■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

【GoToキャンペーンで行こう】第2弾 立佞武多とのへ丼の街ー五所川原市!そして轟木駅へ

2020-11-20 | お出かけ日記
十和田湖から奥入瀬渓流、そしてドライブしながら山の紅葉を楽しんだ後は、五所川原市にやってきました。
五所川原で立佞武多を見た後は、轟木駅という夕陽の綺麗な駅に向かう予定です。


到着したのは、マルコーセンターという市場です。魚屋さん、お惣菜やさん、八百屋さんが集まった生鮮市場になっています。
次の目的地、五所川原の「立佞武多館」の隣にあるので、すぐに場所がわかりました。


5のつく日は特売日です。
残念ながら私が訪れたのは、5の日でもなくたくさん雨が降っている寒い日でした。
ちょうどお昼時なので、ここでランチをとることに!


まずは一通り見てから・・・と歩き始めると、各お店から声がかかります。
帆立美味しいよ〜とか、鮪(まぐろ)があるよ〜とか。水蛸(みずだこ)や平目、銀タラなど、見知った魚の他に、知らない名前の魚もありました。
全部、地元水揚げの新鮮な魚ばかりです。



ゆっくり見て、食べたいものが決まると、こちらの看板のお弁当やさん、「まごころキッチン」に向かいます。
「のへ丼セット」というのを注文すると、トレイに丼ご飯とお味噌汁(しじみ汁)、お新香を乗せて手渡してくれます。
お味噌汁には蓋をかぶせてくれるので、しばらくは冷めないで温かい状態を保つことができます。

そのご飯とお味噌汁のトレイを持って、魚屋さんに行きます。
下見しているときに複数の魚屋さんに声をかけてもらっているので、この店では鮪とヒラメを!あっちの店では雲丹といくらを!
という具合に、好みの具を好みのお店で乗せてもらうことが可能です。



以前は券売機を利用するシステムだったらしいのですが、今はお店ごとにお金を払います。
「他のお店でも親切に声をかけていただいているので、あちらに行ってもいいかしら?」というと、「もちろん!」と気分良く応えてくれました。
「綺麗にのせなくてはね」と笑いながらご飯の上に並べてくれます。
他の店では自分で乗せますというと、小さな容器にお刺身を入れて渡してくれました。

このように好みのものを乗っけることができるので、青森では「のっけ丼」と言います。
それが訛ったのか、五所川原では「のへ丼」と言います。
他にも場所が変われば、「やってまれ丼」とか「勝手丼」とかの名前がついているようです。


My丼はこちらです。
鮃(ひらめ)・・・大きな鮃で、特有のまったり感が楽しめました。
雲丹・・・青森の地元の雲丹はこのように小さな粒です。独特の香りがあって、青森の雲丹だぁぁ〜!
帆立・・・貝殻の中から取り出してくれたので感動しました。
鮪・・・生の鮪を切ってくれたので、これも感動もの。
水蛸・・・大きな蛸です。薄切りにしてますが歯ごたえ大。これは関西にはないので食べたかった。
いくら・・・最後の一粒まで美味しかったです。


特筆すべきはやはり雲丹でしょうか。
鮨屋ではあまり使わない雲丹なんですよ。
一房が小さくてプチプチの粒感があるのだけど、それを包むようなクリーミーさ。
最後に甘みと香りがふわ〜と膨らむんです。

市場の一角にお醤油を置いているテーブルがあって、そこで食べることができます。
早い話、セルフサービスなのだけど、今思い出しても、美味しかったなぁとニンマリしてしまいます。


マルコーセンター     HPはこちら
住所:青森県五所川原市大町506−11
営業時間:8:00~18:00
定休日:日曜日





食べ終わったあとは、腹ごなしも兼ねて、メルコーセンター隣の「立佞武多の館」に移動しました。
専用駐車場があり、帰る際に入場券を見せると無料になります。

青森の有名なお祭りは「ねぶた」だと思っていました。
下の写真のロゴを見ると、TACHINEPUTAとなっているではありませんか。

一般に「ねぶた」と仮名表記するのが多いのですが、弘前ねぷたのように「ねぷた」と呼ぶ地域も多く、なかには漢字で「佞武多」と書いて「ねぷた」と読みならわす地域もあるということです。
ここ五所川原は「立佞武多」と言いますが、なぜ立がつくのか、実際に見るまではよくわかりませんでした。



入館券を買って、いよいよ館内に入ります。
立佞武多との対面です。


入ると、案内人がいて、まずは4階までエレベーターで上がるようにと誘導してくれました。
そして4階から立佞武多を見ながらスロープで1階まで降りてくる経路となっています。
確かに1階はほぼ立佞武多の土台の部分、足より下の部分しか見れません。
顔を見るにはうんと見上げないとダメなんです。


立佞武多の館では、実際に現役の立佞武多が3体保管されています。
毎年、1体新作を作り、それを3年使います。
だからいつも3体の立佞武多がここに保存されています。
お披露目のときはこの館の壁を開いて動かすのだそうです。


デザインの起こし方とか、作成過程が丁寧に説明されていました。
輪郭を際立たせるために、太い黒い線の他に、蝋を使って白い線を出すという手法は感心してしまいます。


高さが17mと少々だったかな。20m近いのかもしれません。
すごい迫力です。
実際にこれが夜空に動いたら・・・ヤッテマレ!ヤッテマーレ!!
この掛け声に盛り上がる情景が目に浮かびます。


立佞武多の館
住所:青森県五所川原市大町506−10
営業時間:9:00~17:00
休館日:1月1日




かなり感動した立佞武多の館を出て、クールダウンを兼ねて、五能線を楽しむことにしました。


元々は五能線の話が出て始まった東北旅行。
しかし、五能線の電車で観光するのは、電車が少なすぎて無理が多い。
これは実際に轟木駅に張り出されていた時刻表。
この時期、日没は16:30頃。
もし、電車で来たとしたら・・・14:45着か、反対からの16:03着。
うむ〜、轟木駅の夕日を見たら、次は、17:39か18:34発の電車までぼんやりと過ごさなければなりません。
鄙びた駅舎がぽつんとあるだけです。




駅舎の右はこんな感じ。



左はこんなです。


駅員さんの居ない無人駅です。
ふむふむ、電車のドアは先頭の1両目しか開かないんですね。


誰も居ませんし、電車も来ないので我が物顔で探検しました。
するとホームでこんなものを見つけました。
夕日時計です。
どうやって見るのだろうか。



こちらは夕焼け暦です。
どの時期にどちらの方向に夕陽が落ちるのかわかるのですね。


よいお天気だったら、駅舎のこの方角に夕陽が落ちるはず。

楽しいものを見つけて喜んでいると、遠くで「ボ〜〜〜」と音が聞こえました。
船の音じゃ無い・・・
もしかして・・・と思うと、なんと!2両編成の電車が到着したのです。
神がかり・・・と思ってしまいました。そのくらいグッドタイミングです。


うわ〜〜、めちゃ嬉しい!!!


この空模様もかなり良い!


無茶苦茶テンションが上がった五能線、轟木駅でございました。

轟木駅
住所:青森県西津軽郡深浦町驫木扇田


次回は、途中で立ち寄った、そしてこの旅一番の目的である「鶴の舞橋」をお届けします。







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