江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

百年記念式典

2013年06月18日 | 歴史・文化

 53年7月16日、午後1時40分、市民会館大ホールにおいて江別100年記念式典が行われました。

 この日、晴れの式典に参加したのは山田市長をはじめとする市三役、特別貢献顕彰表彰者、市内の小・中学生のほか、来賓として来日した姉妹都市アメリカ・オレゴン州グレシャム市代表団、それに友好都市高知県土佐市代表団など合わせて1,100人でした。

 定刻、岡助役の開式のことばにより式典は始まりました。
ついで 開拓物故者への黙祷などに続いて、山田市長が祝辞を述べました。
式辞は、江別100年の歩みに触れたあと、以下のとおり続きました。
『私たちは、単に歴史を振り返り、感傷にひたるのみでなく、歴史の重みと先人の遺訓を心として、さらによりよき江別に発展させると共に、これを遺産として次代の市民に引き継ぐことが私たちに課せられた重大な使命であり、またこの未来への創造の出発点における市長として、その責任は重大であり、ここに決意を新たにし、市政の進展に取組んで参る所存であります。』

 まさに、開基100年を祝うこの式典は、千古の原始林に鍬を入れた先人たちの営みから始まった、わが町の生成と発展の全過程を噛み締め、創造的に未来に投企するためのセレモニーに他ありませんでした。
いわば、温故知新です。
そこにこそ、否、そこにだけ、くみ上げてしかるべき独走の源泉が潜んでいるのです。

註:江別市総務部「えべつ昭和史」492-493頁.
写真:野幌屯田兵屋の内部
 北翔大学エクステンションセンター「人が集えば文殊の知恵袋講座」にて撮影

コメント
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