あるSEの業務日報

日報代わりの記録です。

マイナス成長が明確に示す経済政策の根本的誤り~政府の詭弁。野口教授

2015-08-23 22:27:03 | 話題

ダイアモンドオンラインに、今回の事を取り上げた。
元記事はこちら。

 この記事の最後を引用すると、
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これらを考えれば、「企業の収益改善が……賃金上昇につながり、それが消費の増加に結び付く『経済の好循環』が着実に回り始めている」という白書の主張は、「詭弁だ」としか言いようがない。ましてや、マイナス成長に陥っている現在の日本経済の状態をなぜ「四半世紀ぶりの成果」と言えるのか、理解に苦しむ。
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 まさしく私が先日から書いてきたように、非常にまずい状況に陥ったのは明らかなのだが、安保法案を通す為にそちらに注力してしまっているのが大問題なのだ。実は先週の木曜日から日経平均をリアルタイムで注目していたのだが、総理は夏休みを取ってしまい、国会は実質閉じたままであり、あんな下らない法案は、さっさと廃案にしてしまうか、せめて継続審議で先送りにすべきで、早急に現実の世界に眼を向かないと大変な事になる。
 先週の日経平均は600円近く値を下げたし、地球を一周してヨーロッパからニューヨークにかけて下落した。朝の東京市場も底を打って反転上昇するとも言えず、さらに一段下がる恐れもある。そもそも中国がいつバブルがはじけ飛ぶか分からないままに、アメリカは利上げを9月にも正常化できるのではと思っていたところが、突然全世界が頭から氷水をかけらたようなものだ。心臓発作したとまでは行かないが、一瞬ビクビクと震えて驚いた感じだ。先週の金曜日から危機を伝える経済レポートは山のように出ているのだが、政府は全く関心が無いようだ。やっと月曜日から完全に正常化するので、大丈夫なのかと私は言いたい。


コーヒーのハンドドリップ

2015-08-23 15:19:21 | 出来事

 先日ちょっと書いたが、コーヒー豆をミルで挽いてハンドドリップでコーヒーを淹れるのが、手軽で格段に美味しく飲む事ができる方法だ。

 今回は必要な道具を含めてコーヒーの話をしたい。

 まず必要な道具は、ドリッパーとコーヒーポッド、ペーパーフィルターだ。思いっきりケチろうと思えば、ダイソーにドリッパーとペーパーフィルターは売られているので、後はコーヒーポッドがあればいい。ただしやかんではだめだ。注ぎ口が大きすぎるので一気にお湯が流れてしまい、コーヒー粉がお湯浸しになり、目が詰まってしまって飲めなくなる。やはり専用のポッドを用意すべきだ。どうしても代用するならお茶の急須がいいだろう。温度管理が難しくなるがやってやれない事はない。

 さて本格的にコーヒーを飲むならやはりある程度の投資は必要で、私が使っているドリッパーはハリオのV60だ。ハリオ V60 ドリップイン VDI-02Bは、アマゾンで検索すると1000円強で購入できる。ちなみに私が買ったのは、澤井珈琲のドリッパーセット福袋で、ドリッパーとコーヒー豆とフィルターがセットになったものだった。アマゾンで買った方が安上がりなのだが、初めて買うのなら福袋セットのほうが間違いが無くて無難だろう。専用フィルターは1~4杯用の02番の100枚入りがお勧めだ。

 つぎにコーヒーポッドはアマゾンで買った。パール金属のステンレス製ドリップポッド1.1L H-9475を購入。1800円くらいだ。ちょっと高い感じがするが、注ぎ口が狭いものでないとコーヒーはダメなので、専用の物をぜひ用意してほしい。

 次にコーヒー豆を買うのだが、私は楽天市場の澤井珈琲をおすすめする。2㎏で2,400円くらいなので大変割安だし、しかも焙煎してすぐに発送してくれるので豆がとても新鮮なのだ。実はこれがものすごく重要で、半年も寝かせてしまうとまずくなるだけでなく、淹れたときに膨らまずにそのまま下に落ちてしまう。豆は新鮮なものを買ってくるのが鉄則だ。

 あと豆を必ず事で店で挽いてもらうのはNG。新鮮でも数日すれば、豆の酸化が進んで膨らまなくなる。だから必ず毎回ミルで挽く事が大事だ。ミルもコーヒー専用のミルを用意したほうが良いのだが、私は山善のミルミキサーを使っている。2,500円くらいで販売しており、ほかにもゴマを引いたり、アイスクリーム用にクッキーを砕いたりなど、いろいろ便利に使えるので重宝している。

 さて、これからがドリップだが、私はいつも1リットルをまとめて作るので、マグカップ4杯分をつくる。豆25グラムをミルで挽いて、フィルターをセットする。

 

  ハリオのV60は、一般的な扇型ではなく円錐型なので粉が中央へ自然に落ちる。またよほどの事がないかぎり、一気にお湯を注いでも目詰まりする事がないので、初心者でも安心して扱える。

 次にお湯の温度だが、これがけっこう重要で、まずポッドにお湯を沸騰させる。グラグラと煮立ったら、いったん火を止めて30秒間放置させる。目安は95度くらいだが、温度計は誰も計測した事が無いので大体で良い。肝心なのは沸騰直後にコーヒーを注がない事。30秒間ほっとく事で沸騰から若干温度が下がるので、それが目安の95度になる。ちなみにもっと正確にいうと、気圧が低い場合は沸点が100度には絶対に届かないので、95度というのもあくまで目安でしかない。もっと極端な話をすれば富士山の山頂では沸点が80度くらいになってしまう。繰り返すが肝心なのは沸騰してから少し冷ます事が重要なのだ。

 さて、いよいよお湯を注ぐわけだが、粉にお湯が全体にわたる位でいったん止める。

 蒸らしというやつで、お湯を注いで30秒間そのまま待つ。

 コーヒー豆が新鮮だと、すぐに発泡し始める。蒸らし中のドリッパーには下にほとんど落ちないで、粉のところで留まっている。これが新鮮な粉と古い粉の違いは一目瞭然なのだ。古い粉はお湯をいれた瞬間に全部下に落ちてしまう。

 蒸らしを終えて30秒待つと、いよいよお湯を本格的に注ぐ(写真を撮りながらお湯を注ぐのは意外と難しかった)。

 このあたりから本格的にコーヒーの良い香りが部屋全体に広まりだす。これが普通のコーヒーメーカーでは出せないハンドドリップの良さを実感できる瞬間だ。

 ここで一つポイントなのだが、コーヒーの淹れ方について様々なサイトで紹介されているが「粉は縁を崩さないようにゆっくりと回しながら」と書いている。別に反対するつもりはないが、V60なら豆が新鮮ならばほっといても勝手にコーヒー自体が均一に膨らむので、中心部にただ注ぐだけで良い。扇形のドリッパーではどちらかに傾いてしまうので、回しながらが必要なのだ。

 

 このように均一に粉が発砲する。同時に下から順調にコーヒーが落ちてくる。

 クドいが豆が新鮮だと、このようにきれいな土手ができあがる。

 一度にできた量は全体の半分程度なので、ドリッパーから保温ポットに移す。その時のフィルターは紙コップで受けると便利だ。

 初めに書いたがまとめて1リットルを作るので、2投目を投入する。その時、ポットのお湯はだいぶ下がっているので、再び火を入れて温めなおす。

 2投目も基本的に同じ作業。ポットの中心を注ぎ土手を崩さないようにする。1回目よりも若干土手が崩れるがこれは気にしなくて良い。

 ほとんどお湯がなくなりどんどん下に落ちてゆく。

 さらに残りのお湯を継ぎ足して完成。美味しいコーヒーができた。