A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

「コスモドリーマー」プレイしました!

2024-03-22 23:43:15 | STG
 STGは医療。STGは福祉。
 というわけで先日に引き続きsteamスプリングセールで手に入れた作品のレビューです。いやーライブラリのSTGが充実していくわー。
 
 本作はサークル「あうとさいど」製作の弾幕系縦STG。プレイヤーは主人公・夢霧ムウを操り、全8ステージ+αの個性豊かなステージを突き進んでいきます。
 ゲームとしての構成はシンプルかつ大ボリューム。プレイヤーキャラは1人ですが、メインショットやボムと言った装備を組み合わせて自分に合ったカスタマイズでプレイできます。ステージ数は8ステージと一般的な弾幕系STGとしてはかなり長めですが1ステージごとに攻略できるので、一気に通しプレイするもよし少しずつ進めるもよしとさまざままプレイスタイルに対応しています。
 また、弾幕系STGというと気になるのは難易度の調整ですが、本作は弾幕系の面白さを減衰することなく難易度を控えめにしているので非常に遊びやすいです。現在、ノーマルモードと通しプレイのトライアルモードは難易度カジュアルでノーコンクリア済み。シューターならカジュアルモードは初見ノーミスクリアも狙えるかも。
 この遊びやすさの秘密は、ずばり「画面表示物の見やすさ」にあると思います。弾幕系STGはしばしば「敵弾にアイテムやショットが重なって見えにくい」ということがあります。本作は敵を倒すと大量の得点アイテムが出現するアイテムジャラジャラ感が楽しいSTGなんですが、敵弾やアイテムといった画面表示物が非常にくっきり描画されているので上記のようなストレスがありません。本作のグラフィックは非常にカラフルで派手なんですが、それにも関わらずプレイ中に視認性の面でストレスを感じることはありませんでした。これは地味なポイントではありますがプレイフィール、ひいてはプレイ継続に大きく影響する部分なので非常に重要だと思います。
 本作で目を引くのはなんといってもキャラクターからUIまで「夢かわいい」で統一されたグラフィック。「雪の降る夜に夜空に飛んでいく子どもたち」というなんともメルヘンチックな設定を徹頭徹尾支えるかのように、本作のグラフィックは細部に渡るまでまさに「おもちゃ箱をひっくり返したような」という形容がぴったりのポップで可愛らしいグラフィックで構成されています。これもまた本作のとっつきやすさを向上させている要因のひとつと言えるでしょう。特にステージ選択画面のちびキャラが鼻血を吹くほどかわいい。
 そして触れておきたいのがBGM。めっちゃくちゃいい。これまたどの曲も本作の「夢かわいい」というコンセプトから外れない素晴らしい曲ばかり。個人的神BGMステージ前半はポップな曲が多く、だんだんと夜空を登って宇宙、銀河まで到達する後半ステージは壮大さを全面に押し出した曲調になっています。特にラストステージの曲はなんというか「銀河感」があってとても好きです。
 本作は弾幕STGの持つとっつきにくさを解消するため、さまざまな側面から「プレイしやすさ」を追求した作品だと言えるでしょう。
コメント
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