病に倒れ、24年の2月中旬から約1ヶ月、札幌病院に入院しました。
やがて五月、野幌を去り、長岡に戻りました。
三島の離道と前後して、当時国会議員であった関矢孫左衛門が野幌の地に駆けつけ、要を据え、移民たちの士気を鼓舞しました。


註 :江別市総務部「新江別市史」167-168頁.
写真:明治30年代殖民社事務所から千古園方面を望む風景
 同上書166頁掲載写真3-17を複写・掲載致しております。


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