■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

「きしころ」って知っていますか?これぞ夏の名古屋めし!

2021-07-17 | 食べ歩き(愛知)
用があって名古屋方面に行ってきました。
楽しみは用事の後のランチです。
名古屋めしは全制覇したと思っている私。
では一体何を食べればいいのか、何を食べるべきなのか・・・
決まらないまま検索していました。

と、ある言葉が気になってしまいました。

「きしころ」

聞いたことがありません。
さらに検索をすすめると、どうやら「きしめん」のお仲間らしいのです。

麺もスープも冷たいきしめん=きしころ

「きし」はきしめんのきしでしょうけど、「ころ」は何を指すのでしょうか。
未だわかりませんが、とにかく「きしころ」目指して用事を済ませることにしました。

道中、タクシーの運転手さんに聞いてみたところ、「この暑い時期にはよくきしころを食べますよ」というお答えでした。
普通に身近な食べ物のようです。


到着したのは、栄という繁華街にある創業80年の「かめ壽(かめじゅ)」本店です。


栄ウォーク街の街灯に「かめ壽」の宣伝があって見つけやすい。


入り口を入ると、左手にお会計コーナーがあり、大女将風の人が迎えてくれました。
ラッキーなことに1階のテーブル席が空いたところで、待たずに案内されました。
2階は座敷席のようです。


店内には美味しそうなカレーの匂いが漂っています。
男子率が高く、多くの人はカレーうどんを食べているようです。
他のテーブルから「カレーなんば」の注文の声が聞こえて、私もつられてカレーきしめんも良いなぁとぐらついたくらいです。
メニューにはコロッケカレーというのもありました。


メニューのなかに「きしころ」を探しました。
が、どこにも「きしころ」の文字が見えません。3回も見直したのに見当たらない。
とうとう注文を聞きに来た店員さんにそっと小さな声で聞きました。
「きしころってありますか?」
「はい、ありますよ」

あ〜〜よかった。あったんだ。
「ご飯はおつけしますか?」と聞かれて、「いえ、ご飯は要りません」と即答の私。
ランチタイムはご飯が無料らしいのです。
どうりでカレーメニューを注文する人が多いのだと納得しました。

無事に注文を終えて食べる準備万端です。
注文を聞いてから茹でるそうで、しばらく待たねばなりません。
茹でたての手打ちきしめんを食べることができるので、おとなしく待てが出来る良い子です。(笑)


しばらく待って冷たいきしめん「きしころ」の登場です!!!



手打ちと聞いたので厚みがあるのかと思ったら、意外に薄い!好みです!
幅も広めで食べ応えありそうだなぁ。


角度を変えて撮ってみました。
どうですか、このツユと麺の一体感!


さあ、いよいよ口に運びます。
一口目・・・ちゅるちゅると口に入りますが、もっちり感が半端ない。
噛んだときに押し返されるこの弾力は何?!
駅で買うお土産のきしめんとは異なる力強さにびっくりです。
驚きの弾力!という表現がぴったりかも。
冷たいツユは上品な節の香りとあくまでも澄み切った薄口醤油で、きしめんと共にありながら主題のきしめんを押し出しているって思いました。
ザクっと切った三つ葉の香りが口直しになります。
揚げはしっかりと甘みがついていてとても美味しく感じました。


きしめんを半分以上食べてから、そえられた揚げ玉を加えて食べてみました。
サクサクとした食感で、今度は天ぷらが乗っかったきしめんも良いなぁと思ってしまいました。


暑い夏、名古屋名物のきしめん、しかも冷たい「きしころ」に出会えてよかったです。
また食べたいな。すっかり「きしころ」のファンになりました。




かめ壽 本店     HPはここ

住所:名古屋市中区栄5-4-1

営業時間:11:30~22:00 (土曜日は21:00まで)

定休日:日曜日・祝日







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