
今回はこれまでとは違った旅、と言うほどのこともありませんが、目的地を転々とする旅ガラス型から一箇所に腰を据えて放射線状に動く居候型に変更をしました。
もちろん熊本から見た人吉、菊池のように上手くはまる土地柄だったことが幸いをしたわけで、今後の全ての旅に当てはめられるやり口ではありませんが、大きな荷物を持って右往左往することから解放をされたことで負担が大きく減りましたので、着実に年齢を重ねる自分にとっては見逃せないポイントです。
8泊をしながらも那覇と石垣島で3泊、鹿児島で2泊、そして熊本で3泊と同じホテルにこれだけ泊まったのは初めてのことで、それなりの弊害もありましたがそう悪くもありません。
そして何よりこれまでに比べれば時間をかけて記憶と記録に残る史跡巡りのスタイルに変えたことで、量よりも質へと舵を大きく切った第一歩になりました。
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その一つのきっかけとなったのは、前回の沖縄旅行から導入をしたキャリーバッグです。
ちょっとしたスーツケースぐらいの大きさがありながらも布製ですので軽く、しかし型崩れをしないような芯がしっかりと入っていますので中身がすかすかでも見栄えは悪くなく、またキャスターも付いていますので荷物が増えて重くなっても動きに与える影響は軽微です。
とにかく帰りのおみやげも含めて一つのバッグで片付けたいとの思いで大きすぎるかと思いながらも踏ん切りをつけて購入をしたのですが、二段構造になっていますので着替えを出すために上の荷物を引っ張り出す必要もなくなりましたし、万が一の予備でもう一つ買っておこうかと思うぐらいの優れものです。
ただ難点はこのサイズが入るコインロッカーを探すのが困難を極めることで、その沖縄では那覇バスターミナルのコインロッカーは幅が微妙に足りずに中身を出してぎりぎりに入りましたが、その後にこのキャリーバッグが入るサイズのコインロッカーを見たのは今回の東京シティーエアターミナルの特大タイプ700円が初めてでした。
コインロッカー難民で無駄に時間を使いたくないこと、チェックアウト後も荷物を預かってくれるホテルが意外に多いと気がついたこと、これらの理由からホテルを拠点に動くメリットに目覚めたとは言い過ぎかもしれませんが、移動時間と交通費の無駄を補って余りある居候型を今後も多用しようと考えています。
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例によって乗車駅、降車駅の写真ですが、重複をしたものは省いているためにちょっと分かりづらいかもしれません。
会社帰りともなればT-CATからリムジンバスで羽田空港に移動をするのがベストチョイスで、初日はそのルートで那覇空港まで出ての一泊です。
二日目は朝一番で那覇空港から石垣空港まで飛んで、そこから10分ほどのバス停で降りて荷物をホテルに預けての石垣島観光は自転車で島内を走りまくり、三日目と四日目も自転車で石垣島マリーンズボールパークをうろちょろとしてのキャンプ見学のはずが、残念すぎる雨で行動範囲が狭まったのは誤算でした。
四日目の夜に石垣空港から那覇空港を経由して鹿児島空港に飛び、リムジンバスに乗って一時間ほどで鹿児島中央駅に到着、ほど近いホテルが鹿児島での拠点になります。
そして五日目は列車で川内まで出て、そこから自転車で薩摩川内市総合運動公園まで移動をしてのキャンプ見学で、それなりに距離があったので雨ではなく雪で助かりました。
川内から肥薩おれんじ鉄道での野田郷は史跡巡りのスタートで、六日目は鹿児島市内を自転車で駆け巡り、夜に九州新幹線で熊本まで移動をして七日目は熊本市内をこれまた自転車での城巡り、墓巡りは毎度のことで、興味のない方には理解のできない嗜好かもしれません。
八日目は天気を心配しながら熊本から人吉、そして熊本に戻る途中での八代でしたが幸いにも雨には降られず、しかし最終日は朝からの雨模様でさすがに20キロ超の自転車での移動は断念をしてバスで菊池温泉までは一時間強、熊本に戻ってからはその足で宇土に移動をしての雨の中での最後の史跡巡りで締めくくり、夕方に熊本空港までリムジンバスに揺られて最終便で羽田空港、品川を経由して船橋にたどり着いて長い旅が終わりました。
比較的に狭い範囲をこちょこちょと動いたことで、無駄な往復も片道一時間程度でしたので大勢に影響はなく、これが快晴であればじりじりとしたのでしょうが、数少ない晴れ日は石垣島内、鹿児島市内、熊本市内と全日を自転車で過ごしたのでそういう苛立ちもなく、大成功なプランニングだったとは自画自賛です。
大きめの都市が多かったことでレンタサイクルを借りるのも容易でしたし、来月に予定をしている日向路でもこうありたいものです。
とにかく自転車であれば時間を気にする必要はありませんし、カーナビを使うことで道に迷うこともなく、車とは違って小回りが利きますのでこれ以上のアイテムはないでしょう。
今後に旅に出る機会がありましたら是非とも自転車の活用をご検討くださいと、自信を持って強くお奨めします。
【2012年2月 南九州、沖縄の旅】
南国放浪記
南国放浪記 旅情篇
南国放浪記 キャンプ篇 石垣島の巻 下見の章
南国放浪記 キャンプ篇 石垣島の巻 初日の章
南国放浪記 キャンプ篇 石垣島の巻 二日目の章
南国放浪記 キャンプ篇 薩摩川内の巻
南国放浪記 史跡巡り篇 鹿児島の巻 鹿児島城の章
南国放浪記 史跡巡り篇 鹿児島の巻 福昌寺の章
南国放浪記 史跡巡り篇 鹿児島の巻 南洲墓地の章
南国放浪記 史跡巡り篇 熊本の巻 熊本城の章
南国放浪記 史跡巡り篇 熊本の巻 本妙寺の章
南国放浪記 史跡巡り篇 人吉の巻 人吉城の章
南国放浪記 史跡巡り篇 人吉の巻 願成寺の章
南国放浪記 史跡巡り篇 八代の巻
南国放浪記 史跡巡り篇 菊池の巻
南国放浪記 史跡巡り篇 宇土の巻
南国放浪記 グルメ篇
南国放浪記 スイーツ篇
南国放浪記 おみやげ篇
2月の沖縄は天候面で失敗するリスクが高いことを身にしみて感じたので、来年は1泊2日で鹿児島にしようかと思ってます。
レンタカーでもいいのですが仰せの通り小回りが利かないので、自転車で行けるならばそれに越したことはないのですが…?
宿はなるべく同じホテルの同じ部屋になるようにしています。
大阪で仕事があってもホテルは神戸にしています。
仕事場の近くに行くには必要最小限の物を小分けし、通勤バッグ以外は持たないようにしています。
ホテルを基地にして、移動は通勤スタイルで出張を乗り切っています。
さすがに大阪→名古屋への移動は全てを持って移動します。
規準はホテルのフロントに聞いて決めています。
ホテルは情報の収集源としても便利ですよ。
しっかりと時間を計ったわけではありませんが、1時間はかかっていないはずです。
レンタサイクルは川内駅の改札を出て左側の出口、たぶん西口だと思いますが、そこの階段を下りて左手の物産館みたいなおみやげ屋さんで無料で貸してくれます。
9時からですが少し前に貸してくれて、それで薩摩川内市総合運動場で最初に撮った写真のタイムスタンプが9:43でした。
距離的には6キロ程度ですので、たぶん40分程度ではないかと。
ただカーナビを使っても迷った五叉路がありますし、行きは緩やかながらもかなり長い上り坂、そして運動場直前の急な坂がありますので、雪ではなく雨だったらお手上げだったかもしれません。
天気が良ければ気持ちのいいサイクリングになると思います(笑)
>パンテーラさん
やっぱり大きな荷物はホテルに置いて動きたいですよね。
多少の動きの無駄を補って余りあるメリットだと思います。
広い範囲を動くときはさすがに無理ですが、今後はゆとりの旅を心がけて居候型に徹しようかなと。
まずは次の宮崎です。