雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

オーダーは探偵に 謎解き薫る喫茶店

2014-01-22 22:00:00 | 

近江泉美著"オーダーは探偵に 謎解き薫る喫茶店"を
読みました。
女子大生で就活中の小野田美久は喫茶店の前で貧血を
起こして倒れてしまいます。
若く美しい男性に抱き上げられいい気持ちだったのに
ごみの上にほうり投げられてしまいます。
気がついたのは喫茶店の中。
店長の上倉真紘と出会います。
喫茶店では探偵もやっています。
探偵は上倉悠貴、高校二年の真紘の弟です。
事件といっても日常の中の謎といったものです。

赤ちゃんをおいて妻を事故死で亡くしたばかりの人から
妻の幽霊が来て赤ちゃんをあやしてくれていた。
妻が消えてしまったから探して欲しいと依頼を受けます。

子供の時うたたねから目を覚ますとお雛様がいて
楽しい時を過ごした。
会ったことは家族に内緒と言われたのにあくる日に
親についしゃべってしまいました。
お雛様の顔を見たらこわい目をしていました。
大人になった依頼人があの時のお雛様に会いたいと
依頼してきます。

悠貴が生意気で口が悪く嫌な感じの男の子です。
読むのが嫌になります。
どうして高校生を探偵役にしたのかなぁ。
これが40歳とか50歳の疲れた感じのする男なら
多少口が悪くてもしょうがないと思えるかもしれません。
たかだか16、7歳でこの生意気さは嫌です。
雑学と人の心の機微を読み取ることで何があったのか
追及していくわけですが、高校生ではそういうことを
学ぶ時間はないでしょうと思ってしまいます。

よかったとはあまりいえないです。

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