■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

やはり湯島のランチになった

2007-08-31 | ラーメン
コレクターの私だけど、やっぱりこんなに暑い日は湯島の大喜に来てしまう。
『冷やしとりそば』2007年バージョン!
暑くてぐったりする夏に一気食いしてしまう貴重なラーメンです。

今回は京都から仕事で上京しているお友達を拉致して徒町から天神下まで歩いた。
私が京都へ行くときはいつもラーメン屋の情報とか美味しいものを食べさせてくれる大事な人だ(笑)
めったにこういうチャンスはないので、どの店がいいかなと悩んだけど
自家製麺ということで大喜にしようと思ったのだ。

店の前で総勢4人になってテーブル席に案内してくれる。
店員さんは私の顔を覚えてくれたようだ。
今回は、ラーメン王に『とりそば』がバージョンUPしているということで勧められ
あっさり冷やしとりそばを同行者に譲った私。
(6月に今年のバージョン食べてる)
一口すすっただけで以前とは違う出汁にしばし放心状態の私。
えっと・・・美味しい塩ラーメンは存在だけで貴重です。
塩ラーメン、好きなんですよ。
でもね、ほんとうに納得できるスープと麺がこの世にどれだけ存在するだろうか。
ここだけの話、いままでに食べた中で好きな塩ラーメン・・・5軒です。

大喜の麺はラーメンに応じて何種類も作っている。
それが私にはちょっと不思議。
うちなんかは1種類作るだけでもたいへんな騒ぎだ。
これは大喜の店主さんが「作る人」であるからだろうと思う。
製麺機にもよると思うし・・・

まぁ、そんなことを思いながら麺を食べ、スープを啜る。
簡単に語るなら、スープは地味になっていた。
私的に言うならこれは「美味しくなってる」ということだ。
気になっていた脂が変わっていたので食べやすい。(好きってことなんだけど)
出汁の素材がちょっと変わったらしく、これも好ましい。

4人で食べたのは、
■冷やしとりそば
■とりそば
■もりそば
■カレーもりそば(新発売)

カレーもりそばのスープはカレー南蛮って言葉が頭のなかをぐるぐるまわり、
以前食べた小川町つじ田の和のカレーなんとかっていうのを思い出した。
結構スパイシーで大人の味。
それにしても、作ってるとほんといろんな味を作れるんだけど
ちゃんと大喜の味にまとめてるっていうのがすごいことだと思う。

私がこんなこと言うと生意気って言われるんだけど、私は作る人ではなく食べる人なんだからたまにはいいよね(笑)



ラーメン天神下 大喜
〒113-0034 東京都文京区湯島3-47-2白木ビル1F
定休日:日曜日
http://www.daiki1999.com/



写真はまだデジカメの中。あとでUPしますね。
とりあえずテキストだけ公開します。



それにしても今日も暑い・・・・

ピエール・ガニェールの熱い夜

2007-08-30 | 食べ歩き(東京)
ランチが人気のピエール・ガニェール。
人気といっても私のお友達の間だけかもしれないけど・・・
ディナーはどんなものかと行ってみることになった。
まったく・・・こういう呼びかけには即反応する私です。

ここの特徴はなんといってもアミューズとデザートの皿数の多さ。

ジャガイモのコロッケやセロリのフェナンシェなど5皿のアミューズ!
この写真は3皿です。

(写真左上、クリーム色の球形はバター。写真右端の四角い茶色のものがライ麦のパンです。この二つはアミューズじゃないんです)
私のお気に入りはセロリのフェナンシェと写真にはないけどピスタッチオ入りの小さなパイのようなもの。



食事はこのあと、グリーンピースのアイスとポタージュからはじまりました。
簡単にメニューを書くと
■グリーンピースのアイスとそのポタージュ
■小鳩のエギュイエット
■鱸の皮付きポアレ
■ブイヨン「ヴェニス」とフォアグラ
そしてメインは
■「オマール・ブルー」のフリカッセ
オマールの食べられない私には
■常陸牛フィレのグリエ

どれもシャレていて嬉しいお皿だったのですが、特に感動したのが最初の一皿。
■ミントの香りが爽やかなグリーンピースのアイスクリームとそのポタージュ
  イベリコハムと数種の貝を添えて

色鮮やか、高さのある盛り付け。独創性があってちょっと感動。
添え物だという貝が、あぁ、これはお料理なんだと思わせてくれました。
見た目はそのくらいデザートっぽいんです。

小鳩も美味しかったし、スープに浮いたフォアグラも美味しかった。
味の記憶で一番印象深いのは、常陸牛のグリエ。
軟らかいフィレを軟らかく食べられて幸せな気分の上にさらに濃いソース。
説明は難しいけれど、舌や歯にも絡まるような肉料理に求める強さのあるソースでした。

最近の私にはめづらしく、いくつかのお皿はパンでソースをぬぐって楽しみました。


メインのあとは
■フロマージュ
ですが、このお店はチーズワゴンではありません。

真ん中に美味しいジュレとお皿の端にクラッカーと蕪のスライスにのっかったトロリとしたチーズ。
よくわからんが美味しかったので一気に食べちゃった!という一品でした(笑)
かなりワインをセーブしていたけど美味しい赤ワインをお代わりした時だったので
もうかなり酔っていたのでしょうか・・・

それから
■グランデセール  7品からなるひらめきのデザート

もちろんこの写真は一部です。
私が好きだったのは3皿。
デザートについては後日、スイーツだけ特集するのでそのときに書きましょう。



ピエール・ガニェール・ア・東京
http://www.pierre-gagnaire.jp/
住所:東京都港区南青山5-3-2 南青山スクウェア
定休日:日曜 祝祭日



グルメ気取りであれこれ考えながら食べたりもするけれど
ほんとうに素敵な食事というのは会話にあります。
この夜はちょっとオシャレのできるお店で気分よく会話がはずんだひと時でした。
食べながら食べ物の会話をするって時として抵抗があるのですが、
この日のメンツはみなさん食に関係のある方ばかり。
食べ物の話題になってしまうのは自然なことです。
気兼ねなしに話すことができてよかったなと思います。

それから、ピエール・ガニェールさんって、最初はパリじゃない田舎で一度成功してたのだけど、それを閉店してパリでのレストラン経営に挑戦した人だったのではなかろうか。
その間に事業失敗もしたシェフではなかったろうか。
そういうドキュメンタリーをかなり前だけどTVで観たような気がする。

最後に・・・こんな真夏にトップクラスの料理を求めた私をお許しください。
わかってますって、時期が良くないということは。
素材の美味しい季節に再訪したいものですね。

次はジビエだっ!濃い赤ワインだっ!
そのために頑張るぞっ!!

大勝軒@大泉学園

2007-08-28 | ラーメン
さて、南池袋でもりそばを楽しんだ後あと、熱いラーメン談義で盛り上がった私たち。
東池袋大勝軒のあの魅力的な麺を目指して悩み中の私は、若者にその悩みを聞いてもらった。
まだこれから何回も試作を続けていくわけだけどやってみたいことは全部試みたほうがいい。
麺の担当者にそれを許すかどうか、その度量が必要なんじゃないかと思った夜でした。

そして翌日、JR、西部池袋線と乗り継いでオープン数分前にたどりついた大泉学園大勝軒。
すでに6人の待ち人が・・・
これっていわゆる シャッター なのねとニヤニヤしてしまいました。

それにしても普通の東京近郊住宅地です。
駅周辺もなんだかのんびりしています。
お店の場所も路地を入ったところで、ほかに繁盛しているお店もみかけない。
並んでいる人だって近所の老夫婦とか普通の人ってところ。
最近発行されているラーメン雑誌にもこのお店がとりあげられてるってわけでもない。
大勝軒として掲載されているのは、南池袋店を筆頭に、中野や御茶ノ水、麺屋ごとう、六厘舎が常連で、大泉学園っていうのはまったく無名のお店です。


ほどなく開店時間になり食券で もりそば並 を注文してカウンターに座ります。
私は大勝軒系はかならずもりそばを食べますが、他のお客さんをみてると
もりそばの人、ラーメンの人、いろいろです。
隣の人のラーメンがでてきたときは私のお腹がぐーーっとなりました(笑)


やっぱり、大勝軒のもりそばはこの丼ですよねーー


さて、肝心の麺。
今日は麺が楽しみでここまで来ました。
まず、色チェックから(笑)
色良し、香り良しです。
最初はふんわりとやわらかく、噛んで弾力が・・・ありますヨ(嬉泣)
あぁ・・・これです、これ!
最後の弾力がもう少し強くなれば完璧かも・・・・

スープはさらに濃く、甘みは前回よりやや弱く、でもあの甘じょっぱくてちょっとピリっとするスーうになっていました。
もちろん、熱々でたっぷりのスープ。


店内、少し待ち客が居ます。
でもほどなく座って、程なく出て行く・・・それを繰り返していました。
理想的な入り方です。

今回のもりそば、ここに負けたーーーと思いましたが、嬉しい負けです。
うちもがんばってさらに美味しくしなければ・・・
なんだかもりもりと元気がでた大泉学園への小旅行でした。



大勝軒@南池袋

2007-08-26 | ラーメン
池袋東口で待ち合わせをした。
ところがラッシュアワーの真っ只中である。
しかも、JR東口と西武池袋線東口と・・・2箇所ある。
それでもなんとか落ちあえて、『とらさんサーチ』で調べた道順をたよりに
グリーン大通りを話しながら歩いた。
2年ぶりになるだろうか、まだあどけない顔をしていた若者は大人の顔になっていた。

東池袋を継承するといわれている南池袋大勝軒。
こぎれいにプロデュースされたインテリア。
奥に細長くラーメン屋としてはかなりの席数です。
ほぼ満席。
券売機の前で迷うことなく『もりそば』です。
同行者はもりそばにたまごをつけた。
ようやく2人で座れる小さなテーブル席をみつけてうれしくなる。
若者はさっそくお水をもってきてくれた。
お水はセルフの店です。私は未だ気くばりができない(笑)

ほどなくでてきたスープは・・・
ん?表面にうっすらと膜が張っている。
同行者も私も同時に気がついた。
が、オーバーアクションにならないように目で合図した(笑)

続いてでてきた麺はあの模様の丼に入っている。
そうなんです、この丼に入ってるとうれしくなる。
大勝軒はこうでなくっちゃいけません。
麺の色はやや薄めの黄色。色はかなり期待させてくれます。

チャーシューは・・・すばらしい。
他店とは違って、肩ロースのきれいなポークで味も同様にきれいで美味しかった。
やわらかい仕上がりだ。
「チャーシューが違うなぁ」とつぶやく同行の若者に
部位が違うだけだと共通の味が存在するが、豚の種類と産地が違うと味そのものが違うということを話したりする。




スープ割りを頼むと保温ポットに入っているスープを注いでくれる。
割り用のスープは透明感があり、ラーメンスープとは異なるものだ。
それをふたりで味見しながら店内を観察する。
外に行列はないもののほぼ満席で、一組帰るとほどなく一組が入ってくるという理想的な繁盛ぶり。

私としては麺はもう少し弾力がほしくて、スープは熱々ならよかったのになぁという感想です。
スープが少しぬるくてちょっと残念。

でも私にはわかる。
蒸し暑い日が続くこの夏に、暑い厨房、ひっきりなしの来客。
午後8時過ぎにはだれだってうっかりしてしまう魔の時間帯だ。
そんなときもあるのだ。


しばらく外でたたずむと、隣に見えるのは黄色の看板の『二郎』に行列だ。

やっぱり場所は大事だとつぶやいた怪しい二人でした。








真夏の京都、そしてニーノ

2007-08-26 | 食べ歩き(京都)
京都への移動は雨と雷と立ち往生の電車で始まった。
雷    キライやねん(涙)
考えられないようなこんな時期に休暇をとった私へのオシオキなのだろうか・・・

日付が変わる頃ようやく宿に到着。
そして翌日は過ごしやすい気温になったラッキーな私。
やっぱりがんばってるからご褒美だ

この日のディナーはカジュアルなイタリアン。
ホームメイドパスタが美味しくて、予約が困難なお店です。

そしてエスコート役は食いしん坊の京都人。
インターネットの普及でリアルタイムでお互いの日常がわかってるはずなのに
実際に会っても話はつきません。
仕事が終わってまっすぐ迎えに来てくれたので表情が少々硬い・・・
怖いっす。
なのでどんどん飲んでもらうことにしました。
お店の方もそれがわかっているのか、デザートのジェラードのうえから
お酒を降り注ぎ+エスプレッソは40%がお酒というサービスでした。

肝心のお料理はメニューのなかから選ぶのではなく、
シェフにお任せして『私たちに食べさせたいものを作ってください』とお願いしました。


まず・・・・小さなアミューズ・・・四角て暖かくて美味しかったけど
いったい何だったのか忘れました(爆)
これは前菜です。

左上から、ナポリからの水牛のモッツアレラ
いろいろ野菜のトマト煮込
イベリコポークのパテ
フォアグラの栗の木の蜂蜜かけ+イチジク
自家製スモークサーモンのクリームチーズ添え


次はフィットチーネ、生ハムとルッコラとパルメジャンチーズ

私の席からはキッチンがちらっと見えるのですが、先ほどスタッフが一生懸命おろしてたチーズだなぁ。
そして特にルッコラが印象的!味の濃いスパイシーなルッコラでした。
このパスタ、ほんとに美味しかったです。


メインのお皿です。
常陸牛のロースト
白金豚の自家製ソーセージ



そしてデザートは塩のアイスクリームを選びました。


最後にエスプレッソをいただいて上機嫌の夜となりました。


da Nino (ダ・ニーノ)
京都市中京区河原町三条上ル2筋目姉小路通り東入ル南側
定休日 水曜、第3木曜
http://gourmet.yahoo.co.jp/0006712463/M0026011467/



私は知っています。
実はディープな京都をご存知の方だというのを・・・
でもいつも私を気遣って、しゃれた上澄み液のような夜をエスコートしてくれるジェントルマンです。
この日も食後はしっとり大人のお酒タイムに突入する雰囲気でした。
雨上がりで涼しくなった京都の夜をほろ酔いで歩いて・・・
完璧な夜になる・・・・はずでした。

ところが、場所は三条河原町、この方のファンがニーノから数軒先の立ち飲み居酒屋で私たちの食事が終わるのを待っていたのです。
「こらーーー!シカトするなよーーー!」
背中にそんな声を聞いて思わず振り向いた私たち。
(笑)
引き込まれて、私は立ち飲み初体験!!
待ってた人たちは2時間も飲み続けてたのすでに泥酔状態ではなかろうか。
最後にはみんなユラユラ揺れてたよね、確か。
私も揺れてたからとっても楽しかった。

東京だったら考えられないこんなハプニング。
これが関西というものです!!
らぶりーーーー


IL LAMPO
京都市中京区河原町三条上ル2筋目姉小路通り東入ル南側
定休日 月曜日 祝日振替有り


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