雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

彩乃ちゃんのお告げ

2013-02-16 18:58:34 | 

橋本紡著"彩乃ちゃんのお告げ"を読みました。
彩乃ちゃんは小学5年生です。
この本は児童向けなのかもしれません。
彩乃ちゃんのお祖母さんは新興宗教の教祖様です。
お祖母さんが危篤で次期の教主様は彩乃ちゃんです。
内輪もめで彩乃ちゃんはいろんな家に預けられます。
彩乃ちゃんにはちょっとした不思議な力があります。
預かった人が中心の話で彩乃ちゃん自身はそんなに
登場しません。

"夜散歩"
智佳子は恋人の英輔に彩乃ちゃんを預かって欲しいと
頼まれます。
彩乃ちゃんは静かな子です。
化粧をせず英輔と会ってファミレスのトイレへ行って
化粧品を持ってくるのだったと後悔したらバッグの
中に入っていました。
英輔にもらった髪飾りも入っていました。
彩乃ちゃんが入れてくれたのです。

"石階段"
大学受験を控えた高校生の辻村徹平はボランティアで
山の頂上へ続く階段が昔はありましたが埋まってしまい
ました。
徹平は進路をどうするか決められずに毎日階段を
掘り起こす作業を一人でしています。
NPOの石井さんの家に彩乃ちゃんが預けられています。
時々彩乃ちゃんがバスケットに入ったおにぎりを運んで
きてくれます。
大雨で水が出て祠が流されてしまうかもしれないと
心配しました。
見に行くには危険な場所です。
彩乃ちゃんがだいじょうぶ、流されないと言ってくれます。

"夏花火"
両親と5年生の佳奈の家に彩乃ちゃんがやってきます。
一年前に今のところへ引っ越してきました。
佳奈はお父さんのことが前より好きでなくなりました。
地元の女の子たちと仲良くなれませんでした。
彩乃ちゃんが来てくれたことで少し仲良くなれました。

彩乃ちゃんが主人公ですがあんまり彼女がどういう子
なのかとか何考えているのかは出てきません。
特に周りの人にかかわり合いを持とうとしている
わけではありませんが、いっしょにいる人たちは
ちょっといい方向に変わっていきます。

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