内田が勝った瞬間、去年の無念が一気に蘇ってきた。 調教師や馬主がいるので、内田もストレートには発言しないだろうが、どうみたって去年のアプレザンレーヴの時の方が、チャンスと思っていた筈。
普通に考えて「府中の2400」という条件なら、去年のメンバーは手薄だった。 今でもあの大豪雨さえなければ、アプレザンレーヴが勝っていたのでは、という思いはある。
勝つ時はこんなもの、なのだろうが、エイシンフラッシュは余計な力をまったく使わず、ほんのちょっと追っただけで勝ってしまった。 上がりも凄いね。 それにしてもダービーで今の馬場を加味すると、これは超スローといっていい。 出走馬の過半数が、上がり33秒台の前半なのである。 競輪の競技部門でスプリント競走というのがある。例の中野浩一が世界10連覇したあれだ。 なんとなくそんな印象を持ってしまった。 逃げたウィリアムズもペース落しすぎだし、誰も動かなかった。 あまりに前評判が凄かったので、得てしてこんな結末になってしまうのか。 ヒルノダムールは最初からレースパターンを固定しすぎたなァ。 スタート良かったし、行くつもりならもっと前に付けられた。 ルーラーシップはこんなスプリント戦になって不利だったと思うが、ゴール前の脚を含め、その片鱗は窺わせた。 みんなが思うように、秋から4才へ頂点を狙える馬だろう。
勝ったエイシンフラッシュには弟がいる。 なんと藤沢和厩舎で、馬主は例の山本さんである。 父がアグネスタキオンに変って、これは注目されるだろう。 肉感的な馬体で、いかにも弾けそうないい馬である。 さらに下はディープインパクトらしいね。
そう我々は、もう来年のダービーを夢見ているのである。 切り替え、切り替え!
ダービー当日だけど、なんか2週間ぐらい前からすると、随分人気は偏った印象。 サンライズプリンスが離脱、ダノンシャンティ取消、ローズキングダムは出走するものの一頓挫。
もう少しワンダーランドを描いていたのだが…。とはいえ例年以上のメンバーであることは間違いない。 熱戦を期待する。
武ちゃんの不在で再びヴィクトの手綱を握る岩田。 今日はダービーの後も、シャドウストライプ、トップカミングと人気馬に乗っているね。 横山典は全部で4鞍の騎乗。ダービーの後はなし。 藤田は5鞍でダービーの後はなし。 四位はダービー以外は5レースのバルデッツアだけかな。 岩田はルーラーシップの主戦だったわけで、そりゃヴイクトは凄い馬としても、ルーラーの素質もわかっている筈。 考えて見れば、もし人気の毎日杯を勝っていたら、ルーラーはクラシックの主軸扱いされても良かったわけで、あそこでは変テコなレースをしちゃったけど、プリンシパルの内容も結構凄いよ。 3番枠だけに、四位はどういう位置、コース取りをするのか。 スケールの大きな馬だけに、あんまり内を突いてほしくないけどなァ。
藤田はヴィクト、ペルーサをやや前方に見ながら、一発勝負を賭ける筈。 前半さえうまく乗り切れば、確実に伸びてくる。 チャンスは充分だろう。
あと4時間で発走である。
ま、予想は相変わらずだけど、ほんの少し上向きかなァと勝手に思っている。 今日は川崎の今野が大暴れしていた。 戸崎を始めJRAの調教師・馬主から信頼されているケースも増えているが、今日の今野が凄かったのは、府中で騎乗できる理由となる、南関東からの遠征馬でも2着に入ったことだ。 6Rのハーミア。 ん、 この名前。 たしか「真夏の夜の夢」に出てくる女の名だった…。ハーミアの父はフィガロ。 母はサマーシェイクス。 おーこれは間違いない。 シェイクスピアの「真夏の夜の夢」からの命名だ。 因みにこのレース、私は松岡のクナンガンから買って玉砕…。
さてダービー。 やはりダノンシャンティの取消は大きいね。 オッズが寂しくなってしまった。 普通に考えて、頂点のレベルは間違いなく高いので、紛れが少ないという見解でいいのだと思う。 週中では色々と買い方も考えていたのだが、ダノンの離脱でシンプルに行くこととする。
ルーラーシップからヴィクトワールピサ、ペルーサ、ヒルノダムールへ3点。 これが一応の勝負。 ヒルノからヴィクト、ペルーサへが押さえという形。 馬連はこの5点だけにしたい。
穴なら先行くアリゼオか、追い込むレーヴドリアンか、といった感じだが、ややムリクリかなァ。 3連の方なら一応手を伸ばしたいけどね。
岩田とノリに完璧に乗られた場合は、当然人気2頭のワンツーということになるし、その可能性は30%程度はありそう。 ま、それは仕方ない。 ルーラーシップは秋に本格化というのが、正しい見方なんだろうけど、現時点でも通用するというスタンスで行きたい。 ヒルノダムールも今度こそ藤田、という幕切れも期待したいね。
まずは桑島孝春にご苦労さまと云いたい。 石崎、的場の動向も注目かな。
さてダービー。 ダノンシャンティがリタイアした。 ほんと残念。 単に3番人気の馬というだけでなく、馬券を買う上で大きな影響がある。 私、ダノン無印なので、この取消によって妙味が薄くなってしまった。 レースの興味でなく、馬券に対する思いはトーンダウンだ。
クロフネ、タニノギムレット、キングカメハメハなど、競走生活は短かったが、とりあえず春シーズンは完走したのに、今度はさらに早まった。 松田国さん相変わらずだね。
こうなったらパラバラ買ってもねェ。 ヴイクトワールとペルーサが両方とも連から外れる可能性は極端に低いよな。 ま、もう少し考えるかな。
今日は府中の欅S。 ここはナムラタイタンのレースぶりに注目が集まる。 ま、一応信じてみるか(このところ予想不調で弱気?) 相手は横山典のビクトリーテツニー。 直線で前が詰まらなければ、ソコソコ追い込める筈。 ま、1本勝負ということで。ワイドの…。
京都は最終レース。 結構展開微妙な感じ。 カノヤトップレディの差し脚に期待したい。 このところ流れや不利もあったりで、成績が上がらないが、状態は上向きで、ここは一発も充分。 相手はアグネスサクラとミッキーチアフル。 一変があればナイトフッドだろう。 あとはメイショウゲンジ、メイショウローラン、マイネルクラッチまで。
金鯱賞は今のところ買わないつもりだが、人気のアーネストリー、ナムラクレセント、スマートギアあたりで、割と堅く収まりそうには思うけどね。
今日は府中の馬場をよく吟味したい。 それにしてもダノンが消えて配当が安く…。
いよいよ、という感じでダービーの枠順が決定した。 外でもいいレーヴドリアンが内に入り、あまり外は…と云っていたダノンシャンティが大外となった。 しかし有力馬は概ねいい枠に入った印象だね。 これなら熱戦が期待できる。
ハナを切るのはアリゼオかコスモファントムになりそう。 ひょっとしてサンディエゴシチーが名前を売りに行くという手もあるかな。 ハンソデパンド、シャインも隙あらば先行の心積もりも。 最内となったエイシンフラッシュも当然それなりに出して行くだろう。
徹底先行はいないものの、こうやって見ると、まずまずのペースは維持されそうで、そんなスローペースにはならないか。
今日はかなりの日射があって、一気に馬場も乾いてくるが、明日土曜の後半はまた雨が降るという話。 ダービー当日も曇りベースで、そんなにいい天気にはならない見込み。 土曜競馬を使った後に一雨あって、ちょっと微妙だけど、まあやや重→良という感じかなァ。
ヒルノダムールは中間体重は増えているのでは、という噂があったが、追い切り後の体重は+28 。 まあ当日は+16 の472 あたりだろうか。 前走がやや減り加減だったので、そんなに心配はいらないと思うが…。
ヴィクトワールとペルーサは枠が近いので、どういった位置関係になるか注目だね。 一頓挫あったローズキングダムも、後藤にとっては肩の力が抜けていいのじゃないかな。 外目で思い切った騎乗ができそうなリルダヴァルも楽しみだし、トゥザグローリーの戸崎も同様に一か八かのレースになりそうだ。
何にしてもワクワクドカーンまであと2日。