江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

編集王の思い出。

2012年04月29日 23時26分57秒 | 漫画レビュー
 ども、昨晩はBSで『つり球』を観ていた江戸です。で、キャストの中に平野文の名前を久しぶりに見かけた。私がアニメ(再放送などは含まない)でこの人の名前を見たのは20年ぶりくらいだわ……。昔は『うる星やつら』のラム役でかなり馴染み深い人だったのですけどねぇ……。つか、祖母役をやるような年齢になってしまったのか……。そういうイメージが無かったので、キャストを見るまで気づかなかったわ。地元では今晩も地上波で放送されるので、確認してみよう……。


 さて、今日は別の事をやろうと予定していたのですが、漫画家・土田世紀の訃報がありましたので、急遽予定を変更して氏の作品について語ってみたいと思います。……とはいっても、私が知っているのは1作品だけなのですが、この作品はテレビドラマ化もしているので、タイトルくらいなら知っている人も多いかと思います。


●編 集 王(土田世紀)

     
 16巻まであるけど、あえて8巻の表紙。この二人の関係が好きすぎる……。

 内容は『あしたのジョー』に憧れていた元ボクサーの主人公が、新人漫画編集者として出版業界の様々な問題にぶつかっていくというもの。華やかな表側に隠された業界の汚い裏側も容赦なく描いてもいます。それがどこまで実態に則しているのかは、業界に身を置いた事が無い私には知る由もありませんが、そこに描かれている人間ドラマは純粋に面白いと思うのですよね。今現在も漫画家や出版業界を題材にした作品はありますが、それらの作品の中でも飛び抜けた物をこの作品は持っていると思います。

 ただし、主人公が頻繁に全裸(しかも普通は描かないような所まで結構ハッキリ描いている)になったり等、下品でエロスな描写も少なくは無いので、その作風を苦手に感じる人もいるとは思いますし、私もどちらかと言えば得意な方ではないのですがね。

 それでもなお、7~9巻に収録されている大御所漫画家「マンボ好塚」関連のエピソードは間違いなく名作だと思うのですよ。元々マンボ好塚は「子供達の為に」という志を持って漫画を描いていたのに、作品の大ヒットによって地位や財産を得た事で堕落し、アシスタントに作業を丸投げして自らは漫画を描かなくなってしまいます。そしてついにはアルコール依存症を患った末に事件を起こして業界から追放状態に……。だけど、そこから当初の志を取り戻して再起をはかり、必死でアルコール依存症と戦いながら原稿を描き上げたところで死を迎える……という、一人の漫画家の人生を描ききったのは見事と言うしかない。

 そんなマンボ好塚の最期は奇しくも作者の死因(肝硬変。でも原因はアルコールではなくウィルス性の可能性も高いけど)を連想させてなんとも不思議な気持ちになりますが、だからこそ作者をマンボ好塚と同一視してしまい、偉大な漫画家であると強く印象づけられたように感じます。勿論、実際の人物像がどうだったのかは私には分かりませんが、少なくとも『編集王』を生み出しただけでも大変な業績だとは思いますね。それだけにまだ43歳という若さを思うと、生きていればもっと沢山の名作を描く事が出来ただろうに……と、残念でなりません。ここに謹んでお悔やみ申し上げます。



 じゃ、今日はここまで
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最近の戦利品-Latin 高畠エナガ短編集1。

2012年04月26日 22時18分11秒 | 漫画レビュー
 ども、相変わらず片目が腫れている江戸です。それでも昨日よりは腫れが引いて来たので、回復している感じ。水道水で目を洗ったのが良かったのかしら? だとしたら、雑菌が目に入ったって感じなのかなぁ……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、最近の戦利品について語ってみましょうか。



●Latin 高畠エナガ短編集1(高畠エナガ)

     
 こういう女の子の泣き顔がメインの表紙絵って珍しい気がする(まあ、ページをめくると笑顔になっているんだけど)。作者の「ありきたりな物にしたくない」という意思表示の表れだろうか? いずれにしても、後書きなど作者のコメントにあたる物がほぼ皆無なので、その人物像は作品から判断するしか無い感じですなぁ。ちなみに「エナガ」はスズメ目エナガ科の鳥の名前ですが、作者は鳥が好きなのか?

 で、そんな作者の初単行本と思われる本作ですが(同人では何か本を出しているっぽい)、その多くは『スーパーダッシュ&ゴー!』で毎回のように掲載された読み切り作品が中心となっています。記憶喪失のアンドロイドと青年の日常を描く『Latin』、自然崇拝主義者のエルフによって機械文明が滅ぼされた世界で人型ロボットを復活させようとする『雪原のネストーレ』、人間に変身出来る猫達が暮らす下宿に住むことになった青年の話『猫又荘の食卓』、天使と悪魔の二人の少女の交流を描く『Reversi』の4本の短編が収録。

 取りあえず、『猫又荘の食卓』は、主人公以外の住人がネコ娘(男の娘含む)なので、ネコ耳ハーレム過ぎる……。これ、仮に家賃が月数十万円でも住みたい人がいるだろ(笑)。あと、『Reversi』はライト百合って感じの話ですね。そんな萌え系に分類出来そうな作品の一方で、『雪原のネストーレ』のように巨大ロボットによるバトル物もやっていたりするので、作者は器用で色んな引き出しを持っているなぁ……と思う。
 なお、オマケ要素は作品の合間に設定画と思われる物と、巻末に『Latin』の後日談が4ページほど。先に記したように後書きはありません。

 それにしても、初単行本が短編集というのは珍しい気がしますねぇ。基本的に知名度が低い新人の短編集に需要があるかというと違う訳で、普通は連載をこなして知名度を上げたうえで出す場合が多いですよね(結果、デビューから10年近く経ってから出されるパターンも……)。そういう意味では、いきなり新人で短編集を出すというのは、それだけ自信を持って売り出せるだけの内容だという事なのでしょうし、実際にそれだけの物があったと思います。シリアス要素もありますが、読後が爽やかな印象になる作風だと思うので気楽に読めてオススメだと思いますよ。



 じゃ、今日はここまで。


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アリシア・Yの思い出。

2012年04月18日 22時47分59秒 | 漫画レビュー
 ども、昨晩は『這いよれ!ニャル子さん』の2話目を観ていた江戸です。結局1話目は8回くらい観ているのですが、その所為か一週間が異常に長いこと……。年を取ってから時間感覚は速くなりがちだったので、こんな事は数年ぶりだわ……。
 で、2話ですが、本筋を進めるとやっぱり落ちるねぇ(そもそもかなり人を選ぶ作品だし、ネタによっても当たり外れが大きいけど)。どちらかというと、日常パートでのニャル子さんと真尋さんの掛け合いが面白いと個人的には思っているので、他のキャラやバトル要素が絡んでくると、ちょっと求めているのとは違ってくる印象。それだけに、事件が解決して日常が戻ってきた今、3話目に期待したいところです。
 それにしても、今回の悲鳴ネタは『伝説巨神イデオン』か。この作品って、私はリアルタイムで放送していた頃に殆ど観ておらず、後に発売された劇場版のDVDでの知識しか無いのですよねぇ。なので、前回の『ガンダム』とかのネタが分からない人の気持ちが少し分かったかも。やはりネタが分からないと、スッキリしない感覚はありますなぁ(勢いで乗り切れちゃうパターンもあるけど)。ただ、劇場版で名前が何度も出てくるガンド・ロワだけは知っているので、あれをオチに持ってきたのはGJ! つか、ニャル子さんはガンド・ロワを生で見ていてもおかしく無い年齢である可能性もありそうで怖い(笑)。


 さて、今日も雑誌の感想ネタは無し。『サンデー』や『マガジン』も無理して買うまでも無かったなぁ……。付録とかの特典要素があればまた違ってくるかも知れないけど、それも付録の内容によるか……。

 そんな訳で、今日は『ニャル子さん』繋がりで「クトゥルフ神話」に関わる作品について語ってみましょうか。まあ、クトゥルフをメイン要素で扱っている作品って手元にはあまり無いのですけどねぇ。いや、関連する単語等が使われている作品なら山ほどありますし、ゲームなんかでもモンスターに「ニャルラトホテプ」等の名前がついている場合も珍しくないのですが、それが「クトゥルフ神話」と直接の関係があるかと言えばそうでも無いですからねぇ。
 で、「クトゥルフ神話」をメイン要素で扱っていた作品は、私がパッと思いつく範囲では2作品しかありません。1つはセガサターンのエロゲー(元々はパソコンゲーム)『黒の断章』ですが、こちらは既に売ってしまった……。そしてもう1つはというと……、


●アリシア・Y(後藤寿庵)

     
 最近の作者は姉弟物のエロ漫画ばかり描いているイメージですが、昔はバトル要素もあるシリアス漫画も描いていたのですよねぇ。まあ、掲載誌が美少女コミック誌だったので、多少のお色気要素はありますが、もうちょっと表現を抑えれば少年誌にも掲載できるレベルかと。

 内容は主役のアリシア(ちなみに10代半ばの姿だけど8歳児)が、ロンドンで起こった連続殺人事件を追っていく内に、邪神クトゥルーを復活させようという陰謀に関わっていく……という感じ。私自身は元ネタの知識はほぼ無く、むしろこの作品でその存在を知ったという感じなのですが、それでも結構面白く読めました。まあ、作画の方はあまり期待しない方がいいかもだけど。

 で、一応「這い寄る混沌ニャルラトホテプ」も登場していますよ(今作での表記は「ナイアーラトテップ」だけど)。ただし、男の姿をしていて、あまり邪悪な感じでもありませんがね。また、他の「クトゥルフ神話」のキャラや用語等も沢山出てきます。ただ、それが元ネタにどの程度忠実なのかは原典を読んでみないと知り由もありませんねぇ……。

 なお、もう20年近く昔の本なので現在オリジナルの本は入手困難ですが、電子書籍としてならば入手が可能なようです。


 そして、ついでに同作者の別作品も。

●シャーリィホームズ(後藤寿庵)

     
 シャーロックホームズの孫娘のシャーリィが主役のギャグマンガ。ちなみに、ゲストでアリシアも登場しています。

 内容は肉食系女子(美少年好きで露出狂)の探偵シャーリィが、事件そっちのけで大暴れする感じのナンセンスギャグ。下ネタやエロネタも多く、更に2ページだけガチのエロシーンもある所為か、成年マークが付いています。でも、こちらもちょっと表現を抑えれば、少年誌でもやれるような気がしないでもない。あの頃は本当にエロの規制が厳しかった……(エロ漫画雑誌ですら、自主規制でパンチラくらいまでしか出来なかった事があるくらい)。


 まあともかく、私にとっての後藤寿庵はこの2作品のイメージが強いので、近年のエロ漫画はコレジャナイ感が強いのよねぇ……。また昔みたいな路線の作品も描いて欲しいけど、商業じゃ難しいのかしら……。



 じゃ、今日はここまで。
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電子妖精アバタモ☆エクボ&カルドセプト他の思い出。

2012年04月17日 23時01分55秒 | 漫画レビュー
 ども、天気が悪いとよく眠れる江戸です。気圧の関係で身体機能が落ちている所為もあるのかもしれないけれど、単純に「暗いから」というのもあるのだろうな……。朝方に就寝する事も多いのだけど、天気が良い日はやっぱり眩しいのか、眠りが浅い……。アイマスクを使った方がいいのかしら……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、昔の作品について語ってみましょうか。


●電子妖精アバタモ☆エクボ(こやま基夫)

     

     

     
 20年ほど前に『週刊ファミコン通信(現:ファミ通)』に連載されていた作品。タイトルは昔からある言葉の「あばたもえくぼ(愛すれば欠点まで好ましく見える)」と、「アバター(分身・化身。現在では主に仮想空間上で操るキャラクターを指す)」をかけているのでしょうかね。「アバター」は最近になってようやく定着してきた感がありますが、そういう意味では先見性があるというか……。

 で、内容ですが、電子妖精のアバタモ☆エクボが当時のゲームキャラや世界観等を実体化させて騒動を起こすという感じのコメディでした。まあ、プレイした事が無いようなマイナーなゲームのネタを使われると途端について行けなくなる事もありますし、子供には絶対に理解できないような世界情勢などのネタなども入っていましたがね。

 その上、ゲームネタだけではアイデアが続かないのか、途中で殆どオリジナルに近い長編展開をやる事もありました。特に最終巻の3巻はほぼ一冊丸ごとロボットアクション漫画だと言ってもいいかもしれん。その辺はちょっと好き嫌いが分かれそうですねぇ。

 それでも、昔遊んでいたゲームのネタが出てくると懐かしいし、その時代の空気等を知る上でも貴重な資料になる作品だと思います。改めて読んでいて、「あばばば」と今でもネット等で使われているような言葉も出てきていてちょっと驚いたわ(まあ用途は違いましたが)。

 ちなみに全編フルカラーです。


 そしてゲーム繋がりでこんな作品の話も。

●カルドセプト(かねこしんや)

     
 ゲームのコミカライズ版。まあ、私はゲーム版をプレイした事が無いのだけど、かねこしんやが好きだったので読んでいた作品ですね。

 内容はカードでモンスターを操ってバトルをするという物ですが、おそらく最も有名な部類のカードゲームである『遊戯王』のような感じではなく、どちらかというとカードはRPGにおける召喚魔法に近い扱いですよね。そういう意味でもこれは正統派のファンタジー作品であり、その世界観を作者の素晴らしい作画で再現しています。

 ただ、作者の体調不良によって連載が中断したまま掲載誌も消滅してしまった今、完結する見通しは今のところ無いので、個人的に一番盛り上がった過去の大戦争のエピソードが載っている2巻までしか手元には残していません(実際には6巻まで出ています)。でも、久々にギルドマスター (人外ロリババァ・恐ろしいイカ娘的な何か)の姿が見たくなったので、続きが読みたいような気も……。


 ついでに、かねこしんやの別作品も。

●超高機動警察ヴァーミリオン(まんが・かねこしんや 原作・山本剛)

     
 ロボ娘警察漫画。ロボ娘による警察物は意外と珍しいジャンルてあるような気がする(サイボーグならまだしも)。最近のロボ娘は、メイド(もしくは家電)ロボか、軍用兵器のどちらかの場合が多いからなぁ。
 それはさておき、この原作者とのコンビはラノベの『クロックワーク』シリーズでもお馴染みでした。そういえば、あちらもロボ娘物だったっけか? 内容は殆ど忘れちゃったけど、キャラが結構好きだった事だけは覚えている。


 そしてもう一冊。

●イラストガレージ(かねこしんや作品集)

     
 イラスト集的な物。前述した『クロックワーク』シリーズの挿絵も掲載されています(しかし、モノクロイラストが収録されていないのが残念)。ただ、カラーページは全体の三分の一程度で、残りのモノクロページの多くは読み切り作品で占められている為、短編集と呼んだ方が近いような気がしないでもない(ただ、サイズ・価格的にはやっぱりイラスト集っぽい)。いつか2冊目が出せるようになればいいなぁ……。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラVSビオランテ 。

2012年04月15日 22時46分15秒 | ゴジラ
 ども、今朝は『妖狐×僕SS』を観ていた江戸です。昨晩は裏番組を観ていたので録画したのを観ていたのですが、BSの方でもようやく最終回ですねぇ。物語の主軸とも言える転生展開をやらずにどうオチをつけるのかと思っていたのですが、恋愛物として無難にまとめた感じですな。手紙関連の話は思わず涙腺が刺激されてしまったぜ……。年を取ると涙もろくなるなぁ……。
 しかし、今回は無難に終わっているだけに、2期があったとしたらその内容には驚く人も多いだろうなぁ……。ある意味では文字通り別物ですし……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラVSビオランテ

     
 前作の『ゴジラ(1984年)』の直接の続編ですね。おそらく平成になってから作られたゴジラ映画の中でも屈指の人気作で、私個人としてもVSシリーズの中では一番好きな作品かもしれません。

 で、昭和のシリーズも2作目から「ゴジラと怪獣の戦い」がメイン要素になったのと同様に、平成シリーズも本作から怪獣同士の戦いがメイン要素となっています。そして、今回のお相手は新怪獣のビオランテ。ゴジラと人間と植物の細胞を掛け合わせて生まれた怪獣ですが、VSシリーズの怪獣としてはそんなに強くない印象。ただ、ゴジラを上回る巨体と、そのデザインの格好良さから人気はトップクラスの怪獣だと思われます。あの巨体でゴジラに突進していくシーンは実に迫力があって良し。

 ただ、先にも記している通り、ビオランテの強さについては疑問符がつくところがあって、どちらかというとゴジラを撃退できたのは人間達の功績が大きいように思います。そして、怪獣映画においてはそういう要素が強い方が確実に面白いのですよねぇ。取りあえず、『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽で有名なすぎやまこういち氏の軽快な曲をバックにゴジラと戦う対ゴジラ兵器「スーパーX2」は作中でも屈指の見所。また、ゴジラとの戦いの中で殉職した権藤一佐のシーンは、演じていた峰岸徹亡き今、涙無しでは語れませんねぇ……。

 なお、前作のにロインとして出演していた沢口靖子が別の役で出演しているので、初心者は混乱するかもしれませんが、ゴジラ映画にはよくある事なのであまり気にしてはいけない(笑)。あと、彼女の顔が昇天していくシーンはシリーズでも有名なネタシーン扱いされているんだけど、個人的には子供とも言える年齢の時に観た所為なのか、そんなに笑えるって事も無いのですけどねぇ。まあ、冷静になって考えてみると、空に巨大な顔が登っていくのは相当珍妙な光景だとは思いますがね……。

 あと、平野俊弘によるコミカライズ版も存在していましたが、今私の手元に残っていない事を激しく後悔……。また読みたいなぁ……。


 それでは、次回の『ゴジラVSキングギドラ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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最近の戦利品-魔法少女まどか☆マギカ5。

2012年04月14日 23時28分12秒 | アニメ・実写レビュー
 ども、江戸です。(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー! ……駄目だ……頭からこのメロディが離れん……。まあ、これはこれで心地良いかもぉ……(SANチェックをしろ)。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、最近の戦利品について語ってみましょうか。


●魔法少女まどか☆マギカ5 完全生産限定版DVD

     
 4巻収録分はテレビ放送したのを録画した物が手元にあるので、取りあえず4巻は後回しにして、唯一まだ一度もまともに観た事がない9話が収録された5巻を先に買いました。
 それにしてもジャケット絵は物凄いネタバレをしていますねぇ。いや、メガほむの存在を知らずにDVDを観ている人は少ないような気もしますが。あと、裏側には一応さやかと杏子もいたのか。という事は、こういう周回もあったって事か?


  それでは、中身についてあれこれと感想を書いてみましょう。


 まずは特製ブックレット。

     
 ほむー。でも、中身は設定画や中の人のインタビュー等でマミさん成分多目。あら、マミのキャラクター原案では制服姿は白タイツなのね。色1つで微妙に幼く見えなくもないな……。


 次に特典のスペシャルCD5。

     
 今回はドラマCDですが、杏子の過去編ですね。マミとコンビを組んでいた頃なので、彼女の出番は多いのは当然として、まどかとさやかも魔女の結界に囚われたところを杏子に助けられるという形で登場しています。ほむらも現在の時間軸(?)で杏子と対ワルプルギスの夜戦に供えての協力体制をしいているという形でちょっと登場。

 とにかく、杏子の過去という事でやっぱりキツイところがありますねぇ……。素直だった彼女が荒れていく(でも言葉遣いはその前から荒いな……)過程は勿論ですが、まだ健在だった頃の家族の幸せオーラが逆に痛ぇ……。父親も凄くいい人そうなので、後に無理心中するまでおかしくなってしまうとは思えない物がありますねぇ……。

 あと、マミも杏子の願いの結末を知っていたのに、まどかやさやかを魔法少女にする事を強く反対しなかった事については、ちょっと考えさせられますねぇ。自分自身の願いでは特に問題が起きていないから杏子のは特殊なケースだと思っていたのか、それとも薄々契約者を破滅させる可能性に勘付いていたけれど、寂しさから魔法少女の仲間を求めずにはいられなかったのか……。本編3話の様子を見る限り後者の要素もありそうだけど、だとしたらなんだかんだで限界が近く、魔女化も遠い話ではなかったのかもなぁ……。

 なお、9話のエンディングで使われた杏子とさやかのキャラソンも収録。若干メロディーが昭和っぽい気もしますが、だからこそ覚えやすくて良い感じですな。


 そして本編。

     
 漫画版で話の内容は知っているけど9話はほぼ初視聴。何故かネットで作られた改変ネタ動画でも、使われているシーンを殆ど観た事が無い不思議。逆に10話は一番最初かつ、唯一ネット配信で観たエピソードですね。最初と最後が同時収録されているというのもなんだか奇縁を感じる(あくまで個人的な事だけど)。とにかく、感じた事を一つずつ挙げていきましょうか。

●第9話 そんなの、あたしが許さない

・いきなりさやか魔女化。その後に映っていた誘蛾灯が象徴的……。希望の光を求めて近付くと破滅が待っている……って事か。

・オクタヴィアが車輪やレールに関係しているのって、彼女が魔法少女のルール(レール)に乗って、一直線にゴールまでいってしまった事を象徴しているのかしらねぇ……。

・漫画版の「誰かを呪いながら」という台詞が「誰かを祟りながら」になっているのか。あと「こいつはさやかの親友」は漫画版だと「親友」の部分がカットなのね。杏子の「さやかの親友は自分こそ相応しい」という意識の表れなのだろうか(笑)。ハノカゲ、杏さやのカップリングが本当に好きなんだなぁ。

・ほむらさん、なんでそんなカッコつけながら立ち去るのですか? 1~2週目辺りのマミの影響が生きているのだろうか……。

・キュウべえはぬいぐるみに紛れていても違和感ないけど、言っている事は人間から見ると邪悪そのものだな……。それに対するまどかは、漫画版だと激昂していたけど、アニメではちょっと大人しい印象。中の人の悠木碧はこのシーンを演じながら内心荒ぶっていたらしいけど、アニメ版のまどかは他者に怒りをぶつけられるような性格ではなかったから抑えるように指示されたみたいな話をコメンタリーでしてましたね。

・何も知らない(からこその)仁美の言動にイラっ☆。彼女が悪い訳じゃないのだろうけど、やっぱりタイミングが悪すぎた……。

・オクタヴィアの凄いラスボス感。実際、他作品ならそういう位置づけでもおかしくなかっただろうな……(で、さやかを救出してハッピーエンドみたいな)。

・杏子は漫画版の方がボロボロにされているなぁ。個人的にはあっちの方が悲愴感があって好き。

・EDは特殊ヴァージョン。この絵、大きいサイズで初めてみたけど、さやかは泣いているのか?

・予告の杏子エロい。

・オーディオコメンタリー有り。9話の出演は斎藤千和と悠木碧と加藤英美里。なんだかんだでキュウべえは愛されているなぁ。良くも悪くもインパクトが強いからこそなんだろうけれど……。あと、杏子の自爆に声優陣がマジ泣き状態。


●第10話 もう誰にも頼らない

・メガほむキタ   (゜∀゜)   !!! 正直、この展開はリアルタイムで順番に話数を重ねた上で見たかった……。

・1話とシンクロしつつも、周囲からのほむらの評価が180度違うのが面白い。

・ほむらを襲った使い魔がゾンビっぽくてグロイな……。

・魔法少女のまどかさん、マジでキャラ違います(笑)。自信をつけただけで声すらも若干違うという……。

・マミさんの場面転換直後の死亡吹いた。死に芸を極めてる……。

・まどかの遺体は漫画版だと上半身と下半身が真っ二つに分離している疑惑があるんだけど、こちらは綺麗な物だ……。というかほむらさん、確実にまどかの胸を触っていますよね?

・2週目のほむらはちょっと強気。しかし、能力は本当に低いな……。止まっているドラム缶を空振りするなんて……。

・スケート靴を履いた使い魔が降ってくるのはマジで危ない。

・漫画版だと2週目のワルプルギスの夜は倒しているけど、こちらでは不明。

・三週目、マミさん暴走。しかし、一番危険な能力を持っていそうな者から無力化していっている辺りは案外冷静かも。

・ほむらとまどかの約束のシーンは、声優の熱演もあって涙腺決壊率がヤバイ……。それにしても、コメンタリーでの斎藤千和による「ほむらはまどかに頼られて嬉しかった」というような見解はちょっと目から鱗。まどかの死という悲しい結末を回避したいという事だけが動機じゃないからこそ、後のループを何週も出来たというのは確かにあるかもしれない。

・そして1話へ……。まどかを見た時のほむらの表情が泣ける。ここでOPがかかるのも良い。

・オーディオコメンタリー有り。10話の出演は斎藤千和と悠木碧のみでゲストは無し。だが二人でこのエピソードについて存分に語って貰いたかったのでGJ。聞いていて、役者冥利だったんだなぁ……と感じる。

 まあそんな感じ。次は6巻で4巻は一番最後かなぁ……。ただ、一応6巻の内容は改変された物とはいえ某動画である程度は観ているので急ぎではないし、『ニャル子さん』や今度アニメ化する『To LOVEるダークネス』のDVDも欲しいので、いつになるか分からない。お金を貯めないとなぁ……。



 じゃ、今日はここまで。
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