セントポーリアから出たのは…。

 根岸Sは結果的にフェブラリーというより、千四で勝負のワンツーだった。そういう観点で臨んだ人は快哉を叫んだことだろう。　テイエムサウスダンは地方回りが多かったので、まあ盲点ぽい感じかな。前走も園田戦を勝っている。ん、岩田か(笑)。岩田が中央で勝てて力を証明できた、と云ったらしいが、馬自身着実に上昇しているのだろう。でも昨年のこのレースも4番人気。まあ圏内の馬だったな(笑)。期待したタガノビューティーは殿から。昨日の稿で、D全戦も府中Dでも千四でも3着内確率は8割と云ったが、たしかに3着。まあ津村なりにメリハリつけた騎乗なんだろうが、やはりあれで頭を獲るのはね。
　注目のセントポーリアはドゥラドーレスの圧勝だった。ウィズグレイスは国枝師も異なるレースを示唆していたが、ルメは押してハナへ行った。意図はわからないが、結果的にはやや速い流れ。最後の1ハロンはきつかったね。まあクオリティとしては、切れる脚を使うタイプではないな。発馬後の感じでは馬がどうしてもというよりは、ルメの判断で逃げたと思う。ただ2戦続けてのこの形で、この後のレースに悪影響がなければいいが。次走どうするか。フリージア、ミモザ、フラワー、忘れな草など外野的には色々あるね。いっそ休ませてフローラ(スイートピー)という手もあるけど、まあ前記のどっか使うかなァ。　それよりドゥラドーレスの強さは圧巻だった。ドゥラメンテXロカ。母は阪神JFの1番人気だったね。レースもよく覚えてるよ。あまり使えず繁殖入りしたが、すぐ上の初仔はスクリーンヒーローで、期待はされたがJRAは5戦勝てずに地方行き。ドゥラドーレスは2番仔になる。ロカの持っていたポテンシャル、誰でも知ってる華やかなファミリーを考えると、限りなく本物ということになりそう。11月のデビュー戦は着差少なかったが、丸山で出遅れだった。当時2着がヨコタケ、3着がルメールを考えても、勝ったこと自体が能力の差という感じか。今回戸崎はウィズグレイスという大敵がいるのに、レース半ばで勝利を確信したかのような風情。それだけ手綱を通して感じるものがあったのだろう。直線は結構外へ行ったけど、逆にモノの違いを示したかもね。母方はハービンジャーからダンスインザダーク。距離は全く心配ないだろうから、弥生賞かな。丁寧に千八続けるならスプリングの選択肢も。間違いなくクラシック有力馬に値する。
　きさらぎ賞はなんとリューベックが登録してきた。中1週で常識的には登録だけとは思うが。まさかN紙のクラシック番付で、若駒S勝ったのにランク入りできずに腹立てた? な、アホな。同馬主のダンテスヴューいるし、池添はフォースクエアに乗る予定だしね。ま、登録した以上は、早くても水曜あたりまで決定はでないかな。別にしてメンバー見渡すとソコソコは前掛りの感じ。ダンテスヴューとマテンロウレオかな、という気がする。ダンテス…クロウキャニオン(笑)。もう笑うしかないっしょ。
　東新杯は好調の馬が多くて楽しみだね。アオイクレアトール、カテドラルあたりが穴っぽいかな。　今週は個人的に色々あってね。戦いに臨む感じ…何のコッチャ。

全国が泣いた。藤沢和-田中勝の時を戻そう…。

　やはり昨日の最終にふれないわけには。全国で5万人以上が泣いたという情報も。藤沢和-田中勝でカランドゥーラは府中の芝を疾走した。大逃げしたのが藤沢系の杉原、直線で前にたった1頭しかいない状態でルメールが目にしたのは、自分のお手馬だったカランドゥーラとバブルジョッキーのカッチー。ルメの追い方は大本命馬に乗ってるジョッキーの、勝ちしか見えない姿勢とは違った…、ゴールよ早く来てくれ、ひょっとして勝春以上にルメが思っていたのかも。カランドゥーラにはデビューから6戦連続で手綱を取った。藤沢和師と勝春…時代を大幅に巻き戻した風景に、ルメの手と思いは自然と…。それにしても直線に入ってからゴールまで、颯爽と追いまくる50才のカッコよさ。時を戻そう。今は何年の何月なんだ…バブルの真っ只中で疾走する主人公を見た。
　さて根岸S。基本はペースアップの形か。軸という意味でタガノビューティー◎。ダート全走で3着率81%、府中Dでも、千四でもほぼ同じ確率。8割方行けるっちゅう話だね。真ん中枠でどう乗るか、津村に掛かる負担はある。スーパーとはいわない、合格点の騎乗で頼む。　オメガレインボーはフェブラリーも視野の形。勢いに乗るソリストサンダーもチャンスはあるし、スリーグランドの一発があっても。あとはタイムフライヤーとエアアルマスまで。
　節分S。少頭数だがリフレイムが1枠引いた。ようやく落ち着いてレースができるように。走ることのポテンシャルはこのクラスでも充分。ウイングレイテストとホウオウカラーズが相手で、タガノディアーナはゲートがね。御せれば食い込みも。
　セントポーリア賞。なんか見たくないな(笑)。本命は…ウ、ウィズグレイス。国枝も和製スノーフォールとかご機嫌だな。サークルオブライフだけでも充分なところへ、こいつが本物だとどうすっぺ(笑)。サークルはチューリップ使うしね。桜って900万で出れんのかな。フラワーへ行って、それから考えるか…おっと、その前にここ勝たなけりゃだ。カミニートデルレイ、ドゥラドーレスもそれなりの素材。デルマグレムリンがうまく立ち回れば。
　平場の7R。この距離にしてはそこそこ流れるか。エコロカナワンで攻める。どちらかといえば府中の方が向いてそうだし、前走は内枠がアダになった感じ。勝春頑張ったから北村宏もな。　フジマサインパクト、セルヴァン、ビーマイセルフを相手に、ローズボウルとニシノソワレを押さえたい。
　シルクロードS。それなり流れるが18頭で途中から捌き課題かな。エーポスのもう一丁に期待した。長期明けでいきなりの差し切り。反動がコワイところだが、馬体増だったし、絶好の追い切りからも、むしろ叩いて更に良化とみたい。亀田勢いで行っちゃえ。　ナランフレグ、メイケイエール、カレンモエがやはり有力で、ジャンダルム、タイセイアベニール、シャインガーネットと圏内。
　美濃S。スロー必至の組み合わせだが、道中仕掛ける馬がいるかどうか。外のプリュムドール本命。牝馬だし仕上がりに手間取るタイプではなさそうで、着実に力をつけているね。スローを33.4で差し切った前走も強かったと思う。秋はエ女王杯に参戦するぐらいに。　カレンルシェルブル、ニホンピロタイズ、セファーラジエルが敵になる。流れでホウオウエクレール、モツれた際のパトリックが押さえ。
　刈谷。テーオーが行ってメモリーが追う感じか。オーマイダーリンを信じてみよう。競走除外から間があいたが、いきなりが妙味と思う。思ったより乗ってるしね。中京で和田と強気に。　当然フラーズダルムが相手だが、メモリーエフェクトの残りに、ダンツイノーバの一発を押さえる。
　平場の6R。新馬戦は珍しい(笑)。キタサンブラックの2頭が評判いいね。否定はしないが、タッケンアイを狙ってみたい。ルーラーシップ産駒が3頭出ている。決め手甘いから距離でという魂胆か。タッケンアイはリボンフラワーの仔で、リボンはダノンプラチナのひとつ下の妹だった。志半ばで引退したが、私は仲間内で持っていた記憶が。ほんとのオーナーはたしか池江パパだったよね。走る馬が出て不思議ないファミリーだから、チョイとギャンブルしてみよう。思ったより売れてるが。　当然ダノンソフィアとブラックブロッサムが強敵で、ファインバーグとマテンロウルーチェ。ララアンセストラルも少し。
　巌流島。内から中枠まで行きたい馬多数。ここは大ホームラン狙ってクリノアリエル。朝は14番人気だった。常に着順よりは健闘している馬で、勝ち味の遅さは当然だが、激流となって傷み始めた馬場ならアッといわせるシーンがないか。　ゴールドチャリスも同様に直線大外からの突っ込みが期待される。6番人気だったから、クリノと2本軸で行けそうだ。　ダノンシティが有力で、フォイヤーロート、サンラモンバレー、アールラプチャーと行って、更にヤマニンペダラーダ、グランレイ、メイショウミモザまで。
　昨日BSで放送されたチューリップ武道館のVを流しながら書いていたが、なんとほぼ同時に終わった。皆さん御無事で。

府中開幕! その名も白富士!!

 府中の開幕だが、オミクロンのそそり立つ感染禍の中、それなりの関わり合いだ。
　白富士S。Dコースでの開幕となる。基本は内目有利という感じか。叩いたアドマイヤハダル◎。成績は3.0.0.4とあっさりしたもんだが、皐月賞4着は光るね。ルメが乗って3番人気だったわけで、ここなら格上扱いでいいところ。千八・二千を照準に大きく飛躍したい馬だ。　ディープモンスターも同様に今後の期待が高まる馬。開幕週でハダル本命にしたが、逆転あっても不思議ない。ルメが乗ってくるグラティアス。まだ身が入ってない内に頂上戦に参戦しての成績降下。当然血統からも躍進の素地はある。転厩初戦だね。3連勝のジャックドールは売れるけど、展開含めて微妙な部分も。底力ではねのけるかどうか。あとはいい枠引いたレッドサイオンとシュヴァリエローズが押さえ。フランツも小さい△。
　クロッカスS。行きたい馬いて、開幕日の1枠で、イン突きの岩田康。血統的にも見劣らず。アルトシュタットで先物買い。相手強い感はあるけど、府中千四は合ってそうだ。　トウシンマカオとコラリンが強敵だが、レッツリブオンも大野で新味。プルパレイが押さえになるが、デュガの取消でどうなるか…。
　白嶺S。内からロード、外からホッコーだが、ホッコーは控える競馬を示唆。永野エースやダノンが行く手も。アドマイヤルプスから入る。大きい馬にしては鉄砲利くし、今回は特に乗り込んでる感じ。何気にルメが手放さないね。　ボルサリーノ、オーバーディリバー、プリマジアと行って、ボイラーハウスとエースレイジングが押さえ。クリノドラゴンも△付けたが。
　最終。藤沢和88年開業、田中勝89年デビュー。時はバブル真っ只中…思い出は限りなく、勝春今年初Vへ、カランドゥーラよ走れ! デビュー時はピシッとしてなかった印象も、だいぶしっかりしてきた。道中は前団の後ろぐらいで、直線は勝春のゴン追いが見たい。トレンディーだぜ! 相手は少しひねればシルプロンが手の合う北村宏で。勿論人気のディオスバリエンテに勝たれてもだね。ノーダブルディップ、ノワールドゥジェが続いて、ミッキーパンチとシャドウエリスまで。
　伊賀S。徹底型の大外マラードザを始め逃げ先行のテンコ盛り。クインズヴィヴィの一発に期待。ここ2走は大きな着だが、本来は格上感あるし、狙いすましたノリの騎乗だ。直線一気が目に浮かぶ。　スズカカナロア、スワーヴシャルル、シャマルが有力で、クインズメリッサ、メイショウのヒューマとミライ。大穴はニホンピロランド。
　茶臼山。Bコースだね。リーブルかサンデー行きそうだが、スローは必至か。外から勢いつきそうなリーブルミノル本命。もうひと花はありそうだし、勝った時の松山で。　ロードプレジールとナムラカミカゼが当然有力。テンカハルもメリハリつけて。イベリアまでかな。
　白梅賞。まだキャリア浅いので波乱の余地はあるだろうが、やはりアストロフィライト◎。新馬戦は負けたレースを結果勝ってしまった、という形。素質、血統の違い歴然というところか。川田も無理はしないだろうが、恥ずかしいレースはしない。　ゴールドローズ、レベレンシア、カワキタレブリーへ。レッドラマンシュ、マンクスホップも差はないが、買い方難しいな。
　平場の7R。展開は微妙だけど、マイルらしい形でフォティノースの差し切りに期待。再度1枠に入って不安もあるが、今回は頭数も少な目だしね。父からも母方からも爆発力はある筈で、道中の折り合い次第では突っ込める。　エアミアーニ、アウサンガテ、ショウナンアレスまでの戦いか。コンパクトに考えるレースだろう。と云いながらバリコノユメとタケルジャックに△つけたけど。
　周防灘。馬場読みもポイントかな。結構バイアスありそうだね。斎藤のクープドクールから好配当狙い。意外に間が開いたけど、出てきた以上走れる状態と判断。小倉の千二で差し込み期待だ。　ヴィズサクセス、メイショウツツジ、ルクルトを相手に、キャプテンドレイク、ミアグア、ガリレイが押さえ。メイショウゲンセンはこの枠でどうかな。小さい△。
　緊急事態になると世の中の行動ルールがだいぶ変わるからね。勘弁してほしいもんだが。　2月になると、住んでるマンションのすぐ隣に同階層の建物ができる件で、説明会があるのだ。最近は大きな陥没とかが多いよね。かなり地下を掘るわけで、地盤の問題はやはり気になる。またワクチン接種の日も決まっている。2月も早いよって、いつが遅いんだ(笑)。
　

福永復帰! そしてあの馬が…。

 　福永の来週復帰がアナウンスされた。意外に早いな、という印象。昔に比べて医療を始め進化しているのは、馬の調教過程などでも実感となっている。福永は復帰週のきさらぎ賞にも騎乗する見込み。
　そして一昨日ふれたルージュスティリア。早くて3月遅くて4月の復帰と云ったのだが、なんとその日栗東に電撃入厩した。順調に行って2月後半以降の帰厩と思っていたので、一瞬は口がアングリだった。アングリと云っても怒ったわけではない、勿論逆だ。時期からするとチューリップ賞という話にもなってくるが、まずは時計を出し始めてからだな。今のところ女王サークルオブライフの登場で、チューリップを宣言している馬は少ない。噂でもステルナティーア、サウンドビバーチェあたり。ステルはJFの2番人気。不利もあったし7着は額面ではない。サウンドも2勝目の菜の花は一応楽勝。この3頭有力でもいいが、ルージュスティリアが加われば一段興味も増す。何しろ新馬のみのキャリアでN紙番付前頭筆頭だからね。冒頭とつながるのだが、おそらく福永が騎乗するだろう。新馬戦は着差少ないけど強かったと思う。2着があのスターズオンアースだし、筋肉の張りや形が素晴らしく、もう2戦目アナウンスされたアルテミスも貰った気でいたっけ。直前に頓挫したわけだが、考えてみればそこを勝ったのが2才女王のサークルだった。最近は応援馬が屈腱炎を始めツイてなくて、ルージュスティリアの復帰を妄想するだけだった。仮にだがチューリップ出走としても7か月ぶりのレースとなる。当然不利には違いない。逆にそれで勝ったらとんでもない馬……皆さん、これを妄想と呼ぶのです(笑)。
　サッカーのW杯アジア予選の中国戦がデカデカだが、同じ日なでしこも韓国と戦いC組の1位通過を決めた。次の準々決勝の対タイ戦に勝てば、来年の女子サッカーW杯出場が決まる。でも知ってる人は僅かだよな。報道は20対1ぐらいか(笑)。スポーツは競技種目によって扱いや待遇が段違い平行棒(一部折れ曲がり)ぐらいのもんだ。サッカーに野球、バスケットといったメジャー競技は男女差が顕著。水泳・陸上・格闘系などは比較的平等か。女子で断然稼げるスポーツというと、まずテニス、ゴルフなどが浮かぶね。それゆえテニス選手やゴルフ選手には我儘な人もいるような、いないような…。競馬は馬が主役ではあるが、騎乗者として男女が一緒にレースをする。まあ珍しいね。競艇もあるが、あれは一種日本独特のギャンブル色が強い競技だろう。
　明日はもうレースだね。一週間の頃合い程よさがわからない(笑)。なんか私の「応援馬」ジャスティンエースが日曜小倉の6Rにエントリーしているような気もするのだが、妄想の果ての幻だろうか。

　

府中開催も、色々思うこと。

 府中開催の割には気持ちがさほど盛り上がらない。このご時世だし、北京五輪の開幕も迫っている。何より寒いしね。それでもクイーンC、共同通信杯は注目せねば。
　先週の土曜中京は全12Rで126頭の出走だった。まあ10頭平均というところ。昨日のTCK大井では、全12Rで176頭の出走。平均は15頭弱。地方といえど南関だけで競馬を満喫している人もいる。
　女性ジョッキーも増えているが、JRAの藤田、古川、永島はスンナリと成績を挙げる現状ではないね。地方は全体の仕組みからして隙間がよりある。宮下瞳は実績や風格から堂々たるもんだが、同じ名古屋の木之前葵も人気は全国区。岩手の関本玲花や園田の佐々木世麗なども人気あるよう。私が好きだった佐賀の岩永千明は引退か。別所真衣は調教師だよね。浦和で結構カワイイと人気集めそうだった北島希望は病気で頓挫。やはり映画や小説のようには行かない。そうしてみるとミカエル・ミシェルはしたたかだよな。結婚、大けがを経ても、まだJRAのジョッキーを目指すという。なんなんだろう(笑)。
　競輪ネタで失礼するが、今日の松山F1決勝を走る犬伏湧也は凄い。まだデビューして8か月半なのに、先日の大宮記念の準決勝では、先行してあの深谷知広の捲りを許さず圧巻の走り(負けたけど)。デビュー以来の成績は52戦44勝(違ってるかも)、中高大と野球をやってたらしいが、養成所での成績も1位。四国の選手だが、もう期待しかないね。今日の松山は九州勢の2段駆けで苦戦も予想されるが、今後必ず名前の出てくるレーサーだ。吉岡稔真といったら言い過ぎになるか。どうかな。
　一昨日もふれたが、セントポーリアは楽しみだ。ウィズグレイスが勝つとは思うが、参戦するジョッキーもルメール、川田、戸崎、ミルコ、ヨコタケ、武豊と500万のレースとは思えぬ陣容。
　N紙のクラシック番付で、若駒Sを勝ったリューベックが入幕を見送られた。横綱から前頭5枚目まで9頭なのだが、曰く重賞勝ちやGⅠ上位の馬が多いという話。牝馬の方では、新馬戦のみのルージュスティリアが前頭筆頭(5番目)と張り続けている。新馬で2着がスターズオンアースというのもあるかもだが、かなり強いと見られているね。そうあってほしいが、早くて3月、遅くて4月復帰の見込み。タイトロープだね。