A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

もはやなんの余裕もない……

2022-07-31 23:12:42 | それさえも平穏な日々
 具体的なことを言いますと8月2日15:00が夏コミ原稿の最終締切です。
 実はこの時点でタイトルも決まってないという状態なので、なんだかだんだん血行が悪化して体が冷たくなってきましたよ?
 というわけで完全に余裕などというものはないので黙々とすべての感情が消え失せた顔で原稿を進めております。
 こういうときに限って前に書いた内容を繰り返したりしてしまうんだよな……。
 さておき、もうこうなったら突き進むしかありません。
 幸いにしてこないだの日記で書いた「ついつい地の文で全部を説明してしまう」という点は意識してれば解決できてるので、この調子で書いていきましょう。
 どうか皆さん完成を祈っててくださいね。あるいは1日を2457584時間にしてください。
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塚口サンサン劇場「犬王 無発声"狂騒"マサラ上映」参加してきました!

2022-07-30 23:12:47 | 映画感想
 はい、夏コミ原稿がヤバいんですがそれはそれとして行ってきましたサンサン劇場。
 今日見てきたのはこれ!
 
 
 室町ロックフェスとして界隈を騒がせているこの作品、まさに典型的な塚口案件。
 マサラ上映が決定されるや、twitter上では「琵琶は? 琵琶は持っていっていいんですか?」とかいう完全におかしい質問が飛び交っていて実に塚口。塚口にはすでに「映画館で法螺貝」という前科がありますので、いつもの感じとも言えますし、いつもの感じとも言えます。うぁぐぐぐぉおあぇ!
 そして恒例の待合室はこんな感じ。
 
 
 待合室に琵琶(しかも手作り)が展示してある映画館なんて天の川銀河全部探してもここしかねえよ。実に塚口。
 映画館が映画館なら客も客。今回はコスプレもOKとのことだったのでコスプレしてたり浴衣着てたりしてる人もいましたが、それだけに飽き足らず自作の琵琶を持ってきてる人が確認できただけで3人、応援用のうちわに書いてあるのが「犬王見届け隊」「足利氏打倒して♡」など、完全に塚口のノリに最適化しており笑えます。
 これまでも無発声ではあるもののマサラ上映は行われてきましたが、やはりこうしたご時世なのでなかなか満席とは行きませんでしたが、今回は久々に上映日前に満席ということでめでたい。
 上映時間が近づいてくると、劇場前に大量の人だかりができ始めて一種異様な雰囲気に包まれる塚口駅周辺。そしていよいよ開場。
 今回のスクリーンはこんな感じ。
 
 
 また、今回お隣の同志の方から紙吹雪を分けていただきました。こうした交流があるのも塚口の楽しみです。
 上映開始時間が近づき、恒例の前説の前の前説が行われます。
 挨拶とともに、今回のレギュレーションを改めて説明。
・今回は無発声上映
・鳴り物、手拍子、紙吹雪はOK
・サイリウムなどの光り物、クラッカーはNG、なぜなら600年前にはなかったから
 作品の世界観を大切にする映画館、サンサン劇場。
 そして、恒例の口上とともに戸村支配人入場! そして会場全員がスタンディング! ここほんとに映画館?
 そう、もはやすでにマサラ上映は開始(はじ)まっているッ! というかここはもはや令和の日本ではありません。600年の時を遡り、今ここは室町時代となっているのです。大洗になったりマヒシュマティ王国になったりシタデルになったり忙しいなこの映画館。
 さて、実はわたくし人形使いは犬王を見るのはこれが初めてだったりします。初見マサラはけっこうやってるんだよな。
 まず本作の感想として言わせていただきたいのはこんなディストーションが効いた琵琶あるかーーーーい!!(全力ツッコミ)
 本作のストーリーの骨子は、猿楽の一座に生まれた異形の子である犬王と、壇ノ浦の漁師の息子である盲目の子である友魚の二人の数奇な運命……といったものなんですが、そこで大きな要素となっているのが平曲。
 盲目である友魚は琵琶法師となって、異形の姿を持つ犬王とともにこれまでになかった平家物語を披露して民衆の注目を集めていくんですが、その平家物語があまりにもこれまでになさすぎ。
 どのくらいこれまでになさすぎかというと室町時代に「We Will Rock You」を持ち込んだり明らかにその場にないはずのベースとドラムの音がしたり火ィ吹いたりとやりたい放題。なんだよそのEDMみたいなBPMの平曲は。時代を先取りするにも限度というものがですね?
 限度と言えば今回のマサラ上映、ライブシーンは(室町時代にライブ?)スタンディング可能という映画館にあるまじきレギュレーションが設定されており、中盤からのライブシーンではもう映画見てんのかライブに参加してんのかわからなくなってきました。
 だいたい本作はほとんど音楽映画ってくらい音楽の比重が大きいので、思い返してみれば上映時間の3分の2はシートに座ってなかったと思います。ここほんとに映画館?(2回目)
 そしてライブシーンでは、歓声こそ上げられないものの手拍子に太鼓に鈴に紙吹雪と、スクリーンと音響に負けないくらいの大騒ぎ!
 さらには、ライブシーン中に劇場の天井に
 そう、塚口のマサラ上映の楽しさの真髄は、「映画を見る」を「映画に参加する」にレベルアップさせること!
 今日あの時あの場にいた観客のみなさんは、間違いなく600年前の室町時代に突如現れた友魚と犬王という謎の二人組の奏でる、あまりにも斬新な平曲に狂騒する平民でした。
 今回が初見だったので、ストーリーの感想も書いておきましょう。
 印象としては、「物語を語る物語」と言った感じでしょうか。
 壇ノ浦の漁師のもとで生まれた友魚は、海中に沈んだ平家の物品を拾い集めていました。長じて琵琶法師となった友魚は、成仏できない平家の魂に誘われるまま、犬王とともに世間には広まっていない平家物語を語り始めます。作中では、友魚は一貫して「朽ちて消えかけているものを拾い集め、再び世に出すことで語り直す」という立場にあると言えるでしょう。そして彼は最終的に、自身もまた「朽ちて消えるもの」として、自身の語ってきた平家物語とともに歴史の闇の中に消えてしまうという……。
 一方犬王は、定本以外の平曲を認めず、最後まで抗った友魚を処刑した足利義満のもとで舞い続けたものの、後世において彼の曲は一曲も残らず、その名のみが残るという結末に。
 しかし、本作、この「犬王」という彼の名を冠する作品が、600年の時を経てこの令和の世に上映されました。
 かつて室町の人々が友魚と犬王の歌い踊る狂騒の平家物語に熱狂したのと同じように夢中になれる場が今日このときに用意されたことで、一度は朽ちて消えたはずの彼らの物語は彼らがかつてそうしてきたようにまた語り直され蘇ったといえるでしょう。我々観客もまた、「犬王」という物語の一部として機能したように思います。
 塚口のマサラ上映は、ただ単に大騒ぎできるだけでなく、こうして観客自身が、そして映画館という施設そのものが、上映作品という「物語」と同化してその一部になれることが非常に大きな魅力だと常々思います。バーフバリのときとか完全にシアター4は日本国インド領マヒシュマティ王国になるし観客の国籍は一時的にインドになるしな。お国がわからなくなっちゃうよお。
 それにしたって、ただでさえコロナやらなにやらで鬱屈しがちなこのご時世に、これだけの馬鹿騒ぎができる場を設けてくれたことが何よりうれしいし楽しいです。
 それでは改めまして、今回マサラ上映に参加された皆さん、紙吹雪を分けてくださったお隣の方、「犬王」制作スタッフの皆さん、そしてサンサン劇場のスタッフさん、お(疲れ様で)したッ!!(体育会系挨拶)
 
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あづい……

2022-07-29 23:01:24 | それさえも平穏な日々
 今日は用事があって梅田まで出かけてきたんですが、まあ暑い暑い。
 こう暑いと帰宅した後も疲れが取れずぐったりしてます。
 また、うっかり冷房を切ってうたた寝してしまうと熱気にやられて頭痛が……。
 ここまで暑いと、もうこの世に存在してるだけでスリップダメージが蓄積されていくよう。しかも回復が遅いし……。
 最悪の場合病院送りになってしまう危険性もあるので、室内にいても水分・塩分補給を怠らないようにして体調を整えていこうと思います。
 経口補水液も買っておいたほうがいいかもしれん。
 で、やはり気になるのはコミケですよ。
 コロナの感染拡大はもちろんのこと、なんか今度はサル痘が広がり始めたとかでいよいよ開催が危うくなってきたのでは。
 また、開催されたとしても猛暑になることは確実なので心配です。
 これまでの夏コミでも、朝の一般待機列の前を倒れた人を乗せた車いすや担架が行き来したり、あまりの熱気にカラーコーンが溶けたりととんでもないことになってたことがあるので……。
 環境が厳しいのは冬コミも同じですが、少なくとも冬コミでは命の危険は考えなくていいのに対し、夏コミは下手すると死人が出るので運営側も悩ましいんじゃないでしょうか。個人での対策にも限界があるし、あまりにも危険要素が多い。
 我が個人サークル「人形の城」は、今回唯一のバロックサークルなのでなんとか参加したいところですが、辞退も選択肢に入れざるを得ない状況です。どうなることやら。
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「Rusty Lake Hotel」コンプリートしました!

2022-07-28 23:14:50 | ゲームな話
 今回コンプしたのは「Rusty Lake Hotel」。宿泊客を美味しく調理するグルメゲーです。
 本作では5人の宿泊客を殺害して料理するのが目的というなかなかおサイコな内容となっており、各メニューのメイン材料に加えて、オプションとなる食材2種を集めるのがコンプリートの条件となります。
 1周目ではいくつか取り逃しがあったので2周めではそれを回収していく形になりましたが、けっこう苦戦しましたね。
 オプションとなる食材は、一貫して一つは宿泊客の部屋に入る前にホテルのロビーなどで見つかるものと、宿泊客の部屋の中で見つかるものになっているので、それを目星に探すことができます。
 本作では移動できる場所はロビー・キッチン・宿泊客の部屋のみなので、宿泊客の部屋の外にある食材は比較的簡単に見つかります。対して、もう一つの宿泊客の部屋にある食材を見つけるのがなかなか難しい。
 そもそも本作、というかこのシリーズ、「鍵を使って引き出しを開ける」とか「写真の断片を額に納める」といったような論理的整合性のある謎解きだけでなく、「耳の中にある扉を開く」とか「柱時計の中から全裸のおっさんが出てくる」などの一切の論理的整合性を欠いた謎解きがあるので、頭で考えててもわからないギミックが多く苦労しました。
 コンプまでは半分くらいは自力でできた感じですかね。
 そして上手い仕掛けだと思ったのが、2周めで気づいたんですが、このゲームをコンプするには実は宿泊客の部屋番号通りに攻略していってはダメなんですよね。
 コンプするには宿泊客の部屋の外で手に入るオプション食材に対応する順番で攻略していかないと行けないんですね。この仕掛は上手いと思いました。
 さて、続けて「Cube escape collection」をプレイしていきましょう。原稿もやれよ。
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「Rusty Lake Roots」コンプリートしました!

2022-07-27 23:56:49 | ゲームな話
 もろもろの作業の息抜きにあくまでも息抜きにもろもろのゲームを進めています。
 さて今回コンプしたのは「Rusty Lake Roots」。時系列的にはこないだコンプした「Rusty Lake Paradise」の次に当たります。
 残ってたのはクリア後のメダル収集とそれに伴う実績いくつか。
 メダル収集はヒントが比較的わかりやすかったのでほぼ自力で行けましたが、それ以外の実績、特にラストの各種アイテムを組み合わせてさまざまなアイテムを錬成するあたりは、種類が多くて組み合わせがよくわからなかったので攻略を見ました。まあよしとしましょう。
 「Rusty Lake Roots」はタイトルの通りRusty Lakeに関わる一家のルーツ、つまり家系図をを辿っていく形になってるんですが、なんかろくなことやってないなこの一族。井戸に子供を落っことしたり親族で殺し合ったりしてるし……。
 「Rusty Lake Paradise」の時点でいかにも呪われてる感じだったのでさもありなん。
 パズルに関してはいい感じに手応えがあってやりごたえがあります。
 シリーズ2周目となる今回は、発売順ではなく時系列順にプレイしてますがまた違った味わいがありますね。
 内容は相変わらずシュールで明示的にすおトーリーラインは語られないものの、一貫して不老不死の霊薬と記憶の抽出をテーマとした、なんか今敏作品みたいなノリを感じます。
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大阪ステーションシティシネマ「劇場版 仮面ライダーリバイス/暴太郎戦隊ドンブラザーズ」見てきました!

2022-07-26 23:53:01 | 映画感想
 別に執筆活動をサボってるわけではありません。息抜きです息抜きです。原稿の進捗状態は聞くな。
 というわけで今日見てきたのはこれ。
 
 
 まずは令和どころかスーパー戦隊史上もっともわけがわからない戦隊として不動の地位を築きつつある「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」から。
 色々言いたいことはあるんですが、まずは桃井タロウ役の樋口幸平氏と鬼頭はるか役の志田こはく氏に称賛の声を差し上げたい。よくこんなの笑わずに撮影できたな。
 内容はドンブラザーズの面々と脳人の面々がそろって映画撮影をするという本編にもましてトンチキな内容なんですが、なんかもうさあ、一言で言うとTVシリーズという軛から解き放たれし獣が好き放題やってる感じでした。
 なんかもうガワがドンブラザーズで中身がゼンカイジャーでしたこれ。のっけから「ヒーローなんて仮面ライダーに任せとけばいいのよ!」ときたもんだ。
 いやもうほんとに特に重要な設定が明かされるとかでもなく、ひたすらバカやってるだけの話かと思いきや、まさかの5人揃っての名乗りをここでやるんかーーーい!!(全力ツッコミ)
 本編でもやりたい放題の本作ですが、新機軸の名のもとに何やっても許されると思ってるだろこの番組……。
 しかし、そんな本作の無軌道さに魅了されているのも事実。その証拠に本編ではすっかりご無沙汰となっている神輿が出たときにはゴジラ出現と同種の感動がありました。なんか悔しいなこれ。
 あと、本編ではシリアス担当だったはずの脳人の面々についてですが、この映画によって変な方向に株が上がってしまいました。
 特に制服姿のソノイとソノニはpixivで爆発的にイラストが増えてそう。
 本作は戦闘員も含めて本編では基本的にシリアスですが、映画の方では戦闘員であるアノーニも含めて撮影スタッフになってたりして楽しそう。
 もう完全にお金をかけた悪ふざけなんですが、その悪ふざけがとんでもなく面白いというか、本編でやりたい放題することで「まあドンブラザーズだからなあ……」と視聴者を強制的に納得させるだけの素地を作ってたからこそのこの暴挙が許されてるって感じですかね……なんかもう思考能力がなくなってきた……。
 
 次、脳が揺さぶられた衝撃も冷めやらぬまま仮面ライダーリバイス。
 リバイス本編は最近までは見てたんですが、作中の基本的なルールや設定がかなりあやふやになってる脚本のせいで現在は視聴中止。もうすぐ最終回だってのにどうすんだろこの番組……。
 翻って今回の映画版、番外編という位置づけだからかTV本編のガタガタの脚本の影響が押さえられており、その結果初期のような面白さが蘇ってた、あるいは本作の魅力が発揮されるのを邪魔している要素が取り除かれていると感じました。
 まあこうした映画にどうしても出てくる詰め込み感じましたが、本編ではすっかり空気な一輝をはじめ、全員にきちんと出番と見せ場があったのは良かったです。
 特に、多くの人が見たかったであろう大二ピンチ→カゲロウにチェンジが見られたのはよかった。
 でもなあ……やっぱりアラが見えるというかアラ探しをしてしまう方向で見てしまいがちというか、作品としての不満点がけっこう多くあります。
 まず本作における劇場版限定ライダーである「仮面ライダー五十嵐」、おそらくは本作の的である仮面ライダーダイモンとリバイスの一騎打ちをラストバトルに持ってくるためなんでしょうけど、中盤に出してきて雑魚を一掃しただけで出番が終わってしまったのが残念。作品のコンセプトを考えるなら、これをこそクライマックスで出したほうが良かったのでは。
 また。オールキャストということでデッドマンズの3人が復活しましたが、これも出しただけ感が強い。
 出しただけと言えば、ジャックされたバスの乗客のうちの一人である竹田由芽。作中の誰とも、さらにはストーリーともまったく関係のないキャラなので、そもそもなんでいるのかわからないという……。
 さきほど本作はTVシリーズの脚本の影響が押さえられていると書きましたが、なんか思い返してみるとやはりTVシリーズと同じで、「部分部分のシーンはいいんだけどストーリーの流れやキャラの配置がガタガタ」といった悪い部分はやっぱりそのままになってるなあ……といった感じでしょうか。
 それを差し引いても、とにかくドンブラザーズのインパクトがでかすぎるんだよ……。
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粛々と夏コミ原稿その他諸々を進めています……。

2022-07-25 23:22:48 | 小説の書き方
 もはやなんの余裕もないのですべての感情が消え失せた顔で原稿を粛々と進めています……。
 まあ大体の流れといちばん肝心なオチの部分は決まってるのであとは書いていけばなんとかなる……はず。
 しかし、バロックに関しては公式設定とマイバロックのすり合わせが難しい。完全に公式に依拠してないといけないってわけじゃありませんが、根本的な部分に剥離があるとまずいので、軌道修正しながらしながら書いています。
 特に今回はダァバール融合周りの設定が重要になってくるので、その辺をしっかりしておかねばいけません。
 ダァバール融合については、本編およびコミック版では「禁術とされている」「コリエルが独断で行った」となっているので、「少なくとも過去に行われており、禁じられ、それをコリエルが強行し大熱波につながった」となるでしょう。
 そしてマイバロックでは、この「過去に行われたダァバール融合の被験者が上級天使」および「12号と13号の分離手術はダァバール融合の適合者を意図的に作り出すために行われた」となっています。
 時系列的には「上級天使が被験者となったダァバール融合実験→ダァバール融合が禁じられ、データが封印される→12号・13号がコリエル入り→コリエルによって密かにダァバール融合実験の適合実験が行われる→分離手術」となるでしょうか。
 ここで気をつけなくちゃいけないのが、ダァバール融合が封印されたあとは、あくまで水面下でコリエルによってダァバール融合実験の被験者探しが行われていたという点。
 ここをマルクト教団全体が行っていたという流れに勘違いしてしまいやすいので気をつけねば。
 創造維持神の言葉を得る、意思を探るというのはマルクト教団全体の目的ではあるものの、その手段としてダァバール融合を用いようとしているのはコリエルであるという点に留意せねば。
 なんか未だにマルクト教団内のコリエルメンバーとそれ以外の派閥の対立の構図が頭の中ではっきりしてない部分があるので、そのへんはコミック版の力を借りて書いていきますかね……。
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小説書くのって難しいなー……

2022-07-24 21:48:02 | 小説の書き方
 夏コミ原稿締め切りまで約1週間となってもはや一切の余裕はなく完全に修羅の巷と化している昨今、皆さんいかがお過ごしでしょうか。わたしはげんきです。うそです。
 小説を書き始めてからもうだいぶ経ちますが、未だに試行錯誤の連続と言うかなんというか、小説をうまく書けません。しかし、この「うまく書けない」の内訳をはっきりさせないことには進歩がないので、ない知恵絞って分析してみました。
 その中の一つに、どうも「キャラクターの行動や心情を地の文で説明しすぎる」がある気がします。
 もともと自分はキャラクターを行動させるのが苦手というか、気がつくと作中のアクションを全部地の文で「説明」してしまってる悪癖があるんですね。これには「状況は見えるもののキャラクターが見えてこない」という大きな弊害があります。
 また、二次創作だと当サークルの作風はキャラクターやカップリングよりも解釈やアイデアを優先しがちなので、ややもすればその解釈やアイデアを説明したい欲が先走ってしまう傾向があるっぽいんですよね。
 なので、キャラクターがシチュエーションに対して具体的な働きかけができないまま、状況だけが進行していくということになりやすい。
 これについては意識して治せる部分ではあるので、なんとか修正しつつ書いていこうと思います。というか原稿大丈夫なのかこれ……。
 原稿も心配ですが、なによりコミケの開催自体もけっこう危うい状況になってきてますよね……。
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「アランウェイク」コンプリート!

2022-07-23 17:46:09 | ゲームな話
 諸々の作業の息抜きにあくまでも息抜きにプレイしていた「アランウェイク」、ようやく、ようやく全実績コンプリート達成!! いやー長かった……。
 最後に残ってた実績は、前回の日記で書いた通り特別編2「シグナル」をノーミスクリアすることが条件の「句読点なし」。
 難易度はイージーでやってたんですが、イージーでも大量の敵に囲まれるとあっさり死ぬので戦闘ではとにかく囲まれないようにするために、遠慮なしに発煙筒を使うことでなんとか切り抜けました。
 前述の通り実績解除の条件はノーミスなんですが、特別編2はけっこう長丁場なので後半で死ぬとモチベがダダ下りになるのがたいへん。
 しかも敵が集団で襲ってくる場面が後半に多いので、予想以上に苦戦しました。さらに敵の中に背後に回り込んでくるのが多いので、後ろの敵に殴られて動きが止まる→ほかの敵に殴られて死ぬ→フテ寝というルーティンが完成してしまいます。
 なので、敵が集団で出てくるところはちびちび進んで敵を小出しにして確実に倒す、囲まれそうになったら遠慮なく発煙筒を使うことを徹底してなんとかノーミスクリアしました。はー疲れた……。
 終盤で手に入れた発煙筒20個はラストバトル前に使い果たしてしまいどうなることかと思ってましたが、鳥が襲ってくるタイミングでしっかりライトを照らしてダメージを防ぐことを徹底したことで辛くも勝利。こういうノーミス系実績ではラストバトルでミスると心が折れるのでクリアできてよかったよかった。
 そういやアランウェイク、実写映画化の話とかあった覚えがあるんですが結局どうなったんですかね?
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塚口サンサン劇場「夜明け告げるルーのうた」「マインド・ゲーム」見てきました!

2022-07-22 23:47:32 | 映画感想
 はい、夏休みシーズンに入りましてまた色々と新しい作品が上映されますサンサン劇場。
 今回見てきたのはこの2作。
 
 
 
 2作とも「犬王」の監督を務める湯浅政明監督の作品。
 わたくし人形使いは湯浅監督の熱心なファンというわけではなく、作品も直接監督している作品は見たことがないという状態でしたが、なんとなくアンテナに引っかかるものを感じたので視聴。
 調べてみると、劇場版クレヨンしんちゃんシリーズの原画や絵コンテを担当されているのだとか。
 あの思いっきり絵を崩した大胆なコンテには魅力を感じていたので、今回の直接監督作品も楽しみにしていました。
 ではまず「夜明け告げるルーのうた」の感想から。
 ダゴンじゃねーか!!
 オタクには海からなんか来る話は全部クトゥルフ神話として認識します。竜宮城はルルイエ。
 ポーニョポーニョポニョダゴンの仔。昏い深海(うみ)からやってきた。
 本作の骨子は、東京から田舎の港町に引っ越してきて暮らしている少年・カイと人魚の少女・ルーの出会いを描いたひと夏の冒険という、夏休みシーズンに相応しい内容なんですが、要所要所に不穏要素が多すぎないかこれ。
 特に「人魚に噛まれると人魚になる」だの「日光を浴びると燃える」だの絶対それ人魚じゃなくてもっと深淵(ふか)いとこにいる「なにか」だろ!! 助けて!!
 ルーが保健所に集められてた犬を噛みまくって全部人魚にするシーンはユーモラスに思えるけど冷静に考えると完全にパンデミックだぞあのシーン……。
 そもそも人魚の少女ルーの描写にも、いわゆる一般的に「人魚」と聞いて想像するようなイメージとはかけ離れた特徴が散見されます。
 明らかなインスマス顔、片言喋り、海水と一緒に移動する・海水を操る、なんかエフェクトがかかった声と、むしろ人魚要素のほうが少ない気が……。
 そして、人魚にとって非常に重要な要素である「足」に関しても、本作では非常に特異な描写がなされています。
 本作では「人魚は音楽に引き寄せられる」という設定があるんですが、ルーは音楽を聴くとほとんど本能的かつ無自覚に踊りだし、踊り始めると下半身が人間のそれになるという描写があります。これがまた象徴的に使われており、この設定によって「人魚と人間が一緒になって踊りだす」という絵が成立するんですね。しかもそのシーンはタップダンス、つまり両足がないと成立しないシーンになっているという……。
 本作はいわゆる説明的なセリフなどがあまりないフィーリング重視の作品なんですが、だからといって構成がいい加減なわけではありません。
 むしろ、これだけフィーリング重視の作風で各種設定や小道具の使い方がかっちりハマっているといるので、作品の勢いが衰えないのがすごい。
 特に上手い!と思ったのはカイのもとにルーが残したウロコの使い方と、カイの祖父が漁を行う傍らで副業として行っていた傘張りの傘の使い方。こういう「ここでそれ持ってくるか!」と思わせられる構造的な上手さがある作品は好きですしそこにシビれるあこがれる。
 
 次、「マインド・ゲーム」。
 なんだよこのインフルエンザで熱が49℃出てるときに見る夢みたいな映画……。(呆然)
 最近の塚口では「TITANE」や「メモリア」といった難解というか今まで見たことがなかったタイプの作品が数多く上映されていますが、本作はその中で、否、今まで見た映画の中でもっともブッ飛んだ作品でした。なにこの酔っぱらいの妄想をそのまま映画にしたみたいな作品は……。
 本作を一言で表すなら、「ゲージツがバクハツしてる感じの作品」でしょうか。「芸術が爆発」ではない点に留意されたし。
 わかる人にはわかる例えで言うと、「プリルラの3面が103分続く」でしょうか。わかれ。
 いちおう話の筋としては、「ヤクザに殺された主人公が神様の力を借りて生き返る」というものなんですが、その表現の仕方があまりにもゲージツ過ぎる。
 実写とアニメーションが入り交じる画面、頻繁に変化する作画、サイケデリックな色彩と音楽。完全なドラッグムービーです。
 見てると、主人公である西は回り回って自分を殺したヤクザ二人組の片方になったといったような、輪廻転生もしくはループ構造な作品であるということは感じ取れたんですが、とにかく画面がエキセントリックで見ててなんだかヤバめの白い粉でもキメてる気分になってきました。
 また、作中ではなんだかいわゆる意識高い系のスピリチュアルな発言が多いので、カルト系新興宗教の洗脳ビデオかなんかにも見えてきました。ヌーヌーはあなたをすくいます。
 作中で印象的だったのが、冒頭で殺されてしまた西があの世へ行って神さまに遭遇するシーン。
 神さまは一定の姿や声を持たず、一歩歩くごとに姿を変えていきます。これがいかにも人間が認識しきれない上位存在といった感じで好き。
 はっきり言って本作はあまりにもゲージツ方向にブッ飛んでる作品なので、解釈するのはなかなか難しいです。しかし、あえてジャンル分けするなら、本作はある種の寓話、あるいは宗教的説話のような気がします。
 いやー強烈な作品を見てしまった……。
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