雑記帳

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カラスの教科書

2016-05-21 21:00:00 | 

松原始著"カラスの教科書"を読みました。
小説ではありません。
カラスの研究をしている大学の先生がやさしく読みやすく
書かれたカラスの話です。
楽しく読めるよう書かれているのですが、それでも
カラスの生態はよくわかりません。
もっと大勢の人が研究していて細かいことまでわかって
いるのだろうと漠然と思っていました。
そうではないのですね。
研究している人は少ないし、わかってないことの方が
多いようです。

カラスは好かれない鳥ですね。
私自身、カラスを見ると憎たらしくなります。
理不尽にそう思われていてかわいそうですね。

若いうちは群れていてつがいになると巣をつくり縄張りの
宣言をして他の鳥を縄張りの中に入れないようになる
そうです。
ふーん、でも縄張りはそう広そうでもないのに子育てできる
ほど食料の確保は出来るものなんでしょうか。
縄張り宣言するということは自分たちもほとんどそこで
過ごし他には行かないということなのかしらと疑問は
つきません。

おかしかったのは雛が生まれ雄が餌をくわえてきて、さて餌を
雛に与えようとしてはたとおかしいと気がつきました。
自分たちの巣ではないと寸前で思いとどまりました。
実際の巣の持ち主の雌が側でじっと睨んでいたそうです。

雌が縄張りに侵入してきた雌雄を追っ払うよう飛んでいきました。
雄はそれを見ていました。
一匹が戻ってきたのをみて、雄は追い払うためその鳥めがけて
飛んでいきました。
寸前のところでその鳥が自分の相手だと気がつき、気まずそうな
様子をしています。

カラスっておもしろいですね。

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