年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

カワアイサ ~ 番(つがい)

2016年04月04日 | 写真~野鳥

カワアイサ (川秋沙) は越冬のために日本に飛来する冬鳥 ですが、私めの住む中国地方では渡来数が極めて少なく、よって観察例も少ない珍しい カモ類の水鳥です。

カワアイサは、「川」と付く和名の通り、主に湖沼、河川などの淡水域に住んでおり、「アイサ」と付くように、潜水して魚を捕食する動物食の潜水魚食鴨 です。 一方、海に住むのが「 ウミアイサ (海秋沙) 」です。(→ ウミアイサのオスは こちら、メスは こちら を参照)


先ずは、カワアイサの番(つがい) を見て下さい。 右側がオスで、左側がメスです。


カワアイサのオス は、頭部が緑色光沢のある黒色で、冠羽はないが後頭部がふくらんで見えます。 背中の上面は黒いですが、頸(くび)から下の胸や体下面は白いので、ウミアイサのオスと区別できます。


カワアイサ♂の目は黒いのですが、ウミアイサ♂の目は赤いので、識別できますね。


他方、カワアイサのメスは頭部が茶褐色(キツネ色)で、冠羽は(ウミアイサ♀よりも)短く、ボサボサ髪のように見えます。


カワアイサ♀は、背中から体上面は灰褐色で、♂と同様に頸から下の胸や体下面はハッキリ白いので、褐色のウミアイサ♀と区別できます。


灰褐色の背中、キツネ色のボサボサ髪、とても愛くるしい目をしたカワアイサ女子(♀)をご覧下さい。(↑)(↓)


カワアイサは(ウミアイサと同じく)雌雄とも 嘴(くちばし)と足が赤いです。 但し、カワアイサの嘴の先端部分は黒くなっています。


私めが観察撮影できたカワアイサは、とにかくすばしっこいというか動きが激しかったです。 飛来して来て水面に降りたと思うや否や、餌の魚を求めて直ぐに川に潜っては浮かび、浮かんでは直ぐに潜るの繰返しで、中々綺麗な姿を撮影できなかったです。

また、人が川の堤防の上から見ている間は人を気にせず餌を求めて潜ったりしているんですが、少しでも近づいて観察撮影しようとして、人が土手から下の河原に降りようと数歩踏み出すと直ぐに飛んで逃げて行ってしまう用心深く警戒心の強い鳥でしたです。 


(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)



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