令和になってから国内だけでなく世界規模で暗雲を纏っている世情。地球はどこへ行くんだろう。ボーダレスが普通になったのなら、日本馬が世界一でも驚く必要もないのか。イクイノックスは完成度を増して疑うことのないワールドホースになった。そして電撃引退。そこもまた世界スタンダードというしかない(笑)。ジャパンCで別次元に離された馬たちで、立派な有馬絵巻も描けた。そこに出なかったリバティもいる。2024年もJRAは世界に類のない安定施行でファンの期待に応えてくれそう。
さて昨日の競輪GP。一言で云って面白いレースだった。前日のガールズGPが大凡戦に終ったので、余計にレーサーの必死さが伝わってきてシビレた。松浦は直前不安説もあったが、勝負どころで早目に清水を捨ててのシビアなレースで勝ち切った。その鋭い感性は見事のひと言。深谷は初手から北の3番手と意欲は満々。勝ったか、のシーンもあったが…。3着真杉は3角清水を捌くのにロスして仕掛け遅れとなった。それでいて確定板は脚力の証し。上り最速の10.9。スムーズなら大外から豪快に差し切っていたのは間違いないだろう。神はこの若き天才にもう1年の精進を課した。それは真杉にとっても望むところ。彼の未来は眩しすぎるくらい明るい。私も3連複ゲッチューで締め括れた。真杉サンキュー!!
今日はボートの…何だっけ(笑)。クイーンズクライマックスか。あるけど優勝戦に寺田千恵が出てるね。54才か。女子競輪だったら最高峰のレースに54才が出ることは絶対にない。人力だからね。それでみたら、ボートの男子の優勝戦は平均年齢が38.7才。競輪は32.1才。女子はボートが39.2才で、競輪は27.0才だった。人力だからね。こんなスポーツ他にないだろ(笑)。と持ち上げた後で、競輪には云いたいことが山ほどある。どうやらS級レースの9人制への戻しは現状ないということだ。何たるチア。コロナ禍で選手の移動がある程度制限され、9車立てを維持するのが難しいという話だった筈。競輪はラインがあるから面白い。7車立てでは当然のことながら興味は半減する。キャリアの浅い若手と、峠を過ぎたオッサンが走るチャレンジ戦と、まだ地域戦をやってないガールズは7車立てでもいいが、S級戦は絶対に9車立てでやるべき。そもそも根本の話が違ってくるのだ。今は各競輪場が年1回やる記念と、GⅠ戦6コ、GⅡ戦3コが9車立てで行われるだけ。見に行く気が失せるのだが、そもそも施行者は競輪場にファンなんて来なくても別にいい…というスタンスが見え隠れしている。朝の8時とかに走っているモーニング開催、夜の11時台とかでも走っているミッドナイト開催。当然一部を除いて無観客である。要するに今の世情がそれを可能にしている。ネット投票の占める割合はほぼほぼである。経費削減の上、売上は挙がるという夢のような状態なのだ。従って競輪場はさびれる一方。小田原なんて本来ファンのためのスタンドの内、7割ぐらいを立ち入り禁止区域にしている。勿論老朽化で危険なプレイスもあるけど、気持ち良く観戦できる雰囲気でもない。一方でナショナルチームを形成して自転車競技も応援して、と云っとるわけよ。選手を見てほしいのか、競輪というネットゲーム化したもので儲けたいのか。少なくとも私には理解できない。アイドルやアーティストの世界では、ライヴは今でも相当な動員数を誇っている。見越して作られた横浜のKアリーナも初年度からスケジュール埋まってる感じだ。本来は選手の汗とかだって感じたいスポーツなんじゃないの。見つめる未来図がかけ離れているなら、男女だと別れだよな。どうすっぺ。
さて今日は東京2歳優駿牝馬という立派な名前のレースがある。チラッと見たけど、ミスカッレーラ中心かなァ。面白くも何ともないが。これに続いたアメリアハートは転入で森泰斗か。ローリエフレイバーは注目の若手野畑凌だね。これ以上名前上げてもね。まあ大晦日までご苦労様です。
そして本年はお世話になりました。どうか、皆さん、ご無事で。
くれぐれもダートだからね。あの位置から差すのはドラマチックとしか言いようがない。川田は勝ったと思ってたらしいが。まあリバティでもあったような(笑)。これでサウジC→ドバイワールドCという路線になりそうだね。
ガールズGPは佐藤水菜が圧勝した。まるでスプリント競走のような展開になって、あれでは他のレーサーは全く勝負にならない。水菜が3番手で終始後ろにガン飛ばし状態、あれではよほど勇気がなければ仕掛けられない。勝つための絶対的な形を作ったわけで、世界で戦うにはあれぐらいのハートがなければ、ということか。来年のパリ五輪では何とか上位に入ってほしいが、世界は凄いからね。水菜は茅ケ崎出身で茅ケ崎高校(地元ではチコウ)から自転車競技を始めた。ナショナルチームで頑張る以上来年がすべての結実になる。
今日の競輪GP。真杉に期待しようと思う。とにかくセンスと脚力はすでにトップクラスで、ラインのために前掛かったケースで負けることはあっても、今日は単騎。位置取りがポイントにはなるけど、自由にやれる気楽さで、脇本・古性・松浦たちに堂々立ち向かっても、勝負になるとみている。
大井のシンデレラマイルはラブラブパイロ本命。西啓太騎乗だが幅のある脚質で 、馬のスピリットも結構あるし、スムーズに直線へ向けばチャンスは充分だろう。父パイロ、母父クロフネ。いいじゃないか(笑)。
韓国の俳優イ・ソンギュンの死は哀しい。一番好きだった役者で、抑えた演技、常に他者に対して、世の中にすら慈しみを持って生きている…そんな風情が大好きだった。薬物で取り調べを受け、おそらく自殺だろうが、取り調べでの検査は陰性、本人も否定していた。真偽は当然わからないが、脅されていたという話もあって、嵌められたのかも…と思ってしまう。「マイディアミスター～私のおじさん」 哀しいくらい暗くて絶望的なドラマだったけど、彼の持つすべてを達観したような演技には最後まで引き付けられた。これまた好きな女優であるIUとの心の行き来がまた哀しく切ない。どうか安らかに。
レガレイラはやはり反発力が一段上だったね。後方にはなったけど、ルメには全く慌てる素振りもなかった。4角回る時には大体届くな、という感じで現時点では完勝といっていいか。牝馬で2歳の内に二千を勝って…どうする?と思ったが、早くも皐月賞挑戦という発言があった。クラシックとなると簡単には勝てないだろうが、当然有力候補にはなる。 シンエンペラーは積極策というか、馬の気も乗っていたのだろう。必ずしもベストのレースでなかったとしても、常に能力を表現できるのは素晴らしい。運があれれば大仕事も。そう個人的に「運について考えている」。ショウナンラプンタはあれだけ操縦利かないのでは…、それでも大して負けてないからね。重賞を勝つ脚力は充分ある。
昨日デビューした馬で、中山の二千を圧勝したニュージーズ。阪神の千八を楽勝したベラジオボンドと、最後に来て大物候補が登場した。共にクラシックを目指せる素材と思う。
さて東京大賞典。頭数は寂しいが捌きなどの不利がない分いいと解釈するか。キングズソード本命で行きたい。ウシュバの実績はお帳面クラスと思うが、ここは一発若い力の台頭を期待したい。人馬共にね。ウィルソンテソーロの前走は凄い鋭伸だったが、ここはどういうレースになるのか。川田が乗ってた馬が多いんだけど、原には原の…。ドゥラエレーデは見せ場作りそうで、テンカハルは大井が合うという見込み(笑)。ミックファイアはどうだろう。気持ち重そうな感じでこのメンバー。御神本の気迫で対峙できるか。
そしてガールズGPの競輪。佐藤VS児玉は当然としても、私は吉川を応援したい。佐藤と児玉が意識し合った隙がポイントにはなるが、あまり功を急ぐと心配だけど、3連として遊んでみたい。梅川、久米、坂口も3連なら可能性もなくはない。
私は来年の減量作戦のために、色々機能のついたヘルスメーターを買ってこよう。ビィーック、ビックビック…で。
いよいよJRAラストデーを迎えた。悲喜こもごもをホープフルにぶつけようか。サンライズアース取消で先行がひとつ減った。ややスロー寄りか。先物買いでショウナンラプンタ。母は亜からの輸入牝馬だが、上の2頭は走らずに地方へ行ってチョロチョロ程度。キズナを父に馬が違うという解釈でいいのかな。キズナはここに4頭が出走する。ラプンタはとにかく迫力ある走りで、エンジンの掛りと多頭数の捌きポイントも、追っかけるつもりで先物買い。 レガレイラも素質は充分。リバティ世代は♀上位だったが、この世代もJFの方が朝日より中身あった。そういえばJF除外の団野の馬が朝日杯スライドで上位に入った。レガレイラもトップクラスは間違いないので、ここも当然好勝負。ゴンバデカーブースは実績1番という位置だけど、圧倒的な人気にはなっていない。前評判ほどではなかったブリックスアンドモルタル産駒。使い込んだ馬場で最内枠。どっちに転ぶか。松山の手綱が大きな意味を持ちそう。シンエンペラーは凱旋門賞馬の全弟。馬場の違いスピード競馬を危惧する向きもあったが、デビュー2連勝と額面通り。私は馬場差をあまり気にしない人なので、最終リストにもシンエンペラーをソコソコの位置にランクアップはしていたのだが…。運にについて考えている(笑)。勝てば「そうか」負けたら「なんかホッと」だから☆。あとはシリウスコルトとヴェロキラプトルが押さえ。タリフラインもマーカンドだから印つけとこう。
ベストウィッシュC。テン速い馬いてペースアップしそうだが、差しタイプも数は多く、仕掛けのタイミング、コース取りが明暗を分けそうだ。一発狙ってロレンツォ。2走前はエレガントムーンに先着、3走前は今日のヨコタケで好レース。差はない筈だ。 エレガントムーン、ニルカンタテソーロ、フィールザワールドを相手に、カンザシとリラックスが続いてルシャリーブルも。
ベテルギウスS。大外でもペプチド行くか、エクロにヒロティックもハナの脚はある。ここはメイショウユズルハで好配狙い。どうも外枠ばかり引くね。岩康も内が良かったか。それでも叩いての阪神なら見せ場以上も。 ハピ、トウセツ、ホウオウルーレットへ行って、ミッキーヌチバナとビヨンドザファザーも圏内。残ればペプチドナイルとエクロジャイト。
中山の最終今年最後のレース。ファイナルS。展開はやや微妙もそれなりに流れるとみる。リサリサはローズがいい成長の場になった感。元々それなりのスピリットもあるし、石川とのマッチングも良好だ。 ニシノスーベニア、サンカルパ、クルゼイロドスルが有力で、ミシシッピテソーロとビジュノワールにブランデーロックが押さえ。大穴はエアミアーニ。
個人的に2023年はかなり揺さぶられた気分。前期と後期でこんなに上下運動があったのは初めてだな。まあそれも人生…。ホープフル熱戦を期待したい。
あと千を切ってから発進したドウデュースと武ちゃん。人馬一体とはこのこと。抜群の行きっぷりだ。思えばイクイを振り切ってのダービー制覇だったが、今日が最高のレースかもしれない。オグリ復活Vを見るようなゴールシーンだった。後方から外を追い上げ直線はアッという間に先頭に立ちかけと、一面的な動き方だったけど、紛れもなくユタカマジックと云ってしまおう。
ルメールはドンと出て押して、内からタイトル横和の覚悟を纏った姿を見つつ番手譲らずの構え。この時点で大外枠の不利なんて1ミリもなくなっていた。そしてタイトルの大逃げにも焦ることなく、ゴールから逆算して脚を計っている。結果的には勢いがついてるドウデュースに屈したが、枠を考えてもこれがルメールマジックだ。中山競馬場12月24日。それは正にマジックの競演だった。
終わってみればジャパンCの4着-3着-5着の順でゴールした。あの驚嘆のレースがやはり相当のレベルだったと証明されたね。イクイノックスの絶対的強さ、初の古馬対戦でイクイに次ぐ2着のリバティアイランド。強いものは強いという思いも新たにGPは終了した。
私は有馬もさることながら、最終のフェアウェルが痛恨だった。ルクルト(8人気)本命で、同枠メズメライザーも併せての狙い。メズメは勝ったけど、ルクルトは田辺がノー感じのレースしちゃって…おまけに4角のロスもなァ。ゴール前の勢いからして届いてたレースだった。本線の馬連でも81倍あった…。今、運について考えている(笑)。
さてホープフルS。枠順は今日発表なのかな。ていうか抽選があるね。人気はゴンバデカーブースか。シンエンペラー、ヴェロキラプトルが続いて…、でもね抽選組に主役を食いそうな2頭が。ショウナンラプンタは新馬で負かしたサトノシュトラーセが、未勝利を圧勝した後に京都2歳Sで僅差の3着。要するにシンエンペラーと0.1差。ラプンタ自身も東スポ杯に出て4着もゴール前での迫力ある追い込みは圧巻だった。 そしてレガレイラ。新馬で負かしたセットアップは札幌2歳Sを勝ってしまい、GⅠ朝日杯は7着も勝ったジャンタルマンタルからそんなに差はなかった。レガレイラは中間かなり負荷をかけて状態アップは間違いなく、鞍上はルメール。抽選も高確率だし出走成れば人気馬たちに伍して行ける筈だ。
