世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

それでも僕は諦めない

2012年08月10日 | 出版
オリンピックたけなわである。


敗者とは勝負に負けたものではない。

最初から勝負に挑まなかったものをいう。

挑んで負けて、そこで放棄したものもまた敗者となる。


勝つまで諦めなければ、

そして挑み続ければ決して敗者にはならない。



勝負の相手は他人には限らない、

自分自身である。


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出版プロデューサーと企画書作りのやり取りをして一か月余り。


これまでダメ出しが続いていたが

もうこれ以上の添削は無駄だと

とうとうさじを投げられてしまった。



週一ペースで、わずか5回目のやり取りでだ。



彼の返事の内容は以下の通り


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一回目

カフェを開業したい人は、思考法を身につけようとは思いませんよ。
あと、企画概要は目次案ではありません。
勉強会で説明した内容をお書きください。

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二回目


タイトルですが、日本語的におかしくないですか?
また、“カフェで起業する方法”で買う気になりますか?
私はなりません。

企画概要ですが、一文が長すぎて、読んでも意味が分かりません。
もう少し、分かりやすく書き直してください。

企画概要後半の内容から、本書の内容とタイトルが不一致しているように読み取れるのですが、大丈夫でしょうか?
カフェの開業本に“アイデアはどこから生まれたか”っていりますか?

プロフィールは、カフェ開業に関係ないことは書かなくても構いませんよ。

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三回目

企画を大幅に変更する場合は、添削の対象外になります。
勉強会で詰めたことの意味が無くなってしまいますから…。
なので、今回は簡単に添削だけします。

起業したいと思う人って、何を考えているのでしょうか?
その人たちに、このタイトルは響きますか?

あと企画概要を読む限り、起業に関するどんなノウハウが書かれるのかが、全く分かりません。

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四回目

まず、タイトルですが、ますます難しくなってますよ~
仕事を終え、年金暮らしの人たちに「仕事も家庭も綱渡り」という人生に魅力を感じると思いますか?

相変わらず、企画概要から内容が全く分かりません。
これ、自己啓発系の企画ですか?
だとすると、それなりの知名度がないと買ってもらえませんよ~

しかも、“人生の後半を積極的に楽しむ術”と“世界60か国を旅して学んだ独自の方法”の関係性も分からないし…。
“仕事や家庭において波乱万丈の人生”の人が“インターナショナルカフェを起業”することが凄いのでしょうか?
“インターナショナルカフェを起業”した人の“人生の後半を積極的に楽しむ術”を聞きたいのかどうか…。

たんに、自分のウリをつなげて突っ込んだイメージしか持てません。

まずは、しっかりと読者ターゲットから設定してください。
でないと、何度やっても意味がありませんよ。


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そして今回、五回目

企画書を拝見したのですが…ちょっとヒドイですよ。
一応、こちらは真剣に添削しておりますので、このレベルの完成度で送られるのは心外です。

タイトルについても、何度も書いたように、誰が読むのか全く分かりません。
そもそもシニアビジネスって何ですか?

企画概要については、論外ですね。
ちゃんと勉強会で説明した体裁で書いてください。
読んでも、何が書かれているのか、全く想像できませんし…。

ということで、大変申し訳ございませんが、これ以上の添削は無駄だと思います。



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ウーン、かなり手厳しい。

というかほとんど見捨てられてしまった。


だが、これぐらいで諦めるわけにはいかない。

せっかく1万円払って受けた『出版企画書の作り方』だ。


講師のY氏は、

最後まで責任を持って企画書仕上げます、と断言した。


彼はビジネス書に特化した書籍を売り出すことが専門である。


その筋で彼は売れっ子(?)出版コンサルである。

確かに彼が手がけた企画書から次々と(?)ビジネス本が生まれている。


彼はそのことで自信と誇りを持っている。



そんな彼に突き放されても食らいついていかなければ

並大抵では頓挫してしまう。



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ダメだしされると、確かに凹む。

かなり落ち込む。


同時に、ムカッとしたり、カチンときたりもする。



もう俺はダメなのか、

やっぱり俺には才能がないのか、

やっても無駄なのか、などなどと。



だが、改良の余地は必ずある。


逆切れしたり

こちらから投げ出してしまったらもうそれでお仕舞である。


この野郎と思うと同時に

ダメ出し、突き離しをありがたく受け止めて

もっともっと精進しなければならない。


ベストセラーはおろか、

その入り口である出版さえできない。


そしてそのまた入口である企画書で躓いているザマだ。


単に本を出すためだけの企画ではない。

これは、売るための企画なのだ。


生半可でできる代物でないことは分かっている。



確かに自分には才能がないのかもしれない。

だが、ないなら必死に磨いて身につければイイ。



最初から天才的才能がある人などほとんどいない。

すべては努力に努力を積み重ねた結果なのだ。


しかも、諦めずに。



道のりは果てしなく長い。

なのにまだその入り口にも達していない。


苦悩は続く。

それは生きている限り治まることはない。



道程が険しければ険しいほど

苦しみが大きければ大きいほど

達した時の感慨は大きい。


その舞台に立つ自分の姿をはっきりとイメージして

ただひたすらに前に進むのみ。


足元を踏みしめつつ、輝かしい未来を見つめながら。

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