年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

マダニに咬まれる (2014年7月)

2014年07月04日 | 日々雑感

一昨日(7月2日)、我が家の塀の外側にある花桝のサツキの花殻が雨に打たれて茶色くなって葉にへばり付いていて 花桝一面の茶色が見苦しいので熊手で掻き落とすのと、樫の木の生垣の剪定を行いました。 服装は長袖シャツ、長ズボン、麦藁帽子、靴下、スニーカー、軍手着用、首に汗拭き用スポーツタオルという 庭仕事をする時の普通の出で立ちでした。

その夜、左脇の裏側辺りがちょっと痒かったので掻きましたが、特に異常は感じませんでした。

翌朝、つまり昨日(7月3日)の朝、昨夜痒くて掻いた辺りが服と擦れる感じがして、手で触ってみるとイボみたいなのがあり、鏡で見てみると皮膚から袋状のイボみたいなものがぶら下がっていました。 触っても痛くも痒くもないのですが、そのイボみたいなものの色が薄緑灰色であまり印象が良くなかったので、皮膚科の医者に診てもらうことにしました。
 この段階ではまだ、昨夜掻いた部分に細菌でも入って膿んできたのだろう位に思っておりました。 おっ家内に見てもらっても化膿したんだろうね、との弁でした。

皮膚科医院に行き医者に見せると、医者は見るなり これはマダニが咬みついている んですよ! 私めの言うイボみたいなものがマダニの体そのものなんですよ! 血を吸って今は体の大きさが3倍位大きくなっていますがね……!(→ 1~2ミリ位の体が血を吸うと4~5ミリ位になるそうです!)

看護師さんに私めの iPhone5 で撮ってもらった私めの皮膚に咬みついたマダニの姿が(↓)です。 上部の茶色い三角形部分が謂わばマダニの後頭部で、その体の左右に片側3本づつ足が見えています。 マダニの体が ワセリンを塗ったように光って白濁しているのは、マダニを動かなくさせるクリーム状の麻酔液(?)をかけたためですが、薄緑色のマダニの体色が見えます。

(↑の大きい画像はありません)

とにもかくにも、マダニに麻酔液(?)をかけて動かないようにして、咬みついている牙状の口器が皮膚内に残らぬように、ピンセットで挟み取り除きました(摘除)。
 摘除したマダニを顕微鏡で見て口器がちゃんと付いている、即ち 口器の一部が皮膚内に残っていないことを一応確認してくれました。 私めにも顕微鏡を覗かせてくれましたが、それはそれは凄い牙で、内側はハサミのようで皮膚を切り裂くようになっていました。

マダニに咬まれても痛みや痒みを感じずに、咬まれたこと自体気付かないことが多いのが特徴ですよ、直接目で見えない身体の裏側にもかかわらず 早く気が付いて良かったですね、とは医者の弁。 

何時、どこでマダニに咬まれたか、医者と話をした結果、里山に鳥撮りに行ったのは6日前なので違うだろう、しかし一昨日は上述の通りの出で立ちでありながら 左腕 肩の付け根裏側に咬みつかれたのがもう一つ納得できないのですが、スポーツタオルに付いて襟口から入ったのだろうということで、昨日の花桝のサツキと樫の木の生垣の手入れ&剪定中だろうという結論になりました。

自宅の庭木にマダニが住んでいるとは! まったく困ったことです。 しかし、木や草花があればマダニがいても不思議ではなく、まぁ普通のことですから、そう神経質になることはありませんよと医者に慰められましたです。 家ダニと違ってマダニの駆除方法は、木や草花を完全に刈り取って一緒に焼き払ってしまう以外にないそうです。

1ヶ月ほど前にニュースになった あのマダニが自宅の庭木に住んでいて、自分が咬まれるとは、全く思いもよらぬことで驚きましたです、はい。

ニュースになったのは、今年5月下旬に宮崎県内の80代の女性がマダニを媒体として感染するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスに感染して入院したが1週間後に死亡した、というものです。 過去 国内でSFTSウイルスに感染した人は53人で、いずれも西日本で発生しており、そのうち何と21人が死亡しています。
 医者が言うには、マダニによるSFTSウイルスに感染した場合、現時点では根本的な治療法がなく対症(対処)療法しかないので致死率が高い、感染しないように体力を保つしかないので、今日から2週間位は体力を温存しておいてくださいとのこと。 但し、私めの住む市と周辺地区では過去に感染発症した例はないので、まぁ安心してください、とも。

次に、マダニによるツツガムシ病(日本紅斑熱)の感染には抗生物質があるので安心ですと、詳しい話はしてくれず、抗生物質を3日分出しておきますね で話は終わりました。

医者がくれた診察メモが(↓)です。

(↑の大きい画像はありません)

感染症の潜伏期間は1~2週間なので、先ず1週間後 再診に来てくださいとのことでした。

医者が処方してくれて薬局でもらった薬は、上述の抗生物質の飲み薬「ミノマイシン・カプセル100mg」と、傷口からの化膿防止用の塗り薬「リンデロンVG軟膏0.12%」でした。(↓)

(↑の大きい画像はありません)

医者と薬局から、抗生物質の飲み薬は牛乳を飲んだ後では効き目がなくなるので、3日間は朝食時に牛乳を飲まないようにしてください と言われました。 帰宅後自分で、ネットで薬品検索して調べましたが、(↑)と大した内容の差はありませんでした。


昨年の今頃、「タイヤがパンク」する(→ こちら)、「ムカデに咬まれ」て「救急車で」病院に行く(→ こちら)という人生初体験をしましたが、今年は「マダニに咬まれる」という人生初体験をしました。 あまり良くない体験ばかりで気分が優れませんが、もう直ぐ孫が産れる という嬉しい人生初体験(?)が待っておりますので、それを楽しみにしておりますです。 


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