あるSEの業務日報

日報代わりの記録です。

オーディオの思い出。PCMレコーダー、初めてのデジタル録音。

2017-01-08 19:29:16 | オーディオ

 今となっては全てがデジタルであり、アナログな物はほとんどない。以前はアナログレコードと録音するにはカセットテープというのが普通だったが、80年代になって徐々にデジタル機器が登場した。今回は私は初めて体験したデジタル録音について話そうと思う。

 PCM録音。

 この言葉は多くの人は聞いた事がないとおもう。まず、PCMとは Pulse Code Modulationの略で、パルス符号変調というCDなどのデジタル記録するために考案された方法であり、これで録音すると全く劣化しない記録ができるのだ。まさにデジタルである。

 当時一般的に使われていたカセットテープはヒスノイズというシャ~という耳障りな雑音が絶えず聞こえていたが、PCM録音はヒスノイズが全く発生しないのだ。ただ膨大な信号を記録するためには、ベータマックスと呼ばれるビデオデッキが必要であり、画像の代わりに音声の情報をデジタル記憶していくのだが、私は1983年だったか一度だけこのPCMレコーダーを使わせてもらった事がある。

 実は一昨年に亡くなった従弟が当時、このPCMレコーダーを購入して、半月間くらいこの機械を貸してくれた事がある。私もベータマックスを持っていたので、ビデオデッキを介して録音することができた。最初の感想は驚きの一言だった。当然だがヒスノイズが全く発生しない。アナログレコードを再生してみても、PCMレコーダーと録音の違いがわからない。デジタルのすごさを見せつけられた瞬間だった。

 それでこの半月間で何か記録できるものは無いかと考えていると、ちょうどFMでイエローマジックオーケストラの解散コンサートが開催される事を知り、PCMレコーダーで録音する事にした。ちなみに当時の私は喜太郎が好きであり、YMOはあまり関心がなくFMで何度か聞いた程度だったが、せっかくライブで流れるのだから通して録音しようと考えた。当時のカセットテープは片面45分が一般的であり、途中でテープ交換しなければならずライブ録音はつらいのだ。その点PCMレコーダーは2時間をそのまま録音できるので便利だ。こうしてYMOの散開コンサートをデジタル録音で記録することができたが、これは1985年にコンパクトディスク(CD)が発売される前の事であり、当時は本当に珍しい事だった。(CDが発売されたのは1981年だった。)

 その後、私が初めてCDプレーヤーを見たのは1986年であり、同級生がソニーのポータブルCDプレーヤーを見せてくれた。それが奇しくもYMOのCDであり、CDのダイナミックレンジの広さを見せつけられ、すぐに自分でCDプレーヤーを買ったのだが、やはりあのPCMレコーダーを体験させてもらったのが大きいと思う。

 

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ボーズ ベビーキャノンの接続ケーブルを変えた。

2016-12-02 16:57:51 | オーディオ

 ボーズのアクースティマスキャノン(愛称はベビーキャノン)だが、付属のケーブルを止めて写真のインプット側の入力側と直接ケーブルでつないだら、恐ろしく音が良くなった。

 

  本来であれば専用のコネクタでスピーカーへ出力されるのだが、ケーブルを外してしまってボックスの入力端子の部分でスピーカーにそのまま出力させた。

 結果は大成功でとても音が良くなったし、アクースティマスキャノンもしっかり低音が出ている。

 取り外したケーブルがこれ。

 1本が5mもあり見ての通りまるで電気用の平行コードであり、とても良い音とは言える代物ではない。じつはずっと前も同様にケーブルを直接つないでいたのだが、パソコン用としてのスピーカー接続なので、そのまま付属ケーブルを使ったわけなのだが、改めてケーブルの違いを思い知らされた。

 本日の視聴はYoutubeで小澤征爾指揮ベルリンフィルのくるみ割り人形

 今回はパソコンで再生しているわけだが、ロシアの踊りの時に子供が泣く場面があるのだが、今回スピーカーケーブルを変えたことにより、何度か子供が泣いて観客が笑うシーンが鮮明に聞き取れた。昔の記憶がよみがえったのでほんとうにうれしい。

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ノイズフィルタータップを追加した。

2016-11-26 17:14:49 | オーディオ

 最近すっかり書かなくなってしまったオーディオの記事だが久々にオーディオ改善だ。

 昔から使っていた電源用のノイズフィルタータップだが、ここ数年はパソコン用に使っていたが、これをやめて雷サージ付き電源タップに取り替えたので、元々オーディオ用として使っていたタップと取り付けた。

 6個タップであり、アンプやCDプレーヤーなど様々な電源が供給できるが、中身はおそらく一般的なフェライトコアだと思う。でもこれを使うのと使わないのでは音の奥行きが格段に良くなる。それと写真ではわかりにくいと思うが、ケーブルのシースにはチタンが練りこまれていて、外界の電磁波を遮断してくれるというスグレモノなのだ。だが以前も書いたが、オーディオテクニカのノイズフィルタータップは昔から使っているので、今回のものを含めて3つをつなげて動かしている。この威力は絶大であり、音の厚みというか奥行き感がずっと広がる。

 オーディオテクニカのラインフィルターは、もうこの手の商品は廃盤になっており入手できないが、フェライトコア自体は安く売られているので試しに取り付けてみると良いだろう。最近はデジタル機器が本当に多いので、高周波ノイズ対策にはかなり有効だと思う。

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オーディオの基礎 12 アナログレコード

2016-10-04 00:32:52 | オーディオ

 今回はアナログレコードの話をしようと思うが、現在まともなレコードプレーヤーが無いので完全に昔話になってしまうが、最近はレコードが復活しているようで生産も増えてきているようだ。またレコードプレーヤーも複数のメーカーで現役で販売されている事もあり、基本的な事柄を説明していこうと思う。

 LP盤とSP盤

 まずレコードは大きくサイズの異なる30cmのLP盤と、17cmのSP盤の2種類がある。LP盤は両面で45分程度で、SP盤はたぶん10分程度の演奏が聴ける。たぶんというのは、じつはSP盤の最大録音時間という物が聴いた記憶がなく、片面で5分以上の曲を聴いたことないので10分程度とした。ちなみにLP盤は昔から46分と言われていた。

 CD(コンパクトディスク)は1つの面しか再生できないが、アナログレコードはまず片面で演奏でき、そしてそのままひっくり返して裏面を演奏することができる。17cmのSP盤はドーナツ盤とも呼ばれ、片面で5分程度の再生なので歌謡曲などに重宝された。表の演奏をA面と呼びB面は人気の少ない曲が多い。またSP盤は回転数が速い45回転が普通だ。ほとんどのプレーヤーが手動で回転数を切り替える事ができるので、45回転のSP盤を速度の遅い33回転で聴くことができた。よって女性の歌手が33回転にすると、ゆっくりとした歌になり、声も男のように低くなるので時折遊んだものだ。「大きなレコードは30cmのLP盤で33回転」「その半分くらいのドーナツ盤は17cmでEP盤。回転数は45回転」だ。多くのレコードプレーヤーは、オートスタートであり、盤を選択してスタートボタンを押すと自動で針が落ちて演奏が始まるようになっている。演奏の終了は溝に仕掛けがありわざと針飛びがおきるようになっているので、繰り返し「ボソッ、ボソッ」と音がするが、プレーヤーが曲が終わると急速に針が進むのを検知して、自動的に針が上がるプレーヤーが多い。フルオートプレーヤーと呼ばれる機種はボタンを押すだけの操作になっている。

 針は寿命がある

 レコード盤は塩化ビニールで出来ているが、信号として刻まれた溝は、小さな針をなぞることで再生できる訳だが、針は消耗品であり徐々にすり減って再生できなくなってしまう。針はダイヤモンドが多いが、サファイヤ針もあるので確認が必要だ。また再生中に巻き込まれたホコリが針を拾ってしまうので、そのままでいると針先にホコリが巻きついてしまう事がある。その場合はレコード針専用のクリーナーを用意して掃除する必要があるが、絶対に指でとったり息で吹き飛ばしてはいけない。針は非常にデリケートで壊す恐れがあるし、息もカビがはえる恐れがあるので、必ずクリーナーを用意しておこう。

 レコードクリーナーも必要

 レコード盤もホコリがついてしまうので頻繁に掃除する必要がある。またレコードは周りのふちの部分を持つようにして、信号がある溝の部分を直接さわらないようにしないと、指紋が付いてしまい後にカビがはえてしまう恐れがある。レコードは細心の注意が必要であり、ホコリの発生をを抑えるために、静電気を起こさせないレコード用スプレーも売られていたので、ネットで注文する必要がある。

 フォノイコライザーとRIAAカーブ

 まずレコードプレーヤーとアンプを接続する場合に、レコードプレーヤー側にフォノイコライザーを内蔵しているか、していないかでアンプ側の接続が変わってくる。低価格のプレーヤーはフォノイコライザーを内蔵している機種が多く、プレーヤーとアンプはAUX端子と接続する。この場合面倒な接続は不要なのですぐに演奏を聴くことができるが、ある程度のクラスになるとフォノイコライザーは内蔵しておらず、アンプ側は必ずPHONO端子と接続する必要がある。それとプレーヤーから出たアース線とアンプのアース端子と接続しなければならない。イコライザーを内蔵しているか、いないかでつなぎかたが変わるのだ。まずはフォノイコライザーを内蔵していないPHONO端子との接続から説明する。レコードプレーヤーから受けた信号は大変微弱なので、そのままではレコードプレーヤーの電気と、アンプの電気では、わずかだが電位差が生まれてノイズが出来てしまう。だから電位差をなくすためにアース線を結んで、ノイズを起こさせないことが重要なのだ。次にプレーヤーから来た信号は、そのままでは録音時に低音を減らすように出来ている。だからアンプ側で低音を補強し元の正しい音に復元するようにできている。この音の変換作業はRIAAカーブとして全てのレコード会社が決まり事として行っており、各アンプのメーカーもこのRIAAカーブで逆補正を行うようになっており、最終的にフラットな音として再生できるように作られている。このようにフォノイコライザーを内蔵しているかいないかはとても大切な事だ。

 PHONO端子接続しない、フォノイコライザー内蔵のプレーヤーの場合はAUX端子と接続する。プレーヤー側からすでに十分大きな信号が出ている。プレーヤーからアース線が出ている場合はアンプのアース端子と接続するが、出ていない場合はそのままで構わない。

 MMカートリッジとMCカートリッジ

 ここからは高級オーディオの話になるが、レコードプレーヤーの機種では、アームの先がカートリッジとして交換できるようになってる。カートリッジの違いで音質が大きく変わるのだ。カートリッジだけでもかなりの話となるのだが、ここでは代表的なムービングマグネット(MM)ムービングコイル(MC)について説明する。まずはムービングマグネットから説明するが、一般的にMM式と呼ばれレコードプレーヤーで圧倒的に使われているものだ。カートリッジの針先から出た棒の最後は磁石になっており、棒の周りには固定したコイルが巻かれているが、針先から伝わった振動が磁石を震わせるので電磁誘導により発電される仕組みだ。磁石が動くからムービングマグネットなわけだ。MM式カートリッジは比較的大きな電流が生まれるのでオーディオでは主流のなのだ。だが、ごく微細な信号は磁石が感知できないので、繊細な音はカットされてしまう欠点がある。それで動きを逆にして、固定した磁石の周りに針先からコイルを巻き付けるのがムービングコイルだ。MC式はコイルが小さいので針先からの微細な振動を捉えることが可能になる。MC式の方がより繊細な音を再生できるのだが、MM式とは比べ物にならないほど信号が弱いので、昇圧トランスで信号を増幅しないとアンプで聞こえないのだ。ゆえに音質的には優れているが、MM式のほうがはるかに簡単なのでMC式はほとんど使われていない。

 

 ベルトドライブとダイレクトドライブ

 低価格のレコードプレーヤーはベルトドライブを採用している機種が多い。ベルトドライブは、モーターに高速のスピードで安定的に回転させることができ、ベルトで減速させることができる。また1つモーターで機械的に33回転と45回転のベルトを切り替える機種もあったが、外れてしまうという問題があるので機械的には少数派だと思う。これもある程度のクラスになるとベルトではなく、ダイレクトにモーターを回転させるダイレクトドライブになる。これは構造的にはシンプルだが、モーターに低速で回転させる必要があるので、強力なモーターが必要となるし、回転数を常に一定で保つ必要があるのでサーボ回路が不可欠だ。ベルトドライブは全体的に安上がりで済むがベルトは寿命がある。その分ダイレクトドライブは高くなるが長持ちする。

 以上、とりあえずレコードの代表的な事柄を書いたが、他にも針圧などの話があるので機会があれば話したい。

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オーディオの基礎11 スピーカーについて 

2016-09-30 03:14:18 | オーディオ

 スピーカーを選ぶのはとても重要なのだが、今回はスピーカーについて基本的な事柄を紹介していく。

 フルレンジとユニット数

 スピーカーを語るにはいろいろな切り口があるが、まずはユニット数の違いから説明しよう。これは1つのスピーカーだけでは低音から高音までをカバーするのは無理があるので、低音用と高音用に得意とする分野でそれぞれ分担するのだ。ユニット数が2つの場合は、低音用のウーファーと高音用のツイーターの2ウェイとなる。ユニット数が3つでは、重低音のウーファー、中域のスコーカー、高音用のツイーター3ウェイだ。それ以上の4ウェイでは、ウーファーが2つの物や、スコーカーが2つの物、ツイーターの上の部分を担当するスーパーツイーターなどがあるが、どれも高級オーディオの部類になるので使っている人はごく一部だ。最後にユニットが1つしかないフルレンジという物もある。フルレンジは構造が単純なので、ポケットラジオとか小型ラジカセなどで広く使われている。音としては中低域から中高音域が範囲であり、歌謡曲あたりをターゲットにして、イージーリスニングも良いが、ピュアオーディオとしてはあまり適さない。

 まずは3ウェイスピーカーから説明しよう。このクラスは大型スピーカーになるのが多く本格的な物といえる。一般的には25センチ以上のウーファーを持っている機種が多い。より低い音を鳴らすには大口径が必要となるので、35センチを超えるウーファーもあるがそれはごく一部であり、また大口径は値段も高くて場所もとるので、ほとんどのスピーカーは小口径でも小さく仕上げるかが各メーカーの腕の見せ所となる。

 完全密閉式とバスレフ式

 低音は部屋のどこでも音が聞こえてくるが、これは音が回り込んで聞こえるためだ。しかし、音を振動させるスピーカーにとっては、低音の回り込みが大問題となる。スピーカーの前面に低音を鳴らすと、そのままでは反対側の音が回り込むので、波形を打ち消しあって何も音が聞こえなくなってしまうのだ。それを防ぐためには、スピーカーを完全に密閉してしまうのが一つの方法で、完全密閉式と呼ばれる手法だ。このメリットは内部の空気が閉じ込められるので、スピーカーの裏側に回り込む事ができなくなり、低音がはっきりと聞こえるようになる。デメリットは密閉してしまった為、スピーカーの振動が内部の空気をたえず膨張したり減圧したりするので、効率が極端に悪くなる。つまり消費電力が増えてしまうという欠点がある。

 完全密閉式スピーカーは、ごく一部の高級オーディオにか採用されず、一般に使用されているのがバスレフ式だ。開放式とも呼ばれる。これは密閉はせずに空気が行き来できるようになっており、低音の回り込み問題に関しては反響版をきちんと計算して、低音の波長が逆転されるようになっている。これなら無駄に電力を消費しなくて済むし、スピーカーから出た音と、回り込んだ音が、ちょうど反転させて元の2倍の音になるようにしてある。また、口径の小さなスピーカーでも音楽が聞こえるので、ほとんどのスピーカーで採用されている。デメリットとしては、バスレフからのダクト(通気口)は、完璧な逆相を作り出す事はできないので、わずにノイズとなって音を汚してしまう事だ。このように完全密閉式とバスレフ式は一長一短がある。高価だし大型で大きなスピーカーとなるが、完全密閉式はとても素直で澄んだ音がする。

 大半はスコーカーが担っている

 3ウェイスピーカーのスコーカーは中域を担当しているが、中域とは、楽器ではチェロやビオラ、クラリネットやオーボエなど、ほとんどのパートがそうだ。もちろんボーカルもスコーカーが鳴らしている。ウーファーはダブルベースやドラムなどの本当に低い音の時しか出番はなく、バイオリンも高い音以外はスコーカーが鳴らしており、非常に守備範囲が広い。だから各ユニットでのメインはスコーカーであり、サブとしてウーファーとツイーターがあると考えるとよい。

 2ウェイスピーカー

 2ウェイは低音用のウーファーと、高音用のツイーターの2つのユニットで出来ており、3ウェイでのウーファーとスコーカーの役割を1つで鳴らしている。ブックシェルフスピーカーは20センチくらいの物が多く、2ウェイで構成される。またバスレフ式で低音を稼いで、小さなスピーカーでも低音と中域をカバーし、2ウェイでのウーファーはメインで音を鳴らている。

 フルレンジスピーカー

 1ウェイとも呼ばれるが、1つのユニットだけでスピーカーをドライブする物だ。1発フルレンジと呼ぶ人も多い。2ウェイや3ウェイでは、スピーカー内に周波数に応じて音域を振り分けるクロスオーバーネットワーク回路が必要となるが、フルレンジスピーカーには複雑な回路は不要なので、とてもシンプルな構成だ。先にも書いたようにスコーカーは非常に幅広い音域をカバーしているが、フルレンジも中低域はそのままカバーできるし、高音域もそこそこカバーするようにできている。うまく設計できれば想像以上に高音質で聴くことができるので、その代がボーズだ。ミニスピーカーでありながら本格的に音楽を鳴らすことができる。

 以上簡単に各スピーカーのユニットと密閉式とバスレフ式の違いについても紹介した。

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オーディオの基礎 10 チューナーの基本的な事

2016-09-24 22:12:32 | オーディオ

 先日、チューナーを設置した話に大半の事を書いたが、チューナーの基本的な事柄を解説していく。

 FMとAM。電波の違い

 まずは電波の種類から話すと、FM放送とAM放送に大別できる。ものすごく大雑把に言うと、「きれいな音でステレオ放送のFM」と、「大半がモノラル放送で音質が今一つのAM放送」となる。またFMは1局か2局くらいしか放送していないが、AMはたくさんの局があり自由に選べる。FMは音楽向きで、AMはトーク向きであり、これは電波から来る周波数の特性が関係しており、FM放送は昔のアナログVHF放送と同じ仲間なのだ。テレビ番組の音の部分がそのままFM放送だと考えてよく、チューナーによってはテレビの音声が聴ける機種もあり、FMの延長線上にテレビがある。一方のAM放送は、仕組みはとても単純であり、鉱石ラジオという理科の実験のような簡単な装置だけで受信できるようになっている。また日中はごく限られた局しか受信できないが、日が落ちて夜になると遠くの地域にある局でも聞こえるようになる。これは夜間になると電離層が電波を反射するので、日中は聞けなかった局が聞こえるのだ。なお、AMステレオ放送が放送されているそうだが、対応チューナーを用意しなければならないので、あまり普及は進んでいないようだ。私もAMステレオチューナーを持っていないので聞いたことはない。

 FMチューナーはアンテナが必要

 まず、FMチューナーで受信する為にはアンテナが不可欠だ。ポータブルラジオでもアンテナを伸ばさなければ受信できないのはどれも一緒で、さらにFMでステレオ放送を受信させるためにはしっかりとしたアンテナを用意する必要がある。

 T型フィーダーアンテナ

 FM放送を聴く場合に手軽なのがT型フィーダーアンテナだ。FMチューナーを購入するとおまけでこのチューナーが付いてくるが、これは簡易的というか、とりあえず受信できるのを確認する為に付属しているもので、教科書には専用アンテナが不可欠と書かれている。これは私も基本的には賛成だ。FM放送は、先に書いたようにテレビのVHFアナログ放送と同じ帯域であり、テレビ放送で山影やビルにより映像が2重に映ってしまうゴースト現象が常に問題となっていた。電波塔から発せられた信号の他、山が反射して跳ね返った信号も拾ってしまう。だから映像の右側にうっすらと同じ画像が2重に映ってしまうのがゴースト現象だ。実はこのゴースト現象はFM放送にも起きている。具体的にはFM放送中ちいさなジュルジュルジュルとしう歪んだ感じのノイズが聞こえるなら、それはテレビのゴースト現象と同じもので「マルチパス歪み」と呼ばれるものだ。T型フィーダーの設置で十分なゲイン(アンテナから得られた信号量)を得られても、マルチパス対策が必須となる。

 八木式(やぎしき)アンテナ

 八木アンテナが抜本的な解決法となる。これは昔のアナログVHFアンテナと同じ物だが1.8メートルと一回り大きい。強電界、つまり近くに送信所がある場合では、2素子のアンテナで良いと思うが、ビルや山影に影響を受けている場合は素子を増やす必要があり、素子が増えるほど弱い電波を捉えることができる。あるいは反射がひどく、ふさぎきれない場合は素子を増やして別の山に向けてしまう方法もある。

 アンテナの基本としてはT型フィーダーと同じ構造の放射器が核となる。反対側の電波をブロックする反射器と、小さな信号を導く導波器の3つで出来ている。2素子のアンテナは放射器と反射器の2つで、より指向性を増すために導波器が増えていく構造だ。ちなみに私は昔、札幌のFM放送が聴きたくて10素子の超大型FMアンテナを設置した事があり、結局ほとんど札幌は受信することはできなかった。でも地元のFM放送はとてもクリアに受信することができた。

 チューナーについて、大まかに電波の違いとアンテナについてまとめてみたが、以前にも書いたように、ただの銅線が立派なアンテナの替わりとなる場合も多いので、まずはT型フィーダーをしっかりと張っておき、次に送信所の方角と反対側の山の関係を確認しよう。山がどれくらい影響するのかを考えて、八木アンテナを設置するののがベストなのだが、すでにテレビ用のVHFアンテナが設置されていて、地上デジタル放送に移行した後のVHFアンテナが遊んでいる場合は、FM放送へ方角を変えてしまうのも一つの方法だ。反射器しては全く機能しないが、放射器としては一応機能するので、場合によってはマルチパス歪みをかなり抑える事が出来る。テレビ線から75Ωの同軸ケーブルを分岐してFMチューナーと接続すればよいので、不要になったVHFアンテナを復活させてみるのも一つの方法だと思う。

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オーディオの基礎9 Windowsパソコンでグラフィックイコライザーを起動する

2016-09-20 18:57:05 | オーディオ

 グラフィックイコライザーは、それぞれの周波数ごとに細かく調節できる装置だが、実際の部屋で音楽を再生するときは部屋のクセがあるので、低音がら高音までフラットで再生できる環境はまずない。低音が不足していたり、高音が出すぎたりなど様々なのだ。グラフィックイコライザーがあれば周波数を細かく指定できるので、過不足をカバーできたり、好みのスタイルに合わせることができる。

 今回はWindowsパソコンの設定を変えてグラフィックイコライザーを呼び出してみようと思う。

 説明はWindows10で行うが、Windows7も基本的に同じなので、コントロールパネルを呼び出せばよい。

 

 まず[スタートボタン]を右クリックする。

          

  [コントロールパネル]をクリックする。

          

  ダイアログから[ハードウェアとサウンド]をクリックする。

          

  [サウンド]をクリックする。

          

 サブパネルが開くので「プロパティ」を押す。

          

  [拡張]のタブを開き、一覧から「イコライザ」を探してチェックを入れる。

          

 次に、設定の[…]の部分をクリックする。

          

 グラフィックイコライザーが表示されるようになる。後はそれぞれの周波数を任意に変更していけば良いのだが、お勧めの設定があらかじめ用意されているので、赤枠にあるように[▽]をクリックしてみよう。

          

 ポップ、ライブ、クラブ、ロック、低音など代表的な設定例があらかじめ用意されている。ここでは「クラシック」を選択することにする。

          

 これでクラシックが選択されたので[OK]ボタンを押して設定を完了させる。

          

 プロパティの変更が完了したので[OK]ボタンを押してダイアログを終了して作業完了。あとはずっとこの設定が保持されて、低音から中域である1kHzにかけて強調される。高音域は変化しない設定だ。

 このようにグラフィックイコライザーを有効にすることで、曲に合わせて設定を変えることが可能になった。説明はクラシックの設定で行ったが、ジャズやロックなどの好みの設定に自由に切り替える事ができる。ぜひ活用していただきたい。

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オーディオの基礎8 アンプの話

2016-09-19 01:43:41 | オーディオ

 今回はアンプの基本的な事について書こうと思う。よって音質が良くなるとか改善の話ではなく、普通に操作の事なんかを書いていく。

 まずはボリュームから説明しよう。

 写真は私のアンプなのだが、右寄りの一番大きいのがボリュームで音量を調節する。一番大きなつまみがボリュームであることを示しており、大音量を聴いた後は音量を下げておいたほうが良い。これは単純に後日聴いたときにビックリしない為の配慮だ。

 バランス 

 バランス(Balance)は左右のチャンネルで出力を調整するための物で、アンプのすぐ隣に配置されている機種が多い。モノラルレコードを聴くの最もわかりやすいのだが、歌謡曲もセンターが中心に聞こえるはずなので、中心よりもどちらかに外れて聞こえる場合は、バランスを動かして中心に聞こえるようにする。CDなど最近のデバイスを再生する場合は、センターにそろっていると思うが、スピーカーからの出力差など、いろいろな要因があるので、一度きちんとセンターが合っているかバランスを確認してみよう。

 インプットセレクター

 CDプレーヤーやチューナー、レコードプレーヤーなど、入力されたデバイスを切り替えるのがインプットセレクターだ。CDプレーヤーの再生以外にも、FM放送を聴いたり、昔ながらのレコードをかけるなど、セレクターを切り替えて交通整理を行っている。また再生以外にも平行して録音できるように「RECセレクター」が搭載されている機種が多く、通常はOFFにしておくが、録音時は任意のデバイスを選択することができる。RECセレクターを選択する事により、CDを再生しながら、FMチューナーで録音することも可能なのだ。RECセレクターを搭載しているアンプは試してみると良いだろう。ちなみに私のアンプはRECセレクターが無いため、インプットセレクターの選択がそのまま録音先となる仕様だ。

 treble と bass

 たいていのアンプには、トレブルとバスの2つのつまみがある。trebleはトレブルと読み高音を強調する。bassはバスと読み低音を強調する。トレブルのつまみを右に回すと高音が増していく。バイオリンやピッコロなどのかん高い音が増幅されるようになる。他方はバスのつまみを右に回すと低音が増すので、ベースがよりずしんと鳴り響くようになる。これら2つのつまみはトーンコントロール(Tone control)と呼ばれるもので好みに合わせて活用しよう。

 ラウドネスボタン

 多くのアンプにはラウドネス(Loudness)が付いており、これは音量が小さい場合には低音が増すようになっている。これはラウドネス曲線という計算式があり、それに基づいてアンプが補正してくれるものだ。スイッチをオンにすると低音が増すようになっている。これは「小さい音量」というのがポイントで、音量を上げていくと、低音不足が解消されていくので、大音量の場合は自動的に解消されるようになっている。余談だがラウドネス曲線は低音のほかに、高音についても補正すべきなのだが、実際には補正される事はなく、より影響が大きい低音についてのみ補正されるようになっている。

 夜間など大音量で音楽を聴けない場合は、積極的にラウドネスボタンを押すようにしよう。音質が悪くなるからという理由でラウドネスを押さない人を見かけるが、耳が半分塞がれた状態で高音質を求めようとする方が間違っていると思う。

 ダイレクトボタン

 ダイレクト(Direct)ボタンは、パイオニアのアンプでは一般的に搭載されているもので、トーンコントロールとラウドネスボタンを無効にしてしまう機能だ。このボタンを押すと音がとてもクリアになる。トーンコントロール回路の影響はかなり大きく、例えるなら景色を透明なビニールで覆うようなもので全体的にぼやけてしまうのだ。それとラウドネスボタンも無効となるため、おのずと大きな音量で流せる時にしかできないが、ダイレクトボタンをオンにすると、インプットセレクターからの信号を増幅するだけになるので、余計な色が付かないとてもクリアな音になる。ただ先に書いたように、ラウドネス機能は小音量で聴く際には必須だし、小音量だからこそトーンコントロールで全体的な音を調整する必要がある。大きな音で聴ける条件がそろった時だけ全開で聴けると考えば良いだろう。

 

 今回はアンプの基本的な使い方について話したが、一口にアンプと言ってしまったが、今回説明したのはプリメインアンプだ。インテグレーテッドアンプとも呼ばれる、ごく一般的なものだ。もう一つ、高級オーディオの部類になるが、プリアンプとメインアンプに別々の機械に分かれている物もある。インプットセレクターとトーンコントール回路などの微小信号を扱う「プリアンプ」と、大きな電力を担う「メインアンプ」の2つで、プリアンプとメインアンプが一緒になって働くようになっている。また、プリアンプはコントロールアンプ、メインアンプはパワーアンプとも呼ばれおり、呼び名が違うだけで、機能的には同じだ。

 そしてこれら2つの機能を一つにしたのがプリメインアンプとなり、機能を統合という意味でインテグレーテッドアンプとも呼ばれる。つまりプリメインアンプと呼び名が違うだけだ。

 

 本日の視聴

 さて本日はリヒャルト・シュトラウス 「交響詩」ツァラトゥストラはかく語りき」

 ズービン・メーター指揮。ユーヨークフィルハーモニック演奏の演奏だ。このCDにはムソルグスキーの展覧会の絵も収録されている。

 ツァラトゥストラ~といえば、映画「2001年宇宙の旅」だろう。実は、今回のトーンコントールの話で、重低音が聴きたくなり、真っ先に思ったのがこの曲だ。冒頭のコントラファゴットによるバタバタバタというか、ゴゴゴゴゴゴと地響きのように震える音。口径の大きなウーファーでないと地響きは聞こえてこないのだ。30cmを超える大型スピーカーを持っている人はぜひ聞いて欲しい。

 youtubeでツァラトゥストラはかく語りきで検索すると、カラヤンさんの演奏があった。ちなみにこのこの曲はCDを2枚持っているが、正直言ってよくわからないのが本音。そしてつい、「美しく青きドナウ」が聴きたくなってしまう。ちなみに映画「2001年宇宙の旅」はレーザーディスクを持っているが、エンドクレジットにはカラヤン/ベルリンフィルと書かれていた。ウィーンフィルの演奏はとても優雅に流れるが、ベルリンフィルはとても統制のとれたドイツらしい演奏となっている。

Youtube

 

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オーディオの基礎7 ピンケーブル。

2016-09-14 00:36:37 | オーディオ

 ケーブルの話の続きになるが、前回はスピーカーケーブルについて話したが、今回はピンケーブルの話だ。接続のしかたや、グレードによる線の違いなどついて紹介する。

 まずコンポを購入すると、アンプとCDプレーヤーを接続しなければならないので、ピンケーブルが必要になる。多くは1mのケーブルで接続しているのではないかと思う。

 まずCDプレーヤーの方から説明すると、基本は左右のチャンネルで端子が出ている。左チャンネルが白。右チャンネルが赤なので、ピンケーブルの白をCDプレーヤーの端子の白いジャックに接続する。同様にピンケーブルの赤いケーブルと、プレーヤーの赤いジャックに接続する。

 次はアンプのリアパネルには、PHONO、CD、TUNER、AUXなどずらっと端子(ジャック)が並んでいるが、その中に「CD」を見つけて白い端子と、CDプレーヤーから来た白のピンケーブルを接続する。同様に右チャンネル用に「CD」の赤端子と、赤いケーブルを差し込むと、アンプとCDプレーヤーが接続された。

 ちなみに「PHONO」はアナログレコード専用端子で、規格が違うので他の機器とは接続できない。「TUNER」はラジオ用であり、これはCDプレーヤーと規格が同じなので、仮にCDプレーヤーに接続しても問題なく再生できる。「AUX」は予備端子であり機器を増設した場合に接続する。

 

 ピンケーブル、ラインケーブル、RCAケーブル

 さて、今までピンケーブルとして話してきたが、オーディオではラインケーブルと呼ばれる事が良くある。実は呼び名が違うだけで中身は同じものであり、CDプレーヤーなどに「LINE OUT」と記載されている物が多いが、ピンケーブルの事であり、「LINE IN」や「LINE OUT」と書かれている機器がある時は「ピンケーブルとつなぐ」と思えばよい。余談だがたまに「RCAケーブル」と呼ぶ場合があるが、これもピンケーブルの呼び名が違うだけだ。昔、家電メーカーのRCAが規格を作ったので、世界的に普及したのだ。言葉の片隅に覚えておこう。

 

 不要に長いケーブルは問題がある

 先ほども書いたが1メートルのケーブルで接続する場合が多いが、本当はケーブルが短い方がノイズが抑えられるので有利なのだ。安いピンケーブルは単純に銅線を巻いただけなので、電磁波から受けるノイズは無防備なのでノイズを受けてしまう。

 グレードが高くなると銅線の外側にシールドを巻く事で電磁波の影響を減らしている。これはテレビのアンテナ線でよく見る同軸ケーブルと同じ構造であり、内側の芯線と外側には網線が囲まれていて、芯線が大切な信号を送り、側の網線でノイズを遮断する仕組みとなっている。良質なケーブルなのか、安いケーブルなのかの違いは、アンテナ線のように太いケーブルなのか、100円ショップとかで売られている細いケーブルなのかでおおよそ見分ける事が出来る。

 ピンケーブルは1メートルの長さが一般的だが、グレードの高い(高価)ケーブルは50cm用、1m用、1.5m用と売られているが、少しでも音の劣化を減らすために必要な長さのケーブルを選べるようになっている。「大は小を兼ねる」から長いケーブルを束にしている人がたまに見かけるが、これはオーディオとしては問題のある方法だ。だから不用意に長いケーブルは使わない方が良い。

 同軸ケーブルはピンケーブルに使えるのか?

 アンテナに良く使われる5C-2Vケーブルはホームセンターでも安く売られるが、プラグがあれば、はんだごてを使ってケーブルを自作する事が出来る。5C-2Vの芯線はとても太いので、電気抵抗が少なくて済むし、網線により外部からの電磁波を防ぐことができる。この場合はプラス極の芯線と、マイナス極の網線とつなぐわけだ。手始めとしてはとても安いし効果も期待できるので、工作が得意な人は、はんだごてとテスターで導通確認が可能なら自作してみると良いだろう。ただ、同軸ケーブルは、プラス側に芯線、マイナス側は網線になるので、行きと帰りの線が異なってしまうので、明らかにケーブルの特性がついてしまう。だからオーディオ用には芯線を2本にしたケーブルを使うのが理想だ。「RCAケーブル 自作」で検索するとキットが市販されているので、手ごろな価格でかなりグレードの高いケーブルを手に入れる事ができる。

 電磁波対策でアルミ箔は使えないか?

 細いピンケーブルしか無い場合で、電磁波の影響を防ぐためにアルミホイルを巻き付けては?と考える人は多いと思う。昔、私も実際にやった事があるが、結論から言うとほとんど効果が無く、トライガードテープのほうがはるかに効果があった。アンプなどを全体にアルミホイルでくるむと効果があるのかもしれないが、放熱の邪魔になるし、危険なのでやめておいた方が良いだろう。

 高いケーブルは本当に良いのか?

 ケーブルが違えばそんなに音が変わるのか?と疑問に思う人も多いだろう。「100円ショップのケーブルでもいいんじゃない?」と言われると一概にダメとも言えない。それで満足ならそれで十分だし、不満に感じたらグレードを上げていけば良い。見栄を張ってすごいグレードのケーブルを使っている人でも、歌謡曲しか聞いていないなら宝の持ち腐れなのだ。スピーカーケーブルの時に書いたように、私も一番最初は普通のケーブルから初めて、徐々にケーブルが不満になりグレードを上げていった。

 初めは長さ1mの普通のピンケーブルだった。

 その後、本格的にクラシック音楽を聴くようになり、ケーブルがとても頼りなくなく思えたので、ソニーの上位クラスのケーブルに乗せ換えた。

 写真は50cmのケーブル。現在は今のところ何も使っていない状態だ。グレードが上がったのではっきりと音質の改善を認識できた。他に1mケーブルもあり実際にサウンドフィールドプロセッサ用に使っている。やはり1mケーブルは使い勝手が良いのだ。

 その後オーディオ雑誌でオーディオテクニカのArt linkケーブルを知り、PC-OCCケーブルをずっと使用している。初めは50cmで8,000円くらいだったと思う。そして一番最後はスーパーPC-OCCのハイブリッドで1mで20,000円を超えていたと記憶している。音の立ち上がりが抜群に速くて透明なのだ。あのスピード感は他には代えがたいのでずっと愛用している。

 このように実際にケーブルの音を聞いてみて、必要性を感じれば高い買い物ではないと思う。

 

 さて、本日の視聴はモーツァルトのセレナード13番。アイネ・クライネ・ナハト・ムジークだ。

 

 イムジチ合奏団の演奏。

 

 このCDには13番以外にも、セレナード6番と、ディヴェルティメントが3曲収録されている有名な曲ばかりだ。

 Youtubeで「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」を検索してみると、カラヤン/ベルリンフィルの演奏が出てきた。こちらの演奏も素晴らしい。

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オーディオの基礎6 ケーブルの話

2016-09-11 22:33:09 | オーディオ

 これまでは、セッティングなどのお金をかけない方法を紹介してきたが、これからお金をかけて改善する話になる。

 やはりケーブルを変えるのが手っ取り早く劇的に音質が良くなるので、まずはスピーカーケーブルから始めよう。

 まずは付属のケーブルから

 ミニコンポなどを購入するとスピーカーに付属するケーブルがついてくるが、直径1ミリ程度の細いケーブルが付属していた時は正直言ってこれは良くない。とりあえず鳴ればいい程度のものなので、太いケーブルに替えるだけで劇的に変わるのだ。付属していたケーブルがどれくらいのクオリティなのか判断することにしよう。

 平行ビニールコード

 

 これはホームセンターなどに5メートルで600円くらいで売られているものだ。本来電源用のコードなので15アンペアに耐えられる太いケーブルになっている。先にも書いたが付属のケーブルが直径1ミリ程度なら、平行ビニールコードに替えると音が良くなるはずだ。このケーブルのメリットは、どこでも手に入る手軽さと値段の安さであり、一番最初の入門としてこれから始めるのもひとつの選択肢だ。

 なお、平行ビニールコードの多くは単色でプラスとマイナスの区別がつきにくいが、決して適当に接続しないでプラス側とマイナス側をきちんと見分ける必要がある。コードの片側にはメーカー名など何らかの刻印がされているので、刻印側を端子の赤色と接続すれば、左右のチャンネルで逆相接続になることがないので覚えておこう。

 OFCスピーカーケーブル

 平行ビニールケーブルは普通の銅線であり、線内部の不純物が多いため音質に悪影響が出る。そこでオーディオ用としては無酸素銅線のOFCケーブルが一般的だ。入門としてはこれから始める人が多いと思う。スピーカー専用ケーブルで平行ビニールコードと同等かそれ以上の太さのケーブルを選ぼう。細いケーブルは電気抵抗を高めるので無酸素銅線だとしても使わない方が良い。オーディオ専門店に行くと各種のケーブルが売られており、1メートルあたり数百円の安い物から、1万円を超えるケーブルもたくさんあるが、ここで重要なのは現在の状況を確かめる事だ。もしミニコンポを持っているだけだとしたら、高価なケーブルを選ぶのはオーバースペックとなる。一般的なコンポの場合でも、最初は3,000~5,000円くらいのケーブルで初めてはどうだろうか。もう少し予算があるなら、1メートルあたり1,500円くらいのケーブルを選ぶと当面は良いのではないかと思う。

 私の過去のケーブルはこのようだった。

 ソニー製のOFC防振処理コードで、元は5メートル2本セットだった。確か4,000円くらいだっと思うが、現在はもう売られていないようだ。このケーブルの出来はかなり良くケーブルが硬くてしなやかでない。ケーブルに受ける振動は内部で発電が起きてしまい、プレーヤーの信号にノイズとなって加わってしまうのだ。だからケーブル自体が振動をふせぐようになっている。このケーブルが主力で使われていたのは半年間くらいだと思う。その後より高性能なケーブルに替わり、サラウンド用のスピーカーとしてだいぶ活躍してくれた。

 ソニーのケーブルから次に変えたのが、オーディオテクニカ製のケーブルだった。今はもう製造されていないらしいが、単結晶銅のPC-OCCケーブルで、私はとても気に入っている線だ。確か1メートル3,000円くらいで売られていたと思う。なお以前も書いたが私のケーブルはトライガードテープを2重巻きにして、上からブチルゴムを巻き付けているので写真のようになっている。

 あと写真をみてほしいが、実は銅線が内側と外側の二重構造になっており、低域と高域の特性の違いで2種類の銅線が使われている。2本の線にみえるがこれだけでプラス側であり、マイナス側にも同じように2種類の銅線になっていて、1本のケーブル内には4本の銅線でセットになっている。このケーブルも1年くらい主力で働いてくれたがこのケーブルは現在使用していない退役状態だ。

 次にケーブルを入れ替えたのが現在使用しているもので、SuperPC-OCCが発売されたのを知りすぐさま買い替えた。確か1メートル1万円くらいだったと思う。3m×3mのケーブルとなり高いケーブルを買った強い印象がある。SuperPC-OCCは、従来のPC-OCCと複合されたハイブリットケーブルで、先代ケーブルと同じように2重構造で低域と高域に特性を合わせたケーブルだった。さらに全体にチタンシースを練りこんであるので、電磁波の遮断を同時に行ってくれるというスグレモノのケーブルだ。いまでもあのケーブルを買ってよかったと思っている。

 私の場合は安物のケーブルから段々とグレードの高いケーブルへ買い替えていった。ケーブルを変えたことにより、それまで聞こえなかった世界が広がったのが面白かった。ゴトゴトと団子のようになっていた一塊が、実は細かく繊細なものなんだと気づかされる。面白いと同時に一流の演奏が聴きたいという願いでやっていたと思う。

 だからオーディオは面白く、奥が深いのだ。

本日の視聴

 先日、同僚がFacebookの投稿にStar Size Comparison 2というのを紹介していた。それを見て1980年のコスモス(COSMOS)を思い出した。あの番組は見ていたし、実はMusic of COSMOSとしてレコード店で売られていたので持っている。Youtubeで探したが一部にCarl Sagan - The Music of the Cosmos Television があった。全曲聴きたいところだが、レコードには40分くらいのいろいろな曲が録音されていたが、現在レコードを聴くことができないので、やはりレコードプレーヤーがほしいところだ。

 というわけで、宇宙つながりでホルストの「惑星」だ。

 グレートコンポーザーから、ホルスト。組曲「惑星」。

 小澤征爾指揮。ボストン交響楽団の演奏だ。

 木星は何年か前に歌としてヒットしたそうだが、経緯とか全然知らないし歌に興味ないし…。

 昔から惑星の曲は好きだ。特に金星とか海王星などの静かで美しい曲が好きだし、土星は重厚な感じが良い。

 火星や木星だけでなく、全曲を通してぜひ聴いてみてほしい。

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