世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

全方位型人間

2018年08月10日 | 100の力
ボクはこれまで、

嫌いに人に会ったことがない。


嫌わない、憎まない、妬まない。

これは人間関係をスムーズに運ぶ三原則である。


合う、合わない人は確かにいる。

だが、性格や考え方が合わないからといって

嫌うのは筋違いである。


ところが、意外とそういう人が多い気がする。

知り合いだったのに、

いつの間にかSNSで友達を外されていたりするのも

その表れなのだろう。

きっと器が狭い人なんだろうな。


だからといって、

ボクはその人を嫌いになったりしない。

何度も同じ人から友達申請が来ることもある。

たぶん、

情緒が不安定なのだろう。


器が狭かろうが、

情緒が不安定であろうが、

その人を認め、受け入れればいい。


危害を加える人は別だ。

攻撃(口撃)してくる人だ。

距離を置けばいい。


どんな人でも

欠点もあれば、

長所もある。

欠点ばかりが鼻に付きやすいものだが、

敢えて、良いところを探すことにしている。

そして、それを誉めればいい。


昨日の敵は今日の友、になることもある。


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さて、

8月6日、9日と広島、長崎の「原爆の日」であった。

「終戦の日」の8月15日と並んで、

平和について深く考えさせられる日だ。


第二次大戦で亡くなった日本人の数は

約300万人。

ちなみに

中国は1000~2000万人と言われる。


1959年に広島を訪れたチェ・ゲバラは、

何故に日本人はアメリカに腹を立てないのか!?

と聞いたという。


      (キューバ。ハバナにて)


同じく

1975年、ベトナム戦争でアメリカと戦い、破ったベトナムも

20年後の1995年、アメリカと友好関係を結んでいる。


それより先、

1986年(ベトナム戦争終結11年後)にベトナムはドイモイ政策を発表し、

発展の起点を作った。


ドイモイ政策とは、次の4つの柱からなる。

1 資本主義経済の導入(お金でものが買える経済)

2 国際社会への協調 

3 国民の生活に必要な産業への投資(農業、食料品など)

4 社会主義政策の緩和

(アベノミクスなんてもんじゃなかった)


なお、

第二次世界大戦で

日本軍は1939年ベトナムにも侵攻し、

200万人の飢餓死者を出したとされる。

(飢饉の原因と死者数については様々な意見がある)


だが、

ベトナムは、今や屈指の親日国となっている。


このように、

ベトナムは外交においても全方位政策をとっており、

現在も巧みな外交戦術を繰り広げている。

日本も大いに見習うべきだ。


      (広島にて)



国も、個人の人間関係も、

憎しみ合って争うのではなく、

良いところを見て

仲良くなるに越したことはない。


その点、

イスラエルとアラブの関係は

こじれた糸になってしまっている。


ゲバラが生きていたら、

何と言うだろうか。