A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

塚口サンサン劇場「すばらしき映画音楽たち」「ようこそ映画音響の世界へ」「ウィッカーマンfinal cut」見てきました!

2020-11-30 22:48:06 | 映画感想

 今日で誕生日月である11月が終わってしまうので、今回もなまねこさんを誘って3連続で見てきました。
 これで、この1ヶ月でサンサン劇場にて9本、TOHOシネマズ梅田にて1本で1ヶ月で10本映画を見たことになります。
 いやーさすがに見すぎたなあと思いますが、まあ1回1000円で見られるとなったらこうもなろう!というものです。
 それではまずは「すばらしき映画音楽たち」から。

 タイトル通り、古典作品から身近な作品まで、さまざまな映画を彩ってきた音楽についてまとめたドキュメンタリー。
 まず衝撃的だったのが、映像との同時録音がされていなかった頃は劇場内で演奏していたということ。
 そこから年代をたどりつつ、映画音楽の歴史を学んでいきました。
 オーケストラからジャズ、電子音楽へと時代に合わせて変遷していく映画音楽は、まさに「名作の顔」と言ったところでしょう。
 ジョーズ、スター・ウォーズ、インディ・ジョーンズなどなど、もう1フレーズ聞いただけで作品名が思い出せるんですよね。
 そして驚くべきは、これらの代表的なテーマはごくごくシンプルなフレーズで構成されているということ。
 ジョーズのテーマなんかメインはたった2音でできてるんだよな……。
 また、本作では作曲家だけでなく研究科もコメントしているんですが、音楽によってたくさんの観客の視線が同じところに誘導されているというのは驚きでした。
 このように、本作では有名な映画音楽を紹介するにとどまらず、それらの映画音楽が上映中にどのように機能しているかも学ぶことができました。
 改めて映画音楽の魅力と威力を思い知らされた1作でしたね。
 次、続けて「ようこそ映画音響の世界へ」。

 こちらは音楽ではなく音響、いわゆるサウンドエフェクトについてのドキュメンタリー。
 印象的だったのが、音楽の方もそうでしたけど効果音も経営者からは軽視されていたこと。
 目立たない縁の下の力持ち的なポジションが報われないのはどのジャンルでも同じだなあ……と思いました。
 最初期の映画では、なんと効果音を編集するのにいちいちフィルムを切り貼りしていたのに驚き。
 映画の効果音ではしばしば、実際の音を録音するのではなく恐竜の鳴き声のような「架空の音」を作らなくてはいけないわけですが、そうした「架空の音」がどのように作られているのかを学ぶことができました。
 また印象的だったのが、「実際の音を使うのが最良の選択肢とは限らない」ということ。
 「トップガン」の戦闘機のエンジン音を制作する際、まずは本物の戦闘機のエンジン音を録音したものの、本物は映画で使うには迫力不足だったことから、エンジン音に複数の動物の鳴き声を合成して使用しているとのこと。これは知らなかった。
 「現実にあるものをそのままトレースすれば最良のものができる」というのはしばしば起こる誤解ですが、効果音にも同じことが言えるとは思いませんでした。
 また、実際の物品を用いてさまざまな効果音を製作している人々を「フォーリー・アーティスト」と呼ぶことも初めて知りました。
 ここで驚いたのが、こうした効果音を作る際も、効果音の対象と効果音を作るための物品は必ずしも一致していないということ。
 例えば、布がはためく音は当然布をはためかせて作っているかと思えば、ガラスの破片を踏み砕く音は松ぼっくりを砕いて出してたりといった具合。
 この辺、効果音一つとっても奥が深いものだなあと感心することしきりです。
 上映後は前回と同じくなまねこさんと食事をしながらトークの時間。
 最後の1本は、あの「ミッドサマー」の元ネタとも言われるカルト映画「ウィッカーマン」!

 なんかもうポスター見ただけでマトモな映画じゃねーなこれオーラがダダ漏れな作品ですが、まあまさにミッドサマーでした。
 特徴的だったのは、ミッドサマーが「無知な若者が異様なペイガニズム信仰を持つ村に招き入れられる話」出会ったのに対し、本作も同じく「外部から哀れな犠牲者がそれとは知らずペイガニズム信仰を持つ環境に閉じ込められる」というシチュエーションであるのに加えて、明確に「キリスト教vsペイガニズムの宗教闘争」の構図を持っている点でした。なおキリスト教が一方的に負ける模様。
 本作ではなんというか、ミッドサマー以上に「あっこの人たちぜんぜん話通じてない感」が強かったですね。
 ラストシーンでのハウイー巡査の叫ぶ詩篇23章のなんと虚しく響くことか。
 本作もミッドサマーと同じく開始時点で勝負が決まってた八百長試合なわけですが、ハウイー巡査の信仰を説こうとしたり当初の目的である行方不明の少女を探そうとしたりといった抵抗がすべて空回りになってたあげく、自分の自由意志でノコノコとウィッカーマンの儀式の場まで来てしまうあたり、ミッドサマーに比べて悲劇を通り越して喜劇といった印象。
 両者ともによりどころは同じく「強固な信仰」であるのもまた皮肉な感じですね。

 3本連続で見終わったあとは、なまねこさんと再度トークの時間。
 今回はアニメとゲームの話で盛り上がりました。
 やはりなまねこさんはカタギではないと判断したので、ここぞとばかりにおすすめの作品をアピっておきました。
 いずれPCを手に入れたあかつきには、steamにて積みゲー地獄に落ちてくれることでしょう……。
 というわけで11月は誕生日月サービスのおかげで映画充できました。
 そして12月は溜まったポイントでさらに映画充する予定です。

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うーんめんどくさい……

2020-11-29 22:59:17 | それさえも平穏な日々

 何の話かというと、かなり前からやろうやろうと思ってていまだに残ってる書類手続きがありまして。
 まーめんどくさいのでだいぶ放置してるんですが、やろうと思って広げてもなかなか進まない。
 こういうのに限っていざ手を付ければ1時間くらいで終わってしまったりするんですけどね……。
 なんとか11月中に終わらせたかったんですが……うーんめんどくさい。
 こういうのは必要性が発生した時点でさっさとやっておかないと延々後回しになるんだよなあ……。

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「天穂のサクナヒメ」プレイしました!

2020-11-28 23:44:35 | ゲームな話

 発売日にヨドバシに行ってみるも売り切れ、しばらくまえにヨドバシで注文するもお取り寄せ待ち状態で届いてなかった「天穂のサクナヒメ」、ちょうど誕生日だった昨日ようやく届きました。
 本作はコミケで体験版を頒布してたときから注目してまして、今回無事完成ということでめでたい。
 本作を制作したサークル「えーでるわいす」さんの作品は処女作「エーテルヴェイパー」から遊んでいるので、コンシューマー移植まで達成したのには感慨深いものがあります。
 さて本作は巷で話題になっているように、稲作と横スクロールアクションRPGを組み合わせたまったく新しいゲーム。
 こうした一見関係のない複数の要素を組み合わせた作品は、しばしば闇雲に無関係な要素を混ぜただけの闇鍋状態になってしまいそうなものですが、本作は違います。
 稲作で質の高い米を作ることでキャラも強化されるという流れなので稲作とアクション攻略が密接に結びついていますし、設定・世界観の面でも天界から追放された豊穣神であるサクナヒメを主人公とすることで「稲作を行う」という設定に説得力を持たせています。
 稲作によるキャラの強化はかなり顕著で、収穫前にはライフ半分減らすのがやっとだったボスを収穫後にはあっさり倒せたりすると、「腹が減っては戦はできぬ」ってほんとなんだなあ……としみじみと感じます。
 そして話題になっている稲作パートですが、このパートの完成度が素晴らしい。
 以前プレイした体験版でも、田植えや稲刈りどころか種籾の選別や脱穀までプレイできて唖然とした思い出があります。千歯こきとか小学校の社会の資料集で見て以来だった……。
 そして今回、ようやく製品版で新米を作ることに成功したわけですが、最初だったので出来のほうが今ひとつだったものの、1年かけて作った稲が稲穂を着けた光景はかなり感動するものがありました。
 真っ直ぐに稲を植えることすら困難だった田植え……耕す前に肥料を入れとかなきゃいけないことを知らなかった田起こし……速攻で雨が降ってきて絶望した稲架掛け……それらすべての苦労が文字通り実を結んだ収穫のときは、このゲームのハイライトと言えるでしょう。
 しかし収穫が終わったからと言って安心はできません。すでに次の田植えの準備は始まっているのです。
 ゲームの楽しみはたくさんありますが、その中の一つに「疑似体験」があると思います。
 現実を離れて自分とは異なる自分になり、知らない世界を冒険する。そうした疑似体験こそはゲームの根源的な楽しみだと思います。
 しかるに本作の稲作パートをプレイすると、「しんど……」と真顔でつぶやいてしまいます。
 農薬も便利な機械もない状態で行う農業ってこんなにしんどいのか……と思わず天を仰がずにはいられません。
 まだまだ稲作初心者ですが、立派な畑を作れるように農作業に精を出していこうと思います。

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ワーイ1コ老けました。

2020-11-27 23:09:15 | それさえも平穏な日々

 というわけで今日はお誕生日でした。
 twitterにてたくさんの人におめでとうを言ってもらえたのでうれしいです。
 あと、図らずも例の稲作ゲー「天穂のサクナヒメ」が今日届きまして、自分へのお誕生日プレゼントとなりました。
 いやーしかし……とうとうこんなトシになってしまったかと思うと感慨深いものがありなんか虚脱感に襲われます。
 まあ70になっても80になってもこんな調子だと思われますので、今後ともマイペースに生きていこうと思います。
 コンゴトモヨロシク。

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塚口サンサン劇場「ブレードランナーファイナルカット版」見てきました!

2020-11-26 20:36:31 | 映画感想

 もう今月に入ってサンサン劇場だけで何本映画見てるんだよという話ですが、こういうときに見とかないと。
 さらには12月の上映作品は今月溜まりに溜まったポイントを使ってお得に見るという完璧な作戦。
 今回も前回に引き続き、バロッカー友達のなまねこさんと一緒に行ってきました。
 見てきた作品はこちら。

 劇場、レンタル、テレビ放送含めて何回見たかわかりませんが、そのスジの人間にとって本作は見る機会があれば条件反射で見に行く作品となっています。
 いわゆるサイバーパンクというジャンル……を通り越してマインドセットを世に定着させた作品である本作の映像は、今見ても新しく鮮烈。
 もうおなじみの「二つで充分ですよ!」のシーンで毎回律儀にニヤついてしまいます。
 そして酸性雨の降りしきる猥雑な未来都市、暗黒の空を照らす石油廃棄物の炎のビジュアルは、作中の年代を現実が過ぎてしまった2020年11月においても圧倒的に「未来」。
 SF作品における未来観は少しずつ現実のものとなりつつありますが、やはりブレードランナーの世界観からは逃れられそうにありません。
 折しも一緒に行ったなまねこさんがちょうどプレイ動画を見ていたという「スナッチャー」も本作から多大な影響を受けた作品ですね。
 先日続編である「ブレードランナー2049」を見たばかりですが、続編らしい共通点、続編でありながら対照的な要素を要所要所に感じます。
 ハリソン・フォードはもちろんのこと、ロイ・バッティを演じるルトガー・ハウアーの怪演も見どころです。最期のあのセリフももう何度聞いたことか。
 あと今回唐突に気づいたんですが、デッカードvsプリスのシーンでプリスがデッカードの頭を両足で挟んで両手でチョップする技って「ZERO DIVIDE」のIOの投げ技だよね?
 技名調べたら「プリスストラングラー」だし。なんかどっかで見たことあると思ったんだよあの技……。

 11月も終わりに近づいてますが、今度は27日からまた新しい上映作品が始まるので楽しみです。

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寒いぜ……サウスベースはどっちだ……

2020-11-25 23:46:12 | それさえも平穏な日々

 サウスベースは冬の季語。
 というわけでなんだか2020年は本当に暑くなったり寒くなったり気温がガタガタになっているので困ります。
 ここ数日は本当に11月末か?と思うくらい寒くなかったんですが、今日は朝からやたらと寒い……というかようやく季節相応の気温になったと言うべきか?
 こういうときにこそ体調崩しやすいので気をつけねば。
 今年はコミケがないので年末はおとなしくしてる予定ではあるものの、一人暮らしで体調崩すといろいろなことが滞るし、生活のリズムも乱れ気味だからなあ……。

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うーんなかなか進まない……

2020-11-24 22:28:58 | 小説の書き方

 なんのことかと言うと、こないだの紅楼夢の新刊表紙を描いてくれた後輩へのお礼SSです。
 リクに従って学園モノで書いてるんですがこれがなかなか難しい。
 いわゆる学園モノってあんまり書いたことがないのと、舞台が美術部という自分に全然馴染みのないジャンルなので、全体の流れは決めたもののなかなか美術部を起点として話が広げられない……。
 普段は結構色んな要素を組み合わせて話を作れるんですが、今回はなかなか苦戦してます。
 まーなんとかなるでしょ書いてれば……。(なげやり)

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紅楼夢戦利品レビューその6「魔理沙と学ぶ東方虫草観察入門」(ニセキノコモドキ)

2020-11-23 20:32:22 | 同人誌感想

 もう年末も見えてきているのでどんどん行きます戦利品レビュー。

・魔理沙と学ぶ東方虫草観察入門(ニセキノコモドキ)
 東方二次創作界隈きってのキノコガチ勢であるガガンボさんの新刊は、前作に引き続き観察入門。今回は虫草、いわゆる冬虫夏草とかのアレです……と思ってた時期がわたしにもありました。
 今回は霊夢と魔理沙に加えて針妙丸も参加。まるまる1ページシカトされててかわいそう。
 このサークルさん描かれるところの霊夢は本当にイイ性格した味のあるキャラになってて、魔理沙と一緒に動いてるだけで楽しいです。
 ノリはほのぼのギャグなものの、内容は完全にガチ中のガチ。
 魔理沙たちと一緒に虫草の観察がどのようなものかを、使用する道具や保管の仕方まで含めてしっかり学ぶことができます。
 というか虫草=冬虫夏草じゃないってことも知らなかった……。
 虫草観察はなかなか過酷な環境で行われているようでびっくり。
 東方二次創作はたくさん読んできましたが、こういういわゆるゆっくり解説の延長線上のような本もなかなか面白いですね。

 今日はここまで。

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ペルソナ4、いよいよ佳境か?

2020-11-22 23:52:31 | ゲームな話

 少しずつ進めているペルソナ4、犯人らしき人物も捕まりようやく中盤と言ったところでしょうか。
 ただ話の流れ的にまだまだ事件は続きそうなので、ここからが折り返し地点でしょうかね。
 しかしペルソナ4、楽しいゲームです。
 ダンジョン攻略はもちろんのこと、数々のイベントが楽しい。
 夏休みに海に行ったり夏祭りに行ったりと、怒涛のリア充ライフを満喫できます。
 あと3に比べて明らかに明るく楽しくお馬鹿なのりが増えててプレイしてて爆笑。特に海のイベントは最高に笑いました。
 またそのあとの修学旅行先が3の舞台というのがまたニクい。
 時系列的には3のあとって感じかな?
 今の段階では、まだ事件の真相は文字通り霧の中なのでストーリーも気になります。実は真犯人はすでにネタバレ踏んでるんですが……。

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失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した

2020-11-21 23:48:55 | ゲームな話

 何の話かと言うとシュタゲではなくロリダークソウルこと「リトルウィッチノベタ」ですよ。
 2番めのボスである生魂人形ターニアを撃破して溶岩エリアに入ったものの、3番めのボスである生魂人形モニカに大苦戦してノベタちゃん失敗しまくりです。
 周囲が溶岩で囲まれているために、ボスから距離を取ろうとしてステージ端にいるときに攻撃を食らうとそのままリングアウトして即死。
 ボスの攻撃パターンはまあなんとかわかっては来たし、レベルアップでライフも増えてきたので攻撃にはかなり耐えられるようにはなったものの1発アウトが非常に多いので困る。
 まあおそらくはそんなに距離を取らずに魔力吸収陣でパリィしつつ戦えばいいんでしょうけど、パリィが非常にシビアなのでつらい……。
 魔法使えるからって遠距離からちまちま削るだけじゃ決して勝てないゲームシステムになってるあたりがとてもうまいですよね。

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