ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [5月24日(金)~5月26日(日)]

2019-05-29 23:50:56 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸27日(月)は「神と共に 第一章:罪と罰」を観に川崎チネチッタへ。韓国では観客動員数1156万人、歴代第3位という大ヒット作なのに、神奈川県の上映館は3館のみとはちょっと寂しいです。(あ、東京都も3館か。) 認知度からしてあまり高くなさそう? チネチッタのチネ7も客席数244の2割も埋まってなかったしなー。
 この「神と共に」は、個人的にはずっと前から思い入れのある作品でした。というのは、
<2012年に読んだ「圧倒的!」な本5冊>で書いたように、7年前にチュ・ホミンの原作漫画を読んでいたので。
 以下、その漫画と映画の比較等を書き始めたら何時間も費やした上、字数も多くなりすぎたので結局別立ての記事にします。(最初からそうすべきだった。) 予告として、主要登場人物4人の画像だけ貼っておきます。

    
 左の画像は、左からカンニム(ハ・ジョンウ)、トクチュン(キム・ヒャンギ)、ウォンメク(チュ・ジフン)。この3人はジャホンを冥界に導く使者(韓国語では差使[チャサ])です。
 この他にも、人気俳優(複数)が思わぬ場面で出てきたりします。<あの世>の話は日本と共通するところも多く、なるほどなーと思うところもいろいろあるはずです。
 右の画像はジャホン(チャ・テヒョン)は消防士。危険なビル火災の現場で子供を救出しますが、命を落としてしまい、自分の葬儀の場でウォンメクとトクチュンに声をかけられます・・・。

▸24日(金)は、シネマ・ジャック&ベティで「オアシス〈HD デジタルリマスター版〉」をやっと鑑賞。<名作>とか<傑作>とか言われ、「感動した!」という観た人の感想も多いこの作品をこれまで観たことがなかったのは、私ヌルボにとっては苦手な要素がいくつも埋め込まれているようだったから。(観たら実際そうだった。)
 たとえば<純愛>。昨年「彼女がその名を知らない鳥たち」を観ましたが、自分が密かに思っていた相手のために命まで捨てるとは、そのことを相手が知ればすごい負担感を背負わせることになるし、知らないままなら単なる自己満足ではないか?と思いました。また何とか憧れの彼女に声をかけようと通学路でマチブセする等のことも、彼女の受けとめ方によってはストーカーになりそうな気もするし・・・。また<障碍者>についても差別・人権・理解・共感等々いくつかの言葉で括れるものでもなく・・・。過日観た「岬の兄妹」も評価はむずかしいです。感動はナシ。<純愛>とも共通しますが、イノセント=純粋・無邪気という英語が「無罪の・法的責任のない」という意味もあることは、場合によってはやっかいな問題にもつながるということでしょう。
 「オアシス」の感想。考えさせられましたが、やっぱり感動はしませんでした。言えることは、コンジュ(ムン・ソリ)の脳性麻痺だけでなく、ジョンド(ソル・ギョング)ADHD(多動性症候群)についても理解を深めなければ、ということ。また、何といってもひどいのは両者の家族たち。障碍を持った身内を厄介者扱いするばかりでなく、利用できるところは利用するとは・・・。それにしても(その1)、上記2俳優の演技は評判通り! それにしても(その2)、イ・チャンドン監督が一番言いたかったことは何だったのでしょうね?

▸カンヌ国際映画祭でポン・ジュノ監督の「寄生虫」(英題:パラサイト)が最高賞のパルムドール受賞。→「中央日報」の記事等。観た人たちにも好評で、本命の受賞となったとか。現地で観た東京国際映画祭作品選定ディレクターの矢田部吉彦さんの報告記事は画像も含めて雰囲気をよく伝えています。この作品、韓国では5月30日にさっそくの公開。前評判は上々、って当たり前か。

         ★★★ NAVERの人気順位(5月28日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(1) ビューティフルマインド(韓国)  9.83(87)
②(-) オーバー・ゼア(韓国)  9.80(10)
③(4) 痛いほど愛する(韓国)  9.64(140)
④(2) 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE
       ~2人の英雄~(日本)  9.64(119)
⑤(5) グリーンブック  9.62(5,664)
⑥(6) カペナウム  9.60(2,748)
⑦(-) 大人になれば(韓国)  9.58(144)
⑧(3) 教会のお兄さん(韓国)  9.50(798)
⑨(-) アラジン  9.47(3,794)
⑩(-) カウンターズ(韓国)  9.41(216)

 ②と⑨が今回の新登場です。
 ②「オーバー・ゼア」は、韓国のドキュメンタリー、というよりも、済州島の自然を撮った芸術作品です。家具製作者、写真家、あるいは音楽プロデューサーとして多様な職業を転々とし、10年前から境界のないコラボレーションを通じて現代美術の実験を試みてきたチャン・ミンスン監督が、済州島で千日間雪や水、風、岩、そして霧など、自然のさまを撮影。これらの映像に、映画「オクジャ」の音楽を担当する等、作曲家・演奏家として多様な活動を続けてきたチョン・ジェイルによる音楽が呼応します・・・。原題は「오버 데어」です。

     【記者・評論家による順位】

①(-) 顔たち、ところどころ  8.86(7)
②(-) 万引き家族(日本)  8.13(8)
③(2) ラブレス  7.80(5)
④(3) ストライキ前夜(韓国)  7.71(7)
⑤(4) 生き残った子[最後の息子](韓国)  7.67(9)
⑥(5) アベンジャーズ/エンドゲーム  7.62(13)
⑦(-) キム君(韓国)  7.57(7)
⑧(6) スターリンの葬送狂騒曲  7.40(5)
⑧(6) サスペリア  7.40(5)
⑩(9) カペナウム  7.33(9)

 ⑦「キム君」が新登場です。1980年の光州民主化運動に関わる新作ドキュメンタリー。「光州民主化運動に、はたして北朝鮮が介入していたか否か?」がポイントです。2015年、光州市民は1980年5月の写真の中の自分の顔が赤い点と線でチェックされた謎の資料を目にします。これは軍事評論家の池萬元(チ・マヌォン)が5・18光州民主化運動を率いた光州市民軍の人たちの写真・映像の<顔の輪郭ポイント>を赤い線で結んだものでした。池萬元は、それらの顔がまさしく現在の北朝鮮の有力政治家と軍人たちの顔であると主張し、光州に投入された北朝鮮の特殊部隊と考え、仮に<鉱水>と名付けて写真・映像の各人に<第〇鉱水>とナンバリングして資料として提示したのです。池萬元は去る4月放送通信審議委員会が下した歴史歪曲文削除措置に反発した訴訟で、1審に続き控訴審でも敗訴しましたが、その後もMBCの「PD手帳」に出演したりして「光州のデモは北朝鮮軍600人が来て引き起こした暴動で、民主化デモもなかった」などといった持論を展開しています。これに対し、<第44鉱水>、<第36天然水>等と指定された人たちはこの映画を通してその日の真実が歪曲されていることを知り、今の思いを明らかにします。そして多くの光州市民がその日のことを語ります。民兵たちにおにぎりを配ってあげた新妻、銃声が鳴り響く広場でシャッターを押し続けた写真記者、民兵に参加して永遠に戻ってこなかった息子を一生涯待つ母、そして多くの武装民兵たち。これら光州市民の告白を介して5・18の真実が一つずつつなぎ合わされていきます。「39年の攻防、5年の追跡、そしてただ1つの真実」がこの作品のキャッチコピーです。韓国題は「김군」です。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績5月24日(金)~5月26日(日) ★★★
           日本より2週間早く公開 ディズニーの実写映画「アラジン」が1位

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(69)・・アラジン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・5/23 ・・・・・・・・・798,997 ・・・・・・・874,051・・・・・・・・・7,804 ・・・・・・1,311
2(1)・・悪人伝(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・5/15 ・・・・・・・・・732,760・・・・・・2,762,240・・・・・・・・24,349 ・・・・・・1,132
3(2)・・ガールコップス(韓国)・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・165,132・・・・・・1,538,172・・・・・・・・13,149・・・・・・・・637
4(2)・・アベンジャーズ/エンドゲーム・・4/24・・・・・・・159,796・・・・・13,749,134・・・・・・・120,549・・・・・・・・615
5(38)・・幼い依頼人(韓国)・・・・・・・・・・・5/22 ・・・・・・・・・・95,389 ・・・・・・・150,307・・・・・・・・・1,272・・・・・・・・669
6(40)・・ブライトバーン ・・・・・・・・・・・・5/23 ・・・・・・・・・・53,586 ・・・・・・・・71,615 ・・・・・・・・・・634・・・・・・・・509
7(5)・・陪審員たち(韓国)・・・・・・・・・・・・5/15 ・・・・・・・・・・27,818 ・・・・・・・270,270・・・・・・・・・2,171・・・・・・・・268
8(4)・・名探偵ピカチュウ(日・米)・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・25,023 ・・・・・・・680,424・・・・・・・・・5,680・・・・・・・・210
9(8)・・教会のお兄さん(韓国)・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・・12,130 ・・・・・・・・47,936 ・・・・・・・・・・402・・・・・・・・・82
10(新)・・アンダー・ザ・シー2 ・・・・・・・5/23 ・・・・・・・・・・・8,892 ・・・・・・・・・9,869 ・・・・・・・・・・・73・・・・・・・・269
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「アベンジャーズ/エンドゲーム」は4位に落ちましたが、歴代の観客動員数で「アバター」(1,362万人)を抜いて外国映画1位になりました。
 今回の新登場は1・5・6・10位の4作品です。
 1位「アラジン」は、1992年公開のディズニーアニメを実写化したファンタジーアドベンチャー。砂漠の王国アグラバーを舞台に、天涯孤独の青年アラジン(メナ・マスード)と王女ジャスミン(ナオミ・スコット)、ランプの魔人ジーニー(ウィル・スミス)の冒険が描かれます・・・。韓国題は「알라딘」。日本公開は6月7日です。
 5位「幼い依頼人」は、韓国のドラマ。人生の一番の目標は成功することという弁護士のジョンヨプ(イ・ドンフィ)。周囲に無関心な彼にしきりにまとわりつくのは10歳の少女のダビン(チェ・ミョンビン)とその弟7歳のミンジュン(イ・ジュウォン)でした。ある日待望の大型ローファーム合格の知らせを聞いたジョンヨプは、信じられない事実を知ることになります。それはダビンがミンジュンを殺したという衝撃的な告白でした。「遅すぎた」という自責の念を抱きながら、ジョンヨプは自分のすべてをかけてダビンの母ジスク(ユ・ソン)に隠された真実を打ち明けようとしますが・・・。原題は「어린 의뢰인」です。
 6位「ブライトバーン」(仮)は、アメリカのSFホラー。熱心に赤ちゃんを望んでいたカイルとトリ夫妻は、ある日の夜自宅の外で激しい震動とともに衝突音がしたので、見てみると何か壊れた物がありました。そして中には赤ん坊が・・・。2人は深くは考えることなく赤ん坊にブランドンと名付け、育てることに。しばらくはとくに問題なく成長しているようでしたが、ある夜ブランドンは地下室へ侵入して、地球に落ちてきた際に乗っていたと思われる隕石を発見します。これが契機となって彼の心は変調をきたし、また特異な能力を発揮し始めます。草刈り機の回転する刃に手を突っ込んでも無傷の上刃物の方が壊れてしまったり等々。そんな状態がさらにエスカレートして大勢の人を巻き込んでいきます・・・。韓国題は「더 보이(ザ・ボーイ)」。日本公開は未定のようです。
 10位「アンダー・ザ・シー2」は、アメリカの子供向けアニメ。韓国でも2016年に公開されたシリーズの第2作です。(日本ではドチラも未公開。) フィッシュテールサンゴ礁に住むパステル魚のフィフィが学校に行く最初の日。なかよしの友だちと同クラスなり、期待していたシャーク先生が担任で、子供たちは喜びます。シャーク先生は初日から子供を連れて現場学習に乗り出しましたが、それは右の深い海に沈んだ伝説の沈没船を見に行くこと! ところが、フィフィと親友のクジラのリリーは沈没船の中を見物していて海の怪物に追われることに・・・。必死で逃げるうちに、結局道に迷ってしまいます。はたして2人は無事家に帰ることができるでしょうか・・・。韓国題は「언더 더 씨」です。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・教会のお兄さん(韓国) ・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・12,130 ・・・・・・・・47,936 ・・・・・・・・・・402 ・・・・・・・・・82
2(2)・・サスペリア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・・2,831 ・・・・・・・・28,872 ・・・・・・・・・・265 ・・・・・・・・・35
3(3)・・ホテル・ムンバイ・・・・・・・・・・・・・・5/08・・・・・・・・・・2,647 ・・・・・・・・70,369 ・・・・・・・・・・
576 ・・・・・・・・・47
4(新)・・ドンキホーテを殺した男・・・・・・5/23・・・・・・・・・・2,146 ・・・・・・・・・3,817 ・・・・・・・・・・・30 ・・・・・・・・・40
5(新)・・片目のジャック ・・・・・・・・・1962/6/09・・・・・・・・・・1,743 ・・・・・・・・・7,474 ・・・・・・・・・・・14 ・・・・・・・・・・1

 4・5位の2作品が新登場です。
 4位「ドンキホーテを殺した男」は、スペイン・イギリス・フランス・ポルトガル・ベルギー合作のファンタジー・アドベンチャー・コメディ映画。この映画、内容以前に「テリー・ギリアム監督の宿願がやっと叶って完成した」ことが注目されました。それというのも、監督が最初に企画が立ち上がったのは1998年。以来19年間に8回映画化に挑戦し、その都度失敗したといういわくつきの<呪われた映画>だったから。その失敗というのも、資金面というありきたりのものだけでなく、鉄砲水による洪水でセットが流されたり、俳優が椎間板ヘルニアになったり、ヤル気がなくなったり(←ジョニー・デップ)、膵臓がんと診断されたり・・・。これらに保険関係等の法的問題、ロケ地のポルトガル・トマールのキリスト教修道院(世界文化遺産)損傷問題等もからんで、当事者でなくても声を失うほど。しかしそれでも放棄しなかったのはリッパ。さて本題の中身。かつて映画監督をめざしたものの、今はテレビCM監督をしているトビー(アダム・ドライバー)はある時スペインの小さな村を訪れ、ドン・キホーテを題材にした撮影をします。なかなか上手くいかずにヤケになっている。ロケハンをしていると、ある男から「サンチョ・パンサか?」と訊かれます。もちろん「俺は違うぞ、監督だぞ」と思っていても、誤解し続けるその男はドン・キホーテだった!? 現実と虚構が混じり合う中、トビーは結局パトカーで輸送されることに。ところがそのパトカーの前にまたもドン・キホーテが現れ、「同志よ、一緒に旅に出よう!」とパトカーを攻撃しながらトビーに迫ったり・・・と、こうなるとトビーも監督も、そして観客もともども混乱の渦に巻き込まれていくような・・・(笑) 「ギリアム監督が当初構想した作品を追い回すうちに自分がドン・キホーテになってしまった姿を自己分析的に映画に落とし込んだ作品」というある記事の見立てはナルホドと思いました。韓国題は「돈키호테를 죽인 사나이」。日本公開は未定のようです。
 5位「片目のジャック」は、マーロン・ブランドの初監督作品(もちろん主演)の西部劇。たぶんシルバー映画館での再上映か。韓国題は「애꾸눈 잭」です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [5月17日(金)~5月19日(日)]

2019-05-21 18:25:27 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸昨20日夜観た「RBG 最強の85才」は良かった。上映館は少ないですが、オススメ!です。実はとくに観るゾ!と決めていた作品ではなく、観たのは次のような条件がたまたま重なったから。結果的にすごくラッキーでした。①夜7時過ぎ、懸案の作業を1つ片づけた後、時間的に観に行ける映画だった。②<NAVER映画>で高評価を得ている。③最近できたkino cinema横浜みなとみらいで上映している。それも県内1館だけ。④歩いて行ける。⑤他館で、他に観たい映画がこの時間帯ではなかった。・・・ということで、横浜東口からスマホのナビを頼りに行ってみると、なあんだ、横浜美術館の近所のTSUTAYAの2階じゃないの! ・・・ってジモティでないとわからないですね(^^;)
 RBGというのは、アメリカ最高裁の80代の女性判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの通称。彼女の若い頃を描いた「ビリーブ 未来への大逆転」も上映中ですね。ソチラはドラマでコチラはドキュメンタリーですが。私ヌルボ、なんとなくそのRBG<個人>の人生をたどる作品かなと思っていたのですが、そうじゃなかった。戦後アメリカ社会の、女性の権利に対する認識(&法律や政治等)が変わっていくという大きな流れがわかるのです。それも彼女が直接関わったいくつもの裁判の事例を通して。・・・というマクロの視点とともに、この世代としては稀有な男性ともいうべき生涯の伴侶と10代に出会って等々といった家庭生活や、最近の若い世代との交流等も紹介されています。個人的に驚いたのは、アメリカでは70年代でも裁判官も含めて男性たちの認識がこんなにも低レベルだったのかということ。法律まで差別が一杯だったとは! そういえば、日本でもその頃<フェミニスト>といえば部屋のドアを開けて女性に「どうぞお先に」と言うような男性のことを指していたなー。また「女は家事と育児に専念すべし」という男はざらにいたし・・・。(当時の<ウーマン・リブ運動>、見直しました。)
 遅い時間だし、マイナーっぽいドキュメンタリーだし、小雨がポツリポツリ降ってるし、もしかして久しぶりのお一人様かなとおもったら、もうお一方いらっしゃいました。(2人というのも久しぶりですが・・・。)
 なお、70年代の場面で、バックに聞き覚えのある歌声は、ジャニス・ジョップリンの「サマータイム」だったですね。

▸先週書いたシネマ・ジャック&ベティと仁川のミリム劇場との共同企画(6月7日(金)~9日(日))の続報<<ミリム劇場への道>3号は→コチラ参照。上映予定作品(韓国映画)を見ると、長編「アイ・キャン・スピーク」以外はどれも日本未公開のドキュメンタリーで興味をそそられます。

▸今年下半期、四谷三丁目の韓国文化院で上映される韓国映画が公表されました。→コチラ参照。計10作品中、私ヌルボが観たのは6作品、と思ったら「私の愛、私の花嫁」はパク・チュンフン主演の旧作しか観てないのでちょうど半分。その中で1番のオススメ感動作は「彼とわたしの漂流日記」(原題 :金氏漂流記)。「建築学概論」や「哭声/コクソン」を推す人が多いでしょうが・・・。

         ★★★ NAVERの人気順位(5月21日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(1) ビューティフルマインド(韓国)  9.83(87)
②(-) 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE
       ~2人の英雄~(日本)  9.77(81)
③(-) 教会のお兄さん(韓国)  9.64(379)
④(2) 痛いほど愛する(韓国)  9.64(138)
⑤(3) グリーンブック  9.62(5,632)
⑥(4) カペナウム  9.60(2,734)
⑦(7) アベンジャーズ/エンドゲーム  9.40(64,484)
⑧(8) ホテル・ムンバイ  9.36(358)
⑨(9) ポロロ劇場版 宝島大冒険  9.29(2,235)
⑩(10) ロマン(韓国)  9.28(517)

 ②と③が今回の新登場です。
 ②「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~」は、堀越耕平による原作漫画「僕のヒーローアカデミア」は2014年から週刊少年ジャンプに連載されていて、TVアニメも放映されていて・・・とかは、「ハレンチ学園」までさかのぼらなくても、「北斗の拳」や「ジョジョの奇妙な冒険」頃の少年ジャンプ愛読者だった皆さんはご存知なのだろうか? 全然見当がつきません。私ヌルボは例によって漫画もアニメも観てないのでなんともコメントしようがありません。韓国題は「나의 히어로 아카데미아 더 무비: 두 명의 히어로」です。
 ③「教会のお兄さん」については後述します。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 魂のゆくえ  8.14(7)
②(2) ラブレス  7.80(5)
③(3) ストライキ前夜(韓国)  7.71(7)
④(-) 生き残った子[最後の息子](韓国)  7.67(9)
⑤(4) アベンジャーズ/エンドゲーム  7.62(13)
⑥(5) スターリンの葬送狂騒曲  7.40(5)
⑥(-) サスペリア  7.40(5)
⑧(-) ビューティフル・デイ  7.36(11)
⑨(6) カペナウム  7.33(9)
⑩(7) 川辺のホテル  7.33(3)

 ⑦「サスペリア」が新登場です。日本ではすでに1月25日公開されています。私ヌルボは観てませんが、韓国の専門家筋、なんでこんな高評価なの? 「新しいオリジナルの誕生」とか「失敗した魔女たちの歴史、魔女の手で新しく書く」等の寸評あり。韓国題は「서스페리아」です。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績5月17日(金)~5月19日(日) ★★★
           マ・ドンソク主演のアクション「悪人伝」が1位に

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(27)・・悪人伝(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・5/15・・・・・・・・1,113,375・・・・・・1,480,595・・・・・・・・13,133 ・・・・・・1,307
2(1)・・アベンジャーズ/エンドゲーム・・4/24・・・・・・・388,849・・・・・13,453,745・・・・・・・117,805・・・・・・・・958
3(2)・・ガールコップス(韓国)・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・371,840・・・・・・1,227,843・・・・・・・・10,535・・・・・・・・885
4(4)・・名探偵ピカチュウ(日・米)・・・・・5/09 ・・・・・・・・・122,694 ・・・・・・・635,132・・・・・・・・・5,303・・・・・・・・615
5(7)・・陪審員たち(韓国)・・・・・・・・・・・・5/15 ・・・・・・・・・120,346 ・・・・・・・192,180・・・・・・・・・1,565・・・・・・・・648
6(3)・・僕の特別な兄弟(韓国)・・・・・・・・5/01 ・・・・・・・・・・65,809・・・・・・1,430,815・・・・・・・・11,750・・・・・・・・496
7(5)・・ポロロ劇場版 宝島大冒険(韓国)・・4/25・・・・・・・・25,230 ・・・・・・・752,508・・・・・・・・・5,784・・・・・・・・234
8(19)・・教会のお兄さん(韓国)・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・・14,411 ・・・・・・・・21,806 ・・・・・・・・・・188・・・・・・・・195
9(新)・・サスペリア ・・・・・・・・・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・・13,458 ・・・・・・・・19,684 ・・・・・・・・・・185・・・・・・・・238
10(6)・・ホテル・ムンバイ ・・・・・・・・・・・5/08 ・・・・・・・・・・11,725 ・・・・・・・・61,163 ・・・・・・・・・・504・・・・・・・・144
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「アベンジャーズ/エンドゲーム」は4週目で1位から転落。しかし、来週あたりには韓国歴代の観客動員数で、「アバター」(1,362万人)を抜いて外国映画1位、韓国映画と合わせても全体で5位にはなりそうです。
 今回の新登場は1・8・9位の3作品です。
 1位「悪人伝」は、韓国のアクション。広いナワバリを掌握している組織の組長チャン・ドンス(マ・ドンソク)は、ある日偶然接触事故を装って接近した男に襲われます。ドンスは助かったものの、怒りに震えます。一方、凶悪事件担当班の刑事チョン・テソク(キム・ムヨル)は、連続殺人と確信した事件を1人で追跡していました。テソクは、別件の検挙対象で、本来なら妥協はありえないドンスと手を握ります。それはドンスが連続殺人の唯一の生存者であり目撃者であり、証拠だったからです。互いに利用しつつも境界を緩めることのない2人は、犯人を捕らえるとともに、それぞれの目的を達成することができるでしょうか・・・。原題は「악인전」です。
 8位「教会のお兄さん」は、韓国のドキュメンタリー。夫のイ・グァニが末期の大腸がんの宣告を受けたとの知らせを妻が聞いたのは女の子を出産し、産後養生院から出る日でした。そして突然の母の死。さらには抗がん治療が終了してから1週間にもならないのに、妻も末期の血液がんに・・・。わずかの間に立て続けに押し寄せる苦難に、夫婦は深いため息をつく以外には一緒に祈りることしかできませんでした。まるで聖書のヨブのような人生です。理解できない、息のつまるような状況にあっても、イ・グァニは誰をも怨まず、絶対に神に対する信頼をなくすことはありませんでした。そんなイ・グァニ執事の純粋な信仰の姿が描かれます。原題は「교회오빠」です。
 9位「サスペリア」は、上述のように日本ではすでに公開されています。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(8)・・教会のお兄さん(韓国) ・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・14,411 ・・・・・・・・21,806 ・・・・・・・・・・188 ・・・・・・・・195
2(新)・・サスペリア・・・・・・・・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・13,458 ・・・・・・・・19,684 ・・・・・・・・・・185 ・・・・・・・・238
3(1)・・ホテル・ムンバイ・・・・・・・・・・・・・・5/08・・・・・・・・・11,725 ・・・・・・・・61,163 ・・・・・・・・・・504 ・・・・・・・・144
4(新)・・ゾンビレニウム・・・・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・・4,270 ・・・・・・・・・4,888 ・・・・・・・・・・・36 ・・・・・・・・197
5(35)・・ノン・フィクション・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・・2,644 ・・・・・・・・・4,586 ・・・・・・・・・・・38 ・・・・・・・・・44

 3位以外の4作品が新登場です。
 1位「教会のお兄さん」、2位「サスペリア」については上述しました。
 4位「ゾンビレニウム」(仮)はフランス・ベルギー合作のアニメ。ハロウィンのテーマパーク、ゾンビレニウムが偶然に地球上のとある場所に出現します。そこではゾンビ、吸血鬼、幽霊、狼人間、魔女などさまざまなモンスターが採用され運営されています。モンスターたちは本物なのですが、人々はそのことを知りません。しかしある日、人間のエクトルが現れ、彼らの正体をばらすぞと脅したため、支配人である吸血鬼は彼をゾンビにして雇わざるを得なくなります。エクトルの一人娘ルーシーは突然父と生き別れすることになったわけですが、はたして父と娘は再び会うことができるでしょうか? 韓国題は「몬스터 랜드(モンスター・ランド)」です。
 5位「ノン・フィクション」は、フランスのドラマ。ノンフィクションではありません。2018年の第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品で、同年の第31回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門でも上映されました。書籍編集者のアラン(ギョーム・カネ)は、担当作家のレオナール(ヴァンサン・マケーニュ)から新作の相談を受けます。レオナールは自身の女性関係を盛り込んだ私小説で売れた作家ですが、アランは内心もう古いと感じています。アランの妻セレナ(ジュリエット・ビノシュ)は女優で、ふたりの関係は微妙、というか実は不倫を・・・。レオナールの妻ヴァレリー(ノラ・ハムザウィ)は政治家秘書で多忙を極め、これまた不倫? つまりダブル不倫? ・・・というややこしい男女関係をコメディっぽく描くとともに、アランの悩みの種になっているEブックに押されつつある出版業界全体の問題にも焦点を当てています・・・。韓国題は「논-픽션」です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [5月10日(金)~5月12日(日)]

2019-05-14 19:24:28 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸「金子文子と朴烈」。シアター・イメージフォーラムやシネマ・ジャック&ベティでの上映は終わりましたが、都内では3館、また全国でも計14館と、各地で息長く上映が続いています。ご覧になった皆さんには、いや、ご覧になっていない皆さんにもぜひオススメしたい本が金子文子自身が書いた獄中手記「何が私をこうさせたか」(岩波文庫)。読んで驚くのは、わずか22年6ヶ月の人生でこれほどの人生の辛酸を嘗め尽くしたのかということ。そして、それにもかかわらず、確たる信念を持って生き抜き、このような90年以上も後のわれわれの心をも動かす文章を残し得たということです。岩波文庫は苦手という人でも、この本は読めます。

▸今年はすでに47本の映画を観ました。それでも何でもやみやたらに観ているわけでもありません。「女王陛下のお気に入り」は迷いましたが趣味に合わないかなと敬遠。で高ポイントの作品の多くは観ていますが、「魂のゆくえ」は日韓のキリスト教風土の違いが注目度や評価に関係しているようで、パス。
 で、この1週間で観たのは「国家主義の誘惑」「希望の灯り」「岬の兄妹」の3作品。「国家主義の誘惑」は、横浜シネマリンで見逃がして(トホホ)わざわざポレポレ東中野まで行きましたがな。8日夜、首都圏での最終日。渡辺謙一の前作「天皇の軍隊」(2009)よりも政治的主張が鮮明。この9年間で高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)もお年を召されましたね。トークの中身はもちろんしっかりしてました。観客も大半はお年寄りで・・・って自分もか(笑)。若い世代に「何を」だけでなく「どのように」伝えるかを工夫すべきだなー。
 「岬の兄妹」は、今年の主演女優賞(男優賞も?)とかに挙げられるかも知れませんが、作品自体に感動があるかというと疑問。傑作「息もできない」にあってコチラに欠けているものは何なのか?

▸今年に入って13回行った映画館がシネマ・ジャック&ベティ。4月の初め頃、そこのチラシを見て、とても興味深い企画が進められていることを知りました。つまり、仁川にあるミリム劇場という名画座から声がかけられて、共同企画の催しを進めることになったとか。6月にその劇場で日韓の作品を各5本程度上映するとか・・・。詳しくは、→コチラと、コチラの記事を参照のこと。ツイッターは→コチラと→コチラ。あ、最新のコチラも。
 ※このミリム劇場のようす→YouTube 料金は、一般=約500円・学生=約400円・敬老=約200円なのか。(安い!)
 ※ミリム劇場の漢字表記は美林劇場。美林はハングルだと<미림>ですが、横にずらっと並べて書くと<ㅁㅣㄹㅣㅁ>で、逆から見ても同じになるということがこのチラシの最上部を見てわかりました。

         ★★★ NAVERの人気順位(5月14日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(1) ビューティフルマインド(韓国)  9.83(86)
②(2) 痛いほど愛する(韓国)  9.63(136)
③(3) グリーンブック  9.62(5,597)
④(4) カペナウム  9.60(2,726)
⑤(5) 僕のワンダフル・ライフ  9.54(2,006)
⑥(7) RBG 最強の85才  9.41(152)
⑦(6) アベンジャーズ/エンドゲーム  9.40(62,792)
⑧(-) ホテル・ムンバイ  9.37(358)
⑨(10) ポロロ劇場版 宝島大冒険  9.29(2,125)
⑩(-) ロマン(韓国)  9.28(507)

 ⑧「ホテル・ムンバイ」が新登場です。この作品については後述します。

     【記者・評論家による順位】

①(2) 魂のゆくえ  8.14(7)
②(3) ラブレス  7.80(5)
③(4) ストライキ前夜(韓国)  7.71(7)
④(5) アベンジャーズ/エンドゲーム  7.62(13)
⑤(6) スターリンの葬送狂騒曲  7.40(5)
⑥(7) カペナウム  7.33(9)
⑦(8) 川辺のホテル  7.33(3)
⑧(9) グリーンブック  7.29(7)
⑨(-) 未成年(韓国)  7.15(13)
⑩(-) バイス  7.00(7)

 今回の新登場はありません。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績5月10日(金)~5月12日(日) ★★★
           「アベンジャーズ/エンドゲーム」の観客動員数が韓国歴代ベスト10圏内に

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・アベンジャーズ/エンドゲーム・・4/24・・・・・・・812,841・・・・・12,799,661・・・・・・・111,759 ・・・・・・1,702
2(新)・・ガールコップス(韓国)・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・511,469 ・・・・・・・591,977・・・・・・・・・5,169・・・・・・・・973
3(2)・・僕の特別な兄弟(韓国) ・・・・・・・5/01・・・・・・・・・・258,095・・・・・・1,275,435・・・・・・・・10,515・・・・・・・・787
4(4)・・名探偵ピカチュウ(日・米)・・・・・5/09 ・・・・・・・・・238,626 ・・・・・・・453,864・・・・・・・・・3,802・・・・・・・・817
5(3)・・ポロロ劇場版 宝島大冒険(韓国)・・4/25・・・・・・・・49,334 ・・・・・・・721,423・・・・・・・・・5,543・・・・・・・・453
6(16)・・ホテル・ムンバイ ・・・・・・・・・・・5/08 ・・・・・・・・・・22,773 ・・・・・・・・37,029 ・・・・・・・・・・305・・・・・・・・196
7(新)・・陪審員たち(韓国)・・・・・・・・・・・5/15 ・・・・・・・・・・12,682 ・・・・・・・・23,716 ・・・・・・・・・・211・・・・・・・・193
8(35)・・ラプラスの魔女(日本)・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・・4,838 ・・・・・・・・・7,209・・・・・・・・・・・63 ・・・・・・・・112
9(69)・・ベン・イズ・バック ・・・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・・4,752 ・・・・・・・・・6,999・・・・・・・・・・・55 ・・・・・・・・・78
10(新)・・旅猫リポート(日本)・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・・3,351 ・・・・・・・・・7,161・・・・・・・・・・・59 ・・・・・・・・・75
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 3週目の「アベンジャーズ/エンドゲーム」はもう観客動員数1,300万人間近。韓国歴代で目下のところ第9位。韓国映画以外では、上に「アバター」(1,362万人.5位)の1作あるだけ。この勢いだと次々週には超えるでしょう。日本では、3週目で「名探偵ピカチュウ」に1位を明け渡しちゃってるようですけどね。
 今回の新登場は2位と6~10位の計6作品です。
 2位「ガールコップス」は、韓国のコメディ&アクション。警察の相談窓口担当のミヨン(ラ・ミラン)は以前は伝説の刑事でした。彼女は同じ相談窓口に追いやられてきた落ちこぼれ刑事のジヘ(イ・ソンギョン)とは、実は目が合っただけでも火花を散らすという小姑と嫁という間柄。ある日、ミヨンは相談窓口に申告するためやってきた1人の女性を見て、彼女が48時間後にアップロードが予告されたデジタル性犯罪事件の被害者だとわかります。ところが、その事件が署では複雑な手続きと人材不足を理由に後回しにされるのを見て、ミヨンとジヘは非公式捜査に乗り出しますが・・・。原題は「걸캅스」です。
 6位「ホテル・ムンバイ」は、2008年 11月約200人もの犠牲者を出したインドのムンバイ同時多発テロを素材にしたオーストラリアの犯罪&ドラマ。100年以上の伝統の美しい豪華ホテル、タージマハル・パレスは、いつものように世界中から来た数百人もの客が夜を過ごしていました。ところが突然巨大な爆発音とともに武装集団の襲撃を受け、占拠されてしまます。混乱した状況の中、ウェイターのアルジュンはシェフのオベロイらと力をあわせて宿泊客を守ろうと奮闘します・・・。韓国題は「호텔 뭄바이」。日本公開は今年9月とのことです。
 7位「陪審員たち」は、韓国のドラマ。2008年韓国最初の国民参加裁判が開かれます。皆にとってその日は初めてでした。注目される中、年齢も職業もさまざまな8人の普通の人たちが陪審員に選ばれました。彼らの前に置かれた事件は、証拠、証言、自白も確実な殺害事件で、量刑決定だけが残っていた裁判でした。ところが、被告人が突然容疑を否認します。陪審員は、予定になかった有罪か無罪かをめぐって争うことになります。皆が困った状況の中、原則主義者である裁判長のキム・ジュンギョム(ムン・ソリ)は、正確かつ迅速に裁判を進めていこうとします。しかし、しつこい質問と問題提起を繰り返す8番陪審員クォン・ナム(パク・ヒョンシク)をはじめとする陪審員の突発行動で、裁判はますます予期せぬ方向に流されていきます・・・。原題は「배심원들」です。
 8位「ラプラスの魔女」は、私ヌルボ、観てないのでなんとも・・・。原作者の東野圭吾は日本の作家では1番人気(村上春樹はおいていて)で、今yes24の文学ジャンルベスト20を見てみると「人魚の眠る家」(3位)・「ナミヤ雑貨店の奇跡」(10位)・「ラプラスの魔女」(16位)と3作品も入っているので、この映画も認知度はけっこう高いのではと思います。韓国題は「라플라스의 마녀」です。
 9位「ベン・イズ・バック」は、アメリカの家族ドラマ。クリスマスイブの朝、ドラッグ依存症で治療施設に入っていた19歳の息子がベン(ルーカス・ヘッジス)が施設を抜け出し、実家に突然舞い戻ってきます。母親ホリー(ジュリア・ロバーツ)は久々の再会を喜びますが、妹と継父は不安を隠せません。そしてその夜・・・。日本でも5月24日公開ということで、すでに諸情報が流されています。韓国題は「벤 이즈 백」です。
 10位「旅猫リポート」は、これまた原作本(有川浩)も映画も見てません。「図書館戦争」は韓国でも翻訳本が刊行されていて、この「旅猫リポート」も映画公開に合わせて今月刊行。福士蒼汰は「ラプラスの魔女」でも主演してますね。新人賞とかも取ってるけど、ヌルボは1作も観てません。どうなんでしょうね? 韓国題は「고양이 여행 리포트(ネコ旅行リポート)」です。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(5)・・ホテル・ムンバイ・・・・・・・・・・・・・・5/08・・・・・・・・・22,773 ・・・・・・・・37,029 ・・・・・・・・・・305 ・・・・・・・・196
2(33)・・ベン・イズ・バック・・・・・・・・・・・・5/09・・・・・・・・・・4,752 ・・・・・・・・・6,999 ・・・・・・・・・・・55 ・・・・・・・・・78
3(新)・・旅猫リポート(日本)・・・・・・・・・・・5/09・・・・・・・・・・3,351 ・・・・・・・・・7,161 ・・・・・・・・・・・59 ・・・・・・・・・75
4(3)・・闘う建築家 安藤忠雄(日本)・・・・4/25・・・・・・・・・・3,009 ・・・・・・・・25,541・・・・・・・・・・・211・・・・・・・・・33
5(1)・・パンズ・ラビリンス・・・・・・・2006/11/30・・・・・・・・・・2,895 ・・・・・・・489,732 ・・・・・・・・・2,939・・・・・・・・・27

 1~3位の3作品が新登場ですが、いずれについても上述しました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [5月3日(金)~5月5日(日)]

2019-05-08 23:51:15 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸「ストライキ前夜」と「アグリードール」で時間を使いすぎ、丸1日遅れになってしまいました。
 この1週間は、先週の反動で(笑)映画4本鑑賞。
 その中でダントツの1本は5月1日横浜シネマリンで観た「ビル・エヴァンス タイム・リメンバード」です。12:05の1回の上映で、余裕をもって30分以上前に行ったところが、すでに待ってる客が一杯! 全102席で私ヌルボは№89。そして15分前に満席とは、この映画館で過去そのやうなことはあったでせうか?? 1日=<映画の日>というだけではないかも・・・、と思っていたら、10連休初日(4月27日)も満席だったそうです。(その後は未確認。) また3日に届いたアップリンクのメールマガジンには「先週末から始まった『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』ですが、1週間の上映回全て満席という驚異的な大ヒットスタートを切りました。今週末からは回数を拡大して上映します。」とありました。そういえば、すぐ近くの座席で「上映館を検索したらここが見つかってわざわざから来た」と話していた2人連れがいましたね。で、その映画ですが、やっぱり一にも二にも彼の音楽自体の魅力! それにしても、いくら日本で人気のジャズピアニストとはいえ、1980年つまり39年も前に世を去った彼が今もなおこんなに多くの人を引きつけるのかとあらためて驚いた次第です。

▸3日は同じ横浜シネマリンで「天皇の軍隊」(2015)を観ました。少し前の作品ですが初見。思ったほど政治的主張が強くないように思ったのは、日本人監督(フランス在住の渡辺謙一監督)とはいえフランス人を主対象としたフランス映画(2009年か)で、基本知識をまずおさえておこうという意図で構成されているからでしょう。とくに天皇、そして憲法9条&再軍備を中心に日本戦後史のアウトラインをわかりやすくたどっていて、これはそのまま高校の授業でも使えるかも、と思いました。(しかし今の教育現場はどうだか・・・。あの1975年10月31日の、昭和天皇が初の公式記者会見の場で原爆について語った時の映像(→YouTube)もあったりするからねー。私ヌルボはもちろん「なんら問題はない」と思いますが・・・。)

▸先週4日、神保町のブックカフェ<チェッコリ>で<伝説の独立映画>「ストライキ前夜(파업전야)」(1990年)を鑑賞。先週の記事で「30年近くを経て今年のメーデーに韓国で正式に劇場公開」されることになり、話題を呼んでいる」と書きました。私ヌルボ、昔から人の顔を憶えるのが苦手で、とくに大勢が登場する映画作品はなかなかタイヘン。この作品もそうで、オマケに睡眠不足のため肝心の部分でちょっと寝ちゃったかも・・・。しかし、後述のように映画史的には注目作かもしれませんが、はたして少なくとも今の人たちの感動をよぶかは疑問がありそう。→<シネマコリア>の記事では作品紹介に続けて、本作を1998年に観たというソチョンさんが「『五月-夢の国』とほぼ同じスタッフの作品だが、完成度はかなり落ちる。人物の描き方が柔軟でなく画一的になっており、いかにもプロパガンダ的な作品なのだ。・・・・ 歴史的意義という意味以外には価値を感じなかった。」と記されていますが、わかるような気がします。のネチズンの評点をみると、10段階評価中最多は10点(62%)で、次は1点(13%)で、「感動した」という人が多い一方、1点を付けた人も相当数。そのコメントを見ると「政権が代わるたびに政治偏向した映画が続々公開。どんな映画であれ政権の性向と関係なく公開できる環境になってほしい」とか、「実像は水準以下の映画。運動圏映画なら無条件で名作となるのか?」といったものがめに留まりました。

         ★★★ NAVERの人気順位(5月7日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(1) ビューティフルマインド(韓国)  9.82(85)
②(2) 痛いほど愛する(韓国)  9.69(133)
③(3) グリーンブック  9.62(5,566)
④(4) カペナウム  9.60(2,704)
⑤(5) 僕のワンダフル・ライフ  9.54(1,997)
⑥(7) アベンジャーズ/エンドゲーム  9.41(59,396)
⑦(6) RBG 最強の85才  9.38(146)
⑧(8) ザ・ハント ナチスに狙われた男  9.35(57)
⑨(9) ポーランドに行った子供たち(韓国)  9.33(509)
⑩(10) ポロロ劇場版 宝島大冒険  9.30(1,925)

 今回新登場の作品はありません。

     【記者・評論家による順位】

①(2) 女王陛下のお気に入り 8.20(10)
②(3) 魂のゆくえ  8.00(7)
③(5) ラブレス  7.60(5)
④(-) ストライキ前夜(韓国)  7.71(7)
⑤(4) アベンジャーズ/エンドゲーム  7.62(13)
⑥(7) スターリンの葬送狂騒曲  7.40(5)
⑦(8) カペナウム  7.33(9)
⑧(9) 川辺のホテル  7.33(3)
⑨(10) グリーンブック  7.29(7)
⑩(-) 運び屋  7.20(5)

 ④「ストライキ前夜」が新登場です。光州民主化闘争関係の初期の映画として知られる「五月-夢の国」(1988)を撮った独立映画集団チャンサンコンメ[長山串鷹]が1990年に制作した<伝説的>作品。元は16mmフィルムだったのを、4Kデジタルリマスタリング作業を経て今回の上映となったものです。時代は1988年、国際的な好況に乗って成長を続ける東星(トンソン)金属の労働者たちが劣悪な労働環境を打破するために組合を作って立ち上がるまでを描きます。・・・が、前述の<シネマコリア>の記事や<レイバーネット>の記事によると「1990年にソウル・釜山など全国11都市で一斉に公開されたが、煽動性を問題視した当局(盧泰愚政権)によって、フィルム・機材の押収、観客への暴行・不法連行、鑑賞した労働者への辞職強要、鑑賞した軍人への保安隊異動などの事件が引き起こされた」等々のことが書かれています。87年の6月抗争後にもそういう弾圧があったのですね。作品のくわしい内容は→<輝国山人の韓国映画>参照。原題は「파업전야(覇業前夜)」です。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績5月3日(金)~5月5日(日) ★★★
           「アベンジャーズ/エンドゲーム」が2周目で驚異の1千万人超え!

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・アベンジャーズ/エンドゲーム・・4/24・・・・・2,333,075・・・・・10,952,464・・・・・・・95,030 ・・・・・・2,490
2(16)・・僕の特別な兄弟(韓国)・・・・・・・5/01・・・・・・・・・・419,152 ・・・・・・・660,868・・・・・・・・5,427・・・・・・・・785
3(2)・・ポロロ劇場版 宝島大冒険(韓国)・・4/25 ・・・・・・・172,087 ・・・・・・・580,317・・・・・・・・4,446・・・・・・・・797
4(新)・・名探偵ピカチュウ(日・米) ・・・・5/09 ・・・・・・・・・117,536 ・・・・・・・119,718 ・・・・・・・・・998・・・・・・・・641
5(49)・・アグリードール・・・・・・・・・・・・・5/01 ・・・・・・・・・・18,835 ・・・・・・・・37,541 ・・・・・・・・・273 ・・・・・・・331
6(新)・・パンズ・ラビリンス・・・・2006/11/30・・・・・・・・・・・・6,463 ・・・・・・・482,424 ・・・・・・・2,877・・・・・・・・・38
7(61)・・ミス・スティーブンス・・・・・・・・5/02 ・・・・・・・・・・・5,532 ・・・・・・・・・8,945・・・・・・・・・・72・・・・・・・・・64
7(新)・・フレンズ:巣脱出・・・・・・・・・・・5/01 ・・・・・・・・・・・5,532 ・・・・・・・・10,178・・・・・・・・・・69・・・・・・・・157
9(4)・・キャプテン・マーベル・・・・・・・・・3/06 ・・・・・・・・・・・5,078 ・・・・・・5,796,057 ・・・・・・51,448 ・・・・・・・・58
10(8)・・闘う建築家 安藤忠雄(日本)・・4/25 ・・・・・・・・・・・4,637 ・・・・・・・・18,102・・・・・・・・・150・・・・・・・・・53
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 2週目に入っても「アベンジャーズ/エンドゲーム」の勢いは衰えるどころか公開14日目の5月4日には動員観客数1千万人を超え、今日(7日)にはさらに100万人上積みされました。今後どこまで伸びるか注目。しかし、前回も書きましたが、このスクリーン独占のあおりで上映機会が狭まった(or奪われた)他の作品にとってはい迷惑です。
 今回の新登場は2・4・5・6・7位(2作品)の計6作品です。
 2位「僕の特別な兄弟」は、韓国のドラマ。非常に優れた頭脳を持ってはいるものの、弟のトング(イ・グァンス)がいなければどこにも行けない身体障碍者のセハ(シン・ハギュン)と、抜きんでた水泳の実力をそなえてはいるが兄のセハの助けなしでは何もない弟のトングは、全然血のつながりはありません。しかし、これまで20年一心同体で暮らしてきた<特別な兄弟>です。ところがある日、兄弟がねぐらにしている<責任の家>を運営していた神父が亡くなって支援金が絶たれ、2人は引き離される危機に直面します。セハは<責任の家>を守ってトングと別れずにすむように区役所のプールでアルバイトをしている就職浪人のミヒョン(イ・ソム)を水泳のコーチとして迎え入れ、トングを水泳大会に出場させて人々の耳目を集めることに成功します。これで別れないですむという希望が見えましたが、それもつかの間、思わぬ人物が兄弟の前に現れ、兄弟は新たな危機にさらされます・・・。原題は「나의 특별한 형제」です。
 4位「名探偵ピカチュウ」は、ポケモン初めて日・米合作のハリウッド実写映画ということで注目。日本では6日早く5月3日から公開されています。韓国題は「명탐정 피카츄」です。
 5位「アグリードール」(仮)は、アメリカの人気キャラクター、アグリードールたちが主人公のアメリカのファミリーアニメ。私ヌルボ、苦手ジャンルなのでよくわかりませんが、日本ではこのキャラクターはどれくらい知られているのでしょうか? →コチラの画像のようにブサイクなご面相の人形で文字通りuglyではありますが、明るく愛嬌がある感じ。約20年前ニューヨークのアートスクールを卒業したデイビッド・ホーヴァスさんが一時韓国に帰国していた恋人のキム・ソンミンさんに送ったラブレターに描いたイラストをソンミンさんがぬいぐるみにして贈ったのが始まりとのこと。(→コチラ参照。) 以後人気が高まったアグリードールは2006年アメリカでToy of the yearを受賞する等の評価を得るとともに、uglyという言葉も否定的な意味一辺倒ではなくなってきたとか。つまりありのままの自分を肯定的に受け入れようということ。・・・という経緯を経て今回の劇場アニメ化へ。こんな背景もあってか韓国ではアメリカより2日早く公開。それに合わせて→中央日報等韓国各紙もキム・ソンミンさんのエピソードとともに紹介記事を載せています。で、物語は(ちょっとわかりくかったので(^^ ;)省略します。韓国題は「어글리 돌」。日本公開は未定のようです。
 6位「パンズ・ラビリンス」は、2006年のスペイン・メキシコ合作のダーク・ファンタジーの再上映。韓国題は「판의 미로 - 오필리아와 세 개의 열쇠(オフィリアと3つの鍵)」です。これは名作!
 7位その1の「ミス・スティーブンス」は、アメリカのドラマ。演技に特別な才能がある<要注意生徒>のビリー、完璧主義者の女王様マルゴー、可愛くフレンドリーなサム。こんな生徒たちを週末3日間開催される演劇大会に引率するのは、魅力的な英語の先生ミス・スティーブンス(リリー・レーブ)。毎日顔は見ていても互いによく知らない生徒同士。またスティーブンス先生自身も心に喪失感を抱えています。ビリーは何か傷を隠しているような先生に同質感を感じてか、目で追います・・・。そんな生徒たちと先生の、心のふれあいと成長をすくいとった作品。韓国題は「미스 스티븐스」。日本公開は未定のようです。
 7位その2の「フレンズ:巣脱出」は、ドイツのアニメ。カモメの家族の巣で育ったマヌーは、カモメではなく実はアマツバメの子。カモメの飛行学校で飛び方を教わるものの、その飛行法には適応できず、<醜い赤ちゃん鳥>になってしまいます。カモメ隊長のカリフは劣等生マヌーを巣から追い出そうとします。マヌーは、再びカモメ家族の一員になるために、仲間の助けを借りて空を飛ぶ大会の1等に挑戦することにします・・・。韓国題は「프렌즈: 둥지탈출」です。アマツバメはツバメとは別の鳥で、一度も着地することなく10ヵ月間も連続飛行するとのことですよ。つまり寝ている間にも飛んでるとか!

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・パンズ・ラビリンス・・・・・・2006/11/30 ・・・・・・・・・6,463 ・・・・・・・482,424 ・・・・・・・・・2,877・・・・・・・・・38
2(23)・・ミス・スティーブンス ・・・・・・・・・5/02 ・・・・・・・・・5,532 ・・・・・・・・・8,945・・・・・・・・・・・・72・・・・・・・・・64
3(1)・・闘う建築家 安藤忠雄(日本)・・・・4/25・・・・・・・・・・4,637 ・・・・・・・・18,104・・・・・・・・・・・150・・・・・・・・・53
4(新)・・カサブランカ ・・・・・・・・・・1949/01/16・・・・・・・・・・1,070 ・・・・・・・・16,122・・・・・・・・・・・・38 ・・・・・・・・・・1
5(2)・・イタズラなKiss[台湾版] ・・・・・・・・3/27・・・・・・・・・・・970 ・・・・・・・426,695 ・・・・・・・・・3,490 ・・・・・・・・・11

 1・2・4位の3作品が新登場です。
 1位「パンズ・ラビリンス」と2位「ミス・スティーブンス」については上述しました。
 4位「カサブランカ」は、映画ファンなら誰でも知ってる(?)名作の再上映。シルバー映画館での上映かな? 韓国題は「카사블랑카」です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする