江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

 総合社会福祉センター

2013年03月12日 | 歴史・文化

 昭和57年4月、待望の江別市総合社会福祉センターが錦町にオープンしました。

 市の福祉センターとしては、46年5月文京台地区に建設されたものがありましたが、場所が市域の西端であることや、施設の内容、あるいは福祉施策そのものが従来の金品供与、あるいは施設収容からサービスの提供、地域福祉の充実という転換期にあたり、その拠点施設としては不十分なため、新センターの建設が待たれていました。

 新しい福祉センターは、社団法人江別市社会福祉協議会が設置主体となり、その後の管理、運営にもあたりました。
同センターは、在宅福祉の殿堂として六つの機能を有していました。
すなわち、(1)老人福祉センター、(2)福祉サービスコーナー、(3)肢体不自由児通園機能、(4)コミュニティセンター、(5)在宅精神薄弱者通所援護機能、(6)精神障害者社会適応訓練機能、です。
その他、江別市老人クラブ連合会、江別市遺族会、北海道共同募金会江別支会など、関係機関、団体の事務所も入居することになりました。
 なお、上記(3)は、あゆみ園が入居し、(5)はなでしこ作業所が入り、(6)についてはあすか共同作業所が処を得たことになります。

 事実、当時の市内在住の精神障害回復者クラブすみれ会代表の横式多美子は、あすか共同作業所のような社会復帰を援助し、励ましてくれるようなところがたくさんでき、社会の温かい目に見守られて生活できるようになると、私たちも普通の人と同じように働き、結婚し、子どもを産み、楽しい家庭生活が送れるようになります」(広報えべつ昭和57年6月号)と諸手を挙げて歓迎しています。

註:江別市総務部「えべつ昭和史」413-414頁.
写真:昭和57年4月開館した江別市総合社会福祉センター
 同上書413頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。


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