強い! プログノーシス!! リバティと秋の日々は…。

 プログノーシスの完勝だった。ネームバリューのある馬がいたので、単勝の510円は信じた人にはいい配当だったか。デビューが3才の3月と遅れたが、いきなり完勝でスタート。すると中1週で毎日杯に挑戦。昨日も同走したシャフリヤールの3着。この時は川田がシャフリに乗った。春の大きいところは諦めて、6月の1勝平場に出るとアンドヴァラナウト以下に圧勝。能力は保証されたもんだが、ここから半年近く休養となり、11月下旬の2勝特別をフラーズダルム以下に圧勝。しかし再び間があいて5戦目は翌年春の京橋S。これもリフレーミング以下に勝って6戦5勝とした。そしてまたも半年あいてのカシオペアSは、アドマイヤビルゴの逃げをゴール前猛追したが2着。続く重賞の中日新聞杯は、1番人気でキラーアビリティの4着と裏切ったが、勝ったキラーとは0.1という僅差だった。4角でもほぼシンガリというゲーハー藤岡の騎乗もね。あれでコンマ1は逆に凄い。引き続き中京の金鯱賞は川田が3走ぶりに手綱を取って、フェーングロッテン以下に勝ち重賞初制覇。その勲章を掲げての香港遠征。QE2世CではRomantic Warriorには完敗も2着と健闘。そして今回真夏の大決戦を圧勝したわけだ。10戦6勝.2着2回.3着1回。唯一馬券を外した中新杯も前記のように、藤岡兄謎の騎乗で勝ち馬に0.1差なのだ。完璧に強い、文句なしのアビリティを感じさせるプログノーシスなのである。同厩舎には秋の走りが注目されるリバティアイランドがいるが、プログノーシスからも目が離せない流れになってきた。秋天行くかなァ。JCはどうするか、リバティと二人で打倒イクイって感じかな。川田がリバティに乗らないことは考えられないのでね。
　北九州記念はジャスパークローネの行ったもん勝ち。団野は勝ち数の割に重賞勝つよなァ(笑)。私が3年半ぐらい前に団野を応援し始めたのは、ベストテン騎手というか、時代の旗手として期待したのだが、不運なケガもあって、今の立ち位置は「穴党が喜びそうなジョッキー」という感じだな。まあ一歩一歩頑張るしかない。それにしても管理は森秀…こんなんある?  そういやあ藤田晋の馬と2頭出しだったね。
　女子サッカーW杯はスペインの優勝。一次リーグで同組日本に0-4で敗れた上でのVとなった。こんなん初めてじゃないのかな。宮沢ひなたがそのまま得点王だと。3位決定戦はスウェーデンが勝った。なんかほぼ日本行けたよなァ。これは痛恨だと思うよ。来年のパリ五輪とか楽しみにしている人多いかもだが、チャンスは今回だったような気がする。ま、応援はしてるで。
　昨日のCATレディースはメチャ面白かった。ほぼ九分九厘勝ったと思われた蛭田が、最終ホールでなんと3パットのボギーで西郷とプレーオフ。その18番ロングホールでも、1打2打をミスして流れは完全に西郷…と思われたが、第3打で奇跡のショット。最後はバーディーを決めて念願の初優勝。アマチュア実績から、プロ8年目の優勝達成はたしかに遅かった。先日やはり初優勝した菅沼菜々は、全移動をお父さんの運転という家族愛だったが、蛭田はキャディーがお父さん。ずっと二人で回っているのだ。私は昨年秋に母親を見送ったが、家族愛…大幅に足りなかったな。
　オールスター競輪は人気の真杉が圧勝した。吉田拓の機関車で勝って下さいではあったけど、脚力はすでにSSクラスのもの。これからの競輪界で一方の雄として羽ばたくだろう。24才での戴冠は今の輪界では立派なもの。同じ栃木のスーパースター神山雄一郎は、アマ・プロを通じてスーパーエリートだったが、GⅠ初優勝は25才と遅かった。そのインタビューで「これまで期待に応えられなくて…」と号泣したシーンは今でも覚えている。真杉匠は若さと柔軟性がある。また犬伏湧也は関東の機関車連結に完敗だったが、脚力スピードは随一の存在。今後は地域の中四国の勢力を上げたいと、もう先頭に立っての意欲を見せた。これもまた楽しみでしかない。脇本、松浦骨折という暗転はショックだったが、平原は関東絶好の展開の中、清水に絡まれ失速の7着。これはこれ神様の思し召しなのかもしれない。時代は常に変わって行くもの。決勝の9人中、20代が5人もいた。これ実は競輪のGⅠ決勝では珍しい事。かつての吉岡稔真とまではいわないが、振り向きざまに舞台を一変させるような、若い力の台頭をいつでも願っている。そして云ってみたいもんだ「お前、眩しすぎるぞ」
　新潟2才Sは花形種牡馬の仔がほぼほぼいない一戦。3戦目になるヴァンヴィーヴあたり面白そう。新潟マイルを勝ったのは1頭だけか。当然ながら不確定な要素が多いね。
　私はコンドライトのデビューまで雌伏の日々になりまする。皆さん、ご無事で。