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ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [4月26日(金)~4月28日(日)]

2019-04-30 18:25:49 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸この1週間は、はやる気持ち(?)をグッと抑えて観た映画は27日横浜シネマリンの「月夜釜合戦」だけ。トークショーのため梶井洋志PDが来館していて、なぜか上映前ロビーでポルトガルワイン(!)をふるまったりしてて、それを1杯いただいたためか(?)アタマがボーッとして肝心なシーンを見逃がしてしまったような(笑)。
 それにしても、この横浜シネマリンといいシネマ・ジャック&ベティといい、これは観なくちゃ!という作品が今&これから目白押し。<観たい>vs<金がかかる>の「正と負の葛藤」(←高校の頃倫社で習った)にさいなまれる今日この頃です。

▸映画館に行かなかった<代償>(←これも倫社で習ったな)として(?)24日には本郷の東大のすぐ近くにあるわだつみのこえ記念館、そして昨日(29日)は港の見える公園内にある神奈川近代文学館に行って来ました。後者では特別展<巨星・松本清張>を開催中(~5/12(日))。
 どちらの展示にも映画関係のこと、そして朝鮮・韓国関係のことがいくつもあります。映画関係では、前者で少し展示されていた卓庚鉉(タク・キョンヒョン)は映画「ホタル」の朝鮮人特攻隊員のモデル。韓国・朝鮮人と関係なく、特攻隊を描いた映画はいろいろありますね。また松本清張は戦時中朝鮮にいたことは→コチラの記事で書きました。そして朝鮮・韓国関係の小説や自伝等もありますが、映画はないようです。なお、展示の中で清張自身が自作の映画化作品の中で気に入っていた3作品というのが「張込み」「黒い画集 あるサラリーマンの証言」「砂の器」。やっぱりなー、と思いました。
 その神奈川近代文学館で大型連休最後の5月5・6日松本清張原作の映画「影なき声」を上映。すでに5日の分のチケットが売り切れだったので6日で申し込んだら「最後の1枚です」とのことで、すご~くラッキーでした。やったね!

▸実はもう今日(4/30)から始まっているんですけどね。神保町のブックカフェ<チェッコリ>では、今年も<CHKECCORIシネマウィーク>と銘打って韓国映画「迷夢」「下女(1960)」「誤発弾」「風吹く良き日」「ストライキ前夜」の5作品を上映。(→コチラ参照。) 私ヌルボ、「ストライキ前夜(파업전야)」(1990年)だけ観てません。「工業団地などで巡回上映され、<伝説の独立映画>と称される」とのことで、「30年近くを経て今年のメーデーに韓国で正式に劇場公開されることになり、話題を呼んでいる」とも・・・。(この一般劇場公開も、もしかして文在寅政権だから?とか考えちゃったりして・・・。)

         ★★★ NAVERの人気順位(4月30日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(1) ビューティフルマインド(韓国)  9.96(78)
②(2) 痛いほど愛する(韓国)  9.69(126)
③(4) グリーンブック  9.62(5,539)
④(5) カペナウム  9.60(2,684)
⑤(6) 僕のワンダフル・ライフ  9.54(1,969)
⑥(7) RBG 最強の85才  9.47(137)
⑦(-) アベンジャーズ/エンドゲーム  9.46(47,413)
⑧(10) ザ・ハント ナチスに狙われた男  9.46(46)
⑨(-) ポーランドに行った子供たち(韓国)  9.33(509)
⑩(-) ポロロ劇場版 宝島大冒険  9.31(1,193)

 ⑦と⑩の2作品が新登場です。
 ⑦「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、韓国では日本より2日早い4月24日公開。韓国題は「어벤져스: 엔드게임」です。
 ⑩「ポロロ劇場版 宝島大冒険」については後述します。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 顔たち、ところどころ  8.86(7)
②(2) 女王陛下のお気に入り 8.20(10)
③(3) 魂のゆくえ  8.00(7)
④(-) アベンジャーズ/エンドゲーム  7.82(11)
⑤(4) ラブレス  7.60(5)
⑥(5) コールド・パシュート  7.50(2)
⑦(6) スターリンの葬送狂騒曲  7.40(5)
⑧(7) カペナウム  7.33(9)
⑨(8) 川辺のホテル  7.33(3)
⑩(9) グリーンブック  7.29(7)

 ④「アベンジャーズ/エンドゲーム」が新登場です。前述のように日本でも公開されています。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月26日(金)~4月28日(日) ★★★
           「アベンジャーズ/エンドゲーム」が新登場で驚異の600万人超え!

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・アベンジャーズ/エンドゲーム・・4/24 ・・・・・4,137,462・・・・・・6,309,092 ・・・・・・54,366 ・・・・・・2,835
2(新)・・ポロロ劇場版 宝島大冒険(韓国)・・4/25・・・・・・・256,441 ・・・・・・・275,021 ・・・・・・・2,144・・・・・・・・736
3(1)・・誕生日(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・4/03 ・・・・・・・・・・170,316・・・・・・1,168,545 ・・・・・・・9,674・・・・・・・・410
4(5)・・キャプテン・マーベル ・・・・・・・・3/06・・・・・・・・・・・・8,799 ・・・・・・5,783,218・・・・・・・51,343 ・・・・・・・・66
5(2)・・ラ・ヨローナ ~泣く女~・・・・・・4/17・・・・・・・・・・・・7,430・・・・・・・・197,131 ・・・・・・・1,740・・・・・・・・158
6(9)・・ノッティングヒルの恋人・・1999/7/03・・・・・・・・・・・7,218・・・・・・・・・49,958・・・・・・・・・416・・・・・・・・129
7(3)・・未成年(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・・・6,466 ・・・・・・・279,309 ・・・・・・・2,382・・・・・・・・128
8(47)・・闘う建築家 安藤忠雄(日本)・・4/25 ・・・・・・・・・・・5,469 ・・・・・・・・・7,826・・・・・・・・・・66・・・・・・・・・48
9(4)・・大物になる奴(韓国)・・・・・・・・・・・4/18 ・・・・・・・・・・・5,168 ・・・・・・・・90,320 ・・・・・・・・・705 ・・・・・・・110
10(10)・・バイス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/11 ・・・・・・・・・・・3,049 ・・・・・・・131,710 ・・・・・・・1,117・・・・・・・・・53
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 なんといっても「アベンジャーズ/エンドゲーム」の数字がすごすぎます。とくに上映館が3千近いとは! これでは他の多くの作品の上映機会が狭まってしまいます。韓国と日本の映画の製作や配給の方式の違いについては→コチラの記事で書きましたが、この人気作への上映館の集中という点は韓国の方式の大きな問題点です。
 今回の新登場は1・2・8位の3作品です。
 1位「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、上述のように日本でも2日遅れで公開されています。
 2位「ポロロ劇場版 宝島大冒険」は、子供ペンギンのポロロが主人公の人気アニメシリーズの最新作。伝説の宝物を探しに旅に出たポロロと仲間たちは、地図を偶然手に入れ、それに従って神秘の宝島にたどり着きます。そこで行方不明になっていたシルバー船長に出会い、宝島の謎を解きますが、悪党ブラック船長と宝島の怪物によって危機に陥ってしまいます。はたしてポロロたちは伝説の宝物を見つけられるのでしょうか・・・。原題は「뽀로로 극장판 보물섬 대모험」です。
 8位「闘う建築家 安藤忠雄」は、元はといえば、2015年NHKで放映された水野重理監督によるドキュメンタリー。2016年の第17回全州国際映画祭で上映された作品です。光の教会、地中美術館、プンタ・デラ・ドガーナ美術館等で世界を引きつけた建築家・安藤忠雄。高校時代にはボクサー、青年時代には建築現場で日々を送るなど、彼はとくに専門的な建築教育を受けませんでしたが、偶然書店で設計図面を見て建築家の夢を抱き、ヨーロッパに向かいます。その後生来の芸術性とチャレンジ精神で実力を認められた彼は、現場で身につけた建築の知識に基づいて具体的に研究した末、とくに打ち放しコンクリートと幾何学的なフォルムによる独創的な建築物を造り、世界的な評価を獲得します・・・。韓国題は「안도 타다오(安藤忠雄)」です。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(12)・・闘う建築家 安藤忠雄(日本)・・・4/25・・・・・・・・・・5,469 ・・・・・・・・・7,826・・・・・・・・・・・・66 ・・・・・・・・・48
2(1)・・イタズラなKiss[台湾版] ・・・・・・・・3/27・・・・・・・・・・1,905 ・・・・・・・424,696 ・・・・・・・・・3,470 ・・・・・・・・・35
3(13)・・ハートストーン ・・・・・・・・・・・・・・4/25・・・・・・・・・・1,615 ・・・・・・・・・3,038・・・・・・・・・・・・27 ・・・・・・・・・37
4(3)・・ラブレス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/18・・・・・・・・・・1,361 ・・・・・・・・・7,481・・・・・・・・・・・・61 ・・・・・・・・・26
5(新)・・アフリカの女王・・・・・・・・・1955/12/15・・・・・・・・・・1,286 ・・・・・・・・・6,794・・・・・・・・・・・・14 ・・・・・・・・・・1

 1・3・5位の3作品が新登場です。
 1位「闘う建築家 安藤忠雄」については上述しました。
 3位「ハートストーン」は、アイスランド・デンマーク合作の青春ドラマ。日本では2017年に公開されています。韓国題は「하트스톤」です。
 5位「アフリカの女王」は、1951年の米英合作ドラマ。ハンフリー・ボガートとキャサリン・ヘプバーンの共演で、ボガードはアカデミー賞主演男優賞を受賞。私ヌルボは観ていませんが、あらすじを読むと波瀾万丈を通り越して荒唐無稽レベルのムチャクチャな展開のような(笑)。1館で上映ということは、シルバー映画館あたり? 韓国題は「아프리카의 여왕」。アフリカの女王の話じゃなくて、それは船の名前なんですね。舞台はアフリカですが・・・。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [4月19日(金)~4月21日(日)]

2019-04-24 17:09:29 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸4月18~22日までの5日間で映画4本鑑賞。このペースだと、年間120本を超えてしまいます。他のやるべきことが疎かになるし、何よりも失費が・・・(涙)。
 これでも観る映画は絞り込んでるつもり。(ホンマか!?) で、その観た映画4本はというと、「芳華-Youth-」「眠る村」「ブレイブ・ロード~名もなき英雄~」「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」。どれも自分の目に狂いナシ! 大満足の作品でした。
 この4作品の共通項は<時の流れ>。それが感性を刺激します。
 中国映画「芳華-Youth-」は、70年代の<文工団>(=兵士を慰労・鼓舞する歌舞団)の男女団員たちと中越戦争がもたらした悲劇、「眠る村」は長く無罪を訴え再審を求め続けながらも2015年獄中死を遂げた奥西勝さんとその支援組織の法定闘争とその名張毒ぶどう酒事件に残された謎のをインタビュー取材等を通して検証していくドキュメンタリーですが、事件が起こったのは半世紀以上前の1961年とは・・・。(※江川紹子「名張毒ブドウ酒殺人事件 6人目の犠牲者」(岩波現代文庫)を読んでみてください。) 「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」は、なんで<時の流れ>と関係があるのかというと、中学時代ブラスバンド部員だったことや高校教員時代長く吹奏楽部顧問(技術指導はほとんどナシ)をやったりしてたという個人的理由。それにしても、このアニメの登場人物も作品自体もなんとナイーブなんだろう。いや、それこそ高校生なのか・・・。(よくそんな所に長年いたものだ。)

▸トルコ映画「ブレイブ・ロード~名もなき英雄~」を別ワクにしたのは、タイトルからは全然わかりませんが、朝鮮戦争に関わる実話に基づいた映画だからです。韓国では昨年6月「アイラ」というタイトルで公開され、多くの人々の感動を誘いました。→2012年の記事で書いたように、朝鮮戦争にはトルコの兵士が多数派遣されました。その中の1人スレイマン軍曹が平安南道(現・北朝鮮)の激戦地で闇の森に1人取り残された女の子を発見します。親を亡くしたその5歳の女の子を軍の基地に連れて帰ったスレイマンさんはトルコ語で月の意味する<アイラ(Ayla)>と名づけます。※続くあらすじは→コチラ。 予告編を貼っておきます。時間軸に沿っていませんが、アタマの中で再構成すればわかるのでは?

 <時の流れ>に関連して言うと、スレイマンさんはトルコに帰り、韓国に残ったアイラはその後韓国名になったこともあって共に再会を願いつつもかなわなかったのが、MBCTVの朝鮮戦争60周年の特集企画のための調査で仁川に住むキム・ウンジャさんということが判明。他の多くの元兵士と共に来韓したスレイマンさんとソウル・汝矣島(ヨイド)のアンカラ広場(←知らんかった)で再会するということに・・・。そのTV番組は→YouTubeで丸ごと観られますが、もちろん韓国語(汗)・・・。それでも感動的ですけどね。いろいろ書きましたが、平壌北方の平安南道(現)价川(ケチョン)市の軍隅里(クヌリ)での戦闘のこと等々、知識を仕入れることもできて大収穫の映画でした。ということで、とくに韓国&韓国映画に興味がある方にはぜひオススメなのですが、上映館ヒューマントラストシネマ渋谷の特集上映《未体験ゾーンの映画たち 2019》中の作品で、残すは明日25日の18:55の1回だけとなってしまいました。(シネ・リーブル梅田も25日18:30だけです。)
 ※本作の総合的な紹介・解説記事→コチラ

         ★★★ NAVERの人気順位(4月23日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(-) ビューティフルマインド(韓国)  9.95(60)
②(1) 痛いほど愛する(韓国)  9.82(129)
③(2) 詩人おばあちゃん(韓国)  9.67(137)
④(3) グリーンブック  9.62(5,492)
⑤(4) カペナウム  9.60(2,641)
⑥(5) 僕のワンダフル・ライフ  9.55(1,951)
⑦(6) RBG 最強の85才  9.55(129)
⑧(8) ボヘミアン・ラプソディ  9.43(39,115)
⑨(-) 大物になる奴(韓国)  9.37(1,516)
⑩(7) ザ・ハント ナチスに狙われた男  9.37(35)

 ①と⑨の2作品が新登場です。
 ①「ビューティフルマインド」は、韓国のドキュメンタリー。年齢は10歳~30歳、天才型もいれば努力型もいて、障碍者も健常者も。そんなさまざまなミュージシャンたちが集まって作ったビューティフルマインド・オーケストラ。このドキュメンタリーは、ビューティフル・マインド・ミュージックアカデミーの子供たちの2018年初冬から夏までの活動を時系列順に記録したものですが、とくに定期演奏会をクライマックスにした構成ではなく、子供たち個々の日常を本人や周辺の人たちへのインタビューを活用して追っていき、家庭や学校、社会を見つめるという作品とのことです。原題は「뷰티플 마인드」です。
 ⑨「大物になる奴」については後述します。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 顔たち、ところどころ  8.86(7)
②(2) 女王陛下のお気に入り 8.20(10)
③(3) 魂のゆくえ  8.00(7)
④(-) ラブレス  7.80(5)
⑤(4) コールド・パシュート  7.50(2)
⑥(-) スターリンの葬送狂騒曲  7.40(5)
⑦(5) カペナウム  7.33(9)
⑧(6) 川辺のホテル  7.33(3)
⑨(7) グリーンブック  7.29(7)
⑩(8) Us/アス  7.22(9)

 ④と⑥の2作品が新登場です。
 ④「ラブレス」は、日本では昨18年4月に公開されています。韓国題は「러브리스」です。第70回カンヌ映画祭で審査員賞を受賞した作品ですが、私ヌルボは未見。
 ⑥「スターリンの葬送狂騒曲」も、昨年8月日本公開。韓国題は「스탈린이 죽었다!(スターリンが死んだ!)」。これはおもしろかった! <ぴあ映画生活>の評点が64点とは低すぎ。ジャンルが<コメディ>というのもいかがなものか?

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月19日(金)~4月21日(日) ★★★
           「誕生日」が2週連続1位

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・誕生日(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・4/03・・・・・・・・・・170,316・・・・・・1,066,318 ・・・・・・・8,896・・・・・・・・878
2(29)・・ラ・ヨローナ ~泣く女~・・・・・4/17・・・・・・・・・・114,532・・・・・・・・161,063 ・・・・・・・1,441・・・・・・・・620
3(3)・・未成年(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・・52,603・・・・・・・・248,105 ・・・・・・・2,136・・・・・・・・561
4(新)・・大物になる奴(韓国) ・・・・・・・・4/18・・・・・・・・・・・45,908 ・・・・・・・・62,272 ・・・・・・・・・501 ・・・・・・・447
5(13)・・キャプテン・マーベル ・・・・・・・3/06・・・・・・・・・・・43,884・・・・・・5,755,438 ・・・・・・51,114・・・・・・・・223
6(2)・・ヘルボーイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・4/10・・・・・・・・・・・41,434 ・・・・・・・311,916 ・・・・・・・2,687・・・・・・・・517
7(4)・・金(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/20・・・・・・・・・・・37,932・・・・・・3,378,083 ・・・・・・28,783・・・・・・・・404
8(28)・・ウォッチング(韓国)・・・・・・・・・4/17・・・・・・・・・・・29,250 ・・・・・・・・46,139・・・・・・・・・390・・・・・・・・484
9(新)・・ノッティングヒルの恋人・・1999/7/03・・・・・・・・・22,685 ・・・・・・・・31,416・・・・・・・・・264・・・・・・・・183
10(6)・・バイス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・・22,543 ・・・・・・・121,597 ・・・・・・・1,034 ・・・・・・・・192
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 今回の新登場は2・4・8・9位の4作品です。
 2位「ラ・ヨローナ ~泣く女」は、アメリカのホラー。「死霊館」シリーズ等のジェームズ・ワン監督が中南米に古くから伝わる怪談を基に映画化した作品です。1970年代、夫と死別した悲しみを引きずるソーシャルワーカーのアンナ(リンダ・カーデリーニ)は幼い兄弟の溺死事故に遭遇します。それは白いドレス姿の悪霊<ラ・ヨローナ>のしわざでした。実は、ヨローナにもそんな悪霊になったワケがあるんですけどね。で、その悪霊は、やがてアンナの子供たちにも牙をむきます・・・。韓国題は「요로나의 저주」。日本公開は5月10日です。
 4位「大物になる奴」は、韓国のドラマ。全羅道のある島の村に住むキガン(ソン・ホジュン)とキスン(ナム・ボラ)兄妹、そして母のスノク(キム・ヘスク)。負けん気は人一倍強いやんちゃ息子キガンは、「オモニ、俺がどんな奴になって帰ってくるか見てろよ」と無謀な成功だけを夢見て家を出ます。ところが結局彼は犯罪者に転落し、死刑を宣告されてしまいます。政府は厳正な法律の執行を理由に死刑執行を発表します。いつ死ぬか分からない不安と恐怖の中で自暴自棄になるキガンの元に、ある日読み書きのできなかったオモニから生まれて初めて手紙が届きます。「世の中がどんなに悪く言っても、私はあなたを愛しています。私はあなたのオモニです。」・・・。キガンがどんな罪を犯したのかわかりませんが、実話に基づいた物語とのことです。原題は「크게 될 놈」ですが、「大物になる」という意味と、「人間として成長する」という2つの意味が込められているとのことです。
 8位「ウォッチング」は、韓国のスリラー。タイトルの<ウォッチング>が、そのまま本作のキーワードです。ある日ヨンウ(カン・イェウォン)は会社の地下駐車場で拉致されます。そこに数多く設置されているCCTVは、必ずしも犯罪から身を守ってくれるとは限りません。場合によっては恐怖を感じさせる<視線>にもなります。彼女は自分に差し迫って来るそんな監視の目を避け、必死の脱出を試みます・・・。原題は「왓칭」です。
 9位「ノッティングヒルの恋人」は、
ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントが共演した1999年のロマンチック・コメディの再上映。韓国題は「노팅 힐」です。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・イタズラなKiss[台湾版] ・・・・・・・・3/27・・・・・・・・・15,076 ・・・・・・・419,084 ・・・・・・・・・3,424 ・・・・・・・・225
2(新)・・さまよえる地球[流浪地球]・・・・・4/18・・・・・・・・・11,018 ・・・・・・・・13,573・・・・・・・・・・・116 ・・・・・・・・178
3(新)・・ラブレス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/18・・・・・・・・・・2,132 ・・・・・・・・・4,175・・・・・・・・・・・・33 ・・・・・・・・・47
4(2)・・ロマン(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/03・・・・・・・・・・1,413 ・・・・・・・・71,822・・・・・・・・・・・546 ・・・・・・・・・34
5(3)・・魂のゆくえ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・1,303 ・・・・・・・・・8,906・・・・・・・・・・・・70 ・・・・・・・・・32

 2・3位の2作品が新登場です。
 2位「さまよえる地球[流浪地球]」は、中国のSF大作。2015年に「三体」でヒューゴー賞(長編小説部門)を受容した劉慈欣の同名小説の映画化作品です。(えっ、「SFマガジン」2008年9月号に日本語訳が載っているって!?) 以下あらすじ。近い将来、太陽系は消滅の危機を迎えます。原因は太陽のヘリウム・フラッシュそして赤色巨星化。地球は零下70度の異常気象と、木星との衝突という危機に直面します。全世界連合政府が立てた計画は、宇宙船で脱出? そんなものじゃない。巨大エンジンを作って地球ごと太陽系に最も近い(4.2光年)恒星プロキシマ・ケンタウリまで逃げようというのです。主舞台は中国で、人々は地下都市で生活していましたが、地上の世界を見たくて抜け出した少年(チウ・チュウシャオ.屈楚蕭)と少女(チャオ・ジンマイ.趙今麦)が偶然そんな地球を救う作戦に関わることになります・・・。今年の春節で記録的なヒットとなったことは、→朝日新聞
でも報じられました。Netflixが本作の配信権を獲得し、世界190ヵ国で配信するとのことですが、もう観られるのかな? 日本でも一般劇場公開してほしいんだけど・・・。韓国題は「유랑지구(流浪地球)」です。
 3位「ラブレス」は、上述のように日本では昨年公開されています。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [4月12日(金)~4月14日(日)]

2019-04-17 11:24:48 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸ドキュメンタリーの秀作「沖縄スパイ戦史」は昨年7月ポレポレ東中野を皮切りに各地で公開され、近所のシネマ・ジャック&ベティでも9月に1週間上映されていましたが、つい見逃がしてしまいました。そしてやっと、神奈川での最後の上映日の12日あつぎのえいがかんkikiまで足を運び、なんとかすべりこみで観てきました。で、十分以上にその甲斐がありました。見逃してしまったのは、ずっとタイトルの意味がのみ込めなかったのが一因です。そもそも、この映画のキモの、沖縄戦で15、6歳の少年たちが本土からやって来た陸軍中野学校出の2人の青年大尉を隊長として組織された護郷隊の一員として<スパイ教育>等を受け、米軍と戦って多くの犠牲者を出したこと等々、知らなかったことがあまりに多かったからです。(→ウィキペディアには「800~1000人の少年が防衛召集され、そのうちの162人が戦死した」とある。) 知らなかったと言えば、米軍が上陸しなかった波照間島の島民たちが日本軍の命令ですべての家畜をした上で西表島に強制疎開させられ、そしてマラリアに集団罹患して多くの命が失われたことも・・・。※ウィキペディアの<戦争マラリア>の項目参照→コチラ
 また、このようなテーマ設定から綿密な取材まで、三上智恵・大矢英代両監督の本気度!を強く感じました。三上智恵監督のこれまでの仕事はウィキペデア等にありますが、率直に恐れ入ってしまいます。
 そんなわけで、本作が<キネマ旬報ベスト・テン2018>の→<文化映画ベスト・テン>で第1位に選ばれたことは、遅ればせながら十分ナットク。

▸あつぎのえいがかんkikiではもう1作、<ぴあ映画生活>で平均評点80点という「デイアンドナイト」を鑑賞。「実直な父親の自殺をきっかけに秋田に帰郷した主人公が・・・昼と夜、表と裏、善と悪、人間の持つ二面性に振り回されるうちに・・・」といった作品で、監督はじめ若い制作陣の意欲は買えるのですが、その<善vs悪>をめぐる物語の主軸の1つというのが会社の不正を内部告発するか、会社と社員のためにそれを隠匿するか、という問題には「異論あり」です。私ヌルボ思うに、それを二者択一の問題としたらダメなんで、そこからより<妥当な>方策を考えるのがオトナの考え方ではないかと・・・。ましてや、<正義>を標榜する人物が暴力をふるったりとか、もう1つの主軸のように、ある<善>を実現するために誰の目にも明らかな犯罪までやっちゃうとなると、それは<アナタだけの独善的な正義>になっちゃうわけで・・・などと言うと、この映画の骨格からなくなってしまうかな? ただ30代の藤井監督もそれなりには承知の上か? 監督自身「この映画をもし50歳の方や80歳の方が撮ったとしたら、きっと解釈が変わってくるなと思っています」と語っているし・・・。と言っても、やっぱり世代のギャップはここかしこに感じてしまいました。

         ★★★ NAVERの人気順位(4月16日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(1) 痛いほど愛する(韓国)  9.82(108)
②(-) 詩人おばあちゃん(韓国)  9.68(136)
③(3) グリーンブック  9.62(5,432)
④(4) カペナウム  9.60(2,611)
⑤(5) 僕のワンダフル・ライフ  9.55(1,926)
⑥(2) RBG 最強の85才  9.55(106)
⑦(-) ザ・ハント ナチスに狙われた男  9.48(21)
⑧(6) ボヘミアン・ラプソディ  9.42(39,090)
⑨(7) ロマン(韓国)  9.38(377)
⑩(8) 漆谷の少女たち(韓国)  9.27(370)

 ⑦「ザ・ハント ナチスに狙われた男」は、ノルウェーの歴史ドラマ。ナチスに支配されていた1943年のノルウェーが舞台の、史実に基づいた作品です。スコットランドで訓練された12人のノルウェー人レジスタンスが、ドイツ軍の航空管制塔の破壊を目的にノルウェーに潜入します。しかし彼らはドイツ軍に見つかってしまい、11人は捕まりますが、唯1人逃亡した男がヤンでした。英題の「The 12th Man」と韓国題「12번째 솔저(12番目のソルジャー)」はまさにそういう意味です。何とか生き延び、ノルウェーの情報を知らせようと、ヤンは極寒の中ひたすら中立国スウェーデンへの脱出をめざします。親衛隊将校は何が何でも彼の逃亡を阻止しようとしますが、ノルウェーの住民たちは命の危険を冒してヤンを助けます・・・。日本では一般の劇場公開はなく、DVDのみのようです。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 顔たち、ところどころ  8.86(7)
②(2) 女王陛下のお気に入り 8.20(10)
③(-) 魂のゆくえ  8.00(7)
④(4) コールド・パシュート  7.50(2)
⑤(5) カペナウム  7.33(9)
⑥(6) 川辺のホテル  7.33(3)
⑦(7) グリーンブック  7.29(7)
⑧(8) Us/アス  7.22(9)
⑨(9) 運び屋  7.20(5)
⑩(10) COLD WAR あの歌、2つの心  7.17(6)

 ③「魂のゆくえ」が今回の新登場です。イーサン・ホーク主演のドラマ。日本でも韓国から1日遅れの4月12日から公開されています。韓国題は原題のままで「퍼스트 리폼드(first reformed)」です。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月12日(金)~4月14日(日) ★★★
           セウォル号事故から5年目を迎えた遺族たちを描く「誕生日」が1位

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(2)・・誕生日(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・4/03 ・・・・・・・・・・231,087 ・・・・・・・761,765 ・・・・・・・6,401・・・・・・・・865
2(45)・・ヘルボーイ ・・・・・・・・・・・・・・・・4/10・・・・・・・・・・155,584・・・・・・・・220,245 ・・・・・・・1,918・・・・・・・・726
3(44)・・未成年(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・4/11 ・・・・・・・・・・113,981 ・・・・・・・141,591 ・・・・・・・1,241・・・・・・・・673
4(3)・・金(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/20 ・・・・・・・・・・・93,466・・・・・・3,302,792 ・・・・・・28,157・・・・・・・・563
5(1)・・シャザム! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/03 ・・・・・・・・・・・58,786 ・・・・・・・636,971 ・・・・・・・5,577 ・・・・・・・・581
6(16)・・バイス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・・55,767 ・・・・・・・・77,388・・・・・・・・・665 ・・・・・・・・241
7(新)・・ペット・セマタリー ・・・・・・・・・4/10・・・・・・・・・・・54,932 ・・・・・・・・87,134・・・・・・・・・763 ・・・・・・・・548
8(4)・・Us/アス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/27・・・・・・・・・・・48,780・・・・・・1,450,905 ・・・・・・12,382・・・・・・・・411
9(新)・・ペパーミント・・・・・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・・42,931 ・・・・・・・・52,093・・・・・・・・・443・・・・・・・・213
10(59)・・ファイブ・フィート・アパート・・4/10・・・・・・・・・41,484 ・・・・・・・・67,395・・・・・・・・・594・・・・・・・・457
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 今回の新登場は2・3・6・7・9・10位の6作品です。
 2位「ヘルボーイ」は、マイク・ミニョーラによる同名のアメコミを映画化したSFアクション。第2次世界大戦末期、敗色濃厚のドイツ軍は形勢逆転のため怪僧ラスプーチンの提案によりある計画を企てます。それは魔術の儀式で、その結果地獄から召喚されたのが悪の申し子ヘルボーイでした。彼らのもくろみはブルーム教授等アメリカ軍に阻止され、ラスプーチンは魔界に吸い込まれていきます。そしてヘルボーイはブルームの下で育てられ、教授の設立したBPRD(超常現象捜査局)のエージェントとして活躍します。ところがラスプーチンが復活し、その魔の手がヘルボーイとBPRDに伸びてきます・・・。韓国題は「헬보이」。日本公開は今秋とのことです。(いやあ、荒唐無稽にもほどがあるなあ(笑)。)
 3位「未成年」は、韓国のドラマ。同じ高校2年のジュリ(キム・ヘジュン)とユナ(パク・セジン)が学校の屋上で会います。最近ジュリのお父さんテウォン(キム・ユンソク)とユナのお母さんミヒ(キム・ソジン)の間に起きたことを知ったジュリは、何とか自分のお母さんのヨンジュ(ヨム・ジョンア)には知られないように収拾しようと思ってユナに会ったのです。ところがユナは大人のことには関わりたくないという考え。その時、ジュリが落としたケータイを手にしたユナは、たまたまかかってきたヨンジュの電話を取って、その対話の中でヨンジュの知らなかった秘密を暴露しまいます。それを見たジュリは茫然としてしまいますが・・・。原題は「미성년」です。
 6位「バイス」は、日本では6日早く4月5日公開されています。韓国題も同じく「바이스」です。
 7位「ペット・セマタリー」(仮)は、スティーヴン・キング原作のホラー。1989年と92年に「ペット・セメタリー」の1・2が公開されていますが、今作はそのリメイク。(<セマタリー>と正しい英語になっていないのは原作のまま。これはキングのミスではありません。) 突然の事故で娘エリーを失ったクリード(ジェイソン・クラーク)は、死んだペットが生き返るというペット墓地に娘を頼むことになります。すると、やがてエリーは戻ってきます。ところが、どこか別の<何か>になって。エリーは恐ろしい恐怖の物体となって、家族の息の根を止めにやって来たのです・・・。韓国題は「공포의 묘지(恐怖の墓地)」です。
 9位「ペパーミント」(仮)は、アメリカのアクション&スリラー。平凡な主婦のライリー(ジェニファー・ガーナー)は、娘の10回目の誕生日の日に麻薬組織員たちの銃撃により目の前で夫と娘を亡くします。衝撃から目覚めたライリーは証人席で犯人を挙げますが、腐敗した裁判官は彼らを放免します。その町では警察官も犯罪組織と癒着していたのです。5年後、銃撃事件と関連のある人物が1人2人と殺害され、マスコミと警察は巨額の金と共に姿を消したライリーを犯人と指摘しますが・・・。韓国題は「아이 엠 마더(アイ・アム・マザー)」。日本公開は未定です。
 10位「ファイブ・フィート・アパート」(仮)は、アメリカのドラマ。いわゆる難病モノですが、嚢胞性線維症というのがあるのですね。ところが、この患者は接触感染のリスクを低減するため常に他者から6フィートの距離を保たなければならないのです。ということは、キスはもちろんハグもできません。17歳の女の子ステラ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)はその患者で、人生のほとんどを病院の中で過ごしてきました。そんな彼女は、同じ病気のウィル(コール・スプラウス)と出会い、2人は恋に落ちます。手を握ることもキスをすることもできない彼らですが、ある日勇気を出して病院外への初デートを決心します。しかし、ステラは突然息をできなくなってしまいます・・・。韓国題は「파이브 피트(ファイブ・フィート)」。日本公開は未定です。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(10)・・魂のゆくえ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・2,896 ・・・・・・・・・5,426・・・・・・・・・・・・45 ・・・・・・・・・54
2(2)・・グリーンブック・・・・・・・・・・・・・・・・・1/09・・・・・・・・・・1,868 ・・・・・・・427,728 ・・・・・・・・・3,600 ・・・・・・・・・18
3(1)・・私の小さな詩人に・・・・・・・・・・・・・・・4/04・・・・・・・・・・1,841 ・・・・・・・・・8,872・・・・・・・・・・・・71 ・・・・・・・・・43
4(3)・・RBG 最強の85才 ・・・・・・・・・・・・・・・・3/28・・・・・・・・・・1,219 ・・・・・・・・・8,805・・・・・・・・・・・・69 ・・・・・・・・・25
5(新)・・ザ・ハント ナチスに狙われた男・・4/11 ・・・・・・・・・・999 ・・・・・・・・・1,240・・・・・・・・・・・・・9 ・・・・・・・・・44

 1位「魂のゆくえ」・5位「ザ・ハント ナチスに狙われた男」が新登場ですが、いずれについても上述しました。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [4月5日(金)~4月7日(日)]

2019-04-09 23:56:41 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸7日・8日に「バイス」「記者たち~衝撃と畏怖の真実~」を鑑賞。これも「ナディアの誓い」と「バハールの涙」のように続けて観て大正解でした。あの2001年の9.11テロ以降、アメリカでは愛国心の高まりの中で03年3月のイラク侵攻に突き進んで行きますが、子ブッシュ政権の中でラムズフェルド国防長官とともにその流れを主導したのが「バイス」の主人公のチェイニー副大統領だったわけで、私ヌルボも当時から「人相のよくない連中だなー」と思ってました。<バイス>は英語で<vice>。もちろん< vice president(副大統領)>とをかけているんですね。それにしても、「大量破壊兵器」などという薄弱でうさんくさい根拠にもかかわらず、アメリカ国内はもとより、よく多数の国々が多国籍軍としてそれに追従したものです。もちろん日本も。
 その結果はというと、米軍兵士の死亡者数(約4千人)は9.11テロの犠牲者数(3千人弱)を上回り、イラクの民間人の死亡者はというと数十万人か、もしかしたら百万人を超えるとも・・・。愛国心の果ては無残なものです・・・。
 その当時、NYタイムズまでが政府によるプロパガンダをそのまま載せているだけだった中、ナイト・リッダー社ワシントンD.C.支局の記者たちだけは子ブッシュ政権に懐疑的な姿勢をとり続け、政府内の人物等にも聞き込み取材をしたりして真実を追求した・・・というのが「記者たち~衝撃と畏怖の真実~」の梗概。
 さて、アメリカではこのように時すでに遅しとはいえ、後日事実が明らかにされ、これらの映画まで作られたのは良しとしましょう。(これらの作品製作のウラでたとえば民主党(のバイデンとか?)が関わっていたとしても・・・。)

▸一方日本はというとナサケナイかぎり。小泉首相も謝罪や反省の言葉もなく済んでしまったし、その後民主党政権下で見直しが進められた(!)武器輸出三原則は結局第2次安倍政権の2014年防衛装備移転三原則に取って代わったし・・・。(平和を愛する日本国民も兵器で儲けることはむしろ歓迎してるってことか?)
 そして何よりも、近年のメディアの惨状は嘆かわしいかぎり。また上記のような映画も作られそうにない・・・。
 ・・・と思ったら、なんと! 6月28日松坂桃李シム・ウンギョンがダブル主演の映画「新聞記者」が公開されるのですと。(→コチラと→コチラ参照。)
 また、その作品というのがあの東京新聞の望月衣塑子記者による同名のノンフィクションを原案に「1人の新聞記者の姿を通して報道メディアは権力にどう向き合うのかを問う作品」とのこと。う~む・・・。

▸このところ映画のパンフはあまり買いませんが、「記者たち~衝撃と畏怖の真実~」のパンフ(700円)はオトク感がありました。とくに小西克哉氏の「メディア敗北の構図」という一文と、これも彼作成の年表・用語の的確さ。90年代の初め頃、テレ朝で朝早く放映していたCNNデイブレイクを懐かしく思い出しました。(川瀬眞由美アナとのやりとりが絶妙だった!)

▸今後、近所のシネマ・ジャック&ベティと横浜シネマリンで観る予定の映画。
 ◇シネマ・ジャック&ベティ 芳華(ほうか) Youth(4/12~)・眠る村(4/13~)・希望の灯り(4/27~)・オアシス(5/18~)・主戦場(6月以降)
 ◇横浜シネマリン 月夜釜合戦(4/20~)・洗骨(4/20~)・ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(4/27~)・天皇と軍隊(4/27~)・国家主義の誘惑(4/27~)
 他の映画館では、早稲田松竹で13日からの「アンダーグラウンド」と「ジプシーのとき」の2本立てがすごい。観てない人はぜひ! 「君の名は。」しか観てない人は下北沢のトリウッドで新海誠監督特集もいいかも。5作品まとめて観られ、料金もおトク。

         ★★★ NAVERの人気順位(4月9日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(-) 痛いほど愛する(韓国)  9.81(89)
②(2) RBG 最強の85才  9.69(70)
③(1) グリーンブック  9.62(5,302)
④(3) カペナウム  9.60(2,583)
⑤(-) 僕のワンダフル・ライフ  9.55(1,195)
⑥(4) ボヘミアン・ラプソディ  9.43(39,077)
⑦(-) ロマン(韓国)  9.40(301)
⑧(6) 漆谷の少女たち(韓国)  9.26(368)
⑨(-) パウロ 愛と赦しの物語9.18(1,908)
⑩(8) 劇場版恐竜メッカ―ド:タイニーソアの島(韓国)  9.16(1,918)

 ①⑦の2作品が新登場です。
 ①「痛いほど愛する」は、長い間フィリピンで医療活動に携わってきた(オンヌリ教会の)パク・ヌガ宣教師のドキュメンタリー。まともな医療施設さえなく、残念な死が日常になってしまっているフィリピンの奥地。そこの人々に最初に手を差しのべた異邦人が彼、故パク・ヌガ宣教師でした。彼は医学生の頃参加した東南アジア奥地医療サービスをきっかけに1989年からフィリピンでの医療宣教を繰り広げ、メディカルバス1台で30年間医療サービスを続け、<フィリピンのシュバイツァー>と呼ばれたりもしました。その間、フィリピンだけでなくインドネシア、マレーシア、ネパール、カザフスタン、中国等を回って病気の人だけでなく飢えや貧困に苦しむ人々に福音を伝え教会を建てたりもし、06年のインドネシア、08年の中国四川省の大地震に際しては緊急支援活動に乗り出したりもしてきました。ところが自身も1992年に膵臓がんの手術を受け、その後も胃がん、肝硬変、糖尿病等に苦しんできた患者でした。ついには2007年余命1年との宣告も受けますが、それでも医療活動を続けたとか・・・。そして18年8月に永眠。そんな彼の人生をたどります・・・。原題は「아픈 만큼 사랑한다」です。
 ⑦「ロマン」については後述します。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 顔たち、ところどころ  8.86(7)
②(2) 女王陛下のお気に入り 8.20(10)
③(3) 映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(日本)  7.50(6)
④(4) コールド・パシュート  7.50(2)
⑤(6) カペナウム  7.33(9)
⑥(7) 川辺のホテル  7.33(3)
⑦(8) グリーンブック  7.29(7)
⑧(9) Us/アス  7.22(9)
⑨(10) 運び屋  7.20(5)
⑩(-) COLD WAR あの歌、2つの心  7.17(6)

 新登場の作品はありません。⑩「COLD WAR あの歌、2つの心」は、6月28日日本公開予定のポーランド・英・仏合作作品です。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月5日(金)~4月7日(日) ★★★
           日本より2週早く公開のアメリカ映画「シャザム!」が1位に

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(41)・・シャザム!・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/03・・・・・・・・・・354,850 ・・・・・・・500,653 ・・・・・・・4,410 ・・・・・・1,148
2(47)・・誕生日(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・4/03 ・・・・・・・・・・276,022 ・・・・・・・375,466 ・・・・・・・3,187・・・・・・・・862
3(2)・・金(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/20 ・・・・・・・・・・230,049・・・・・・3,117,366 ・・・・・・26,584・・・・・・・・747
4(1)・・Us/アス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/27・・・・・・・・・・210,650・・・・・・1,344,566 ・・・・・・11,451・・・・・・・・712
5(5)・・イタズラなKiss[台湾版]・・・・・・・3/27・・・・・・・・・・・88,696 ・・・・・・・318,778 ・・・・・・・2,580・・・・・・・・438
6(4)・・キャプテン・マーベル・・・・・・・・・3/06・・・・・・・・・・・59,374・・・・・・5,649,947 ・・・・・・50,202・・・・・・・・421
7(3)・・ダンボ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/27・・・・・・・・・・・56,850 ・・・・・・・296,253 ・・・・・・・2,387・・・・・・・・520
8(20)・・ロマン(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・4/03・・・・・・・・・・・20,625 ・・・・・・・・46,938・・・・・・・・・372・・・・・・・・399
9(8)・・コレット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/27・・・・・・・・・・・・4,496 ・・・・・・・・35,224・・・・・・・・・287・・・・・・・・・47
10(新)・・ルイスとルカ・・・・・・・・・・・・・・4/07・・・・・・・・・・・・3,927 ・・・・・・・・・5,158・・・・・・・・・・40・・・・・・・・183
      ビッグ・チーズレース
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 今回の新登場は1・2・8・10位の4作品です。
 1位「シャザム!」は、アメリカの定番のヒーロー物、といっても、今回の主人公は見た目は大人なのに心は子供という異色の(?)ヒーロー。日本でも4月19日公開で、すでに予告編が流されてますが、たしかに「こんなのでダイジョブなの?」と心配になっちゃいますが・・・。韓国題は「샤잠」です。
 2位「誕生日」は、韓国のドラマ。2014年4月。あのセウォル号の沈没以降の、残された家族の物語。先に世を去った息子スホ(ユン・チャニョン)の思い出を抱いて生きるジョンイル(ソル・ギョング)とスンナム(チョン・ドヨン)の夫婦。今年もスホの誕生日がめぐってきて、家族たちの懐かしさは大きくなっていきます。その誕生日に 家族や友人は一緒に集まって、互いに大事な記憶をプレゼントとして語ります。1年にただ1日。あなたのために、私たち皆が再び会う日です・・・。原題は「생일」です。
 8位「ロマン」は、韓国のロマンス(?)。75歳のチョ・ナムボン(イ・スンジェ)と71歳のイ・メジャ(チョン・ヨンスク)は認知症のカップルです。結婚45年目の、心も体もよく似た夫婦は、まるで世の中にただ2人だけのように暮らしています。日々の記憶は薄れていきますが、忘れていたロマンは逆に深まります・・・。原題は「로망」です。
 10位「ルイスとルカ ビッグ・チーズレース」(仮)は、ノルウェーのアニメ。カササギのルイスは、臆病者のルッカ、発明家のレオドールおじさんとシンシン村に住んでいます。何につけても勝負欲が一杯のルイスは、ある日68年前勝負の決着がつかなかった隣のカンカン村との間のチーズレースの話を聞いて夢中になります。ついに自分が真のレーシングチャンピオンであることを証明するチャンスだ!と思った彼は、ルカとレオドールおじさんを仲間に入れます。彼の対戦相手クラプトンは地元のチーズ工場のディレクター。ところが、そのチームが風変わりなコメディアンや恐ろしいゴリラのデスペラドスが加勢していると知って、彼の自信は粉々になります。ルイスは勝利を当て込んで、ひそかにレオドールおじさんの作業室と家を賭けに出しちゃったりもしているのですが・・・。あ、そもそもチーズレースというのは何かというと、動画を見たところでは小さな手押し車のようなものに各3人乗って速さを競うといったもののようです。韓国題は「고릴라와 슈퍼레이스(ゴリラとスーパーレース)」です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・私の小さな詩人に・・・・・・・・・・・・・・4/04・・・・・・・・・・2,734 ・・・・・・・・・4,947・・・・・・・・・・・・40 ・・・・・・・・・46
2(1)・・グリーンブック・・・・・・・・・・・・・・・・・1/09・・・・・・・・・・2,282 ・・・・・・・424,050 ・・・・・・・・・3,574 ・・・・・・・・・18
3(3)・・RBG 最強の85才 ・・・・・・・・・・・・・・・・3/28・・・・・・・・・・1,437 ・・・・・・・・・6,712・・・・・・・・・・・・53 ・・・・・・・・・23
4(10)・・遠回りの道(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・908 ・・・・・・・・・2,064・・・・・・・・・・・・18 ・・・・・・・・・・2
5(新)・・デッドエンドの思い出(日・韓)・・・・4/04 ・・・・・・・・・・・705 ・・・・・・・・・1,680・・・・・・・・・・・・18 ・・・・・・・・・・2

 1・4・5位の3作品が新登場です。
 1位「私の小さな詩人に」(仮)は、アメリカのドラマ。幼稚園で子供たちを教えるリサ(マギー・ジレンホール)は、退屈な日々の繰り返しの中で、詩を通して芸術的欲望を満たそうとするものの才能がついてきてくれません。そんな中、たまたま自分が持った5歳の園児ジミーが詩に天才的な才能があることを発見し、その子の詩を自分の詩の授業で発表することになりますが・・・。この作品は、幼稚園の先生と園児が詩を通じて共鳴し、園児の才能を開花させ・・・といった感動物語ではなく、評論家チョン・ユミ氏によると「女性の心理を徹底的に掘り下げる心理スリラーに近い」とのことです。英題の「The Kindergarten Teacher(幼稚園の先生)」ではちょっとボンヤリしているので、韓国題の「나의 작은 시인에게」を訳して仮題としました。日本公開は未定のようです。
 4位「遠回りの道」は、ナヌム(分かち合い)の家で生活する元慰安婦の李玉善(イ・オクソン.1927~)をはじめとしたハルモニ(おばあさん)たちの生活を綴ったドキュメンタリー。各様各色のハルモニたちで静かな日のないナヌムの家での彼女たちの生活と向かい合います。歌がとても好きな朴玉善ハルモニから自由奔放な姜日出ハルモニ、多才多能な裴春姫ハルモニ(2014年6月死去)まで。こんなに情愛深いハルモニたちに出会ったでしょうか? 苦難と逆境の道ではなく、共に歩む温かい道。李玉善ハルモニは今日も美しく咲いた花と向き合います・・・。16歳の時に日本軍によって中国に連れて行かれた後、58年ぶりに韓国に帰ってきたとのことですが・・・。(→ウィキペディアの記述自体不明確な点あり。) 原題は「에움길」です。私ヌルボ、慰安婦関係のドキュメンタリーでは土井敏邦監督「“記憶”と生きる」(2015)、朴壽南「沈黙-立ち上がる慰安婦」(2017))を観ましたが、とくに反発を感じることがなかった、いやむしろ良い映画だと思ったのは、日本人&在日コリアンの監督だからか(??)過度の思い込み・思い入れがなかったからかも・・・。コチラの「遠回りの道」は、上記の宣伝文を見るとどうも<聖女化>傾向がなきにしもあらず? しかしネチズンの感想を読むとふつうの日常生活を撮った点が「主張したり苦痛を訴えたり・・・」といった先入観から外れていてむしろ新鮮だったような・・・。なお、裴春姫さんは2014年6月死去しましたが、そのすぐ後、彼女についての→ハンギョレの記事と、→朝日の武田肇記者のツイート、→朴裕河教授等の記事とのズレにも注目。(あー、ホントにかったるい・・・。)
 5位「デッドエンドの思い出」は、日韓合作のラブロマンス。韓国でも知られているよしもとばななの小説が原作です。韓国題は「막다른 골목의 추억」。日本では2月16日に公開されています。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [3月29日(金)~3月31日(日)]

2019-04-02 23:51:32 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 
 ▸3月30日の「マイ・ブックショップ」、4月2日の「ナディアの誓い」と、このところ観た映画は幸いなことに★5つが続いています。
 「マイ・ブックショップ」では、とくに主人公の女性(書店の店主)が老紳士やアルバイトの女の子に薦める本が「たんぽぽのお酒」(日本初刊1971)や「ジャマイカの烈風」(同1970)ということに共感しました。(後者は女の子に「読書はキライでも、これは読まなくちゃダメよ」とまで言ってます。)
 私ヌルボは、それらの本を1971年から刊行された晶文社の<文学のおくりもの>というシリーズで読みました。そのラインナップといい装丁といい、とても魅力的で、全28巻のうち10冊くらいは読んだかも・・・。第1巻「たんぽぽのお酒」の作家ブラッドベリは「火星年代記」か「何かが道をやってくる」あたりから読んでいましたが、第2巻「まっぷたつの子爵」のイタロ・カルヴィーノは初めて知りました。ほどなくして高校の教壇に立つようになり、多くの生徒たちに熱っぽく(!)紹介したものです。このシリーズの企画・編集に当たった方たちには、今も「ありがとう!」と言いたいです。
 この映画の舞台は1959年のイギリスということで、日本での翻訳書刊行とはそれなりの年差があるかも。しかし今確認したらナボコフの「ロリータ」英語版は1955年、日本で河出書房から翻訳が出たのは1959年だから、この本についてはそんなに大きな差でもないか。いずれにしろ、イギリスと日本という国を隔て、また半世紀を超えて伝えられる文学の感動を味わいました。あ、「ジャマイカの烈風」が世に出たのは1929年とのことだから、90年前のことなんですねー・・・。

▸「ナディアの誓い」は、先に「バハールの涙」を観ていてよかったです。重なる部分もあり、そうでないところもあり・・・。
 違うのは、ISIL(イスラム国)にどう対するか、という点。それにしても、基本的なことなのに理解しがたいのが「なぜ多くの人がイスラム国に惹かれるのか?」ということ。関係記事(→コチラ等)も読んではみましたが、肝心なところがよくわかりません。現時点では支配地域はずいぶん狭まったようですが、今後の見通しはどうなのでしょうか?(わからないことばかり。)

▸<令和>の漢字を韓国語で読むと<영화(ヨンファ)>で、<映画>と同じ読み。<栄華>も。それがどうした?・・・って、それだけ。

         ★★★ NAVERの人気順位(4月2日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(2) グリーンブック  9.62(4,894)
②(-) RBG 最強の85才  9.60(40)
③(3) カペナウム  9.59(2,518)
④(4) ボヘミアン・ラプソディ  9.43(39,046)
⑤(5) ヒッチハイク(韓国)  9.33(21)
⑥(8) 漆谷の少女たち(韓国)  9.25(360)
⑦(-) ソニとスルギ(韓国)  9.20(15)
⑧(-) 劇場版恐竜メッカ―ド:タイニーソアの島(韓国)  9.16(1,917)
⑨(-) ダンボ  9.10(1,169)
⑩(10) 証人(韓国)  9.07(11,226)

 ②⑦⑨の3作品が新登場です。
 ②「RBG 最強の85才」は、ニューヨークのユダヤ系の家に生まれ、1993年クリントン大統領政権下で任命されて以来現在も最高裁判所判事を務める85歳の女性ルース・ベイダー・ギンズバーグ(通称“RBG”)の半生を映し出したドキュメンタリー。日本では、3月22日から若い頃(1970年代)の彼女を主人公にしたドラマ「ビリーブ 未来への大逆転」が公開されています。(韓国未公開) 韓国題は「루스 베이더 긴즈버그 : 나는 반대한다(ルース・ベンダー・ギンズバーグ : 私は反対する)」。日本公開は5月10日です。
 ⑦「ソニとスルギ」は、韓国のドラマ。18歳の女高生ソニ(チョン・ダウン)は友人たちの関心を引くために嘘をつきはじめます。ところが、彼女の小さな嘘がもとである友人が自殺してしまいます。深い罪悪感を感じたソニは、自分のことを誰も知らない土地でスルギと名を変え、模範生として新しい人生を歩み始めますが・・・。原題は「선희와 슬기」です。
 ⑨「ダンボ」は、日本でも3月29日から公開されています。韓国題は「덤보」です。(「ドンボ」ねー。) そういえば、この作品でも例の旭日旗論議がありましたね。(→コチラ参照。)

     【記者・評論家による順位】

①(1) 顔たち、ところどころ  8.86(7)
②(3) 女王陛下のお気に入り 8.20(10)
③(5) 映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(日本)  7.50(6)
④(6) コールド・パシュート  7.50(2)
⑤(7) 顔たち(韓国)  7.40(5)
⑥(8) カペナウム  7.33(9)
⑦(-) 川辺のホテル  7.33(3)
⑧(9) グリーンブック  7.29(7)
⑨(-) Us/アス  7.22(9)
⑩(10) 運び屋  7.20(5)

 ⑦⑨の2作品が新登場です
 ⑦「川辺のホテル」は、ホン・サンス監督の新作。やっぱりキム・ミニが出演してます。川辺のホテルにただで泊まり込んでいる詩人ヨンファン(キ・チュボン)は、何となくこの先長くない気がして、長い間会っていなかった2人の息子をホテルに呼びます。一方、若い女性サンヒ(キム・ミニ)がこのホテルに泊まりに来ます。彼女は同居していた男に裏切られ、先輩の女性(ソン・ソンミ)に慰めてもらおうとホテルの自分の部屋に招くのですが・・・。みんな生きるのがつらい中、その川沿いのホテルで一日一日がすべてのように始まり、人々は互いを眺めているばかりです・・・。原題は「강변호텔」です。
 ⑨「Us/アス」については後述します。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績3月29日(金)~3月31日(日) ★★★
           アメリカのホラー「Us/アス」が1位に

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(38)・・Us/アス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/27・・・・・・・・・・628,646 ・・・・・・・936,431 ・・・・・・・7,899・・・・・・1,132
2(1)・・金(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/20・・・・・・・・・・601,908 ・・・・・2,669,647・・・・・・・22,794・・・・・・1,157
3(新)・・ダンボ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/27・・・・・・・・・・175,819 ・・・・・・・212,836 ・・・・・・・1,716・・・・・・・・797
4(2)・・キャプテン・マーベル・・・・・・・・・3/06・・・・・・・・・・175,465・・・・・・5,540,958 ・・・・・・49,274・・・・・・・・620
5(10)・・イタズラなKiss[台湾版]・・・・・・3/27・・・・・・・・・・118,103 ・・・・・・・172,941 ・・・・・・・1,384・・・・・・・・532
6(3)・・悪質警察(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・3/20・・・・・・・・・・・17,294 ・・・・・・・254,451 ・・・・・・・2,195・・・・・・・・346
7(28)・・サンキス・ファミリー(韓国) ・・3/27・・・・・・・・・・・13,900 ・・・・・・・・26,086・・・・・・・・・204・・・・・・・・400
8(新)・・コレット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/27・・・・・・・・・・・13,640 ・・・・・・・・22,342・・・・・・・・・183・・・・・・・・169
9(40)・・THE GUILTY/ギルティ・・・・・3/27・・・・・・・・・・・10,924 ・・・・・・・・22,091・・・・・・・・・183・・・・・・・・105
10(4)・・偶像(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・3/20・・・・・・・・・・・10,705 ・・・・・・・175,481 ・・・・・・・1,509・・・・・・・・247
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 今回の新登場は1・3・7・8・9位の5作品です。
 1位「Us/アス」は、(「ゲット・アウト」の)ジョーダン・ピール監督によるアメリカのホラー。アデレード(ルピタ・ニョンゴ)は、夫のゲイブ(ウィンストン・デューク)、そして男女2人の子どもたちと夏の休暇を過ごそうとサンフランシスコの南のサンタクルーズを訪れます。宿泊先は彼女が子供の頃過ごした家。翌日彼らはビーチで友人のタイラー一家と過ごします。ところが、過去にトラウマを抱えるアデレードは、「家族に良くない出来事が起こる」という恐怖に囚われます。夜が更けると、娘のゾラは手をつないでに立っている4人の人影を目撃します。家の中に入って来た4人は、ウィルソン一家とまったく同じ顔をしていました・・・。えっ、この「自分たち」が「自分たち」を襲う・・・!? 韓国題は「어스」です。
 3位「ダンボ」は、上述のように日本でも2日遅れの3月29日から公開されています。
 7位「サンキス・ファミリー」は、韓国のコメディ。結婚20年目になっても冷めることのない愛を分かち合う熱いカップルのジュノ(パク・ヒスン)とユミ(チン・ギョン)。しかし息子チョロン(チャン・ソンボム)と娘キョンジュ(ユン・ボラ)が成長し、身体的な問題で愛し合うことがとても難しくなってますが、いわゆる<恥かきっ子>の末娘チネ(イ・ゴウン)にとっては、毎晩親の寝室から聞こえてくる<きしみ音>は「家族の幸せ戦線異状なし」を知らせる信号でした。そんなある日、お父さんの友達というきれいなおばさんミヒ(ファンウ・スレ)が隣に引っ越して来ます。ママの火のような誤解(!)が開始されますが、その日の夜から<きしみ音>が停止してしまいます・・・。韓国題は「썬키스 패밀리」です。
 8位「コレット」は、英・米・ハンガリー合作のドラマ。「シェリ」「青い麦」等で知られるフランスの女性作家「シドニー=ガブリエル・コレット」(1873~1954)の波乱に満ちた半生を描いた作品です。1890年代のフランス。片田舎で生まれ育ったコレット(キーラ・ナイトレイ)は人気作家のウィリー(ドミニク・ウェスト)と結婚し、パリへ移り住みます。<ベル・エポック>の活気に溢れるパリのサロンで彼女が様々な芸術家たちと交流を深める中、コレットに文才があると気づいたウィリーは、自分のゴーストライターとして彼女に小説を書かせます。彼女が書いた小説はやがて評判になりますが、彼女はは自分が作者であることを明かせない葛藤と、夫の浮気と抑圧に苦しめられることに・・・。ふーむ、70年以上前のメアリー・シェリーの時代のイギリスとさして変わってないのか? 韓国題は「콜레트」。日本公開は5月17日です。
 9位「THE GUILTY/ギルティ」は、デンマークのサスペンス。日本ではすでに2月22日公開されています。韓国題は「더 길티」です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・グリーンブック・・・・・・・・・・・・・・・・・1/09・・・・・・・・・・4,760 ・・・・・・・419,609 ・・・・・・・・・3,543 ・・・・・・・・・33
2(新)・・神は死ななかった ・・・・・・・・・2018/7/14・・・・・・・・・・2,688 ・・・・・・・・92,133・・・・・・・・・・・718 ・・・・・・・・・10
       :暗闇の中の光
3(25)・・RBG 最強の85才 ・・・・・・・・・・・・・・・3/28・・・・・・・・・・2,162 ・・・・・・・・・3,860・・・・・・・・・・・・31 ・・・・・・・・・39
4(3)・・天才作家の妻・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/27・・・・・・・・・・・・760 ・・・・・・・・40,222・・・・・・・・・・・311 ・・・・・・・・・15
5(新)・・ソニとスルギ(韓国) ・・・・・・・・・・・・3/27・・・・・・・・・・・・658 ・・・・・・・・・1,379・・・・・・・・・・・・11 ・・・・・・・・・34

 3位「RBG 最強の85才」と5位「ソニとスルギ」の2作品が新登場ですが、いずれについても上述しました。
 なお、2位の「神は死ななかった:暗闇の中の光」はキリスト教映画で、昨年7月24日の記事で紹介しました。
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