Fishing-gate 乃村弘栄の日記

 琵琶湖 ミックバスクラブ内 レンタルボート 「フィッシングゲート」乃村の日記です

アカメ釣行記 2

2014-05-22 06:32:52 | Weblog

 「知らない天井だ」

 どうやら知らぬ間に温泉の休憩所で寝てしまっていたらしい 

 出船は22時予定

 この日は22時が満潮 そこから下げてくる時間が狙い目





 出船まで時間があったので

 ひろめ市場で〔藁焼きカツオの塩タタキ〕を食べる

 前回来た時に初めて食べたのだが

 ここの藁焼きのカツオのタタキを食べると 他のカツオのタタキを食べても美味しく感じなくなった

 それぐらい私には美味しい





 カツオで舌鼓をうっていると 一本の電話が 船長からだった

 どうやら前日の夜 別の船が上げ潮のタイミングで一本釣ったらしい

 出船時間を20時に早めた






 急いで現場へ

 船長と二年ぶりに再会

 船長「なぜここにいる?」

 乃村「僕はこの船にのるアングラー 乃村弘栄です!」

 と、そんな会話もなく 出船





 正直私は船でのアカメ釣りが嫌いだ

 理由は 同じ橋脚に永遠ルアーを流しこむ というパターンもクソもへったくれも無い釣りだから

 もちろん明暗部へのトレースの仕方や潮の強さに対してのルアーセレクト等 技も必要にはなってくるのだろうが

 私にとっては 我慢大会にしか思えない

 まぁ Mだから いいんだけどさ♪

 釣りを開始

 船長から

 「アッチで掛けたらコッチにまわして」とか
 
 「掛けた瞬間だけ寄せれるから 強引に寄せて」とか

 掛けてからの事を色々アドバイスをいただくが

 掛かる事が奇跡の魚

 とりあえず 掛けたいです 掛け方教えて下さい!とか思いながら

 モクモクとキャストを続けた

 完全無のまま22時となり

 下げ潮開始
 
 すると

 それまで静寂だった水面が急にザワつき始めた

 所々でスズキであろう魚がベイトフィッシュを補食しだした

 そして時折 スズキの補食に混じって アカメの補食音がする

 なぜ解るかって

 スズキは バシャ って補食音をするが

 アカメは パァーン って補食音をするらしいので

 補食音が全然違うのだ

 ついに時合か 

 〔夢の魚〕 〔幻の魚〕

 アカメが自分のすぐ近くにいる

 緊張で

 キャストをする手にも力がはいる

 緊張しずきてルアーを橋脚にぶつける 壊す 

 が、前回は多かったが

 今回はほとんど無かった

 前回来た時より 私も成長している

 アカメとの決着をつける為 ほとんど休憩無しでキャストを続けた

 途中 船長に

 乃村「僕なんか間違えてます?」
 
 船長「いえ 間違えてません」

 乃村「僕ヘタですか?」
 
 船長「いえ 完璧です」

 と、会話をしながら試行錯誤

 が

 何も起きない

 時計を見ると時刻は3時をまわっていた

 冷静に計算すると 28時間中18時間 竿を振っていた

 こんな竿を振っていた事 今まであったか? と、思う程キャストし続けた

 正直 心も体もボロボロだった

 逃げちゃダメだ

 逃げちゃダメだ

 逃げちゃダメだ

 逃げちゃダメだ

 逃げちゃダメ

 逃げちゃダ

 逃げちゃ

 逃げち

 逃げ

 逃

 …

 …

 逃げました

 4時になり諦めました

 今釣行 アカメらしいアタリは一度もありませんでした

 完全敗北です

 幻は幻のまま 今釣行を終えた

 強すぎるよ アカメ

 

 

 アカメにありがとう

 高知にサヨウナラ


 
 また来るよ

 必ず

 釣るまで

 来るからな!