ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [2月22日(金)~2月24日(日)]

2019-02-27 22:09:20 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸実は昨晩からソウルに来てます。出国までに記事公開が間に合わず、丸1日遅くなってしまいました。そして今日の午後、デジタルメディアシティにある韓国映像資料院B1のシネマテクで昨年9月公開の「罪多き少女(죄 많은 소녀)」を観てきました。無料だったのはラッキーとして、わたしヌルボが痛感したのは自らの韓国語聴き取り能力の低さでした(トホホ)。これ、日本で公開してくれないかな・・・。※この作品については→コチラの過去記事で簡単に説明しました。

▸国連の常任理事国をめざす日本・ドイツ・インド・ブラジルに対して強く反対するのが韓国・イタリア・パキスタン・アルゼンチンといったそれぞれの隣国。中でもインドとパキスタンは宗教も違うし、過去何度も武力衝突もしてきました。だから「パキスタン人」と聞いただけでアタマに血が上るインド人は多く、パキスタン側でも同じようです。ところが、それぞれに争いを好まぬ人、心優しい人がたくさんいることはいうまでもありません。
 何の話かというと、22日(金)キネカ大森で観た「バジュランギおじさんと、小さな迷子」なんですけどね。今年17本目にして初めて◎の最高評価! お母さんとインドの寺院にお詣りに行ったパキスタンの6歳の(口の利けない)女の子が迷子になってしまって、なぜかその女の子に頼られてしまったオジサンがすごい苦労して彼女を親元に届けるという話です。オジサンの名はパワンで、バジュランギというのは彼が信仰する猿の武将ハヌマーンのことです。観た人のレビューの大半に書かれているように女の子がカワイイ!・・・という点だけでもこの作品の魅力の3割はいってます。しかしヒンドゥー教とイスラム教という宗教の違いは大きく、食生活のタブー等々もあって、その点は日韓間のミゾどころじゃないですね。それでも、主人公が寛容なイスラム導師の保護を受けたりして、ラスト近くではハワンも相手方の言葉で「サラーム」と挨拶するのです。両国のそんな政治的宗教的対立を乗り越えて、人間として通じ合うものがある・・・というのが魅力の5割以上。そしてお約束の歌と踊り。基本はエンタメですが、いろんな要素がてんこ盛り。やっぱりインド映画はハズレなしです。
 この作品は韓国では2015年釜山国際映画祭のオープン・シネマ部門で「카쉬미르의 소녀(カシミールの少女)」のタイトルで上映され、大きな拍手を受けたそうですが、その後なぜか一般公開されていません。パキスタンや中国を含むアジア諸国や欧米等世界各国で公開されヒットしているのに・・・。
 私ヌルボ、この作品はとくに日韓両国の嫌韓・反日で凝り固まっている人たちにぜひオススメしたいと思います。ただ、韓国の場合、「そうそう。北韓と仲良くしなければ」と考える人が多いかも。
 ・・・とここまで書いてから半日後、なんと<インド政府、パキスタンで武装勢力を空爆と発表 300人死亡>というニュース(→コチラ)を読むことになるとは・・・。

▸これも地域対立と言えば地域対立? とくに埼玉では観客多数という「翔んで埼玉」を24日観てきました。いろいろベンキョーになったというか・・・(笑)。コメントしづらいです(笑)。白鵬堂学院のA組に属する赤坂や青山には及ばないものの、ヌルボが住む横浜はB組で、大多数の都下の各市より格上だし、心穏やかに観ました(笑)。東京都知事の腰巾着のような神奈川県知事(竹中直人)が都知事の好きな崎陽軒のシウマイを献上する場面では観客席から笑い声が。そのシウマイの醤油入れ<ひょうちゃん>が還暦祝いということで金色のモノが出てきました。2015年に<ひょうちゃん>の還暦記念として実際に発売されたとか。知らなかったなー。これ、ヤフオクで5万円の値がついてるとか・・・。

▸昨年は「キネマ旬報」の2月下旬ベスト・テン発表特別号に載っていた年間の上映予定作のリストは今年は3月上旬号にもなかったですね。

         ★★★ NAVERの人気順位(2月26日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(1) 詩人おばあちゃん(韓国)  9.76(120)
②(2) グリーンブック  9.63(3,070)
③(3) 大人になれば(韓国)  9.61(135)
④(4) カペナウム  9.60(1,772)
⑤(5) バブル・ファミリー(韓国)  9.48(60)
⑥(6) ボヘミアン・ラプソディ  9.43(38,767)
⑦(7) アンダードッグ(韓国)  9.41(1,277)
⑧(8) ポーランドに行った子供たち(韓国)  9.40(499)
⑨(-) ハービー・ハンコック ポシビリティーズ  9.27(11)
⑩(-) ヒックとドラゴン3  9.26(3,363)

 ⑨「ハービー・ハンコック ポシビリティーズ」が今回の新登場です。ジャズ・ピアニストのハービー・ハンコック(懐かしいな)がいろんなミュージシャンと行ったスタジオセッションを収めた2006年のアメリカのドキュメンタリー。その顔ぶれをみると、カルロス・サンタナ、ポール・サイモン、スティング、ポール・サイモン等々。(みんな懐かしいな・・・。) 韓国題は「허비 행콕 : 무한한 가능성(ハービー・ハンコック:無限の可能性)」。日本では2017年にDVDが発売されています。

     【記者・評論家による順位】

①(1) ROMA/ローマ  8.80(5)
②(2) スパイダーマン:スパイダーバース  8.25(8)
③(-) 女王陛下のお気に入り 8.20(10)
④(3) 万引き家族(日本)  8.13(8)
⑤(4) 天堂の夜と霧(韓国)  8.00(2)
⑥(-) コールド・パシュート  7.50(2) 
⑦(6) アリー/ スター誕生  7.43(7)
⑧(7) 顔たち(韓国)  7.40(5)
⑨(8) カペナウム  7.33(9)
⑩(9) グリーンブック  7.29(7)

 ③と⑥の2作品が初登場です。
 ③「女王陛下のお気に入り」は、日本でも韓国より6日早く2月15日公開。説明は略します。韓国題は「더 페이버릿: 여왕의 여자」です。
 ⑥「コールド・パシュート」(仮)については後述します。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績2月15日(金)~2月17日(日) ★★★
         カルト教団を扱ったミステリー「サバハ(娑婆訶)」が「極限職業」に替わって1位に

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・サバハ[娑婆訶.そわか](韓国)・・2/20・・・・・・・・・・839,504・・・・・・1,176,180 ・・・・・・・9,996・・・・・・・1,174
2(1)・・極限職業(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・1/23・・・・・・・・・・478,264・・・・・15,417,308 ・・・・・132,701 ・・・・・・・・905
3(2)・・証人(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・454,033・・・・・・1,560,262 ・・・・・・12,751・・・・・・・1,046
4(新)・・シンデレラと魔法の王子 ・・・・・2/20・・・・・・・・・・・99,041 ・・・・・・・133,151 ・・・・・・・1,000・・・・・・・・575
5(3)・・アリータ:バトル・エンジェル・・2/05 ・・・・・・・・・・78,920・・・・・・1,885,348 ・・・・・・18,035・・・・・・・・412
6(新)・・ハリー・ポッターと秘密の部屋・・2002/12/13・・2/14・・46,327・・・・・79,305・・・・・・・・・696・・・・・・・・・33
7(新)・・コールド・パシュート・・・・・・・・2/20・・・・・・・・・・・45,080・・・・・・・・・78,303・・・・・・・・・645・・・・・・・・470
8(7)・・ヒックとドラゴン3 ・・・・・・・・・・・1/30・・・・・・・・・・・43,620・・・・・・1,430,717 ・・・・・・11,774・・・・・・・・306
9(4)・・ハッピー・デス・デイ2U・・・・・・・・2/14・・・・・・・・・・・29,151 ・・・・・・・392,397 ・・・・・・・3,277・・・・・・・・305
10(6)・・メリー・ポピンズ リターンズ・・2/14・・・・・・・・・・・26,726 ・・・・・・・199,521 ・・・・・・・1,627・・・・・・・・266
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「極限職業」は2位に落ちましたが、「神と共に 罪と罰」に約100万人の差をつけました。しかし歴代1位の「バトル・オーシャン 海上決戦」(原題:鳴梁)の1761万人にはまだ200万人あまり。1600万人には届くでしょうが、その先はちょっとむずかしい?
 今回の新登場は1・4・6・7位の4作品です。
 1位「サバハ[娑婆訶.そわか]」は、韓国のミステリー。韓国題「사바하」をそのまま音読して「サバハ」としか書いていない記事が多いですが、漢字だと「娑婆訶」で、日本では「そわか」と読んでいます。他の漢字表記もありますが、般若心経の最後の方にも「菩提薩婆訶(ぼ-じ-そわか-)」とありますね。「成就あれ」という意味だそうです。で、この作品はというと、宗教の精神性等とは真逆の由々しい事件の話。あるいなか町で双子の姉妹が生まれます。不自由な足で生まれたクムファ(イ・ジェイン)と2人とも長くは生きられないだろうと言われていた姉の<それ>。しかし、2人は今年で16歳になりました。・・・と、これが伏線。パク牧師(イ・ジョンジェ)は宗教問題研究所を設立してカルト的な新興宗教の批判に取り組んでいる人物。彼が<鹿の園>という新しい宗教団体を調査中、寧越(ヨンウォル)トンネルで女子中学生が死体で発見される事件が発生します。そしてこれを追っていた警察と偶然<鹿の園>で出会ったパク牧師は、この件が尋常でないことを直感します。しかし真実が明らかになる前にトンネル事件の容疑者は自殺。容疑者が死ぬ前最後に会った正体不明の整備工ナハン(パク・ジョンミン)や、16年前に生まれた双子の妹クムファの存在まで<鹿の園>を調べていったパク牧師は、さらに多くの謎と向き合うことになります・・・。さて、このパク牧師のモデルとされているのが卓明煥という人物。新宗教やキリスト教の異端を告発し続けてきた彼が1994年何者かに殺されて今年が25周忌。→ウィキペディアを見ると何か「いろいろ」裏がありそうです。この映画の予告編に対して、2月14日「<新天地教会>が抗議した」という韓国記事を読みました。正式名称は<新天地イエス教証しの幕屋聖殿>(→ウィキペディア)というそうで、近年日本でも信徒が増えている(韓国以上とか・・・)とのこと。知らんかったなー。
 4位「シンデレラと魔法の王子」(仮)は、アメリカのアニメ。シンデレラといっても、よく知られている話そのままではありません。継母と姉たちの虐待にもめげないシンデレラは、友人のハツカネズミの願いを聞き入れて王宮舞踏会への出席を決めましたが、心配はオンボロ服。魔法使いのクリスタルを訪ねて助けを求めると、クリスタルはシンデレラを美しく装い、友人のハツカネズミを華麗な黄金の馬車を駆るな馬に変身させます。舞踏会の場で、優雅で美しい女性に変身したシンデレラは王子と踊って注目の的に。ところが、シンデレラが休憩のため舞踏会場から離れると、偶然魔女の呪文にかかった本物の王子がいるではありませんか! なんとかして王子を救わなければ、とシンデレラ。・・・ということで新たなシンデレラの物語が展開されていきます・・・。韓国題は「신데렐라:마법 반지의 비밀」。です。
 6位「ハリー・ポッターと秘密の部屋」は、2002年の旧作再上映。韓国題は「해리포터와 비밀의 방」です。
 7位「コールド・パシュート」(仮)は、ノルウェー・スウェーデン・デンマーク合作の「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」(2015)を、リーアム・ニーソン主演でリメイクしたイギリスのアクション。ネルス・コックスマン(リーアム・ニーソン)は平凡な除雪車運転手で、<今年の模範市民>にも選ばれたりした男。ところが、麻薬組織のバイキング(トム・ベイトマン)が仕組んだ息子の凄惨な死に直面して怒りの審判者に生まれ変わります。ネルスはマフィア連中を次々に<処断>していきますが、彼らの巣窟に近づいていくと、戦いは2つのマフィアや警察を巻き込んで複雑な展開になっていきます・・・。韓国題は「콜드 체이싱」。日本公開は6月です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・カペナウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/24・・・・・・・・・・5,506 ・・・・・・・122,362 ・・・・・・・・・1,027 ・・・・・・・・・58
2(2)・・グリーンブック・・・・・・・・・・・・・・・・・1/09・・・・・・・・・・5,176 ・・・・・・・305,500 ・・・・・・・・・2,668 ・・・・・・・・・43
3(3)・・COLD WAR あの歌、2つの心・・・・・2/07・・・・・・・・・・1,461 ・・・・・・・・22,589・・・・・・・・・・・188 ・・・・・・・・・31
4(4)・・映画 夜空はいつでも・・・・・・・・・・・2/14・・・・・・・・・・1,211 ・・・・・・・・・6,316・・・・・・・・・・・・55 ・・・・・・・・・21
       最高密度の青色だ(日本)
5(-)・・シェーン・・・・・・・・・・・・・・・・・1956/11/02・・・・・・・・・・・・652 ・・・・・・・・12,619・・・・・・・・・・・・26 ・・・・・・・・・・1

 5位「シェーン」が新登場ですが、もちろんあのアラン・ラッド主演の名作の再上映。韓国題は「셰인」です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [2月15日(金)~2月17日(日)]

2019-02-19 23:23:58 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
「金子文子と朴烈」公開初日の16日。懸念されたウヨの皆さんの抗議行動はさほどでもなく、むしろ多数の観客の方が目立ったようす。ツイッター上の→コチラのやりとりなど、なかなか興味深いものがあります。あ、モトのツイッター主のツイートも読んでみるとナルホドねという部分もないことはない?

▸この1週間観た映画は2本。1本目の「山中傅奇」は、1979年の胡金銓(キン・フー)監督による台湾・香港合作の伝奇映画のデジタル修復・完全全長版。192分という長尺でいろいろ見どころ多し。あ、笛とか、ウチワ太鼓(←中国では何という?)の連打(←これが武器!)とか聴きどころも。
 そして昨日(18日)は、「七つの会議」を観るつもりで映画館まで行ったのですが、急遽予定を変更して「半世界」を鑑賞。突然の心変わりの理由は、やはり阪本順治監督だから。今、大半の作品が漫画とか(多くは軽めの)小説を原作としているのに対して、これは阪本監督自身のオリジナル脚本ということで、メッセージ性がありそう。東京国際映画祭でコンペティション部門の観客賞受賞というのもその点に関連、と判断して・・・。で、この判断は正解でしたね。観てよかったです。いろいろ考えさせられました。具体的に語るのはむずかしいですが。タイトルからして意味不明で、SFと思っちゃう人もいるかも。もろ現実なんですけど。「描いた人生になってる?」というキャッチコピーもぼんやりしてるし。しかし、身近な問題から身近じゃない(?)問題まで同じレベルで関連があるものとして描かれている点に共感を覚えました。(これまたよくわからない文章だな。) 俳優では、主演の稲垣吾郎もさることながら、妻役の池脇千鶴に注目。あの「ストロベリーショートケイクス」の「商店街の雑踏で「棄てないでー!」と叫びながら男の足にすがって引きずられる」ような仰天演技ではないですが、ほぼ実年齢(ぼちぼちアラフォー)の母親役の内面演技がハンパない。ということで、今年の助演女優賞に勝手にノミネート。

▸「キネマ旬報」の2月下旬ベスト・テン発表特別号には、2019年の上映予定作のリストが載ってなかったですね。ということは3月上旬号か。韓国映画の上映予定をチェックしようと思ったのに・・・。20日(水)発売とのことなので、この件は来週にでも。

         ★★★ NAVERの人気順位(2月19日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。

①(1) 詩人おばあちゃん(韓国)  9.75(116)
②(2) グリーンブック  9.64(2,864)
③(3) 大人になれば(韓国)  9.60(134)
④(4) カペナウム  9.59(1,550)
⑤(5) バブル・ファミリー(韓国)  9.48(60)
⑥(6) ボヘミアン・ラプソディ  9.43(38,652)
⑦(7) アンダードッグ(韓国)  9.43(1,263)
⑧(8) ポーランドに行った子供たち(韓国)  9.40(498)
⑨(-) ドラゴンボール超 ブロリー(日本)  9.37(681)
⑩(9) スパイダーマン:スパイダーバース  9.26(4,489)

 ⑨「ドラゴンボール超 ブロリー」が今回の新登場です。鳥山明自身は「昔のアニメ映画にだけ登場した、とんでもなく強いサイヤ人でデザインだけは僕が描いたらしいのですが・・・・内容はすっかり忘れていました」という作品だそうですが、公開するとシリーズ中でもトップクラスの高評点がついてるようです。そして韓国でも人気。・・・って、ヌルボは観てないので韓国人ファンに訊かれても何も語れませんけど。韓国題は「드래곤볼 슈퍼: 브로리」です。

     【記者・評論家による順位】

①(2) ROMA/ローマ  8.80(5)
②(4) スパイダーマン:スパイダーバース  8.25(8)
③(6) 万引き家族(日本)  8.13(8)
④(-) 天堂の夜と霧(韓国)  8.00(2)
⑤(-) 映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(日本)  7.50(6)
⑥(7) アリー/ スター誕生  7.43(7)
⑦(8) 顔たち(韓国)  7.40(5)
⑧(9) カペナウム  7.33(9)
⑨(10) グリーンブック  7.29(7)
⑩(-) シュガー・ラッシュ:オンライン  7.25(4)

 ⑤「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」が今回の新登場です。昨年のキネ旬ベスト・テン1位。韓国題は「도쿄의 밤하늘은 항상 가장 짙은 블루(東京の夜空はいつもいちばん濃いブルー)」と「東京の」が付いていますが、ネチズンのレビューには「「ソウルの」と置き換えてもおかしいところはない、良い映画」とあります。(先月見ておいてよかった。)

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績2月15日(金)~2月17日(日) ★★★

         「極限職業」、韓国映画歴代2位に! 

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・極限職業(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・1/23・・・・・・・・・・945,404・・・・・14,536,368 ・・・・・125,397 ・・・・・・1,166
2(12)・・証人(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・533,805 ・・・・・・・737,155 ・・・・・・・6,162・・・・・・・・993
3(2)・・アリータ:バトル・エンジェル・・2/05 ・・・・・・・・・243,348・・・・・・1,718,052 ・・・・・・16,541・・・・・・・・687
4(新)・・ハッピー・デス・デイ2U・・・・・・・2/14・・・・・・・・・・215,491 ・・・・・・・288,145 ・・・・・・・2,427・・・・・・・・657
5(新)・・奇妙な家族(韓国)・・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・122,334 ・・・・・・・216,265 ・・・・・・・1,759・・・・・・・・610
6(25)・・メリー・ポピンズ リターンズ・・2/14・・・・・・・・・・102,186 ・・・・・・・130,496 ・・・・・・・1,082・・・・・・・・573
7(4)・・ヒックとドラゴン3 ・・・・・・・・・・・1/30・・・・・・・・・・・89,061・・・・・・1,347,673 ・・・・・・11,156・・・・・・・・503
8(新)・・名探偵コナン ・・・・・・・・・・・・・・・2/14・・・・・・・・・・・55,237 ・・・・・・・・83,383・・・・・・・・・643・・・・・・・・213
       /戦慄の楽譜〈フルスコア〉(日本)
9(5)・・劇場版 ハローカーボット・・・・・・1/31・・・・・・・・・・・21,514 ・・・・・・・558,147 ・・・・・・・4,360・・・・・・・・174
       :オムバラス島の秘密(韓国)
10(新)・・ドラゴンボール超 ブロリー・・・2/14 ・・・・・・・・・・19,619 ・・・・・・・・27,730・・・・・・・・・238・・・・・・・・202
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「極限職業」が昨年12月公開の「神と共に 罪と罰」の1441万人を抜き、韓国公開映画(外国映画も含む)の観客動員数歴代2位に!あとは「バトル・オーシャン 海上決戦」(原題:鳴梁)だけですが、これは1761万人と図抜けているので、届くのは無理っぽい?
 4・5・6・8・10位の5作品が新登場です。
 4位「ハッピー・デス・デイ2U」は、アメリカのホラー&コメディ。2017年に韓国でも公開された「ハッピー・デス・デイ」(日本では未公開)の続編です。前作では、カーター(イズラエル・ブルサード)の部屋で目を覚ました女子大生のツリー(ジェシカ・ローズ)が夜パーティー会場に向かう途中、お面をつけた人物に殺され、ふと気が付くとまた同日朝に戻って同じ部屋で目を覚まし、今度は別の道を通って行くと、また別の所でお面の人物に殺され・・・ということが何度も繰り返すという話でした。そして今作は、実時間と同じく、犯人を見つけて解決してから2年後。やはりあの悪夢のようなループにとりつかれてしまう話ですが、それがツリーだけではなく友だちまでもが巻き込まれてしまうということ。そして、前作同様に不気味なお面を被った殺人者も登場。また前作で明かされなかった、なぜ自分たちが殺人犯に狙われるのかといった謎も明らかにされていきます・・・。韓国題は「해피 데스데이 2 유」。日本公開は、なさそう、かな?
 5位「奇妙な家族」は、韓国のコメディ。ガソリンスタンドのトラブルメーカーだった家長のマンドク(パク・イナン)は偶然出会ったゾンビを家の中に招き入れます。他のゾンビとは違って容姿は整い、言うこともよく聞きます。そのゾンビを見て、家族たちはそれぞれの下心でファミリービジネスを夢見ます。 リーダーは長男の嫁ナムジュ(オム・ジウォン)、行動隊長は長男ジュンゴル(チョン・ジェヨン)、ブレインは次男ミンゴル(キム・ナムギル)、エネルギー担当の末の妹ヘゴル(イ・スギョン)に、噛まれたら死ぬどころか若返るゾンビのチョンビ(チョン・ガラム)まで。彼らの途方もないビジネスは静かだった町を突然血気盛んな村にしてまいます・・・。原題は「기묘한 가족」です。
 6位「メリー・ポピンズ リターンズ」は、日本では約2週間早い2月1日公開。説明は省略します。韓国題は「메리 포핀스 리턴즈」です。
 8位「名探偵コナン/戦慄の楽譜〈フルスコア〉」、韓国でも近年はほぼ日本公開に沿って順次公開してきたようですが、これは2008年の作品ですか。どういう事情なんですかねー? 韓国題は「명탐정 코난:전율의 악보」です。
 10位「ドラゴンボール超 ブロリー」については上述しました。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(2)・・カペナウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/24・・・・・・・・・10,515 ・・・・・・・109,197・・・・・・・・・・・920 ・・・・・・・・・72
2(1)・・グリーンブック・・・・・・・・・・・・・・・・・1/09・・・・・・・・・・9,670 ・・・・・・・294,844 ・・・・・・・・・2,579 ・・・・・・・・・57
3(3)・・COLD WAR あの歌、2つの心・・・・・2/07・・・・・・・・・・3,769 ・・・・・・・・18,535・・・・・・・・・・・156 ・・・・・・・・・50
4(13)・・映画 夜空はいつでも・・・・・・・・・・2/14・・・・・・・・・・2,436 ・・・・・・・・・3,746・・・・・・・・・・・・34 ・・・・・・・・・35
       最高密度の青色だ(日本)
5(6)・・日日是好日(日本) ・・・・・・・・・・・・・・・1/17 ・・・・・・・・・・1,152・・・・・・・・・37,658 ・・・・・・・・・・300 ・・・・・・・・・24

 4位「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」が新登場ですが、この作品については上述しました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [2月8日(金)~2月10日(日)]

2019-02-13 01:35:31 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸先週購入の「キネマ旬報」2月下旬ベスト・テン発表特別号掲載の日本映画・外国映画のベスト・テンは次のとおりでした。個人賞等、詳細は→コチラで見ることができます。

[日本映画] ①万引き家族 ②菊とギロチン ③君の鳥は歌える ④寝ても覚めても ⑤孤狼の血 ⑥鈴木家の嘘 ⑦斬、⑧友罪 ⑨日日是好日 ⑩教誨師
[外国映画] ①スリー・ビルボード ②ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 ③シェイプ・オブ・ウォーター ④ファントム・スレッド ⑤ボヘミアン・ラプソディ ⑥15時17分、パリ行き ⑦顔たち、ところどころ ⑧1987、ある闘いの真実 ⑨ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ ⑩判決、ふたつの希望

 これらの中で私ヌルボが観たのは[日本映画]は①②③⑤⑨⑩、[外国映画]は①③⑤⑦⑧⑩と、ともに6作品。まあこんなところか。とくに今回は日本映画の順位の方にナットク。合計点を見ると日本映画の①~④は実に僅差、一方外国映画は①がダントツ、②と③の間も大差でした。観てなくて残念というのが「鈴木家の嘘」(これはまだ上映中か)と、「ファントム・スレッド」。個人賞で注目していた主演女優賞はやはり安藤サクラは別格の15票で、以下石橋静河(7票)・韓英恵・黒木華(6票)・門脇麦(5票)と本ブログでも名前が出てきた女優が続きます。やっぱりねー。
 外国映画中、韓国映画は以下の10作品が入っていました。「1987、ある闘いの真実」(81点・8位)、「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」(55点・14位)、「犯罪都市」(15点・69位)、「夜の浜辺でひとり」(14点・72位)、そして9点以下に「クレアのカメラ」「名もなき野良犬の乱舞」「共犯者たち」「悪女/AKUJO」「いつか家族に」「殺人者の記憶法」の6作品です。

▸この1週間はいろいろ忙しく、映画は全然観られませんでした。もうこれは観なくては!という作品がいろいろ公開されているのに。トホホ。
 一応予定をメモしておくと次の通り。以下はゼッタイ! 「眠る村」「22年目の記憶」「バハールの涙」「山中傅奇」(←今晩観るしかない!)「沖縄スパイ戦史」(←これも見逃してた)「バジュランギおじさんと、小さな迷子」。「グリーンブック」は3月1日からか。2月16日公開の「金子文子と朴烈」は多くの人に観てほしいです。以下は一応観ておくかなレベル。「七つの会議」「天才作家の妻 -40年目の真実-」「ちいさな独裁者」。

         ★★★ NAVERの人気順位(2月12日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。

①(-) 詩人おばあちゃん(韓国)  9.80(98)
②(1) グリーンブック  9.64(2,646)
③(3) 大人になれば(韓国)  9.59(128)
④(2) カペナウム  9.58(1,297)
⑤(4) バブル・ファミリー(韓国)  9.51(59)
⑥(5) ボヘミアン・ラプソディ  9.43(38,514)
⑦(6) アンダードッグ(韓国)  9.43(1,260)
⑧(7) ポーランドに行った子供たち(韓国)  9.40(496)
⑨(9) スパイダーマン:スパイダーバース  9.27(4,467)
⑩(8) ヒックとドラゴン3  9.27(2,793)

 ①「詩人おばあちゃん」が今回の新登場です。韓国では、農村地帯のおばあさんは今でも文字の読み書きができない人が相当数いるようです。(→関係過去記事。) この韓国映画は、そんな非識字者のおばあさんが文字を学んで・・・という内容のドキュメンタリーです。読み書きもできないのがうらめしく、婚家で義父母との疲れる同居生活で、家族だけが全ての人生だったというおばあさんたちの願いは、自分の名前3文字を書けるようになること。そんな平均年齢80歳という彼女たちは年老いてやっと字を習う機会を得ます。そして自らの人生と長い歳月を詠うようになります。農村地帯が舞台の、これもひとつの<リトル・フォレスト>系のヒーリングムービーとのことです。原題は「시인 할매」です。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 顔たち、ところどころ  8.86(7)
②(2) ROMA/ローマ  8.80(5)
③(-) フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法  8.50(10)
④(3) スパイダーマン:スパイダーバース  8.25(8)
⑤(-) シェイプ・オブ・ウォーター  8.18(11)
⑥(4) 万引き家族(日本)  8.13(8)
⑦(5) アリー/ スター誕生  7.43(7)
⑧(6) 顔たち(韓国)  7.40(5)
⑨(7) カペナウム  7.33(9)
⑩(8) グリーンブック  7.29(7)

 今回の新登場はありません。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績2月8日(金)~2月10日(日) ★★★

         「極限職業」、あっという間に1300万人を超え、韓国映画歴代5位に

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・極限職業(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・1/23 ・・・・・・・・1,845,756・・・・・12,835,918 ・・・・・111,333 ・・・・・・1,706
2(9)・・アリータ:バトル・エンジェル・・2/05 ・・・・・・・・・577,831・・・・・・1,256,301 ・・・・・・12,193 ・・・・・・1,043
3(2)・・ペンバン[ひき逃げ担当班](韓国)・・1/30・・・・・・・・215,722・・・・・・1,732,196 ・・・・・・14,463・・・・・・・・734
4(4)・・ヒックとドラゴン3 ・・・・・・・・・・・1/30・・・・・・・・・・200,894・・・・・・1,181,043 ・・・・・・・9,878・・・・・・・・700
5(4)・・劇場版 ハローカーボット・・・・・・1/31・・・・・・・・・・・74,445 ・・・・・・・523,275 ・・・・・・・4,105・・・・・・・・464
       :オムバラス島の秘密(韓国)
6(16)・・レゴ(R)ムービー2・・・・・・・・・・・2/06・・・・・・・・・・・・39,817 ・・・・・・・・71,030・・・・・・・・・558・・・・・・・・414
7(6)・・LOVE YOURSELF IN SEOUL(韓国)・・1/26 ・・・・・・22,958 ・・・・・・・340,411 ・・・・・・・3,190・・・・・・・・・47
8(5)・・マルモイ[言葉集め](韓国)・・・・・・1/09・・・・・・・・・・・16,003・・・・・・2,848,748 ・・・・・・23,866・・・・・・・・175
9(7)・・グリーンブック・・・・・・・・・・・・・・・1/09 ・・・・・・・・・・14,513 ・・・・・・・277,407 ・・・・・・・2,431・・・・・・・・・72
10(8)・・カペナウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/24 ・・・・・・・・・・13,579 ・・・・・・・・87,787・・・・・・・・・743・・・・・・・・・79
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 このベスト10。先週の新登場が5作品もあったのに対して、今回は1作品だけ。先週書きませんでしたが、韓国では2月5日(火)の旧正月を挟んで2~6日は5連休。それで1月末から一挙に期待作が公開されたようです。その中で1人勝ちしたのが「極限職業」で、2月5・6両日は連続した1日に130万人を超え、昨11日には累計1305万人に達しました。歴代の韓国映画の記録を見るとでに「10人の泥棒たち」(1298万人)、「グエムル/漢江〈ハンガン〉の怪物」(1301万人)を抜いて5位。今週中に「ベテラン」(1341万人)を抜いて4位になる勢いです。ちなみにその上は少し開いて「国際市場で会いましょう」(1425万人)です。
 6位「レゴ(R)ムービー2」がその唯一の新登場です。レゴブロックから生まれたアメリカの3Dアニメ。2014年に続く第2作で、今回もエメットやバットマンが活躍するようです。日本でも3月29日公開ということですでに→公式サイトも用意され、情報が出回り始めています。韓国題は「레고 무비2」です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・グリーンブック・・・・・・・・・・・・・・・・・1/09・・・・・・・・・14,513 ・・・・・・・277,407 ・・・・・・・・・2,431 ・・・・・・・・・72
2(3)・・カペナウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/24・・・・・・・・・13,570 ・・・・・・・・87,787・・・・・・・・・・・743 ・・・・・・・・・79
3(5)・・COLD WAR あの歌、2つの心・・・・・2/07・・・・・・・・・・6,938 ・・・・・・・・10,088・・・・・・・・・・・・87 ・・・・・・・・・60
4(19)・・恋は雨上がりのように(日本) ・・・・2/07・・・・・・・・・・4,670 ・・・・・・・・10,719 ・・・・・・・・・・・・91 ・・・・・・・・・96
5(31)・・アイス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/07・・・・・・・・・・2,770 ・・・・・・・・17,094 ・・・・・・・・・・・134 ・・・・・・・・110

 4・5位の2作品が新登場ですが、3位の「COLD WAR・・・」は先週同じ英題・韓国題の旧作香港映画と間違えてしまったので書き直します。
 3位「COLD WAR あの歌、2つの心」はポーランドのラブロマンス。私ヌルボが2014年の個人的ベスト10で1位にした「イーダ」のパベウ・パブリコフスキ監督作品で、2018年の第71回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した作品です。最初の舞台は1950年代、冷戦(COLD WAR)下のポーランド。音楽家でプロデューサーのヴィクトルトマシュ・コト)は、ポーランドの郷土音楽を広めるために音楽学校を開きます。そこに集まった若者の中で、彼はズーラ(ヨアンナ・クーリグ)という少女に魅かれ、愛し合うようになります。しかしヴィクトルはスターリン称揚など国の方針に反発したため政府に監視されるようになり、パリに亡命します。ポーランドに留まったズーラとは離れ離れになりますが、やがてズーラは公演でベルリンを訪れる機会を得てそこで2人は再会の約束をするのですが、2人の運命はその後も時代に翻弄され続けます・・・。韓国題は「콜드 워」です。
 4位「恋は雨上がりのように」は、小松菜奈と大泉洋共演の・・・って、すっかり観たつもりでいたのが記録を見たら記載ナシ。あの女高生・小松菜奈がカッコよく走る予告編の印象が強かったからかな? 韓国でもなかなか好評のようです。韓国題は「사랑은 비가 갠 뒤처럼」です。
 5位「アイス」(仮)は、フィギュアスケートをテーマとしたロシアのドラマ&ラブロマンスです。少女ナディアはフィギュアスケートの妖精を夢見て、鬼コーチ、シャタリナのトレーニングに堪え、看板選手レオスミノフのパートナーになってステップアップしていきます。しかし最高の大会を目前にして思わぬ大怪我を負って入院し、車椅子生活を余儀なくされます。再び氷上に立てないのではという不安が募る中、シャタリナはナディアの看護師としてホッケー選手の男性サーシャをつけてくれましたが・・・。韓国題は「아이스」。日本公開は未定のようです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [2月1日(金)~2月3日(日)]

2019-02-06 19:38:36 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸5日に「キネマ旬報」2月下旬ベスト・テン発表特別号発売。朝さっそく書店に行って購入し、目を通しているうちに、あっという間に2時間以上経ってしまいました。入賞者・作品については→公式サイトで見られるのですが、ベスト・テンの2~10位等々、詳細は10日にならないと掲載されません。ということで、本ブログでもこの「キネマ旬報」については次週送りにします。なお、結果が出てからいろんな人のベスト・テン予想記事をちょっとのぞいてみました。たとえば→コチラや→コチラ。どちらもいい線行ってます。8割は合ってるかな? まあどちらも順当な予想ということです。ヒント:日本映画は1~4位がかなりの接戦。一方外国映画は1位だダントツ。2位も3位以下に大差、でした。

▸1月31日(木)はお気に入り映画館の1つキネカ大森で昨年見逃した「日日是好日」を鑑賞。いい作品とは思いますが、ヌルボのようないい加減な人間にとっては別世界か。「人生フルーツ」もそうだったけど。樹木希林もさることながら、学生時代からの約10年(?)の成長を自然に演じた黒木華に今回も注目。28歳にしてすでに風格を感じさせます。
 2月4日(月)はTOHOシネマズ上大岡へ。毎度のことながら紙兎ロペは好きになれません。とくに他人を冷笑しているような話し方が・・・。
 で、「マスカレード・ホテル」をまず観たのは、目当ての「バーニング 劇場版」までに時間がたっぷりあったから。なるほどネットの評判通りなかなか楽しめる作品でしたね。「キネ旬」だけが映画の評価基準ではないということです。
 「バーニング 劇場版」は、その「キネ旬」ではずいぶん高評価で★の数もたくさん。ほぼ最高評価です。一方、saruさんはツイッターで酷評。(→コチラ参照。) 「自らの内向きの“芸術”なるものを、禅問答のような裏設定と謎をまぶしてそれらしく描いている映画、はっきり言って自己満足の強い映画なのではないだろうか。“巨匠の傑作”とまではとても言いがたい。結局、「バーニング」は中身ががらんどうで、この映画こそが〈古いビニールハウス〉なのかもしれない。」・・・とまでつぶやいてます。とにかく自分で観てみるしかない、と思いつつ観たた感想はというと・・・、「いろいろあらーな」(←いーかげん(笑)。) つまり、いろんな解釈が考えられる、という点は原作もそうでしたが、この映画はそれ以上で、より多くのナゾがちりばめられています。原作とのとくに大きな違いその1は、主人公の設定。原作では既婚者男性でしたが、本作では「ギャツビーのような」超リッチのもう1人の青年と対照的に、ソウル近郊の坡州(パジュ)市の農村地域(万隅里)で1人暮らしをしている不遇の青年にしています。そして決定的に違うのは物語の結末。これについては具体的には書きません。つまり、本作も原作同様多様な解釈があると思いますが、その中身はズレがあるような気がします。まあ、興味を持った人たち同士で語り合うと楽しいかもしれません。なお→コチラのサイトに関連記事が5本あるので、参考にしてください。ただし<ネタバレ>なので要注意!です。他にもいろんな見方があるようです。原作についても、です。
 ※イ・チャンドン監督作品では、「シークレット・サンシャイン」は途中の<大反転>に驚きました。良い意味で、です。しかし次の「ポエトリー アグネスの詩」には不満が残りました。主人公が相対すべきは、いじめ被害者の少女ではなく、加害者の1人である孫だろう!と思ったので・・・。他の作品も含めて、彼が作家でもあるということがうなずけます。

         ★★★ NAVERの人気順位(2月5日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。

①(1) グリーンブック  9.64(2,243)
②(2) カペナウム  9.58(813)
③(3) 大人になれば(韓国)  9.57(123)
④(4) バブル・ファミリー(韓国)  9.51(55)
⑤(6) ボヘミアン・ラプソディ  9.45(38,166)
⑥(5) アンダードッグ(韓国)  9.45(1,299)
⑦(7) ポーランドに行った子供たち(韓国)  9.39(494)
⑧(-) ヒックとドラゴン3  9.33(1,704)
⑨(10) スパイダーマン:スパイダーバース  9.26(4,414)
⑩(-) 万引き家族(日本)  9.24(2,915)

 ⑧「ヒックとドラゴン3」(仮)が今回の新登場です。アメリカの3Dアニメシリーズ第3作ですが、全米公開が3月1日なのに、韓国では1月30日公開とは! 人とドラゴンが共存して平和に暮らすバーク島。新しいドラゴンのライトピュアリーの後を追ったツースリースを探しに行ってヒカップは誰も見つけられなかったドラゴンのパラダイス<ヒドゥンワールド>を偶然発見します。ところが平和もしばしの間、最悪のドラゴンハンター、グリメルの登場でドラゴンたちの安全とバーク島の平和まで脅かされ始めます・・・。韓国題は「드래곤 길들이기 3」。日本では「ヒックとドラゴン 2」も劇場公開は1日だけの限定公開だけで、DVDとかネット配信だけになりそうな気配。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 顔たち、ところどころ  8.86(7)
②(2) ROMA/ローマ  8.80(5)
③(4) スパイダーマン:スパイダーバース  8.25(8)
④(6) 万引き家族(日本)  8.13(8)
⑤(8) アリー/ スター誕生  7.43(7)
⑥(9) 顔たち(韓国)  7.40(5)
⑦(10) カペナウム  7.33(9)
⑧(-) グリーンブック  7.29(7)
⑨(-) シュガー・ラッシュ:オンライン  7.25(4)
⑩(-) Leto/夏  7.14(7)

 今回の新登場はありません。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績2月1日(金)~2月3日(日) ★★★

         韓国コメディ「極限職業」、早くも700万人を超えるハイペース

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・極限職業(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・1/23・・・・・・・・・2,483,687・・・・・・7,292,509 ・・・・・・62,147 ・・・・・・1,948
2(16)・・ペンバン[ひき逃げ担当班](韓国)・・1/30・・・・・・・572,274 ・・・・・・・963,006 ・・・・・・・7,686 ・・・・・・1,134
3(19)・・ヒックとドラゴン3 ・・・・・・・・・・1/30・・・・・・・・・・420,724 ・・・・・・・623,695 ・・・・・・・5,158・・・・・・・・971
4(35)・・劇場版 ハローカーボット・・・・・1/31・・・・・・・・・・258,470 ・・・・・・・309,597 ・・・・・・・2,411・・・・・・・・752
       :オムバラス島の秘密(韓国)
5(2)・・マルモイ[言葉集め](韓国) ・・・・・1/09 ・・・・・・・・・・・45,439・・・・・・2,783,560 ・・・・・・23,293・・・・・・・・318
6(3)・・LOVE YOURSELF IN SEOUL(韓国)・・1/26 ・・・・・・36,373 ・・・・・・・297,424 ・・・・・・・2,763・・・・・・・・117
7(9)・・グリーンブック・・・・・・・・・・・・・・・1/09 ・・・・・・・・・・17,619 ・・・・・・・240,368 ・・・・・・・2,097・・・・・・・・・89
8(12)・・カペナウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/24 ・・・・・・・・・・15,098 ・・・・・・・・54,001・・・・・・・・・446・・・・・・・・・68
9(22)・・アリータ:バトル・エンジェル・・2/05 ・・・・・・・・・10,352 ・・・・・・・・12,869・・・・・・・・・184・・・・・・・・・31
10(48)・・証人(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・・・・6,496 ・・・・・・・・24,443・・・・・・・・・227・・・・・・・・・14
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 2週連続1位の「極限職業」は、連続して200万人超え、それも先週を上回る数字で、あれよという間に700万人突破。評論家の皆さんも作品性等々はこの際抜きにして、「韓国人の好みに合ったコメディ」とか「顔面の筋肉運動が必要な人にぴったりの処方箋」等々の賛辞を寄せています。今年最初の1千万人の大台に乗りそうな勢いで、今後も注目。
 新登場は2・3・4・9・10位の5作品です。
 2位「ペンパン」は、韓国の犯罪&アクション。タイトルの「뺑반(ペンパン)」は、警察内の<뺑소니(ペンソニ)>=ひき逃げの<전담반(チョンダムバン)>=専担班(専門担当班)の略称です。警察内で最高のエリート組織である内事課所属警衛ウン・シヨン(コン・ヒョジン)は、組織で唯一信頼するユン課長(ヨム・ジョンア)と一緒にF1レーサー出身の事業家チョン・ジェチョル(チョ・ジョンソク)を捕えるため無理な強圧捜査を行ったとの汚名を着せられ、ひき逃げ専門担当班に左遷されます。わかってみれば、新しいチームメンバーは警察大を首席卒業したという臨月のウ係長(チョン・ヘジン)と、車に対する天賦の感覚を持った巡警ソ・ミンジェ(リュ・ジュニョル)の2人だけ。マニュアルも人員も時間もありませんが、ひき逃げを捕まえる実力だけは最高のペンバンです。ジェチョルを注視し続けていたシヨンは、彼が未解決ひき逃げ事件の有力な容疑者であることを知ることになります・・・。
 3位「ヒックとドラゴン3」については上述しました。
 4位「劇場版 ハローカーボット:オムバラス島の秘密」は、韓国のアニメシリーズの新作。私ヌルボ、この<カーボット>を今まで<カボット>と表記しちゃってましたが、元はといえばcar+robotでcarbot。つまり車がロボットに変身するおもちゃ。→コチラの紹介動画(日本語)参照。そういえば、トボット(TOBOT)というのもありましたね。物語の舞台は南太平洋。休暇に出かけたチャタンの家族や仲間たちでしたが、ある孤島に漂流してしまいます。そこはまさに地球のへそと呼ばれる強力な生命力を持った神秘の島オムパロス島でした。ところがそこでチャタンたちはスーパー燃料電池グゴンタンを狙うエイリアンロボットの攻撃を受けます。地球温暖化を起こして世界を征服しようとするエイリアンと、チャタンと仲間の動物カーボットたちの運命をかけた対決が始まります・・・。原題は「극장판 헬로카봇: 옴파로스 섬의 비밀」です。
 9位「アリータ:バトル・エンジェル」は、アメリカのSFアクション。世界15ヵ国で翻訳された木城ゆきとのコミック「銃夢」を原作に、ジェームズ・キャメロンの製作・脚本で映画化した作品です。支配と被支配層に分断された未来世界。サイバー医師のイドは人形の残骸からサイボーグ少女を作り出します。アリータと名付けられたその少女はイドと親子のような絆を育み、自らの使命に目覚めていきます・・・。韓国題は「알리타: 배틀 엔젤」。日本公開は2月22日です。
 10位「証人」は、韓国のドラマ。元々は民主派弁護士出身という信念は当分さておいて、現実的にみて俗物になると心に決めたスノ(チョン・ウソン)は大手法律事務所の弁護士。昇進できるチャンスになりそうな事件の弁護士として指名されました。彼は殺人事件の容疑者の無罪を立証するために、唯一の目撃者である自閉症の少女ジウ(キム・ヒャンギ)を証人として立てようとします。ところがジウは「おじさんも私を利用するのですか?」。自分だけの世界に閉じこもって意思疎通がむずかしいジウ。スノは事件当日目撃したことを訊き出すためにジウを訪ねますが、ちゃんとした挨拶さえ交わせません。ところが、その日の話を訊くためにジウに近づこうと努力するスノは、少しずつジウのことを理解するようになりますが、結局2人は法廷で弁護士と証人として向き合わなければならないことに・・・。2人が心を開く瞬間、真実が彼らの目の前に迫ってきます・・・。原題は「증인」です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(2)・・グリーンブック・・・・・・・・・・・・・・・・・1/09 ・・・・・・・・・16,593 ・・・・・・・240,368 ・・・・・・・・・2,097 ・・・・・・・・・89
2(3)・・カペナウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/24 ・・・・・・・・・15,098・・・・・・・・・54,001 ・・・・・・・・・・446 ・・・・・・・・・68
3(4)・・日日是好日(日本) ・・・・・・・・・・・・・・・1/17 ・・・・・・・・・・3,676・・・・・・・・・29,614 ・・・・・・・・・・236 ・・・・・・・・・40
4(5)・・人生フルーツ(日本) ・・・・・・・・・・・・12/06 ・・・・・・・・・・1,783・・・・・・・・・62,745 ・・・・・・・・・・481 ・・・・・・・・・22
5(22)・・コールド・ウォー 香港警察・・2013/9/05・・・・・・・・・・・・592 ・・・・・・・・・・・741 ・・・・・・・・・・・・7 ・・・・・・・・・・9
      堕ちた正義

 5位「コールド・ウォー 香港警察 堕ちた正義」が新登場です。といっても2013年の香港のアクションの再上映。日本では2017年に公開されています。韓国題は「콜드 워」です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする