昨年末、クリスマス頃から寒波が来まして、里山にも雪が積もるようになり、スノータイヤを持たない私めは里山に近づけなくなりまして、家でくすぶっておりました。 そんな折、鳥撮り仲間に誘われて、干拓湾に水鳥目当てで出掛けました。
この冬は飛来する冬鳥が種類も数も少ないことが鳥撮り仲間の間で話題になっておりまして、当地だけでなく、どうも日本全国的なことのようです。 花の方でも、先日書きましたように、ボケの花が狂い咲きのようでしたし、何となく嫌な予感がしております。(→ こちら )
それはそれとして、干拓湾で見たのが ウミアイサ です。
ウミアイサは、髪がボサボサで目が赤い潜水(→小魚やシャコを食べる「魚食」)ガモの仲間です。 日本には冬鳥としてほぼ全土に現れ、沿岸の比較的浅い岩礁で見かけるカモです。 但し、淡水域ではほとんど見掛けません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/0a/f682612fa5fcd961217342720f9762b4.jpg)
(↑)は♂で、首から上が緑黒色で 二段に分かれた冠羽があり、白色の首環、赤い目と 細長く先端がカギ状に曲がっている赤い嘴が特徴です。
(↓)は ほぼ正面顔です。 胸は茶褐色で黒い斑があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/52/8e43b016de2eedb252bd2516e4822ec9.jpg)
(↓)は 後姿で、珍しく赤い足を見せています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/55/ca936c644c3793b237859ba8a3b8fd16.jpg)
(↓)は ♀で、頭から首にかけて茶色で、喉・首から胸は白っぽく続いています。 背中は灰褐色(→ ♂の背中は黒い)です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/1b/d2f3f094f394249d6fd7d02893031664.jpg)
ウミアイサは、沖の海水域にいる上に、大変な臆病者で、なかなか近くに寄って来てくれないので、大きく撮るのに苦労しました。 当日は海風がきつく、寒かったです。 年寄りには 使い捨ての貼るカイロが必需品です。
(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい)