今年は降水確率が高かったりビジター応援デーに被ったり、いろいろと言い訳をしつつ船橋にも習志野にも鎌ケ谷にも行かないままにシーズンが終わるところでしたが、さすがにそれでは寂しいので一念発起、往復3時間をかけて初のスカスタ、横須賀スタジアムまで足を運んできました。
それなのに、それなのに、先発が唐川で大嶺祐、阿部、大谷、金森と一軍でも見られそうな継投にはガッカリ、もうちょっと違った顔が見たかったとは個人的なわがままです。
まあ川満はQVCマリンで見ることができそうですし、あとは宮崎に吉原、信樂ぐらいか、やはり早々に大幅な血の入れ替えが必要そうです。
その唐川は5回5安打1失点、相手が二軍ですのでもっと上から目線で力押しのピッチングをして欲しかったのですが、どちらかと言えば「かつて」の唐川に近かったです。
若手には変化球で翻弄をしたもののロマックに一発を浴びるなど、一軍半クラスにはそれなりに強い打球を打たれていました。
ストレートは140キロ前後、阿部が144キロを出していましたので横須賀スタジアムのスピードガンが厳しいわけでもなく、数字だけではなく見た目も迫力はありません。
それは大嶺祐も同じでかわすスタイルに面白みはなく、一軍の苦境をとりあえず置いておけば推薦をするような状態とは思えませんでした。
誰か一人を、であれば大谷>唐川>阿部>大嶺祐>金森といったところか、大谷はまずまず腕が振れていましたので高野と入れ替えでの昇格がありそうです。
ロッテファンの期待を一身に背負う大村コーチ、しかしなかなか新しい芽の息吹は感じられません。
そもそもの素材不足の問題もあるでしょうし、育成などは一朝一夕でどうこうなるものでもないのでしょう。
この日の練習風景を見た感じでは山下監督との関係が今ひとつ微妙で、個別指導が山下監督、大まかな方向付けが大村コーチのようにも見えたのは気のせいか、普通に考えれば逆だと思うのですが、ボールをトスしながら一球毎に声をかける山下監督に、打撃ゲージの後ろで見守る大村コーチ、といった感じでした。
それにしてもこのスタメンは酷い、捕手の寺嶋がレフト、内野手の大木がライトを守って本職は加藤のみ、涙がちょちょ切れます。
サブローが引退を表明して、伊志嶺はまた怪我でもしたのか姿を見せず、そもそも外野手は頭数が足りていないのですが、脇本が恨めしそうにボールボーイをやっていたのが印象的で、かつての岡田のように隙あらばベンチから出てバットを構えてのアピールをしていましたが、しかし守備固めだけで打席での出番はありませんでした。
それでも大木は決勝タイムリーを含む2安打1盗塁と打撃でアピールをしたもののステレオタイプ的な俊足巧打のイメージからすればスイングがやや大きいかなと、まずまず器用に守備もこなしていましたが、このままでは便利屋で使い潰されそうな不安があります。
寺嶋はバットの振りが鈍く打撃優先で無理に使いたいような雰囲気はなく、試合前にはどこぞで見たコラムでやたらと寺嶋を買っているようにも思える福澤コーチと長々と話をするなどして捕手を諦めたわけでもないでしょうし、外野手としての打球の追い方も完全に素人で加藤に頭をはたかれていました。
期待をしていた平沢、香月一はボールを手元に引き付けられずに手打ちのバッティング、今日はたまたまだったのかもしれませんが、今季はこのまま浦和で終わりそうです。
高濱が守備について走塁も普通にこなしていましたから、こちらはそろそろ大嶺翔との入れ替えがあるかません。
ナバーロは論外、相変わらずに初球を打つ気なしの見送り、打球を捕ってから一拍も二拍もおいての送球でぎりぎりのアウト、凡打にちんたら走り、数字は残せていますが「本人のやる気次第」と伊東監督の設けたハードルを越えているとは思えず、また越えようとしているようにも見えませんでした。
デスパイネの去就が怪しいだけに球団は保険でナバーロの残留を考えているのかもしれませんが、今のままでは保険にもならないでしょう。
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◆9月17日(土) DeNA−千葉ロッテ20回戦(ロッテ14勝6敗、13時、横須賀、1,656人)
▽勝 唐川 9試合5勝1敗
▽S 金森 48試合2勝4敗17S
▽敗 ペトリック 12試合4勝3敗
▽本塁打 ロマック10号(唐川)
▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、大嶺祐、阿部、大谷、金森—吉田
DeNA ペドリック、福地、小林寛、長田—黒羽根