江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

1年前の。

2023年10月24日 21時46分16秒 | ガメラ
 ども、江戸です。また腰痛気味に……。これ以上、悪化するなよ……。


 さて、今日は、昨年余ったカット苗で作った寄せ植えについて。

     
 水をたまに少量やる以外は、ほぼ放置していました。他の鉢のように、鉢底から水が溢れるほど水をやらなかった所為か、セダム属の「タイトゴメ」と「グリーンペット」以外は殆ど成長してません。結果的にコンパクトかつ味のある感じになったと思いますがねぇ。
 そして今年のと並べてみる。

     
 右側も1年後には、同じような感じになっているかもしれません。さすがに春になったら庭に植えると思うけどね。

 次にセネシオ 属「七宝樹」。

     
 かなりヒョロヒョロと伸びているので、カットして寄せ植えの隙間に挿すことにします。
 カットした周辺からは、おそらく新芽が生えてくるでしょう。実際、以前先端の新芽が取れてしまった部分の周囲からは、脇芽が生えて来ています。

     
 しかもそれなりに良い感じの太さです。
 あと、カットした数日後には、地中からも新芽が出てきた……。偶然このタイミングだったのか、それともカットに反応したのか、どちっちなんだ?

 最後にガステリア属。

     
 右が「グロメラータ」で、左がおそらく「臥牛」。でも、「臥象」という近似種もあるらしい? まあ、そっちの方がレアっぽいので、それの可能性は少ないと思うけれど……。



 じゃ、今日はここまで。
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最近の戦利品-ガメラ トリロジー。

2016年10月11日 23時09分51秒 | ガメラ
 ども、江戸です。今日は町外へと出掛けていた為にあまり時間も無いので、「今日のつぶやき」はお休みして、最近の戦利品について語ってみたいと思います(実は月曜の内に殆ど書いておいたのだ)。


●ガメラ トリロジー

     
 北米版の平成『ガメラ』シリーズのBlu-ray-BOXです。3作+メイキングが収録されていて、買うタイミングによっては1400円ちょっとで購入できます(価格は変動するので、3000円近くする場合もある)。

 ちなみに裏はこんな感じ。

     
 英語読めない。
 なお、以前は紙製のBOXに薄いプラスチックケース2枚という仕様だったようですが、現在は普通のBlu-ray用ケース(若干薄いが)にBlu-rayディスク2枚入りの仕様へと変更されています。


 さて、本作を購入した切っ掛けですが、DVDドライブの不調によって、手持ちのDVDソフトの再生が困難になった為です。で、Blu-rayドライブの方はまだ無事だったので、いっそ安い北米版Blu-rayに買い換えようと思い立って購入へと踏み切った訳ですが、海外製品って事でちょっと不安もあったのですよね。

 まあ、結果としては視聴自体には全く問題なかったのですが、まさかの購入当日にBlu-rayドライブにディスクが呑み込まれたまま排出されなくなるというトラブルが発生。これはドライブの寿命がたまたまこの日だったのか、それとも海外製品としての何かがドライブに負荷をかけた結果なのかは謎ですが、別の再生機では普通に出てきたので、たぶん前者の要素が強いのでしょう(ただ、念の為に調子の悪いドライブでの再生は避けた方がいいかもしれん)。とにかく、ドライブを分解して無事回収しました(ドライブは再起不能になったが)。

 そんな訳で、新たな再生機を使うようになった今となってはDVD版の方も問題無く視聴できるので、無理してBlu-ray版を買う必要も無かったという結果論。まあ、画質は良くなっているし(劇的にではないが、新しい作品ほど質は良くなって来ているような気はする)、DVD版には収録されていないメイキングと変なPVみたいのが3時間ほど収録されているので、ファンなら買って損という事はないですけどね。特にメイキングは「そんな撮り方してたの!?」という驚きがありました。あと、本編よりも本物の戦車が沢山映っていたり。

 それと本編には英語字幕が入っています。これは消す事も可能ですが、あえてそのままで観るのも面白いですね。1作目は日本語字幕や新聞記事等への字幕が無いので、「英語圏の人は話が100%理解できるのか?」と思ったのだけど、2作目、3作目になるとその辺は改善していきます。それでも、「マサオ」とかの人名等はちゃんと理解できているのか?……とは思うけれど(笑)。

 ともかく、予告編が収録されていない事以外は特に不満も無いので、DVD版を持っていない人にはかなりお得な品としてオススメできますし、DVD版を持っているいる人でもこれくらいの安価ならあえて購入に踏み切っちゃってもいいんじゃないでしょうかね(ただし、画質云々とかは日本製Blu-rayの方が上の可能性はあるので、こだわりたい人はそっちの方が良いかも?)。



 じゃ、今日はここまで。
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最近の戦利品-大映特撮映画DVDコレクション・大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス。

2014年12月26日 22時22分07秒 | ガメラ
 ども、今日は最近の戦利品について語ってみましょうかね。


●大映特撮映画DVDコレクション・大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス

     
 当初はDVD単体の方が安いので、そっちの方を買おうかと思っていたのだけど、今年はそれを売っている店を利用する予定は無いし、それを買う為だけに注文をして送料を払ったら大差ない金額になってしまうので、地元で売っていたこれを買ってきた。
 で、数号ぶりに買ってみたんだけど、仕様がちょっと変わっていますね。以前はプラスチックのパッケージだったのに、今は段ボールでソフトが固定されていました。まあ、プラスチックだとゴミとしての処理が面倒臭いので、段ボールの方が楽でいいけれど。

 でも、冊子は相変わらず。

     
 やっぱりもうちょっとページ数が欲しいところですなぁ。

 そして、本編。

     
 個人的には昭和シリーズでは1番好きな作品ですね。本作から完全に「子供の味方」というガメラ像が確立されていますが、それでも単純な子供向けという訳ではなく、大人も楽しめる怪獣映画のお手本とも言える内容になっていると思います。

 また、新敵怪獣であるギャオスというキャラクターの良さも、私がこの作品を好きな要因の一つですね。実際、平成シリーズでも物語の中でかなり重要な存在となっていますし、それだけ優れたキャラクターである事を証明していると言えます。人間を餌として積極的に襲ってくる恐ろしさや、超音波メスという強力な攻撃と太陽光が苦手という明確な弱点などのキャラ立ちも抜群で、それだけに悪役としてのインパクトもかなり大きい物になっているかと。あと、なにげにデザインは平成版よりも好きだったりする。

 それと、EDに主題歌が流れるというのも本作の大きな特徴ですな。当時の映画にはエンドロールが無い場合が多かったので、怪獣映画でそれをやったと言う事は革新的だと言えるかもしれません。また、この主題歌によってガメラのヒーロー路線を印象付けているようにも思います。ちなみに、今作の主題歌よりも、後の主題歌の方が有名。

 さて、今後の昭和ガメラシリーズですが、正直あまり好きな怪獣がいないんだよなぁ……。それでも、ジャイガーは比較的好きな方なので、気分次第でこれは買うかもしれませんが、ギロン、バイラス、ジグラ辺りは本当に気が向いたらって感じ。



 じゃ、今日はここまで。
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最近の戦利品-大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン。

2014年11月25日 22時58分44秒 | ガメラ
 ども、江戸です。今日は最近の戦利品について語ってみましょうか。


●大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン(デジタル・リマスター版)

     
 なにやら『大映特撮DVDコレクション』では次作の『対ギャオス』の方が先に発売されるようですが、順番的にはこちらが先なので、私は順番通りに購入。値段もこちらの方が安く買える店があるしね……。

 本作は『ガメラ』シリーズの2作目ですが、私が初めて観た『ガメラ』映画はこれか『対ギャオス』だったと記憶しています。まあ、幼少時にテレビで観ただけなので、かなり記憶は曖昧なのですが、当時本作が好きだったというのは未だに覚えているので、それだけシリーズとのファーストインパクトが大きかったのではないかと思ったり。

 で、本作で新たに登場する怪獣はバルゴン。某バラゴンと混同しそうなややこしい名前ですが、ガメラと初めて戦った怪獣です。四つ足でトカゲのような姿には、生物的なリアルさがあって私は好き。また、敵としても舌から噴出される冷凍液でガメラを凍結させたり、背中のトゲから虹色の殺人光線で遠距離にある兵器に壊滅的な被害を与えたりと、なかなかの強敵だったと思います。

 そして、実質的な本作の主役もバルゴンとなります。出現したバルゴンに対して、人間達が次々と作戦を立てて対抗するのがメインのストーリー展開ですな。ガメラは中盤と最後にだけ出てきて、美味しいところを持っていく感じ(笑)。また、本作は昭和シリーズで唯一子供が物語に絡んでこないので、比較的重厚な人間ドラマが展開されていると思います。実際、欲深い人間の汚さがたっぷりと描写されていますね。

 それだけに、怪獣が登場するまでにはかなりの時間を要するので、そういう意味でもあまり子供向きとは言えません。それに、前作の半年後に公開された作品なので、ちょっと話の作りが雑かな……と思えるところも。展開が荒唐無稽なのは怪獣映画としてはある程度仕方がない宿命みたいな物ですが、ナレーションによって話が進められている部分はもう少しどうにかならなかったのかだろうか……。でも、ガスバーナーの件は説得力があったし、これから生まれた反射作戦は後の『ゴジラVSビオランテ』におけるスーパーX2に繋がっていたのかもですなぁ。

 さて、次は『対ギャオス』辺りを購入したいと思いますが、個人的には昭和シリーズでの最高傑作はこれなので楽しみです。



 じゃ、今日はここまで。
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ガメラの思い出3。

2014年05月18日 23時25分11秒 | ガメラ
 ども、江戸です。今日は平成『ガメラ』三部作の3作目について語ってみましょか。なお、前回までの特撮映画の記事は「ガメラ」のカテゴリーにまとめてあります。

●ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒

     
 シリーズ完結編ですね。また、個人的には前田愛の代表作はこれか『キノの旅』なんだけど、たぶん一般的には同意を得られない(笑)。じゃあ、仲間由紀恵の出世作という事で(を)。

 物語は前作から3年後。対レギオン戦でガメラが禁じ手を使ってしまったが為に地球の環境が激変し、ギャオスの大量発生を招いてしまったという……。そして更にギャオスの変異体であるイリスも出現して人類大ピンチ……な展開。

 このように結構終末的な内容になっていますが、これは公開された年が1999年で、人類滅亡を予言したと言われていた「ノストラダムスの大予言」の年と重なっていた事も関係があるのでしょうね。他にもオカルト要素がかなり入っているのでその辺は不評みたいなんだけど、私はオカルトも好きなのであまり気にはなりませんでした。古代の超文明や四神とかロマンやん?

 ともかくストーリー面での賛否はあるものの、映像としては10年以上前の作品とは思えない程の高クオリティだと思います。特にガメラとイリスによる空中戦は怪獣映画の1つの完成形だと言っても過言ではないレベルなのではないかと……。ガメラの回転アタックが格好良すぎ。

 それに万単位の死者を出した渋谷壊滅シーンは、爆風に吹き飛ばされる人間の姿までも描写していて本当に衝撃的でした。それまでの怪獣映画では、人間が犠牲になるその瞬間や具体的な犠牲者数を極力描写しないようにしていたと思うのですが、そのタブーとも言える事柄を扱ったという点においては実に意欲的な作品だったと思います。

 そんな訳で、個人的には前作には及ばないものの、1作目よりは好きな作品ですね。ラストでの数え切れない程のギャオスの群に立ち向かおうとするガメラの姿は、EDテーマのもの悲しさも相俟って泣ける……。


 さて、次は『小さき勇者たち』は既に語った事があるので、別のジャンルの作品について語っていこうと思います。とりあえずは平成ガメラシリーズと同じ監督である金子修介の作品の『クロスファイア』辺りから語ってみましようかねぇ……。その後は洋画やらアニメやら色々。



 じゃ、今日はここまで。
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ガメラの思い出2。

2014年05月08日 23時30分54秒 | ガメラ
 ども、江戸です。今日は平成『ガメラ』三部作の2作目について語ってみましょか。なお、前回までの特撮映画の記事は「ガメラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ガメラ2 レギオン襲来

     
 前作から1年後、隕石に乗って飛来した新怪獣レギオンに全力で対抗するガメラと日本国の姿が描かれています。「消滅するのは、日本か、レギオンか。」というキャッチコピーの通り、あまりにも強大な力を持つレギオンに対して「戦車大隊、損耗50%」などと多大な犠牲者も出していますし、ガメラも1度は仮死状態となり、復活後も禁じ手を使わなければならないほど追い詰められるという、ギリギリの戦いが繰り広げられます。そんな厳しい戦いを、ガメラと人間が連携する事によって乗り越えるという熱過ぎる展開には思わず涙ですよ。

 そんな訳で、個人的には怪獣映画の最高峰(ただし、映像的には3の方が上だろうけれど)にして、映画全体でもベスト1かもしれない作品ですねぇ。少なくとも予告の格好良さだけで泣けるのはこの作品くらいだ。なのでこのDVDも数十回は繰り返し観ています。他の作品だと買ってから1度観れば満足しちゃう事も多いので、それらから比べると異常なハマリ方をしていると言えますね。

 しかしそれ程好きな作品ですが、実のところ劇場では勿論、テレビでも観た事が無いのですよね。1作目と3作目は『金曜ロードショー』で観た記憶があるのだけど、この2作目だけは土曜日の昼間だったか、とにかく変な時間帯に放送された為に見逃してしまい、それっきり再放送も無く現在に至ります。出来ればもっとはやく観たかった……。まあ、自衛隊が大活躍している作品なので、左寄りの団体からの苦情に配慮したのかなぁ……とか勘ぐってしまう所はありますな。そして、震災後は某被災地が壊滅する描写がある為に完全に地上波での放送は無理になってしまった感じ……。

 ところで序盤の舞台は北海道なのですが、見慣れた建物とかが出てくるのは道民としては嬉しいところですね。また、当時はまだローカルな人気だったと思われる『水曜どうでしょう』の面々も登場していますが、大泉洋だけミスでEDにクレジットされなかったのは有名(?)な話。

 そういえば、冒頭の隕石落下シーンは、後に現実であったロシアでの隕石落下を撮影した映像と似ている部分があって驚いたっけ。まさに現実がフィクションに追いついたって感じですな。


 それでは次回の『ガメラ3』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ガメラの思い出1。

2014年04月26日 23時49分07秒 | ガメラ
 ども、江戸です。今日は平成『ガメラ』三部作の1作目について語ってみましょか。


●ガメラ 大怪獣空中決戦

     
 表は角度によって絵が変化する仕様なので上手くスキャニングする事は不可能な為、裏面。

 古代の文明を滅ぼしたギャオスの復活に合わせ、それに対抗する為に生み出されたガメラも出現。そして日本を舞台にして人類の命運を賭けた戦いが繰り広げられる……というそんな話。

 1995年に復活したこの『ガメラ』は、昭和シリーズの子供向け路線から大きく方向性を変えてリアリティを追求した物となっているので、大人でも純粋に楽しめる「怪獣映画」となっていると思います。まあ、一部ではツッコミ所も無い訳ではないのですが(説明台詞が多すぎるとか、国がギャオスの捕獲にやたらとこだわるとか。ガメラだって稀少生物だろうに)、全体的には怪獣映画としてはお手本の一つと言ってもいいくらい完成度で、ある意味ではジャンルそのものに革新的な流れを生じさせた切っ掛けになっているのではないかと思います。

 もっとも、特撮やCGの技術は後の2作品から比べるとまだまだ劣る部分もあるのですが、破壊された東京タワーに巣を作ったギャオスの映像は非常に美しい物ですし、他にも映像的に目を奪われる部分は多いと思います。特にガメラの代名詞とも言える回転飛行を初めて行ったシーンは、BGMの良さも加わって実に素晴らしい。ちなみに、このBGMは『水曜どうでしょう』でも使われた事で有名なので、『ガメラ』を観た事が無い人でも聞いた事があるかもしれません。なお、作曲の大谷幸は『灼眼のシャナ』などの多くのアニメ作品も担当していますね。

 さて、本作のガメラですが、彼(?)と人間の関係にはこの国における防衛問題を重ね合わせる事が出来るように思います。「ガメラは血を流して戦っているのに、人間はそれを見ているだけでいいのか」とか、「ガメラは人間を守ってくれる事がある一方で、その戦いに人間を巻き込む事もある。それでも人間はガメラと共闘すべきか否か」などと、ある意味集団的自衛権的な要素がありますよね。怪獣映画って災害や戦争のシミュレーション的な側面があるけれど、そんな難しい要素をふんだんに盛り込みつつも、娯楽作品としての面白さを損なわずに絶妙なバランスを保っていると思います。そしてその傾向は次回作で更に強くなるのですが、これが怪獣映画の最高峰とも言える仕上がりになっているので必見なのですよ。

 そんな訳で、次回の『ガメラ2』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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小さき勇者たち

2006年11月07日 18時08分53秒 | ガメラ
 ども、目が覚めたら陽が沈んでいた江戸です。冬になると日照時間が短いので、夜型人間は日光と縁遠くなります。まるで吸血鬼のような生活ですな。


 さて、今日は先日買ってきたDVDの感想です。

     
     小さき勇者たち -ガメラ-

 え~、私は『ガメラ2 レギオン襲来』が最も好きな映画だと言うほど、平成ガメラ三部作のファンです(昭和シリーズはそうでもない)。そんな訳で、ガメラシリーズの最新作である本作も楽しみにしていて、DVD化したので早速買ってまいりました。ただ、劇場で観た人達は「怪獣映画としては微妙」という評価をしていたらしいので、過度な期待はしないで観てみました。

 ん~、確かに怪獣映画としては地味ですよね。平成ガメラ三部作のように迫力のある空中戦や火球等の撃ち合いもほとんどありませんし、怪獣の圧倒的な力に翻弄される自衛隊の活躍もありません。この辺を期待して観ると間違いなく肩透かしを喰らうでしょう。

 でも、監督自身が「怪獣映画としては作っていない」というような発言をしていたらしい事を、何処かの掲示板で見た記憶があります。そして、その監督の発言はおそらく正しいのでしょう。
 だって、これは「動物映画」ですから! 全体的にガメラ=トトと少年達の心の触れあいを主眼として描かれていますから。特に前半部分はトトの可愛さで溢れています。ああんもう、トト可愛いよトト! いや~前々からリクガメを飼ってみたいと思っていたのですが、その想いが更に強まりました。こういう感情が湧いてくるのは、本作が確実に動物映画である事の証明です。

 そんな訳で、従来からのガメラのファン層には期待はずれな部分もあるかもしれません。しかし、だからと言ってそれほど大きな不満がある訳でもありません。確かに怪獣映画としては全体的に物足りない物がありますが、冒頭でガメラがギャオス4匹相手に死闘を演じ、最終的に自爆して相打ちになると言うシーンで、平成三部作のファンとしてはある程度満足しました。

 それに、最後までそれほど飽きずに観られたので、普通の映画としても合格点でしょう。まあ、多少ストーリー展開に首を捻る部分もありますけど。特に終盤での「赤い石リレー」は最大の突っ込みどころでしょうね。でも、「子ども向けの映画」という事を考えれば、その辺も許せます。

 なにより、一応感動もさせて貰いましたし。もう、トトが初めて回転しながら空を飛ぶシーンにはたまらなく感銘を受けました。あまつさえ、思わず涙ぐんでいる私は、たぶんどこか病気だと思います!(笑)
 でも、それほどまでに自分が「ガメラ好き」だという事を改めて再確認させられましたし、それだけでもこの作品を観た価値はありました。

 ともかく、なんだかんだ言いつつも楽しめたので、今回の路線のままでも良いから新作を期待したいものです。いや、マジで!


 じゃ、今日はここまで。
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