結局冬コミ出発当日まで食い込んでしまった……。
・すべては恋の仕業です!!6(栗米湯)
にぎやかな紅魔館の面々が魅力的なサークルさん、早くも6冊目の総集編です。
今回はヤケにキマシタワー率が高いので俺によし。
それでは収録作品ごとに感想を。
・美しく紅きトリックオアトリート!!
美鈴がバンコランレベルのモテモテになるお話です。絵柄ーーーーッッッ!!!
この絶妙な違和感のあるイケメン顔はずるい。目に入るたびに吹いてしまいます。
そしてダメ押しの吸血鬼コス。
このお話は実質的に濃厚なめーレミで俺によし。おぜう様とフランちゃんの色違いエプロンも見逃せません。
・アリス・マーガトロイドは仕事を選びたい!!
アリスがメイドになるお話です。
数字を意識したシーン(婉曲表現)が多くて俺によし。
おぜう様はダンスゲーとか大好きそう。
パッチェさんと小悪魔が同室というのも見逃せないポイントです。
咲夜さんはもっとアリスに迫るといいと思います。そして行き着くところまで行くといいと思います。
あと後半のおぜう様は完全にデカいネコと化しており大変良いと思います。
・Twinkle Twinkle Little Sister!!
フランちゃんが七夕を楽しむお話。タイトルがとっても素敵。
アリスはぜひともすごいてくにしゃんになってほしいです。そしてその業を遺憾なく発揮してほしいです。
ラストでしっかり乙女力(おとめぢから)を発揮した魔理沙にカンパイ。
・君に一杯のぬくもりを!!
咲夜さんが来たばかりの紅魔館のお話。
今回収録されている作品の中ではこれがいちばん好きですね。
おぜう様はもっと己の情欲を満たすために行動なさるといいと思います。そして美鈴をもっと困らせるといいと思います。
以前pixivで見た万国旗ネタがあってとても嬉しかった。あれ大好きなんですよね。パッチェさんは愛情表現が不器用&唐突そう。
そしてその万国旗を今度は咲夜さんがやるっていうのがまた素晴らしい。
・パレットナイフの憂鬱!!
だからその唐突なイケめーりん止めて下さい吹くので。
パッチェさんの雪だるまが完全に怠惰スーツで笑う。
あと美鈴がわかさぎ姫を口説く話はよう。
おぜう様にはいつまでもミニスカメイドに劣情を抱くセクハラ当主でいてほしい……。
「お菓子と紅茶とメイドさんのお店cakehouseレミリアドール」には無限の可能性を感じます。
魔理沙に「おねえちゃん」してる咲夜さんがとってもキマシタワー。
まじめーりん&ふまじめーりんケーキのギミックを見るに、やはりここは悪魔の館なんだなあとしみじみ思います。
・恋に落ちたレミリア・スカーレット!!
キマシタワーーーー!!!
考えてみれば何を今更といった感じではありますが、おめでとうございます式はいつですか。
今回収録の作品の中でダントツのラブコメの波動を放つ一編です。そりゃあ小悪魔もタワー通り越してキマシタウンを建造しようというものです。
とにかくやたらしおらしいおぜう様の姿をこれでもかというほどに堪能させていただきました。
花トーンを吸う咲夜さんで吹いた。
ミラクル☆アミューズメント守矢ランドのマスコットキャラクター守造くんはいくらなんでもギリギリだと思います。
早苗さんがいつもどおりすぎて安心すら覚える。
そして過去と現在を幼い頃のパッチェさんが読んでいた物語が結びつけるというギミックは見事。
・描き下ろし
十六夜咲夜ファッションショーに個性豊かな煩悩が見て取れて眼福です。特に小悪魔。
個人的にはアリスの部屋着がツボでした。
あと美鈴、明らかにイケめーりんのときの性格が残ってるだろこれ。
・そして、家族になる(涼来々!)
記念すべき2冊めの総集編。
では収録作品ごとに感想を。
・永久に、となりに
阿求を描くにあたって避けては通れないのがその短命。
人間としてはまだ未熟な阿求と生まれたばかりでさらに未熟なニ三の不器用な交流を通して、短く定められているその命を精一杯生きようとする姿が描かれています。
このあたりから阿求と妹紅の関係が大きく変わっていく感じですかね。
・過去の私を、想い人
先代の御阿礼の子、阿弥と妹紅のお話。
原作では存在は示されているものの、具体的な姿は描かれていない阿求以外の御阿礼の子ですが、本サークルさん描かれるところの阿弥はなかなか強烈なキャラでお気に入りです。
そして彼女が妹紅に残した手紙の仕掛けと内容は本当に印象的です。
・その絆を、もう一度
結成!あきゅもこ団!
軽~いノリの回ではありますが、ここからみんな大好き青娥娘々の登場によって事態が一変していきます。
阿求と妹紅の仲が進展していくに従って空気が不穏になっていく展開がたまりません。
このシリーズは初期から読んでいますが、かなり話が変わってきて先の展開が気になります。
・そして、家族になる
阿求の屋敷で働くことになった妹紅。
二人の距離が近づくに従って、青娥に目をつけられてしまった小鈴が曇っていくのがなんとも……。
意外な形で再登場した阿弥も相変わらずいいキャラしてます。
方や永遠の命を持つ蓬莱人、方や30歳まで生きられないとされている御阿礼の子。そんな二人がニ三を挟んで3人で家族になっていくのはなんとも示唆的なものを感じます。
・東方Project非公式データブック(胡玉書厨)
東方原作や関連書籍、コミックなどのあらゆるデータをまとめあげた驚異の一冊。
何が驚異って東方で新作が出るたびにデータが追加されて再販されてるのがすごい。
東方は頻繁に情報が更新されるので、こういうデータブックがあるのは二次創作をするときに本当に助かります。
特に、周辺地理や種族一覧は忘れがちというか混乱しやすいので助かりますし、単純に読んでて面白い。
また、原作の情報だけでなくキャラの元ネタなども併記してあるので、キャラへの理解も深まります。
あと旧作の情報もまとめてあるのが地味にありがたい。
……というわけで、紅楼夢戦利品レビュー完了!
冬コミ戦利品レビューはもっと早くまとめます……。