・R-TYPE SAGA(DARKNESS)
タイトルで分かる通り、R-TYPEの二次創作小説です。
まず特筆すべきはそのボリューム。
圧巻、怒涛の369ページ!
頒布媒体はCD-ROMで、中にPDFファイルで本文が入っているという形だったので、印刷して読もうとしたんですが印刷が全然終わらなくてもはや笑うしかないという。
実は今年の夏コミではなく去年の冬コミに入手してたんですが、全然読み終わらなくてレビューができなかったという……。
さらには印刷したものをホッチキスで止めようとしたんですがまったく針が通らなかったので4分割しました。
さて、わたくし同人小説を読むときに、文体やネタなどから書いた人がどんな小説を好むのかを想像するのを同人小説を読むときの楽しみにしてるんですが、作者さんはソノラマ文庫が好きと見た。
内容は分量相応にとんでもない情報量を十二分に取った尺で話を広げており、これまた圧倒される思いでした。
特に、豊富な知識量から構築されたであろうハードSF方向に大きく寄せたその緻密な戦闘描写にわたくしもはやメロメロです。
あとサイバーパンク大好き系男子としては「電脳忍者」なんて言葉が出た時点でもうノックアウトですよ。
R-TYPE本編の設定を下敷きにうまくオリジナルの設定を乗せていて、読んだ感じ直接的なノベライズというよりは「コズミックホラー寄りR-TYPE」あるいは「ハリウッド映画バージョンR-TYPE」と言った感じ。
話の方は第4部に入ったところですが、まだまだ続きそうなので今後も期待しています。
今日はここまで。