勝ったとか負けたとか、それ以前の問題です。
またしても山川にアーチを食らっての6本目、これが20本以上も打っているのであれば相性と片づけるのもよいですが、10本中の6本ですからもう異様としか言いようがありません。
ホームランだけではなく満遍なくヒットを打たれて対戦打率も.344、他のチームとは楽天戦の.214が最高で軒並み1割台なのですからその異様さが際だっているのが分かります。
誰かが突出して打たれているのではないのですからこれはチームとしての問題、一義的には打たれた投手が悪いにせよ、スコアラーは的確な情報を上げているのか、投手コーチ、バッテリーコーチ、そして投手、捕手の分析、またコミュニケーションはとれているのか、再点検、見直しをすべきでしょう。
交代をした選手のところに打球が飛ぶ、と同じく印象論かもしれませんが内川、今宮、柳田、江川、田中、糸井、伊藤、ウィーラー、アマダーなどロッテキラーが多すぎるような、伊東監督には「同じやつに」と愚痴るだけではなく、組織として対応をするためのリーダーシップの発揮をお願いします。
試合は無残なものでした。
関谷は引き続き軸となるストレートにキレが無く、ルーキーイヤーの疲労蓄積であろうところでの中5日ですから下り坂の背中を押してしまったような、金澤がチェンジアップと見せかけてカーブ、スライダー、かと思えばチェンジアップと苦心惨憺なリードも五回に捕まっての6失点KOです。
苦しい台所事情ではありますが1回飛ばして休ませたいぐらいで、それとも大卒社会人経由なのですから負荷を与えて伸びしろを引き出すか、悩ましくはあります。
後を継いだ木村もピリッとせず残暑の中で首元だけは涼しかったか、次があればもっと攻めの姿勢を出さないと同じことの繰り返しでしょう。
打線は大嶺翔が連日のマルチヒット、福浦じゃないのかよの根元もこれまたマルチヒット、相性を考えての起用もまずまず、しかしクリーンアップがノーヒットに4併殺、走塁ミスの嵐ではベンチも鼻高々とはなれず、挙げ句に菊池に完投を許して肘井の出番はなし、淡々と、淡々と負けたといった感じです。
金澤の頑張りに田村が復帰をしても即スタメンとしなかったことが収穫か、明日は摩訶不思議な土曜の休日、週が明けても歯抜け日程で疲れた面々が立て直すにはいいタイミングですので、サブローウィークに向けて心身ともにリフレッシュを、自分もねじを巻き直します。
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◆9月9日(金) 西武−千葉ロッテ24回戦(ロッテ13勝10敗1分、18時、西武プリンス、22,191人)
▽勝 菊池 19試合11勝5敗
▽敗 関谷 15試合5勝5敗
▽本塁打 山川10号(関谷)
▽バッテリー
千葉ロッテ 関谷、木村、高野—金澤、田村
西武 菊池—炭谷