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韓国内の映画の興行成績 [8月4日(金)~8月6日(日)] ►ハ・ジョンウ主演の「非公式作戦」に注目! ►「オッペンハイマー」は日本でいつ公開されるのだろうか?

2023-08-17 15:57:36 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
※日付要確認! 前週(or前々週?)末のデータです!

▶今回新登場の作品中注目は「非公式作戦」ハ・ジョンウ主演のアクションで、「密輸」「ザ・ムーン」に続く今夏公開の韓国ブロックバスター第3弾。詳しくは下の記事参照。
 今夏の韓国ブロックバスターは第4弾まであって、それが本記事の最後の方にある「コンクリートユートピア」イ・ビョンホン主演の災害・パニック映画です。ジツは8月9日公開なんですけど(^-^;とりあえずは→コチラ参照ということでゴメンナサイ<m(__)m>。

▶その記事末尾の、韓国の映画誌<シネ21>の評価について。今回はとくにいろいろ興味深いです。
 まず①オッペンハイマー(米)。<原爆の父>として知られる理論物理学者オッペンハイマーの伝記映画なので、キノコ型の髪型が非難された「バービー」のようなことにはならないとは思いますが、日本公開の予定はどうなのかな? 監督がクリストファー・ノーランという点にも注目。
 毎度ながら現時点でFilmarks(→コチラ)にはすでに多くのレビューが寄せられています。皆さんどこの国で観たかというとインド、スウェーデン、台湾、イギリス、トルコ、ドイツ、アメリカ、フランス、韓国、フィリピン等々。いやあ、こんなに多くの日本人が外国で映画を観て、感想を投稿してるんだなー。
 内容を見ると、たとえば「めっちゃいい映画あるよ! 日本で公開できるか分からないから見ていきな!」と言われて見た映画。まじで見てよかった。日本人としてどうのこうのというよりも、考えるきっかけとして絶対に見るべき映画だと思う」のように、ほとんど例外なく高評価です。
 ①オッペンハイマー以外では、日本映画が②LOVE LIFE、⑤メタモルフォーゼの縁側、⑤エゴイストと3作品入っているのはウレシイ。
 なお、最近までランクに入っていて気になっていた韓国映画「秘密の丘」が外れてしまったのは上映が終了したのかな? 今回は一段と長~い記事になってしまったので、これについては「そのうち書きます」ということにします。

   ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績 8月4日(金)~8月6日(日)★★★

          「密輸」2週連続1位、「非公式作戦」に大差
   
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・密輸(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/26・・・・・・・937,651 ・・・・・3,535,589・・・・・34,166・・・・・・1,614
2(14)・・非公式作戦(韓)・・・・・・・・・・・・8/02 ・・・・・・440,396 ・・・・・・・700,179・・・・・・6,779 ・・・・・・1,144
3(2)・・マイ・エレメント(米)・・・・・・・・6/14・・・・・・・291,835 ・・・・・6,313,817・・・・・62,082 ・・・・・・1,019
4(10)・・ザ・ムーン(韓)・・・・・・・・・・・・・8/02 ・・・・・・184,842 ・・・・・・・360,937・・・・・・3,729 ・・・・・・・・990
5(3)・・ミッション:インポッシブル・・7/12・・・・・・・134,342・・・・・・3,531,863・・・・・38,726・・・・・・・・614
      ムーン/デッドレコニング PART ONE(米)
6(新)・・モンスター・ファミリー 2(英)・・8/02 ・・・・・37,087 ・・・・・・・・・67,043・・・・・・・・597・・・・・・・・434
7(4)・・名探偵コナン ・・・・・・・・・・・・・・・7/20 ・・・・・・・35,188 ・・・・・・・・678,936・・・・・・6,482・・・・・・・・305
       黒鉄の魚影[サブマリン](日)
8(5)・・バービー(米) ・・・・・・・・・・・・・・・7/19・・・・・・・・33,414 ・・・・・・・・518,172・・・・・・5,063・・・・・・・・231
9(9)・・君の結婚式(中) ・・・・・・・2021/8/25・・・・・・・・12,599 ・・・・・・・・393,436・・・・・・3,819・・・・・・・・114
10(6)・・インシディアス:赤い扉(米)・・7/19 ・・・・・・10,010 ・・・・・・・・393,323・・・・・・4,008・・・・・・・・125
  ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン

 2・6位の2作品が新登場です。
 2位「非公式作戦」は韓国のアクション。
 1987年、外交官ミンジュン(ハ・ジョンウ)は5年目の中東課を離れられずにいます。ある日受話器の向こうから20ヵ月前にレバノンで行方不明となった外交官の暗号メッセージが聞こえてきます。成功すればアメリカ勤務に発令との希望に、彼は非公式で同僚を救出する任務に志願し、レバノンに向かいます。空港到着直後、ミンジュンは身代金を狙う空港警備隊の弾丸の洗礼を避け、偶然にも韓国人のタクシー運転手パンス(チュ・ジフン)の車に乗り込みます。ギャングまで金を狙って彼を追う地雷原のような状況の中、頼れるのは唯一の韓国人パンスだけ。しかし金さえ払えば何でもする怪しいこの人物。はたして同僚を救うことはできるのでしょうか?
 レバノンの首都はベイルート。かつては<中東の真珠>と呼ばれた街は1975年にイスラム教徒とキリスト教徒の間の内戦、さらに今世紀に入るとイスラエル軍の侵攻にさらされました。やっと近年になって徐々に復興が進められているそうです。つまり本作の時代=1987年の時点ですでにレバノンの街は荒廃していたのです。そのを再現するために選ばれたロケ地はモロッコとのことです。原題は「비공식작전」。予告編は→コチラ。大ヒットした「モガディシュ 脱出までの14日間」(2021)の舞台は1991年のソマリアでしたが、似たような雰囲気ですね。
 6位「モンスター・ファミリー 2」はイギリスのコメディ・アニメ。2017年公開の第1作(概要は→コチラ)の続編です。
 モンスターから人間にやっと戻ってきたウィッシュボーン一家。新しい家族になった伝説中のモンスターのババヤガとレンフィールドの結婚式の日、2人はスーパーガールのミラに拉致されます。そればかりか、ドラキュラ、イエティ等々まで! ウィッシュボーン一家はミラによって全世界のモンスターたちが拉致されたことを知ります。モンスターたちを救うため再びモンスターに変わったウィッシュボーン一家は、はたしてモンスターたちを救い、再び人間に戻ることができるでしょうか? 韓国題は「몬스터 패밀리 2」。日本での劇場公開は今回もなさそう? ※予告編は→コチラ

【独立・芸術映画】
順位 ・・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(2)・・君の結婚式(中)・・・・・・・2021/8/25・・・・・・・・12,599・・・・・・・・393,436 ・・・・・3,819・・・・・・・・114
2(1)・・ピンクフォン シネマ コンサート3・・7/26 ・・9,936・・・・・・・・・47,039・・・・・・・・410・・・・・・・・124
       :ジンジャーブレッドマンを捕まえろ(韓)
3(19)・・すすめ!オクトノーツ ・・・・・8/10・・・・・・・・・7,899・・・・・・・・・・8,117 ・・・・・・・・・73・・・・・・・・137
       :地球へのミッション(英)
4(3)・・モリコーネ・・・・・・・・・・・・・・・・・7/05・・・・・・・・・3,218・・・・・・・・・38,448・・・・・・・・363・・・・・・・・・36
       映画が恋した音楽家(伊)
5(4)・・ビニールハウス(韓)・・・・・・・・・7/26 ・・・・・・・・・1,459 ・・・・・・・・・9,938 ・・・・・・・・・82・・・・・・・・・32

 3位「すすめオクトノーツ:地球へのミッション」が新登場です。
 オクトノーツ(OCTONAUTS)はイギリスのTVアニメシリーズで、韓国でも放映されています。基本はいろんな動物たちで構成されるエージェント集団オクトノーツがタコ状の乗り物に乗って海中の仲間たちのピンチを救うべく出動するというお話。韓国では2020年から(?)年1~2回くらい劇場版を公開しています。また必ずしも海中だけでなく、「オクトノーツと地上のミッション」(2021)ではゾウのいる熱帯からアザラシやトナカイのいる寒帯までが舞台となっています。これらは日本でもNetflixで配信されています。で、本作はNetflixの配信はまだのようで、韓国サイトの内容説明も見当たらず。モトの英語で探すのもなんだかなー・・・、ということで、ここは→予告編を見て検討をつけることにしましょう。これも海中ではなく、サメ型飛行機テラ5号とかオクトバルーンとかが砂漠の上空を飛んだりキリマンジャロを越えたりしてますよ。韓国題は「바다 탐험대 옥토넛 어보브 앤 비욘드 : 육지 넘어 하늘까지!(海探検隊オクトノーツ above and beyond:陸地を越えて空まで!)」です。

★★★ 韓国の映画誌<シネ21>の評価 8月17日(日)現在 ★★★
           ※緑色の評点は<シネ18>評者の平均評点、紫色の評点はネチズンの平均。

①オッペンハイマー(米) 8.40  오펜하이머
②LOVE LIFE(日) 7.60 6.00 러브 라이프
③ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(米) 7.40 9.00 미션 임파서블: 데드 레코닝
④コンクリートユートピア(韓) 7.14 8.00 콘크리트 유토피아
⑤クィア・マイ・フレンズ(韓) 7.00  퀴어 마이 프렌즈
⑤メタモルフォーゼの縁側(日) 7.00  메타모르포제의 툇마루 
⑤エゴイスト(日) 7.00  에고이스트
⑧地下室のヘンな穴(仏) 6.67  믿거나 말거나, 진짜야
⑨ザ・フラッシュ(米) 6.60 8.25 플래시
⑩甘い:7510(韓) 6.50 8.00 달짝지근해: 7510 ※ユ・ヘジン主演のラブコメ。→コチラ参照。

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